先回に続いて、『大志んぱん どん字づくし』の2列目、4文字です。
【産】の字の横棒3本がありません。
読みは、「はらミ女の九月め」。
そのココロは、「三があると産(うま)るる」
【向】の口がない漢字。
読みは、「奉公人の口入や」
そのココロは、「向なく 口があらふ」
「向き不向きなく、奉公する先があるだろう」ということでしょうか。今一つ、わかりません。
これは難しい。自信がありませんが・・
【平】の半分の字。
読みは、「ハモの半平」だと思います。
「はもの」は、端物、刃物ともかけているのでしょう。
右の男が、「とんとこ とんとこ と」包丁で細かく切っています。ハモの骨切りを兼ねているのでしょう。
左の男(子供?)は、すり鉢、すりこぎで(魚の身を)すり身にしています。横に書かれている文字は、わかりません。ゴシゴシなどの擬音語だと思うのですが。
【十】の字です。
読みは、「点うちや千(せん)」
寺子屋で、帰ろうとしている子に、もう一人の子供が「それてんうちやせんと」と言っている場面でしょう。点うちとは、書きとめた文の大切な所に、圏点をうつことだと思います。今でいえば、赤線引き。
こんな具合で、わからない所だらけです。ブログ諸氏からのサポートお願いします。
次回の予定。4種です。
それにしても、このようなことで遊んでいたんですね。
江戸時代の庶民は、相当な識字力の持ち主でしたね。
国吉などのだまし絵、判じ絵に通じますね。こういう遊びで憂さ晴らしをしていた江戸時代の人たちのセンスは相当のものですね。少なくとも、現在のわれわれよりは、余裕がありそう(^..^;)
「半片、半平」はハンペンと読み、あの紀伊国屋のハンペン。ハモが原料。
包丁で荒く叩いて、すりこぎで摺ることは今でもありますけど。
こだわるけど、料理の分野だから(-_-;)
そういう人へも、当時楽しめるものの一つだったのかなと思います。それにしても、読めませ〜ん(汗)
一番上なんて、三人目の子供が生まれるのかな?って、思ったほどです
これは、センスも大事ですよね
江戸時代のマンガ(^^)v
北斎なんぞも得意でしたもんね(^^)v
昌平坂を行き来する方々も読んでいたのかな(^^)v
次回にも期待(^^)v
ですから、「はもの」の部分は付け足しです。初めから、「ハモの」と書いてあれば話は早いのですが、敢えて「はもの」としたとすれば、色々な意味を込めたのではないかと考えました。
半平のルーツは諸説あるようです。庶民の食べ物になったのは、やはり江戸後期でしょう。呼び方については、江戸時代は、「はんぺい」と「はんぺん」が混在、明治以降は、「はんぺん」が多くなったようです。
こういう類の瓦版は、どうも大阪が得意だったようです。結構エグイのもありますから。
洒落を粋がる昌平坂を行き来した人々やkinntilyannさんのような人には向いていないのかも知れません(^^;)
いや、本当のところ、この連載を始めて、しまったー、と思ってます。引っ込みがつきません。一日中、夜中に目が覚めても、どん字が浮かんできます(笑)
でも、あっそうかー、と答えが浮かんで来た時の満足感も得難いものがあります(^.^)
頓智みたいな判じ物なのですね。
現代人か接すると、「どんだけ~」といわれそうですむ。
当方も「ことば遊び」コーナーを連載してますが、一文字で「煩悩」と読ませる漢字がありますょ。
はい、108画あります。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/a3a7e0fe18567dc595e1838a78eb3445
ただもう、なるほどなるほどと肯くのみです。
これを考えついた人は宗教に造詣の深い人なんでしょうか。
年末恒例の年の漢字も、創作文字コンテストにしたらもっと盛り上がるかも知れませんね。