読者の中に学生さんも多いと思う
夏休みは如何だろうか?
学業でも趣味でも良いと思う
何かしらの『達成感』を味わっていただきたい
これは私の過去の反省でもあるのだ
ムダにダラダラと生きていれば、あっという間に『おじさん』になってしまう
その時に人生を後悔しても遅いのだ
やはりというか・・
夏休みになると事故が目立つ
広義な意味では日常の怪我も事故だと思う
防ぎようがない事故もあるが・・
その多くがちょっとした注意で防ぐことができるケアレスミスであることもある
昨日のおじさんの件のようにギター好きが指を怪我するのは致命傷なのだ
おじさんの指先は倍くらいに腫れ上がっていると思う
昨日の画像と比較してみていただきたい
ギター弾きにとって不要な指はない
私はピッキングをする際に小指をボディに押しつけている
支えているという表現が正しいかも?
これによってピックの距離を調整しているのだ
アルペジオなどの指弾きにおいてはもっと重要なのだ
速弾きなどで一気に弾き倒すフレーズでは指先を飛行機の車輪のように『格納』するのだ
そして、フレーズのスピードが落ちた時点で再び指先を『着地』させるのだ
伝わっているのだろか?
意識的に行っていないのだ
もはや癖のようになっているのだ
クラシックギターなどにおいては正しいスタイルがあるのだと思うが・・
ロック系においては実は正しいスタイルなど存在しない
メンテなどにおいても定義上、『標準値』的なものを設定することもあるが・・
あってないようなものだと思う
話を指に戻そう・・・
ピックを握る際に必要な指は二本・・
その他の指は不要なのだろうか?
答えはNOなのだ
センサーのような役目をしているのだ
小指のような実働はないが大事なのだ
コードを押さえる側の指はどうだろう?
ポイントは親指と小指なのだ
親指が弦に触れることは少ない(握り込みフォームでは使う)が・・
実は重要な役目がある
コードを押さえる際や何かのフレーズを弾く際に注意してその位置を気にしてみていただきたい
ネックの中心にあったり、端っこにあったりと結構動き回っているはずなのだ
これも無意識なのだ
弾き易いギターと弾き難いギターの違いはネックの形状であり
ネックと親指との関係性にあるのだ
親指はピッキングする側の小指のような役目がある
押弦の圧力を調整しているのだ
ビブラートやチューキングが苦手な人は意識の中で弦を押さえつけようとしているのだ
それ故にフレットもムダに磨り減ってしまうのだ
酷使するプロのギターは意外にフレットが長持ちするそうだ
素人さんでも同様なのだ
燻し銀の領域に到達すると意外にフレットが長持ちするものなのだ
所謂、『力加減』を体得した事になるのだ
クラプトンは長年の癖?で人差し指でビブラートをかけることが多い
実は私もクラプトンと同じなのだ
同じだと知ったのはかなり後になってからなのだ
スローな曲で感情を込めたフレーズでは必ず人差し指でビブラートをかけているのだ
そんな自分に気付くことがあるのだ
特に決まりはないが・・
『使える指』が多いことは武器になる
表現力も増すのだ
ジャズやフュージョンの世界では小指使いは日常なのだ
複雑なフレーズやコードを押さえる際に必須なのだ
ロックはどうだろ?
スティーブヴァイのような技巧派には必須だが・・・
一般的なペンタ系では意外に不要なのだ
「うりやぁ~ 速弾きじゃ~ おりやぁ~」
という体育会系ギター弾きには不要な場合が多い
読者の皆さんもご自分の小指を見ていただきたい
まったく『未使用』ならば、修行が足りない
今後は小指を鍛える(使用頻度を上げる)事でさらに技術を向上させることが出来る
ある意味では未使用はポイントなのだ
当たり前だが・・
いままで使っていなかったのだ
使っていなかった部分を使うことが出来るという大きなメリットがある
上手くなりたい方は是非とも意識してみていただきたい
ギターを習う際にも教える側のスキルチェックにもなる
場当たりで上手く聴かせるテクを持つ人がいる
これも才能だと思う
質実剛健タイプの私には無理なのだ
ある意味、そんなタイプに憧れる
私は常に理論的に問題をコツコツを解決するタイプなのだ
「何でこのフレーズが弾けないんだろう?」
「指の動かし方と位置関係を整理しよう」
面倒臭く遠回りに感じられることも実は近道だったりするのだ
そういう事なのだ
この夏休みで指先の動かし方を意識してみては如何だろう?
考えるという姿勢だけでも意味がある
余談だが・・
ブリッジを交換したレスポールは各弦の音も安定してきたのだ
第二段階として弦の美味しい部分が感じられるようになってきた
溝を浅めに調整した事でより鳴りが良くなった
サドルは『頂点』が大事なのだ
平面ではないのだ
特にアコギのサドルを作る(削る)場合の最重要課題なのだ
今回はエレキだが・・
同じ理屈で作業を進めたのだ
安くはないパーツだが・・
まぁ、1万円未満という事で怖くないのだ
むしろ、自分で調整した事で好みになったのだ
以前にベースのブリッジも交換した事がある
輸入物の多くはサドルの溝が切られていない
ネットという環境が無ければ、かなり大胆に削っていたと思う
楽器店のお兄さんのアドバイスもあったのだ
「削りすぎは禁物ですよ~」
慎重に作業を進めた記憶が蘇ってきたのだ
ベースは太弦が4本。
今回のレスポールの作業の方が細かく難易度も高い
読者の皆さんがチェレンジするかは分からないが・・
ポイントは3弦と6弦なのだ
つまりはサドルが最も後方に下がるという点に着目したい
読者の中にはすでにレギュラータイプのレスポールをお持ちの方もいると思う
これから購入したいと考えている方も多いと思う
今一度、オクターブ調整について考えてみていただきたい
サドルを逆向き(ヴィンテージと同じ方向)にセットする事をお勧めしたい
幸いにもサドルの溝切りが浅いという場合、100%逆にセットした方が良い
試して実践してみていただきたい
ルックスもより引き締まり精悍に映る
ブリッジ交換だけで生音がかなり大きくなった
新品の弦に交換した直後ということもあると思うが・・・
欲目ではないと思うのだ
私は常に冷静で客観的なものの見方をするタイプなのだ
”自分が持っているギターが一番だ~”
という安直な考えにはならない
私が良く知るおじさんはこのタイプなのだ
「俺のレスポールちゃんってネックの裏から音がビンビン響くのな」
「凄くね? アンプ要らずなのよ マジで うりやぁ~って鳴るのな」
ギブソンも本望であり幸せなのだ
有名なメーカーのファンにはおじさんのような信者が多い
私にもそんな部分があるが・・・
割り引いて、中間くらいの存在だと思う
レスポールの良い部分と悪い部分を感じられるのだ
この世に100点満点のギターなど存在しない
おじさんは怪我した指先を庇いながらも日夜練習に精を出しているという
「練習しないと下手になっちゃうんじゃね? だろ?」
「積み上げてきたテクが台無しになっちゃうじゃん?」
という事なのだ
少し日本語が変だが・・
おじさんの語り口調を再現するとこんな感じなのだ
ご了承いただきたい
おじさんが絶好調になる日はいつ訪れるのだろうか?
おじさんが本腰を入れて作曲に取りかかる日を楽しみにしているのだ
おじさんの独特の歌声と歌詞の世界観を感じたい
私はクビを長くして待っているのだ