堆朱ではありませんが、朱塗の漆器ですので、ここで紹介します。
29.9㎝ x 22.7㎝x 4.7㎝。昭和。
蓋(右)と左の朱箱に分かれます。
さらに、左の箱は蝶番で二つに合わさっています。
中には、脚が四本。
クサビ型の合せ部を差し込みます。
ピッタリとはまります。
他の脚をつければ、
猫脚のテーブルのできあがり。
先ほどの蓋をのせれば、完成。
幅45.8cm、奥行き28.2cm、高さ25.6cmの大きさです。
これは花台ですね。
「花台なんていくらでもあるのに!」と文句を言われました。ごもっとも。活花好きのご先祖様がわんさと花器を残していて、今さら花台でもないのですが、昔の物は唐木の物がほとんど。もう少しモダンで使い勝手の良い品がないものかと探していたところ、いきつけの骨董屋で見つけました。
平たい弁当箱のような箱が、花台に変身するのも面白い。
実は、陶胎七宝大花瓶を飾りたかったのです(^.^)
目の良い方はお気づきかも知れません。透明テグスを花瓶に掛け、四本の脚に固定しています。せめてもの地震対策です。
故玩館に数多ある脆いモノのうちで、まがりなりにも対策をしてあるのは、この品だけです。あとは、運を天にまかせて(^^;
でも、この品も、花台ごと転がったらオシマイでしょう。
「テグスで固定」も「手薄で怖い」(^^;
早速、先日ブログでご紹介したPC画面の拡大鏡(私の場合はタテ4㎝×ヨコ6㎝程度に設定)を利用してみると、しっかりテグスによる固定が確認できました。
震度4程度はかなり経験していますので、その程度の地震なら全く心配はなさそうです!
当地は、明治に、観測史上最大といわれる震度の濃尾震災が直撃した所です。そうなったら、何をやってもダメですね。運頼みしかありません(^^;
なるほど、PC拡大鏡は虫メガネなのですね。ネットオークションに出品される品をこれでチェックします。これまでは、画面全体を拡大していました。とても不便でした(^^;
厚みも出ずにいいですね。
畳まれている姿からは こんなに立派な花台になると想像できません。
釘も使ってないようですし こんなにぴったり合って長年狂わずにいるには
腕のいい職人の手で作られたものでしょうね。
西洋家具のネコ脚のテーブルやイスは 置いて似合う部屋が家にないからか
あまり興味もないですが この花台はとても好きです。
組み立て式の物は、大体この形式のはめ込みです。でも、少しぐらつきます。安定度を増すためには、はめ込み部への力のかかり方が、逆猫型の方が良いのかも知れませんね。
なかなか凝った、丁寧な作りで、色合いもいいですね(^_^)
陶胎七宝大花瓶との大きさのバランスも良い感じですし、なにより、陶胎七宝大花瓶が引き立ちますね(^-^*)
美術館のものよりも更に立派に見えますね(^_^)
ちょっと花瓶の方が大きすぎるかもしれません。花台はまだいろいろあるので、月代わりで試してみましょうか。でも、その度にテグスで固定するのも大変ですから、やめておきます(^.^)