五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

クリスマスおめでとうございます

2009年12月25日 | 第2章 五感と体感
✚Merry Xmas

クリスマスイヴの夜、教会のミサに与りながら、改めて「愛」を考えました。

ふと、スロベニアの旅を思い出しました。
クロアチア国境あたりにある大きな川のほとりにある巡礼地。ヨハネの泉のあるところです。泉の湧く場所の脇に日本的にいえば祠(ほこら)があります。キリストの誕生日が近くなると(待降節)、そこに飼い葉桶に寝かされたイエスキリストとマリアとヨゼフ、博士たちや、羊や馬、そして天使たちが飾られます。

普段は、泉の水を求め、十字架の道行きを祈る人々が訪れる静かな場所ですが、クリスマスの時は違います。多くの人が訪れ、一気ににぎやかになるそうです。
私たちが訪れたのは、夏の余韻の残る秋の始めで、葡萄の収穫の真っ盛りの時期でした。訪れる人はまばらで、クリスマスの想像すらできないくらい、ひっそりとしていました。

ヨーロッパやカトリックの学校に縁のあった方々は、その映像を思い起こされると思います。
カトリック国のクリスマスの夜は、派手さのない温かみのある愛に溢れたまさに聖夜にふさわしい空気が漂います。

冬至と入れ替えに、光に向かう夏至への分岐点。もともと太陽信仰・古来からの宗教が折り重なっています。

ひっそりとした、なんの変哲もない場所がある日、光に満たされます。
家族の繋がり、人の繋がり、ある日、ある時、その関係にふと光を感じることがあります。
その光に触れることを意識すると、自分は「受容の繭」に満たされた中で生きていることを感じ、体感します。

感じようと思う時にいつでも感じられる人は幸せかもしれませんが、「受容の繭」をイメージした時に、その体感が愛の体感であることに気付いた人は、もっともっと幸せな体感を味わうかもしれません。

よきクリスマスをお過ごしください

[生き甲斐の心理学参照」
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