昨日は楽器店主催の忘年会に参加してきたのだ
音楽好きが集う『夜の祭典』なのだ
とりあえず昨日の結果報告なのだ
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訪問者数は横ばいなのだ
順位を上げている
いつもブログを書いている人もこの時期は休んでいるようだ
皆、それなりに忙しいのだと思う・・
話を戻そう・・
普通の会社の忘年会と何が違うのか?
楽器持ち込みOKという点なのだ
普通の忘年会にギターなどを抱えて持参すれば白い目で見られる
「そのギターって何? 何処へ行くの?」
などとつまらない詮索などされる事になる
一方、楽器店の忘年会では楽器持参がお約束のようになっているので反応が違うのだ
「あれ? またギター買ったの? ギブソンじゃね?」
「レスポール? えっ? グレードは何? 見せてよ」
という感じでギター一本で大いに盛り上がるのだ
新規購入のギターを自慢する人もいる
新作(作曲?)を披露する人もいる
さらには楽器店の店員さんからの『レアな情報』も飛び交うのだ
最近は何でもネットで調べらえるが・・・
良く考えてみていただきたい
その『発信元』は何処だろう? 誰だろう・
読者の皆さんはその人を良く知っているのだろか?
万事そういう事なのだ
最近はで『ネット辞書』の精度が下がっている事が社会問題になっている
精度が下がった事が問題ではない
それを迷う事なく鵜呑みにしてしまう人が激増なのだ
まぁ、ギターなどの趣味の世界ならば良いが・・・
薬の飲み方や病気の対処法など・・
間違った情報が危険な事柄のそんな有様なのだ
「えっ? そうなの? 知らなかった・・・」
という方は勉強不足なのだ
新年はその辺りに煮詰める事をお薦めしたい
ギターに話を戻そう・・・
ちなみに私は思いっきり飲みたいのでギターなど持っていかない
持っていかなくても誰かの楽器を借りればよいのだ
ちょっとした自慢になってしまうが・・・
私は行きつけの楽器店のカリスマになっているのだ
ギターの講師達とも仲良しなので私の存在が邪魔という事もない
ネットでも『棲み分け』が大事なのだ
対抗意識を燃やすような人もいるようだが・・・
音楽は勝ち負けではないのだ
他人と仲良く出来ない人にギターを弾く資格は無いのだ
読者の周囲にもそんな迷惑な友人がいると思う
ある意味で我が強いのは良いと思う
音楽を極めるには他人と同じではダメなのだ
個性や主張を前に押し出す事も時には必要だと思う
その方法を履き違え、間違っている人はかなり痛い
自覚していない場合はある意味で重傷なのだ
もはや治療の方法はない
先日、お話したヤマハ製の古~いギターを抱えた常連さんも忘年会に参加したのだ
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『生涯の伴侶』という感じで常に一緒に移動しているのだ
ここまで惚れられたギターも嬉しいと思うが・・・
周囲から見れば、少し気味が悪いのだ
顔見知りなので少し話をした事もあるのだ
まぁ、楽器店の店員さんを仲介に会話をする程度の仲なのだ
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この手のストイックでマニアックな層の機嫌を損ねない方法は褒める事なのだ
「良いギターですね~ かなり弾き込んでいますよね?」
「いい色ですね~ ピックアップも交換しているんですね」
という感じで機嫌が良くなるのだ
ギター弾きにとってギターは相棒であり家族、恋人なのだ
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「そうなの? 俺はそう感じないけど・・?」
感じ方や考え方なので・・・
少なくともギターに愛情を注げない人は上手くはならない
これは間違いないのだ
これはギター以外にもいえると思う
”好きこそ物の上手なれ・・・”
先人は良く言ったものなのだ
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そのお客さん・・
「最近のギターって欲しいギターが無いわ・・マジで」
「材がショボくね? 古い時代のギターはいいよな・・マジで」
古い年代のギターを好む層の常套句なのだ
とりあえず、他を否定する所から話が始めるのだ
他を認めないという特徴を持つのだ
こんな人は何処にでもいる
材が良い?悪い?という議論を耳にすると笑ってしまう
「アンタは材木商か? 何で判断してるの?」
まぁ、実際のところ、製作家は材料を仕入れる時に木目の入り方や目の詰まりを見るという
それは非常に難易度が高いプロのレベルの話なのだ
名工が名プレイヤーを兼ねる事も少ない
作る事(材の選定)だけに特化しているのだ
単なる素人のオヤジが見極められるほど楽器材は浅くない
とりあえず言ってみたいだけなのだ
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最近のギターの何を持ってダメだと言うのか?
