テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

テレキャスはアッシュ材が合っていると思う

2021年12月05日 | 楽器
私のドラゴンテレのボディにはアッシュ材が使われている

最近では希少になりつつあるようだ


その硬質な音色はテレキャスのキャラに合っているように感じる

材の違いは生音で弾いてみると分かり易い

ちなみに私のストラトはアルダー材なのだ

アッシュ材のストラトも存在するが多くはアルダー材が用いられている

加工のし易さや入手の都合からアルダー材を使うようになったようだ

結果的には良い意味で差別化になったように感じる

同じシングルでもテレキャスとストラトでは別物なのだ


アームの有る無しを云々言う人がいるが・・

私はそこではないような気がする

もちろん、ボディのベタ付けのブリッジとフローティングしているブリッジが同じとは言わないが・・・

音の違いやキャラの違いはボディ材によるところが大きいように思う

生音が大きいギターはアンプで鳴らしても音が抜ける


エフェクターのノリも良いように感じる

特に歪み系を通したときに感じる

クリーンが安定しているギターは歪ませてもバランスが良い

シンプルなアンプはシングルとの相性が良いように感じる


セッティングが決まれば、真空管アンプのような質感を再現できる

とくにピグノーズアンプとの相性は抜群だと思う

ワンボリュームというシンプルなアンプだがその音は奥深い

電池駆動のアンプながらもチューブアンプのような雰囲気を持っている

自宅での練習用にもお勧めできる

可能ならば、アンプ単体でフルアップさせた音を味わってみていただきたい

自宅で鳴らすのは無理だと思う

スタジオなどに持ち込んでみるのも楽しい

電池駆動なので外に持ち出してみるのも良いと思う

厳密な話をするならば、ある程度の限られた空間で鳴らした方が良い

小さいサイズのスタジオなどで本領を発揮すると思う

録り音を味わえば惚れると思う

このアンプに関しては賛否が分かれる

好き嫌いがハッキリしているのだ

シングルを自在に弾き分けられるレベルの人ならば楽しめる

ギター弾きとしての引き出しとスキルを問われるアンプなのだ

クラプトンがレコーディングで使用したことでも有名なアンプなのだ

その他にも有名どころの一流プロが愛用しているのだ

ストラトやテレキャスのようなシングル弾きに好まれる傾向が見られる

レスポールで弾いたことがあるが悪い印象はなかった

懐が深いアンプという印象を受ける


アッシュ材にも色々あるようだ

ドラゴンテレで用いられる材は比較的軽い

以前に所有していたジャズベのアッシュ材はかなり重かった

同じ種類の材とは思えなかった

アッシュ材は杢目の美しさも特長なのだ

ベタ塗りよりも杢目が見えるような仕様を選ぶと楽しめる



現物を見ないままに発注したギターなのだ

割とキレイな杢目だと思う

節を嫌う人も多い



ちなみに黒テレはアルダー系の材なのだ

アルダー系の材は杢目に色気がない

あえて杢目を見せる仕様にメリットを感じない

ベタ塗りで良いと思う


これはこれでカッコいいと思う

そのギターを雰囲気に似合っていれば良いと思う

この黒テレは材の仕様もあり、ストラトに近い印象を受ける

アーム無しのストラトという感じなのだ

良い意味で個性がなく、使い易い

クセがないギターは使用頻度が高くなる

生粋のテレキャスの音が欲しいならば迷わずアッシュ材を選ぶべき

サドルは間違いなく三連タイプを選ぶべき


これは外せないポイントになってくると思う

このドラゴンテレは見た目は派手だがその中身は正統派なのだ


音が太いピックアップやトップロード仕様などそれなりに個性的ではあるが・・

紛れなくその音はテレキャスそのものだといえる

単音系のリフも心地良いがカッティングもなかなかに楽しい

個人的にはマホガニー材にハムバッカーという仕様には飽きた

演奏スタイルにも制約が多い

二音のパワーコード一択という不自由さを感じる

私がレスポールを手放した理由のひとつなのだ

