久しぶりの陶胎七宝です。
陶胎七宝は、陶器の器に前近代の七宝釉(泥七宝)を施したもので、明治前期、20年足らずの短い期間にだけ作られました。
これまで、10点の陶胎七宝を紹介してきましたので、今回の品は11点目になります。
径 12.9㎝、底径 6.5㎝、高 7.2㎝。重さ 433g。明治初期。
胎土は、京薩摩と同じです。
七宝は、やはり泥七宝です。
蓋と容器には同じような草花紋、幾何学紋が施されています。
これらはの特徴は、これまで紹介してきた錦光山系の陶胎七宝と共通しています。
ただ、今回の品では、
中央に、アールヌーボー調の葡萄模様が配置されています。当時の流行模様です。
輸出向けの品だったかも知れません。
もう、陶胎七宝の紹介は終りかと思っていましたが、まだ続くのですね(^_^)
お蔵が深いですね(^-^*)
それにだんだんと名品が登場してくるような、、、(^_^)
ガラクタコレクターのねばり腰でしょうか(^^;
ただし、名品ではなく、迷品ばかりです。
陶胎七宝は、工芸が近代へと移行する過度期の品物ですから、もともとが中途半端な存在。ニッチ好きのビンボーコレクターとは相性が良い!?(^^;
陶胎七宝いいですねぇ(^^)
これを作る手間と言ったら大変なものの様に思います。
個人的にはこの緻密で独特な雰囲気がすごく好きです。
私も蒐集に参戦したくなります。
少し勉強してみようかなと思います(^^)
物足りないのは、普通の七宝と違って、模様のバリエーションがあまりないことです。で、いきおい、器形の方に走ります。が、これもおのずと限界が・・・・
だた、色がついているので綺麗で、一般受けします。しかし、それとて、普通の七宝と較べると、月とスッポン。
唯一の特徴は、数が少ない(^.^)
一般受けが納得まくりな一般人より
数では普通の七宝の百分の一くらいの割合しかありません。最近は、海外からの里帰り品が多いです。NZの骨董屋でももみつかるかもしれません。
これいいですね~~
派手さはなくも華やかさはちゃんと!ありますね(*^^*)
陶胎七宝過去作品も観てきますね。
仕事仕事!!私さぼっていては爺様飢えてしまいます(^_-)-☆
花より🍡ですから、ダンゴを用意なさってから、ゆっくりと鑑賞してください(^.^)