4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

フェルメール展

2007-10-29 21:49:15 | 美術館に行って
今日は有給を取って、フェルメールの“牛乳を注ぐ女”を見に新国立美術館へ行ってきました。

フェルメールでは、数年前にスカーレット ヨハンソンがやった映画の影響か、“青いターバンを巻いた少女”がダントツで好きですが、この“牛乳を注ぐ女”はフェルメール26歳の時に描いた初期の傑作。確かに有名ですね。

さて、実際の絵は、まず想像以上に小さい。広い会場で、それは驚くほど小さい。
でも、キラキラしていて、宝石を見ているみたいにキレイでした。
こんな風に絵を見て、宝石みたいにきれいだと思ったのは初めてのこと。

他は、オランダの市民の生活を垣間見せる風刺画がたくさん来ていました。
風刺画なので、楽しい絵ばっかりですが、最後の部屋に飾られていた絵は特にどれもよかったです。
売店では、牛乳を注ぐ女グッズがこれでもかと言わんばかりに売られています。
(母が先に行ったので、既にブックカバーをゲット。なかなかカワイイ)

またオランダつながりで、うさこちゃんの絵本も置いてありました。
こちらはまた激懐かしくて泣けてくる~
この単純な絵に、小さい頃の記憶がぎゅっと詰まっているんだなあと思って外に出ると、まだ5時過ぎなのにすっかり日が暮れて真っ暗。

遠くにくっきりと見える東京タワーを見ながら一時間もかけて徒歩にて帰宅の途につく私。思いっきり疲れてしまった・・

ヘンリー ダーガーの世界を知る

2007-06-16 22:31:04 | 美術館に行って
日曜日に、大好きな原美術館に行ってきました。

先週末にダヴィンチ展に行った時に、張ってあったポスターを見て、何となく好きかも!?と思い、その日が雨だったこともあり、ヘンリー ダーガー~少女たちの戦いの物語~夢の楽園を観に行きました。


原美術館に入ってまず思ったのは、観に来ている人たちに圧倒的にお洒落な人が多いなあ、ということ。
雨の日だったこともあり、オシャレ長靴履いている人も多数。(私も欲しい)絵もそこそこに見惚れてしまったり。。


そして、ヘンリー ダーガーですが、期待通り、もう見た瞬間大好きになってしまいました。

彼は天涯孤独のアーティスト。年譜を見るとちょっと数奇で不幸な幼少時代を送ったようです。
だけど彼は、類まれなる想像力を持ち合わせていたのです。
彼は11年に渡り、15000ページにも及ぶ「非現実の王国で」(素敵なタイトル)という少女たちの戦いの物語を書き、それを絵でも表現しています。
その絵の数々(彼は収集家で様々な雑誌を切り取り、ゴミからも集め、好きなように絵にコラージュさせています。)に登場する少女のシニカルで可愛いことまた写真で見る彼の住んでいた部屋も、実に芸術的。

想像でこれだけこんな絵が描けるのかと思うと、本当に凄いなあと思うし、憧れます。なんか、昔よく買っていた雑誌“olive”の表現するガーリーさもあり、
でも、この孤独な画家についてアーティストで家主だった人の書いた文章を読んでいるうちに胸がいっぱいになってきました。

絶対画集を買おうと思い、売店に行ったものの、¥2600?と高かったので、結局買わずに帰りました。家に帰って、Amazonで探してみよう~と思ってみたら、高い

希少本だったのね・・


写真は、美術館のカフェ ダールで今回の展示をイメージして作られたケーキ
見た目の可愛さしかり、味もとーーーってもいけてました。


ダヴィンチはやっぱり天才だーーー

2007-06-04 00:04:20 | 美術館に行って
上野国立博物館にて開催中のレオナルド ダ ヴィンチ展に行って来ました。
すごい混雑が予想されるので、念入りに時期を見計らっていたのですが、やっぱり終わりに近づくにつれ、混むものなんですが・・懲りずにまたギリギリになってしまいました。せめて、朝一番に行こうとしたのですが、やっぱり起きれず。

結局11時過ぎ、到着すると夥しい人の列が
ダヴィンチの“受胎告知”を見るのに並んでいる列で、なんと45分待ちでした

炎天下の中並ぶこと45分、やっと中に。

“受胎告知”の絵は、思ったとおり割と小さな絵でした。
広い会場に神々しく飾られたその絵を、うちの母は空いている時に行ったので、感動して30分近く気の済むまで眺めていられたそうですが、今日は・・
急かされながら見て、あっという間にお別れ。なんとも短いご対面でした。(まあ、仕方ないけどね)

その後の展示物は、以前六本木ヒルズでやったような物で、その時の方が良かったかな、と思います。(何しろ、混んでたので。)

お昼は、博物館隣にあるレストラン ラコールで、味噌仕立てのブイヤベースランチを食べました。味噌とトマトと魚貝が意外にも美味しかった
(味噌風味が何かにつけ好きなもので


でも、何はともあれ、ダヴィンチはスゴイ!!
人間、生きてるうちちゃんと使ってる脳みそは実に僅かだとかってよく言われてますが、(事実私なんて、ほんとーーにちょびっとしか稼働させてないだろう)でも、ダヴィンチの脳は常にフル活動だったんだろうなあと。
見習うなんていうと、かなりおこがましいけれど、もうちょっと日常の何気ない物事に注意を払って、脳みそ使って生きられたら、素晴らしいかなって思いました。だって、彼が研究し、考え、書き留めていったことって本当にスゴイもの。そのほんの片鱗に触れることができただけで、今日はとっても良い日だなと思います

アルフレッド ウォリス展へ行って

2007-03-29 00:33:37 | 美術館に行って
もうずっと前のことになるけど、

誰も知らなかったアルフレッド ウォリス展行ってきました。

“誰もしらなかった”っていう弱冠失礼なキャッチフレーズに惹かれ、(ちょっと切ないじゃん。。)

でも、併設の庭園で随分飲んでから行ったので、ちょっとかなりホロ酔い状態でした。

なので構図とかすごいらしいけど、船乗りだっただけに、なんか延々船の絵、灯台の絵、ばかりで、それもちゃんとキャンパスに描かれたものじゃないところも、独特のムードを感じさせます。

なんか本当にこの人来る日も来る日も、海風に打たれ、質素にパンとバターとウィスキーなんかで暮らしてきたのかなあ??なんて密かに勝手な想像も働いたりなんかして。

でもとりあえず・・・私は知ったよ
アルフレッド ウォリスさんとその絵のことも。