演奏性の悪さもさることながら、やはりその音の傾向が好みではない

好きで買ったはずのギターに冷めていく自分を感じた

何とも不思議な感情を覚えた

あらためてテレキャスと向き合った時の新鮮な印象は今でも鮮明に思いだす

「この感じだよ この音だよ!」

すべては第一印象で決まる


ピックアップの交換はネガの補正だと思わない


良い部分をさらに伸ばす為の改造であるべき

嫌いなギターを好きになる為の改造は失敗する

大好きなギターをさらに好きになる改造は良い結果を生む



これは私の経験なのだ



ギターは奥深い・・

そして楽し・・・











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ゴトー製のパーツは信頼できるよ

2021年12月05日 | 楽器
読者の皆さんはゴトー製のパーツを使ったことがあるだろうか?

私は大ファンなのだ

”困った時のゴトー頼み・・”

が私の中の合い言葉になっている


デフォルトは『スパイラルサドル』だった

最初期のテレキャスは溝がない円柱のサドルを採用していた

弦落ちを解決するために溝が切られたスパイラルが採用された

後に上記画像のようにさらに深い溝が切られたタイプのサドルが採用された

弦落ちには十分に効果があるがオクターブ調整は苦手なのだ

三連サドルの宿命でもある

それを解消したのがゴトー製のサドルなのだ

溝の切り方に独自の工夫が見られる

構造はシンプルだが効果は絶大なのだ


テレキャスの購入を検討している方は事前に調べておくことをお勧めしたい

ギターは買ってから考えるよりも事前に情報を収集しておいた方が良い場合もある

後悔しない買い物のひとつの考え方になる

ギター購入ひとつでも考えることは山ほどあると思う

予算の割り振りや支払い方法、購入後の使い方など・・

一つの例として他人と一緒に演奏する機会が増えることが予想されるならば、少し頑張って良いギターを入手した方が良い

日本人が安い楽器を馬鹿にするような気質が見られる

残念だがそういうギター弾きが少なくない現実がある

だからといって高すぎるギターもダメなのだ

嫉妬の対象になってしまうことはデメリットが大きい

どのくらいの楽器を使っている人と絡むのか?

この際、腕前などはどうでも良い

どんぐりの背比べなのだ

下手過ぎても上手過ぎても都合が悪い

人間関係は難しいのだ

可能ならばひとりですべてを完結できる方がストレスを生まない

自己完結は言うほど簡単ではないが・・・

出来るようになれば楽しさが分かってくる


話が脱線したが・・

廉価の黒テレキャスのペグもゴトー製なのだ


レギュラーモデルのペグだが安定感が抜群なのだ

チューニングが安定するようになった

廉価のギターへの改造には賛否あるが・・

私は賛成派なのだ

僅かな出費でギターが使い易くなるならば大歓迎なのだ

廉価でも高価でも気に入って買っていることに変わりない


ちなみにこのギターはブリッジもゴトー製なのだ

以前に使っていた白テレキャスからの流用なのだ


高級感がある

デフォルトのサドルは安っぽいメッキ仕様

かなり印象が変わる

操作性に加えてルックスも重要だといえる

カッコ悪いギターを誰が好むのだろうか?


サイズが合えば他のギターに移植も可能なのだ

そう考えれば無駄な出費には思えない

大切に使えば長く使えることも多い

使っている過程で生産が完了してレアな品になることも多い

私がベースに積んでいるバダスのブリッジがまさにそれなのだ

権利上の問題など大人の事情で再生産されることはない

中古パーツでも市場に流通することは少ない

エフェクターでもパーツでも良い品は簡単に流通しないということ

誰でも簡単に入手できる製品には言うほどの価値はない

これは中古のギターにもいえる

良いギターを格安で入手できることは奇跡なのだ

良いギターを割高でゲットすることは割と日常でもある

お得な買い物は存在しないということ

読者の皆さんは本当に良いと思う品を売りに出すだろうか?