イマイチ説得力に欠けるのだ
とりあえずヤマハ製のギターには興味があるようで・・
来店時にも良くヤマハ製のギターの話をしているのを耳にした事がある
「最近の奴って悪くないよな 何かレトロっていうかさ」
「俺、好きだわ マジで・・ ちょっと弾かせてくれる?」
当ブログでもチョイチョイと紹介しているギターなのだ
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価格帯とコンセプトが私のニーズには微妙にマッチしないが・・
かなり使えるギターだと思う
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すべてのシリーズを弾いてみたが・・
弾き心地と使い勝手に間違いはない
メインにしても良いと思える品質なのだ
トップグレードは日本製、下位グレードはアジア製なのだ
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散々弾き散らかした後で言うのだ
「俺が今買うギターじゃね~わ マジで・・・」
「何だろね? 良く分からないけど・・」
そんな事を言われても訳が分からないのは楽器店の店員さんなのだ
行きつけの楽器店では弦とピックしか買わないらしい
「俺さ・・気付けば数十年もギター買ってね~わ マジで」
「コイツも俺と一緒に歳とってきたんだよね~ ムダに感慨深いわ」
まさに人生を共に歩んできた古女房なのだ
子供が生まれるとスマホなどの画像を保存する人がいる
気持ちは分かるが・・好きではない
「僕の子供です~ 可愛くないですか?」
「待望の女の子なんですよ~ 可愛いなぁ」
かなり迷惑な行為なのだ
まぁ、社交辞令として笑うしかない
このオヤジの場合、ギターの画像をスマホに保存しているのだ
自宅にストックしてある画像を持ち歩くのではないのだ
常に傍らに抱えている古ギターの画像を数百枚というレベルで撮影しているのだ
「この角度が色っぽくね? いい尻してるわ~ マジで」
「抱えた感じが最高なんだよな 俺にはジャストなのよ」
「萌えるギターって少なくなくね? そんな感じなのよ」
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マジで・・というのはこの年代のオヤジの口癖なのだ
私が若い頃に流行ったような気がするのだ
格好を付けたい時に言う的な・・
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楽器店の店員さんが言うのだ
「最近のギターにも良いギターは多いですよ」
「買い足しはしないんですか? 相談に乗りますよ」
と前向きに話を切り出すも答えはNOなのだ
正直な話、この年代には何を言ってもムダなのだ
ギター人口の一部ある事に違いはないが・・・
あまり価値がないというか・・・
貢献度は低い
何でも発信する時代なのだ
この辺りの層は古いギターを引っ張り出して『ヴィンテージ』などと騒いでいる
一度、中古ギターの立ち位置を明確にしておくべきなのだ
ギター業界も考えが浅い
当初、新品ギターを販促する為に『不要なギター』を下取っていた
『下取り』と『買い取り』は少しニュアンスが違う
下取りの場合、そのギターに価値が無くてもよい
「手持ちのギターを引き取りますから新品を買ってね」
つまりは体の良い『値引き』なのだ
現在では当たり前の買い取りも浸透してきたのはここ数年なのだ
その昔、中古ギターの専門店などなかったのだ
お茶の水界隈でも新品専門店と中古専門店が並んでいる事も多い
場合によると同社が同時に運営している事もある
販促の為の下取りが商売として成り立っているのだ
このようなギターを良いギターだと煽る層がいる
いわゆる『自称ベテラン』なのだ
私に言わせれば単なる『懐古主義の人』なのだ
人生を振り返ってばかりいるのだ
「あの頃は良かったな・・ 今はダメだね」
そんな事を言っても時代はどんどんと進んでいるのだ
まぁ、そういう事なのだ
ヤマハ製のギターを抱えたオヤジは言う・・
「最近のギターとかまったく興味ないわ・・マジで」
「このギター一本でいいかな?って思っているんだわ」
「キズも勲章だわ 酸っぱい臭いも愛着湧くな マジで」
さらに話は続く・・・
「最近、思うのよ マジで・・・ ギター楽しくね~かな?ってさ」
「弾く気が起きないのよ マジで・・何でだろ? 更年期かな?」
「色々と気力もないんだわ マジで・・ 棺桶に半分ブっ込んでいるからな」
さらにオヤジの語りは続く・・・
「ネットにも曲とか挙げてるのよ 知ってるよね?」
「曲のアイディアとか浮かばないのよ マジで・・」
「でも、とりあえず作っている~とか前振りしてるわけよ」
「まぁ、誰も期待してね~けど・・言ってみたいわけよ」
オヤジの話は止まらない・・・
「ギターには興味ないけど・・ 欲しい物とかあるわけよ」
「最近はスケートとか興味津々なのよね どうよ? 良くね?」
「一生モノのスケート靴を買うかな?って思っているのよ マジで」
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如何だろうか?
