遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

スモモが色づきはじめました

2022年06月17日 | ものぐさ有機農業

今年、出来がイマイチの梅を収穫してみれば、5㎏強ありました。これで何とか、一年分の梅ハチミツと梅ジャムを作れそうです(不足分は、柚子ジャムで追加予定)。

梅が一段落したので、類似種であるスモモはどうかとのぞいてみました。

故玩館向い、中山道沿いの畑の端にあるスモモの木です。

相当古い樹で、私が物心ついた頃にはもう大木でした。100年位の樹齢があるかもしれません。

あまりに大きいので、5年前、庭師さんに三分の一に伐り詰めてもらいました。

こんなに伐ったので枯れるだろうと思っていたのですが ・・・・

毎年、サルノコシカケ、数本と

スモモの実をたわわにみのらせます。

まだ、色づき始めたばかりです。

 

樹が大きいのであまり目立ちませんが、このなり具合だと、例年通り、バケツに5杯ほどのスモモがとれます。あちこち捌くのに、また、宅配便代金がかさみます(^^;

驚いた事に、木を伐る前よりも、ずっと良い味のスモモになりました。こいう木は、どんどん剪定するのが良いのですね。

木漏れ日の下でスモモを眺めていると、思わず抒情詩人の気分になります(^.^)

すももの蒼さ身にあびて
田舎暮しのやすらかさ
けふも母じやに叱られて
すもものしたに身をよせぬ
         (室生犀星「抒情小曲集」)

修正歌:

    「母じゃ」⇒「奥方」 (遅生「叙情小心集」)

 

せっかくですから、いくつか実をつんで、まずは試食。

現川焼の小皿(江戸の品のつもりで(^.^)に盛り付け。

うーん、これならどんな器でも同じですね(^^;

ならば、初夏向きに昭和ガラスの小皿で。

甘酸っぱい少年時代がよみがえります(^.^)


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10 コメント

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Unknown (tkgmzt2902)
2022-06-17 19:54:16
スモモとあんずとプラムの違いがいまだにわからず、木になっているのを見たことがありません。
だから憧れなのです。
店頭ではプラムとして買いますがちょっと甘すぎて、酸味の効いた実を木からもいで食べてみたいです。
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遅生さんへ (酒田の人)
2022-06-17 21:26:33
スモモの木もあるんですね~
実はワタシもスモモがなっているのは初めて見ました
梅は家にありましたし、アンズは隣の家にあったので
ごく普通にみていたんですが
こんな感じなんですね、勉強になりました。
ちなみにワタシは酸っぱいものが大好きだったりします。
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tkgmzt2902さんへ (遅生)
2022-06-17 21:30:50
私も違いがわかりません。ただ、昔からスモモといわれてきたので、何の疑いもなくすももと思ってきました(^^;
この木になるスモモの味は、ずーっと何十年も水っぽぽいままでした。

それがどういうわけか、大伐採をした後は、別物のように美味になりました。甘さと酸っぱさのコンビネーションが絶妙です。
こんな事があるのですね(^..^)
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酒田の人さんへ (遅生)
2022-06-17 21:48:53
果物好きなので、いろいろ果樹を植えてきました。伊万里と一緒で、流行廃りがありますね。
キーウィーは30年ほど前、大流行して、どの家にもあったのですが、今はウチも含め、どこにもありません(^^;
スモモも、ずっと昔に流行った時があったのでしょう。たまたま、ウチもだけが残った(^.^)
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食べた~い (ミルク)
2022-06-17 22:06:55
おお~!
おいしそ~。
すもも大好き人間です。酢っぱければ
酢っぱいほど 大好きで~~す。
子供のころ家に,超酸っぱいスモモの木がありました。
そこから好きになったかもです。
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ミルクさんへ (遅生)
2022-06-18 05:45:02
こういうB級の果物は、なぜか郷愁を誘いますね。

みかんでもそうですが、今はもう品種改良が進んで、顔をしかめるほど酸っぱいものは皆無です。妙に甘かったり、可もなし不可もなしの味だったりして、優等生ばかりです。
その点、スモモはワイルドなままですから、自然をいただいているという感じですね(^.^)
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Unknown (クリン)
2022-06-18 08:35:18
こがんかんに行く時はすももシーズンをねらって参りますね!!🐻(うちのチット、すもも系大好きなんです💛ちせいさま、お友だちに配る分をかくしておかないとチットに全部とられてしまいますのでご用心を・・)
ちせいさまの甘ずっぱい少年時代のお話、ききたいです♪🍀🍀✨✨
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クリン (遅生)
2022-06-18 09:41:33
莫大な量ですから、チットさんでも、消費しきれないでしょう・・・・たべてもたべてもスモモ(^.^)

スモモの季節は梅雨、そうアジサイの季節でもありますね。
スモモもアジサイも、じめじめした草叢の中。
遅生の(&チットさん?)甘酸っぱい思い出も草叢の中(^.^)

あまりに草茫々だと蛇さんがいてもわからないので、この頃は草刈りマスオになって、草退治をしています(^^;
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遅生さんへ (Dr.K)
2022-06-18 19:01:35
梅も5kg強の収穫があっては、まずまずの収穫でしたね(^_^)

大きなスモモの木があるのですね!
しかも古木なのに、ますます元気な木なんですね(^-^*)
例年、バケツに5杯ほども採れるのですか!
大幅に剪定しても元気なんですね。それに味も良くなったのですか!

江戸期の現川焼は珍しいですよね(^_^)
ホント、夢かウツツかですものね(^_^)
以前に紹介済みでしょうか、、、?
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Dr.kさんへ (遅生)
2022-06-18 19:16:43
スモモは日持ちしないので、採れ出したらもう大変です。一度ジャムにしてみたのですが、味が薄いのでイマイチでした。
ドライフルーツにするのが一番かと思いますが、この季節、雨ばかりで干せません。
スモモ喰いマシーンになるより外ありません(^^;

この現川焼小皿は近現代の作です。江戸の物だったらいいのになぁ、というg願望を込めて、「現川焼の小皿(江戸の品のつもりで)」としました(^^;
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