「月日は百代の過客にして、行かふ年も又旅人也」
ご存知、松尾芭蕉「奥のほそ道」の冒頭の詞(ことば)である。
“月日は永遠の旅人、行き交う年月もまた旅人である”という芭蕉は「日々旅にして旅を栖(すみか)とす」とも言う。
俳諧は、一つの場を共有するものが句を継ぐ「座」という文芸形式で「日常性とは別次元の関係でつながり、生きる楽しみを共にする」場である。
そんな解説を読み、ブログに共通性を見いだした。
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昨年の2月2日に開設した我がブログ、今日でちょうど一年になりました。
皆さんの励ましや、やさしさに支えられ、今日まで続けられた事に感謝します。
ありがとうございます♪
このブログがなかったら、絶対に知り合うこともなかったであろう皆さんと交流の場ができ、そんな中で皆さんの優しさに触れ、楽しさを知り、知識を広げることができ、日々の活力の源になっていることを感じるのです。
また今まで関心のなったことにも興味を持つようになり、身の回りの出来事や、世の中を見る目が変ったことも事実です。
人生は旅、行き交う旅人同士が異次元でつながりを持ち、生きる楽しみを共有する。
人生が旅ならば、「片雲の風にさそはれて、漂白の思ひやまず・・・」である。
“旅は道連れ世は情け”今日も皆さんとの出会いを楽しみに、明日への活力となることを願ってやみません。
行く春や 鳥啼き 魚の目は泪 松尾芭蕉
2006.02.01