仮にそれが良い品でも二束三文で買い叩かれる

相当にレアな品をコアな層に売る以外には高値はあり得ない

買った物は壊れるまで使うことが一番だということ

それ故に購入前に熟考すべきなのだ

良く考えることで無駄な買い物を抑制することも出来る

高額な場合には三日くらい冷静になってみることをお勧めする

それでも頭から離れない場合には買うべきだと思う

モヤモヤした感情が正しい日常を邪魔するのだ

ギターも突き詰めれば緻密な頭脳ゲームのようなところがある

こんな時代なのだ

最後は知性溢れるギター弾きがゲームに勝ち残ることになる

読者の皆さんには勝者になっていただきたい

ゴトー製のパーツはベースにも取り付けている


動きが悪くなってきたペグを同社のペグに交換した



以前に持っていたジャズベのペグはデフォルトでゴトー製が採用されていた

最近では憧れるような海外のハイエンドギターにも純正パーツとして採用されることも増えた

海外にも良いメーカーが沢山あるのだ

それでもゴトー製が選ばれる

選ばれるには理由があるのだ

それを誰が選んでいるか?

も大事になってくる

素人のジャッジや評判は言うほどあてにならない

そもそもの経験値が技量が不明なケースが多い

「おたくはどちらさんですか?」

という感じなのだ

一方のプロには計り知れない経験や実績がある

生き残るということは凄いことなのだ

そんな一流メーカーも信頼を寄せるブランドがゴトーなのだ

基本的に同社の製品は受注生産になる

ロスを最小限にするという考えだと思う

最近はネットなどの販売店が売れ筋を独自に仕入れてることも多くなった

つまり、在庫があれば即入荷ということになる

ユーザーにとっては有り難いことだと思う

因みに以前に使っていたアリアプロのギターもゴトー製のブリッジが採用されていた

とにかく、激しいアームプレイでもチューニングが安定してるのだ

”セッティングを煮詰めればチューニングは狂わない・・”

を教えてくれたのはゴトー製のパーツたちなのだ

そんなノウハウがストラトのセッティングにも活きている

言い過ぎかもしれないが・・

私のセッティングの技術はそこそこの楽器屋さんと同等だと思う

セッティングとメンテだけには絶大な自信があるのだ

調整されたギターは想像以上に弾き易い

弾き易いギターは良い音で鳴ってくれる

逆の言い方をするならば、どんなに高価なギターでもメンテが疎かではすべてが台無しということ

そういうギターは数知れずあると思う

楽器店に修理や調整で持ち込まれるギターの多くはかなり悲惨な状態

特にアームを搭載したギターの調整は酷い

10本のうち9本くらいは失格だと思う

結局のところ、使う側がメンテのノウハウを理解しなければ同じことの繰り返しになる

入念な調整で約5,000円くらいだろうか?

それが惜しくないという人は楽器店に依頼すれば安心だと思う

しかしながら、ネックやサドルの調整程度は自分で行いたい

弦くらいは自分でキレイに巻き上げたいと思う


ペグに何巻き?には諸説あるが・・・

決まりはないと思う

自分の好きに巻けば良い

一ついえることは結果を予測して巻くということ

「今回は6弦は3巻きくらいにしたいなぁ・・」

「プレーン弦はもう少し多目で4巻きくらいかな?」

メンテにも意図やストーリーがあるのだ

その場限りではダメなのだ

メンテが偶然ではダメなのだ

必然であるべきだと思う

ギター本体の価格に興味がある人は多いがパーツに関心がある人は減った

確実に減ったと思う



最近はピックアップの交換などについて語るブログも減った

減ったというよりは皆無だと感じる

ここ数年で新規に投稿されたメンテ系のギターブログがあるだろうか?

一時はブログから動画へと移行が見られたが最近は動画サイトでも減った気がする

最近のギター弾きにとって調整は不要なのだろうか?

