2022年3月14(月)-16日(水)
2022年春の青春18きっぷを利用して、今年は何処の山へ行こうかぁ~。
暇な時に行きたい山の行程表を作成するのが面白く、いかに安く、快適に充実した旅ができるか?が、
近頃のテーマになっている。
その中から選択した山は、昭和初期の山岳登山家「加藤文太郎」が歩いた六甲山の山、
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JR須磨浦公園駅から宝塚までの56キロの六甲山系全山縦走を辿ってみる事にした。
加藤文太郎と言う人物を知ったのは、山を始めた頃に読みふけっていた、
新田次郎の「孤高の人」だった。
この本を読んだ時から、いつか機会があったら歩いてみたい縦走路であった。
しかし、この縦走路頭で考えるより甘くはなかった😖
yamap等を見ると、一日で歩いてる人も多くいたが、軟弱者の私は新神戸駅を拠点にして、
2日に分割して歩く事にした。
1日目は、
山陽電鉄 須磨浦公園駅~鉢伏山~旗振山~栂尾山~横尾山~高取山~菊水山~鍋蓋山~新神戸駅
新神戸駅近くの宿に前泊して、翌朝 新神戸駅から山陽電鉄 須磨浦公園駅へ。
平日だったのでハイカーの方々はいなく、
鉢伏山、旗振山方面へ。階段が続く・・・😆
旗振山 山頂。
山頂の小屋には、地元のお年寄りが早朝の裏山散歩後の団欒の場所となっていました。
旗振山・鉄拐山山頂
一ノ谷古戦場跡、鉄拐山からは大阪湾や神戸市街地の眺望である。
海、山、街が近い神戸ならでの眺めで、
山にいながら海の景色を楽しめることが、六甲山の魅力です。
おらが山 (高倉山)
おらが茶屋から長い長い階段を下りいったん住宅街に下りる。
この先も登っては下るの連続であった😅
高倉台団地の中へ入る陸橋を渡る。
団地内には小さな商店街があり、その中にはスーパーや軽食屋さんもあり、
水分や食料の補充には困ることはなさそうでした。
団地を抜けると、六甲山縦走の名物になっているの400段の階段の登りが待ち受けます。
上を眺めただけで、ため息一つ・・・😵
何度か休憩しながら登りつめた景色は!
どぉ~んと明石海峡大橋と淡路島。
須磨離宮公園から栂尾山に行く道に出る!
左は高倉台団地、中央の山は旗振山、右に淡路島。
淡路島は霞んでしまっていますが、肉眼では眺めが良かったですよぉ~😁
栂尾山と横尾山山頂標識。
横尾山を過ぎると核心部である、須磨アルプスの岩稜帯であります。
須磨アルプスはその間を東西に貫くダイナミックな光景が広がっている。
須磨アルプスでは風化した岩場を歩く。南には海が広がり、北はすぐ住宅街だ。
馬の背
核心部の「馬の背」は、両サイドが切れ落ちたスリル満点の尾根。
東山の小さな山頂標識。
東山の分岐を妙法寺方面に下ってゆくと住宅街に出る。
この先は高取山まで「六甲全山縦走路」の案内を目印に進む。
もしエスケープする場合は、ここから神戸市営地下鉄「妙法寺駅」へ。
高取山への住宅街は、新興住宅街の為か坂道が多く、
登山口までは30分位歩くが標識は沢山あるので、迷うことはなかった。
高取山には荒熊神社と高取神社があり、登山道はハイカーにまじって多くの参拝客も歩く。
この階段を登ると高取山神社。
境内から朝から歩いてきた須磨アルプスの山々。
立派な山頂標識がありました。
高取山は小説『孤高の人』の冒頭に出てくる場所だった様な気がしたけど??
神戸の街並み。
山と街がとても近い、距離だけでなく人々の暮らしの中に自然と山があるような感じですね。
山を下り、住宅地を歩き鵯越駅(ひよどりごえ)方面へ。
鵯越駅方面までの経路はちょっと複雑で、
私は事前にダウンロードしておいたyamapの地図を頼りに、
住宅街の中を30~40分程歩きやっと鵯越駅まで辿り着きました。
この間坂道が多く暑くてバテバテで、鵯越駅でgive upしようかと何回も考えました😥
駅前にあった「ひよどり商店」の自販機でカルピスを購入し、
一気飲み。ぶっはぁー、うまい!
駅裏手の小さな公園のベンチに座り、ランチタイムしながらこの先のコースタイムを確認し、
この先は新神戸駅までエスケープルートがないので、真剣にここでgive upしよかと悩む。
時間は正午過ぎ。
このまま宿に帰っても、時間はあるし・・・🤔
「今日はもう疲れたし残りは次回挑戦すればいいじゃないか」
そんな心の声も聞こえてくる。
甘い言葉に気持ちが揺らいでいたが、甘い水分と食料を補給しゆっくり休憩していたら、
「頑張るんだ!」ともうひとつの声に叱咤激励された。
よっしゃー!行くぞぉ~!(^^)!