平成28年4月13日(水) 日程4日目
アンコールワットのサンライズ観賞~バンテアイスレイ~タプロム遺跡~バンテアイクディ~オールドマーケット~ベトナム・ハノイへ
4時半にモーニングコール。
なぜこんなに早起きなのかというと、アンコールワットの朝日鑑賞です。
しかし眠いっす!
朝日鑑賞は、希望者のみ。
眠かったけど、ここまで来て朝日鑑賞に行かなければ、後で絶対後悔する!
車に乗りアンコールワットにつくと、早い時間にもかかわらずすごい人。
写真スポットの池のほとりまでいくと、そこはもう鈴なりで状態。
最前列は三脚をがっつり立てた、写真目的の人たちで陣取られていました。
空はだんだんと明るくなり、赤紫色に染まってきます。
少しすると真っ赤な太陽がじりじりと、ジャングルの向こうから昇ってきました。
うわぁ~、でっかい!
この日も、ガンガンの日差しになりそうなエネルギッシュな太陽です。
薄紅色に輝き、アンコールワットの頭上に太陽が昇り、池に映り込んできました。
神々の聖地でこんな光景がみられるなんて、生きていて良かった!感動的でした。
一旦、ホテルに戻り朝食を頂き、再びロビーに集合して
バンテアイ・スレイへ。
アンコール遺跡群の中でアンコール・ワットに次ぐ代表格といえば、
アンコールワットから北東約40㎞に位置する、
聖地プノン・クーレンの麓を流れるシュムリアップ川の河畔にある、
このバンテアイ・スレイではないでしょうか。
バンテアイは砦、スレイは女で、「女の砦」を意味する。
バンテアイ・スレイの全景、本当に小さい寺院です。
他の遺跡群からは少し離れた場所にあるこの遺跡は、
森の中にあったので内戦などの影響を受けることもなく、
かなり良好な保存状態となっていました。
レリーフの彫りの深さも際立っています。
まず最初に驚かされるのが、門の上に見られる、
まるで日本の伝統工芸・欄間彫刻のように彫りが深く、
芸術的できめ細かなレリーフでした。
千年以上も前に彫られたレリーフが、こんなに綺麗なまま残っているなんて、
これが石だということを忘れさせるほどの出来ばえですよ。
さて、このバンテアイ・スレイでもっとも有名なものといえば、
「東洋のモナリザ」といわれる美しいデバター像。
1923年にアンドレ・マルローというフランス人がデバターを盗堀し逮捕されたことで、
この寺院が有名になったそうです。
この東洋のモナリザ、ガイドブックの写真と向きが違いますが・・・?
謎でした。
バンテアイ・スレイには東洋のモナリザ以外にも美しいデバターが沢山あります。
赤岩砂岩で建てられた建物に彫られ、
しかも彫りが深く美しいデバターが多いです。
このバンテアイ・スレイも東向きに建てられているので、
午前中、できれば早い時間に訪れると、朝日に照らされたデバターはより妖しく映ります。
デバター以外にも、門や建造物の上に彫られたレリーフも見どころの一つでした。
バンテアイスレイは小さな寺院ですが、赤色砂岩で作られたこの寺院の美しさは、
アンコール遺跡の中でもひときわ目立つ存在でありました。
上の写真は、そんなバンテアイスレイらしい雰囲気が良く伝わってくる場所でした。
祠堂を守るように半神半獣の像があり、建物の扉の両側にデバターが見えます。
少し画像が小さすぎてわかりづらいですね。
森の中にひっそりと佇むバンテアイスレイ、とっても素敵なところでした。
昼食を頂き、午後の観光へ。