ゲイリームーアは年代ごとに様々な進化を遂げている
レスポールの印象が強いと思う
このギターはピーターグリーンというブルースギタリストから譲り受けた59年製なのだ
フロントピックアップが逆に取り付けられている事でも有名なギターなのだ
ゲイリーがオーダーしたのではない
譲り受けた時点でそんな感じだったのだ
フェイズした音は独特なのだ
好き嫌いが分かれる音なのだ
ちなみにペイジ師匠も好んで使うのだ
レスポールのピックガードの下に隠しスイッチを仕込んでいるのだ
ゲイリーのレスポールはミックスポジションで常にフェイスがかかるのだ
少し鼻が詰まったようなロー成分が少ない音なのだ
ゲイリーの手に渡ってから数々の名演を残した伝説のレスポールなのだ
ちなみにコピーモデルもピックアップを逆に取り付けている
あまりの激しいピッキングでボディ上部が削れているのも大きな特徴なのだ
常に傍らに置いてあった相棒なのだ
不慮の交通事故でネックが折れてしまう
修復は成功したが痛々しいキズが残ってしまったのだ
晩年、ゲイリーはお金と病気で苦労する事となる
結局、このレスポールを手放す事になってしまった
その数ヶ月後に静かに息を引き取った
レジェンド達とギターの関係性は奥深い
もはや体の一部と化しているのだ
クラプトンも生涯二本目のレスポールを手にする事はなかった
ジミヘンも世界初となるレフティを手にする事なく亡くなったのだ
ギターに纏わる伝説は数知れない
今回はいつものブルースだが・・
少し違った感じの音作りをしてみたのだ
クリーンブースターとデラックスリバーブなのだ
オーバードライブ系とツインリバーブの音と区別したい
ポイントは前段のクリーンブースターなのだ
実機の場合、間違っても初心者が買ってはダメなエフェクターなのだ
値段の割に効果が分かり難い
素直ディストーションを買えば良いのだ
コンプも難しいエフェクターなのだ
ちなみに少し腕前が上がると必要になってくるという不思議な立ち位置なのだ
どうだろう・・
読者の皆さんはマルチなどでも使った事があるだろうか?
コンプ≒カッティング・・
こんな時代は終わったのだ
コンプを歪み系の前段に使う方法もかなりお薦めなのだ
厳密にはコンプとクリーンブースターは異なるが・・
後段のエフェクトをプッシュするという点では共通している部分も多い
ネットの文章を鵜呑みにするのは止めた方がよい
そもそも、答えている人のレベルが不明なのだ
さらには先に述べたように使い方にお約束などないのだ
他人の言葉通りに機材を使っていたのでは個性は伸ばせない
自分に自信を持つのだ
私のブログが好きだという方は少なくともギターのセンスがあると思う
「俺、下手だからさ・・」
上達に必要なのは良い耳と良いセンスなのだ
頑なに練習だけを重ねても良いギターフレーズにはならない
「俺が俺が~俺が一番だ~うりやぁ~どうだ~」
という名もなきギター弾きを私は知っている
切ったり貼ったりとフレーズを修正して曲を作っている
エモーショナルな部分がまったく感じられない
まさに本人の性格をそのまま反映したようなギターの音なのだ
”つまらない音・・”
なのだ
本人はまったく気付いていない
今でもたま~に訪問しているが・・
いい加減飽きてきた
何も得るものがないのだ
ギターは下手でもいい
魂が込めて演奏するのだ
それが良い音なのだ
ゲイリームーアの情緒あるプレイから学んでほしい
『ZO-3ブルースⅢ』