おまえが後生大事に抱いている
偽物の縄文の壺の中には
おまえの罪がたっぷりと潜んでいる
ゆるぎない愛を歌う天使の
大きな足を豚の穴に落とそうとして
夜中に掘り起こした土が
腐るほどためこまれている
罪の雨が
嵐のように
あふれてくる日も近い
遠い昔に語った嘘が
はさみのように
自分をちょん切る日も近い
偽物の縄文の壺は
死骸のように膨らんで
おまえの手の中で
今にも爆発しそうだ
かわいそうな愚か者よ
まだ
神に謝る気にはならないのか
いつまでも
忘れたい罪を抱いて
蛇の子宮の中に
隠れているだけなのか