テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

正しいオクターブチューニング知ってる?

2021年12月26日 | 楽器
読者の皆さんはオクターブ調整の方法を正しく理解しているだろうか?

意外にもベテランでもイマイチ良く分かっていない人も少なくない


メンテには順番があるのだ

順番を間違えると二度手間になってしまう

第一段階としてネックの状態チェックと修正


ネックの反りを調整する前に弦高などを決めても意味がない

正しいネックの状態からすべてが始まるのだ


ピックアップなどの高さ調整もその後の話


巷にはフロントを使わない(使えない?)ギター弾きも多いようだ

ピックが当たるという理由から異常なほどにフロントを下げる人がいる

フロントを下げるということはミックスポジションも捨てていることになる

せっかく良いピックアップが付いているののリアオンリーでは寂しい・・


正しいポジションで弾いていれば、フロントが邪魔ということはない

逆にフロントありきでピッキングを根底から見直すのもありだと思う

とにかく、セッティングはギターを優先させるべきだと思う

自分側に寄せたセッティングでは良いギターにはならない

どんなギターにも適正値があるのだ


便利な時代なのだ

ネットなどで検索してみるのも良いと思う

基本的にはメーカー出荷時の状態がベストだといえる

その状態が弾き易いと感じられるならば最高だと思う

ピックアップの高さ調整は音色に関わる部分

高すぎても低すぎてもダメなのだ

これに関してもメーカー出荷時のデータに寄せるのが良いと思う

若い頃は私も訳が分からず好き勝手な方法で調整していた

現在は先に述べたようにメーカーの出荷時の数値を参考に調整しているのだ

それがギターの性能を引き出すことに気づいたのだ

とにかく、『普通』が一番なのだ


弦もセッティングも『レギュラー』で良いと感じる

ネックの状態が決まれば、その先に進める

弦高を正しく調整するのだ

基本は指板のカーブを意識することだと思う

指板のカーブに合わせながら6弦に向かって僅かに高くなっていく

そんなイメージで良いと思う

すべてのポジションでチョーキングやビブラートなどを行いビビりが出ないことを確認する

フレットが満遍なく減っていることが前提になる

特定のポジションが減っている場合にはさらに弦高を上げる必要がある

摺り合わせを行うという方法もあるが最終段階と考えるべきだと思う

ギターの使用頻度が低い、普通の使い方の人には不要な作業

ましてやフレット交換など、一生経験することはないと思う

音色を変化させる為にフレットを交換するケースもあるがリスクも大きい

商売ながらも楽器店は良い顔をしないことが多い

「交換できますけど・・ 弾き心地とか変わりますよ」

「この状態ならフレット交換しない方が良いと思います」

という流れになることが多い

私も何度か交換したことがあるが確かに微妙な感じになる

脱線してしまった・・

ネック調整が完了、弦高がl決まれば、後は『オクターブ調整』なのだ

この作業を徹底的に煮詰めることで劇的に良い感じになる

希にオクターブが合わないギターがある

申し訳ないがそんなギターはゴミ箱行きなのだ

楽器として成立していないギターでいくら練習しても上手くならない

むしろ、そんなギターの固執することで耳が悪くなる

耳の感覚が悪くなるという意味

音痴な音に慣れた耳は簡単には元に戻らない

ピックアップや弦のブランドが云々というレベルではない


正しく調整されたブリッジの並びには規則性がある

1弦から3弦に向かってブリッジ側に下がり

同じく4弦から6弦に向かって同じ形になる

スケールなどの関係からあまり差が生まれないこともある

オクターブ調整の正しい方法はネットなどで検索してみていただきたい

一度正しくオクターブ調整を行えば、その後は楽になる

同じブランドの弦を使うならば、大きくズレることはない

もちろん、厳密には弦交換の度に調整することが最良だが普通使いでそこまでシビアになる必要はないと思う

弾いている段階で気になる時に再調整すれば良いと思う

「あれ? 何か変だなぁ・・?」

ネックが動いたことで弦高が変化して、オクターブが狂うこともある

大事なことはそれに気づく耳を持つこと

そして、その原因を見極める目を持つこと

どんなに良いギターを買ってもその辺りが甘くては意味がない

まさに宝の持ち腐れになってしまう

「俺って高いギター買っても大丈夫かな?」

と考えることもあると思う

何十万円という高価なギターを買う時にはそれなりに覚悟が必要だと思う

悩むことは良いことだと思う

繰り返しになるが・・

技量や知識がない人が高価なギターを買っても意味がない

買ってはダメという意味ではない

自分が思ったほどの効果や良さが実感できないという意味なのだ

高価なギターを買う前に徹底的に廉価なエレキでメンテや改造の練習をしてみると良いと思う




廉価なギターでも良いギターが組めれば、それなりの実力が確認できる

「安物ってダメじゃねぇ!?」

という流れからの買い物は必ず失敗する

廉価なギターも高価なギターもメンテの基本は一緒なのだ

廉価なギターの調整が出来ない人が高価なギターに買い換えることでメンテの技術が向上するとは思えない

とにかく、手持ちのギターで徹底的に基本を練習すべきだと思う

「あれ? なんか良くなってきたわ」

「安物ギターでも良くねぇ?いいよ」

となれば、無駄な散財も防げると思う

私はギターや音楽が大好きだが無駄遣いは嫌いなのだ

自分の技量や身の丈を誰よりも熟知しているのだ

言葉は悪いが・・・所詮素人なのだ

小遣いの範囲内で楽しくギターを弾ける環境が望ましい

ちょっとした調整や工夫で劇的に環境は良くなる


 

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