ギター弾きは神経質なくらいで丁度良い

申し訳ないが雑な性格な人はギターには向いていない

その他の楽器も同様だと思う

音楽を聴く人は割りと普通の人だと思う

一方で音楽を奏でたいと感じる人が良くも悪くも変わり者だと思う

まぁ、私を含んだ話だが・・・

私は変わり者を十分に自覚している

私にとって変わり者は褒め言葉なのだ

ギタークレイジーと呼ばれたい

そのくらいで丁度良いのだ

「ギターブログ始めたけど・・・」

「書くことがないんだよねぇ・・」

普通の人なのだ

全方位どこから見ても普通の人なのだ

無理の発信する必要はないのだ

書きたくなったら書けば良いのだ

無理をしてるブログは読者にお見通しなのだ

「この人ってネタ切れじゃない?」

「無理してるよね・・ 痛々しいな」

垂れ流せば汁も薄まってしまう

その時がくるまでジッと辛抱していれば良いのだ

読者は濃い味を期待しているのだ

少しばかりの毒気を求めているのだと思う

私は正直な人が好きなのだ

正直な人が素直に書いたブログには好感が持てる

雑な内容でも良いと思う

読者の多くは自分の考えと共感できるブログを探しているのだ

「あるある~ 俺もそう思うぜ~」

ギターの価格表をコピペするような内容など欲しない

むしろ、読者の方が詳しかったりする

勉強不足な楽器屋さんよりも勤勉な素人さんなのだ

楽器店でマウントをとることは得にならない

それは付け加えておきたい

プロはプライドの塊なのだ

その辺りを承知していると商談が進め易い

買い物で勝利する人は強引な人ではない

知的で緻密な人なのだ

その先のことを視野に入れて買い物できれば上出来だと思う

妙な知識を蓄える時間があるならば、何かを一曲弾けるようにしてから来店した方が良い

相変わらずの脱線大会になってしまった・・

未体験という方は一度、ゴトーの製品をお試しいただきたい

自分のギターがワングレードアップしたような印象を受けると思う

特に廉価のギターのペグ交換は効果絶大だと思う










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ブログ訪問者数が7,547人だった

2021年12月05日 | 楽器
昨日に引き続きブログの結果をご報告したい

訪問者数7,547人(3,074,109人中10位

閲覧回数15,681回

という結果だった

昨日は一昨日の流れで多くの読者の方々にご訪問いただいた

まぁ、このまま落ち続けていつもの数字に落ち着くのだと思う

もう少しだけ夢をみさせていただきたい

頑張ってきた成果が現れる瞬間は本当に嬉しい

”継続は力なり・・・”

何事にもいえるのではないだろうか?

まさにそんな言葉が頭に浮かんでくる


ギターもブログも一夜にして成り立つことはないということだと思う

ギターでもブログでもそれを義務だと思えば続かない

私は楽しんで続けているのだ

特にギターに関しては自分でも分かるほどにリラックスしている

レスポールと決別したことで良い意味で肩の荷が下りたのだ

ギターとの相性は少なからずあると思う

巷の人気ギターとは関係ないと考えるべきだと思う

自分が欲しいと思うギターとも区別したい

足の形が異なるように指の長さや太さも違う

万人に弾き易いギターは存在しないということ

私にとってここ数年の気付きは

”テレキャスターとの相性の良さ・・”


テレキャスのボディ形状が合っていると感じる

このギターの前に使っていた白テレキャスも弾き易いギターだった

廉価なギターが故にネックは薄い

ヴィンテージを模したモデルの多くは丸太のようなネックを採用する

速弾きもカッティングも奏法として認識されていなかった時代に作られた

何でもかんでも古い時代のものが良いと言う人も多い

何となく言いたいことは理解できる

飾って楽しむ、持っていることに満足を感じるならばそれで良いと思う

実際にメインで使うということになると少々話は違ってくる

テレキャスは何故弾き易いのか?