かなり支離滅裂なのだ
壊れているのだ
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客商売である楽器店も大変なのだ
こんな冷やかし客も相手にしなければならない
忙しい時には相手にもしていられないが・・・
来店するお客を舐めるように眺めているのだ
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人見知りと言いつつ女子には積極的なのだ
「あれ~ ギブソン買ったの? レスポ?」
「何? バースト カスタム 見せてよ~」
数回話した程度のギター女子に声をかける
気味悪がる女子も多いが・・
会話に乗ってくれる子もいるのだ
「俺もレスカス弾きなのよ マジで」
「画像? 撮影してないのよ 今度撮るわ」
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古~いヤマハ製のギターの画像は数百枚ほど保存されいるが・・
その他のギターの画像は謎なのだ
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楽器店のお兄さんも未だに見せてもらった事がないという
その割に第二のギターとしてギブソンのカスタムを語ってくる
語るというよりは騙る・・という感じだろうか?
言うのはタダなのだ
書くのも無料なのだ
それにどれだけの人が賛同するか?
心動かされるか?は知らないが・・・
まぁ、私も正直似たような部分がある
ギブソンとフェンダーを手に入れて買いモノ病が止まったのだ
さらに音楽制作用のベース・・
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過不足ないが・・
買いたい物が出てくる
そして買うのだ
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「欲しい 欲しい・・」
と言っているだけでは何も始まらないのだ
読者の方も
”『調べる』だけで満足してしまう・・”
生活から脱却していただきたい
是非とも新品ギターや製品に目を向けていただきたい
他人がつけたキズや汚れに納得できるだろか?
ギグバッグの『怪しい浸み』は大丈夫だろうか?
ハードケースの酸っぱい臭いは大丈夫だろうか?
長らく放置されたケースには『得体のしれない虫』が湧く
新品のギターは何処までも快適で衛生的なのだ
最近は古いギターの概念が変わりつつある
海外のヴィンテージギターも音が良いわけではないという・・
つまりは水分量やパーツの品質が微妙なのだ
クラシックカーが現代の過激な交通に対応できるか?
と同じなのだ
数十年も経過したギターの木部はすでにその役目を終えている
適度な水分量が音にパンチと潤いを与えるのだ
その事実がプロのプレイヤーを中心に浸透してきたのだ
価値があるという事実は変わらない
良い意味で『骨董品』なのだ
”現状を維持しつつ後世に残す・・・”
現場で使っているプロも減ってきた
ヴィンテージは自宅で保管しコピーを使うようになってきたのだ
少し整理したい・・
ヴィンテージとは海外の一部のブランド、一部のグレードを指す
”古ければヴィンテージ・・・”
というのは間違っているようだ
言うのは自由だが・・
ある意味では恥ずかしい思いをするのだ
忘年会ではヤマハ製のギターを抱えたオヤジも演奏していた
何の曲だかわからないが・・・
2音のパワーコードを必至の形相で弾いていた
「やっぱ、パワーコードじゃね? リフ命ってな」
「うりやぁ~ どうよ? ムダに良くね?」
「パキパキの音がいい感じじゃね?」
という事なのだ
無関係だが・・
古い時代の曲を貼ってみた
『ろーる・おぶ・さんだー』