レスポールと同様にコンター加工もエルボー加工もない

大きな違いはボディの厚みとボディエッジの面取りだと思う

テレキャスは角が丸いのだ

一方のレスポールはかなり角ばっている

私は肋骨に当たる部分にタオルを挟んで弾いていた

私が使っていた個体はボディの前後バランスも悪かった

無意識に弾いていると『尻下がり』になってしまう

『ヘッド落ち』の逆の状態なのだ

度を過ぎれば、どちらもかなりのストレスになる

演奏中にはその他にも行うべき作業が山積しているのだ

演奏技術に余裕がある匠を除いては多くの場合に負担になる

いまだにレスポールをメインのギターにしている人もチラホラといるようだ

「レスポールって弾き難くない?」

と質問してみたい

まぁ、太った人、痩せた人、手が長い人、手が短い人・・・

千差万別、色々な人がいるのだと思う

繰り返しになるが私との相性は悪かった

眺めていてカッコいいということは私も認める

壁に飾っておきたくなるギターなのだ

ギター図鑑で眺めるのも良いと思う

車でも自転車でもギターでも『毎日使い』が大事だと思う

用途や目的を考えて購入すると良いと思う

私はどんな製品も『使う』ということを前提に選んでいるのだ

その中に自分の趣向や好みを少し加えているという感じ

実用性が7割くらいが趣味としては丁度良いと思う

実用性で考えるならば、ギターは10万円未満で良いと思う

プロならばいざ知らず・・

私を含めた素人にはそれを超える価格のギターは
オーバークオリティだといえる

私にとってはUSA製のストラトもドラゴンもプチ贅沢品なのだ

趣味において贅沢のすべてが悪か?と問われれば答えはNOだと思う

趣味には多少の色気のような物も必要だと思う

それに触れることで明日への活力が漲るならばそれも正義だといえる

倹約&節約で生活している知り合いがいるのだが見ているこちらが息苦しくなってくる

散財や無駄遣いも微妙だが・・

丁度良いバランスを見極めるのは思ったよりも難しい

私はアコギも好きだが完全に道具という意識で選んでいるのだ


私は4万円台で買った

意外にも人気があるようで中古でも市場に流通しない

新品で10万円超えで販売しているショップを見かけたことがある

ネットの値段は常に流動的だと感じる

値段があってないようなもの

ケースが付属していなかったので別途で購入した

見た目は立派だが激安のハードケースなのだ


使い勝手は悪くない

某メーカーの高級ケースをコピーしているのだと思う

留め金の数や位置などが微妙に異なる

値段が高い製品には必ず理由がある

それを販売する側も自信を持って長所をアピールしてほしい

某メーカーの高級ケースはある部分が良く壊れるという

どのケースも同じ部分が壊れるのだ

問題はそれを放置しているメーカーと販売店にあると思う

「修理すればいんでしょ?」

は通用しない

今の時代は光のような速さで情報が拡散される

ネットの時代に生きているということを自覚すべきなのだ

「あそこのケースって値段は高いけど壊れ易いみたいだぜ」

悪い噂ほど早く広く広がってしまうものなのだ

私も当ブログでは酷評の類いは避けているのだ

実際に買った製品の中には酷い物も少なくなかった

それは心の中に留めておくことにしている

良い物はこの場をかりて積極的に紹介しているのだ

「初心者にはどんなギターがお勧めですか?」

という質問を受けることがある

私は迷わず『フェンダー』を勧める

フェンダーブランドには信頼感がある

姉妹品であるスクワイヤーにもフェンダー魂が息づいている

とにかく信頼できるブランドなのだ

メキシコ製のドラゴンを経験したことでそれが確信に変わった


最近では本家を凌駕するほど技術が向上しているという

本国の腕利きのマイスターが現地に派遣されているという

製造過程から出荷にいたるまでを厳しくチェックしているという

先に述べた某メーカーの壊れ易いケースとは真逆なのだ

優れたメーカーは悪いイメージが拡散することを知っているのだ

人の噂も同じ

良い噂は意外に広がらないが悪い噂は想像の倍で広まってしまう

世の常人の常なのだ

人間は悪い噂が大好物なのだ

困ったことだがそれが事実なのだ

他人の悪口を意気揚々と書いている人は微妙・・

そんな姿を想像するだけで背筋が寒くなってしまう

読者のみなさんにはそういうことはないと思うが十分にご注意いただきたい

ある本で有名なが学者が言っていた

「毎日感謝の気持ちを持って生活すると良いと思う」

「どんなに些細な事にも感謝を抱くことが大事だ」

まぁ、そんなような内容だったと記憶している

何が起こるのか?

不思議なことに風が良い方向に吹いてくるという

幸運が知らぬ間に舞い込んでくるというのだ

私はこの考えに賛同しているのだ

愚痴を言っても一日、悪口を言っても一日・・

同じ一日ならば良い時間を過ごしたい

発散が苦手な人がいることも事実

溜まったストレスが歪んだ形として噴出してしまう

目はつり上がり、肩の筋肉はガチガチ・・

そんな状態でギターを弾いたらどうなるのか?

「あぁ~ なんでイイ音が出ないんだよ~」

「このギターがダメなんじゃねぇ~のぉ?」

「このアンプがダメなんじゃねぇ?マジで」

私はこのような状態を『負のスパイラル』と呼んでいる

こういう場合には何をやってもダメなのだ

すべてが裏目に出てしまう


私にも経験がある

ギターや機材を買っては売りを延々と繰り返す

病んでいたのだ

心理学において『買い物行動』は重要な位置づけだとされている

ストレス発散行動のひとつだという認識があるようだ

ストレス食いなども同じような仲間なのだろうか?

どか食いには限界があるが買い物には終わりがない

場合によってはローンに手を出すことも十分に有り得る

心が弱い人は要注意なのだ

ある朝、夢の中にギターの神様が降りてきた

「お前のギターが下手なのはギターのせいじゃないぞ」

「もっと練習するんだ もっと頭を使って練習するんだ」

良く覚えていないが・・・

そんな内容の言葉だったような気がする

起きた後にギターが上手くなっているはずもないが・・

何となくギターのネックを握った感じが違っていたことを思い出す

頭をクールダウンして色々と考えた

ギターや周辺機材の断捨離を始めたのもこの頃だったと記憶している

何故そのギターを買ったのか? 何をきっかっけで購入に至ったのか?

実は曖昧な部分も多かったりするのだ

長いギターライフにおいては浮き沈みがある

ギターを置いて冷静に考えてみることも大事だと思う

何も考えないで練習することは何もしていないことに等しい

良くある話なのだ

弾いていればそれなりに進歩や技術の向上はあるのだろうが・・

それを思うほど実感できないことが多い

人間が成長するにあたり大事なことは成果を感じること

成績が上がればさらに勉強する気も起きる

営業成績が上がれば、周囲の人間の見方や接し方も変わる

イケメンがモテるのは30歳くらいまでだと思う

能力がない中年おじさんは堕ちていくものなのだ

ギターにも同じような匂いを感じることがある

頑張ってギターを練習して上手くなれば美味しい話も舞い込んでくる

イケメンではない残念な中年おじさんにも十分に勝機があるのだ

楽器の良いところは万人に平等であるところだと思う

そこそこお金が自由になる人が上手くなるという保証はない

お金が厳しい庶民が上手くならないということもない

ギターと寿命は平等なのだ

そんな潔さに惹かれて私はギターを続けているのだ

成果が見えるところも良い部分だと思う

ここ最近は褒められることが多くなった

廉価なギターをメインに使うようになってからなのだ

 

「え~ そんなに安いの?」

ギターを知り過ぎたベテランには廉価のギターは眼中にもない

ある意味で盲点なのだ

”値段が高いギターは良い音がするんだ・・・”

まるで呪文のように頭に刷り込まれているのだ

自分の経験なのだろうか?

信頼できる誰かの言葉なのだろうか?

値段が高いギターが優れていることは当然だと思う

しかしながらギターの値段と性能が比例するか?は微妙だと思う

ここでいう性能とは弾き心地や出音など色々な要素を含む

私は他人が所有する値段が高いギターを弾かせてもらう機会が多い

恵まれた環境にあると感謝しているのだ

買いもしない高額なギターをガチャガチャと弾くのは人間失格

こういう人が少なくないのも現実の話

楽器店の悩みのタネでもある

”お客様は神様です・・”

という時代は終わったように感じる

値段が高いギターは常に優れているか?

これに関しては眉唾ものだといえる

弾き方や個体差など状態にかなりの差がある

『ん? これで80万円のギターなの?』

心の中で呟くことも多々ある

日本人はとにかく見栄の塊なのだ

どこの大学の出身か? どこの会社の勤めているか?

年収はいくらくらい?

そんなことが価値基準になっている人も多い

そんな人がギターを趣味にしたらどうなるのか?

私の周囲にもそんな人が少なくない

最終的にはギターを買って満足してしまうのだ

というか、それしか選択肢がないのだ

それに気づいた頃には後の祭りなのだ

一度良い楽器を手にした人が原点に立ち返ることは無理

ギターを始めた頃の純真な気持ちに立ち返ることは難しい

そんな見栄や意味のないプライドが技術の向上を妨げているのだ

他人の良いアドバイスに耳を傾けることが出来なくなっている

”我が道を行く・・”

我が道が正しいならば何の問題もない

間違っている場合にはそれを軌道修正できない

他人から何かを言われる(注意やアドバイス)うちが花だと思う

期待しているからこそ何かを言うのだ

少なくとも私はそういう考えて生きている

向かうべき道を見失ったギター弾きは見ていて痛々しい

読者の皆さんは如何だろうか?

部屋のギターたちを見回していただきたい

自分との相性はどうだろうか?

「このギターは何年も使ってないなぁ・・」

断捨離をお勧めする

良い意味での身辺整理はギター向上の鍵になる

整理が出来ない人は片付けが出来ない人

ゴミ屋敷とは言わないが・・

部屋の至るところに不要な物が埃を被っているのだ

埃を被った過去の誇りもこの際に捨ててしまうのだ

片付けられない人は考えを整理出来ない人

ギターテクの向上のプロセスが組み立てられない人

ダラダラと目的もなく今日もギターを弾いてしまう

時間の無駄、電気代の無駄なのだ

少し厳しい表現になってしまったが・・

これは事実なのだ

ギター弾きのあるある話なのだ

不要なギターをまとめ売りして気にいったギターに一本化するのもお勧め

値段が高いギターというよりは自分に合ったギターという感じ

本気で探すならば試奏は必須

特にネックを徹底的に握っていただきたい

極端な話、弦を弾かなくても分かるのだ

楽器店でも下手な人に限って試奏が長い

店員さんもイライラしているのだ

そして買わないのだ

「えっと・・ もう少し考えてみます・・」

買う気がないのか? クールダウンしているうちに冷静になるのか?

そういう人が再び来店して購入に至るケースは少ない

本気でギターを買う人は即決が多い

気持ちを決めて来店しているのだ

後は抱えた感じと雰囲気なのだ

リアルには画像では伝わらない質感がある

私もそんな質感に何度もKOされた一人なのだ

楽器店の雰囲気に飲まれてしまうのだ

それも良い経験だと思う

家で弾いてみると思ったほど良くないことも多い

逆に気楽にポチった廉価のギターが思ったよりも良いことも多い

謎なのだ

ギターの奥深い部分なのだ

まだまだ解明しなくてはならないことが多いと思う

先が見えないことはある意味では幸せだと思う

「あぁぁ~ このギターに飽きた~」

「もっといいの買うわ~ ネット検索する~」

ギター弾きの脳内も奥深い・・

ギターは楽し・・😉 

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