

出場停止期間中は静養のためモンゴルに帰国していた横綱・朝青龍が、今日再来日しました。朝青龍はモンゴルを離れる際、毛皮のコート姿でしたが、成田空港に到着したときは着物姿で、髪型は髷ではなくポニーテール状態でした。その後、空港内で身支度、午後5時20分頃に両国国技館で謝罪会見を行いました。
会見では、最初に「本当に長い間、皆様にご迷惑をおかけしたことを、心からおわび申し上げます。これからも精いっぱい頑張るので、応援よろしくお願いします」と謝罪。回復具合について聞かれると、「一時期は筋肉は落ちた状態だったが、トレーニングを続けてきた。ヒジは良くなったが、腰の具合は稽古をしないとわからない」とコメントしました。
サッカーに参加した理由については、「モンゴルサッカー協会と大使館に頼まれて出てしまった。本来は子供にTシャツを配るつもりだった。自分がやってしまったことなので責任を感じている。握力が落ちたり、腰の痛みが非常に強かったが、サッカーには無理して出た。巡業を楽しみにしている人が待っているのに申し訳ない」と釈明しました。
朝青龍は謹慎している間は温泉治療を行い、まわしを着けてのイメージトレーニングをしていて、モンゴルで放送されている大相撲中継は出来るだけ見ないようにしていたとの事がわかりました。今後は冬巡業に参加、来年1月の初場所出場を目指す予定です。
謝罪会見終了後、今度は臨時横綱審議委員会に出席し改めて謝罪。引退勧告まで出すほどのアンチ朝青龍派の内舘牧子氏は、「ずっと姿勢もよくして、素直にうなずいていた。反省しているように見えた」と評価。「失墜してしまった国技や相撲、横綱という地位を盛り上げなければならない」と述べました。北の湖理事長は、「本当に反省したと思う。初場所は優勝を目標にして頑張って欲しい」と語りました。
今回の謝罪会見を見て、朝青龍は充分反省しているように感じました。今後は愚行を起こさない品格ある横綱として頑張ってもらいたい。そして初場所では優勝争いに絡む活躍に期待したいところですが、4ヶ月のブランクがどう影響するのか気になります。
朝青龍が帰国する直前にもう一つの謝罪会見がありました。10月の内藤大助選手との世界戦で、サミングとレスリング行為の反則行為を繰り返し、1年間のライセンス停止処分を受けた亀田大毅選手が久々に公の姿を見せました。
練習再開となったこの日、所属先の協栄ジムで会見を行いました。まず、大毅選手は「皆さんお騒がせして申し訳ありません。気持ちも体も落ち着いてきたので、一からではなく、ゼロからスタートしたいと思います」と頭を下げました。同席していた長男の興毅さんは「大毅も気持ちも入れ替えて今日からスタートすると思うと自分でも言っている。ファンの皆さん亀田家をこれからもまた応援してください」と話しました。
ここまでは普通通りだったんですが、練習後の報道陣に対しての質問はタメ口に近い状態でした。せっかく真面目に謝罪したのに、世界戦前の姿に戻ってしまいました。会見時間はたった5分、内藤選手へのお詫びも無いのでは謝罪会見とはいえないでしょう。もうどっちらけですわ。復帰後も亀田大毅のスタイルは変わりそうにありません。反則行為もそうですが、勝った後の歌謡ショーなんか見たくもないです。信頼回復するためには、日本or東洋太平洋のベルトを獲る→長期防衛した後、強豪な世界ランカーに勝つことだと思います。(もちろん歌謡ショー無しで)まあ、彼に現役続行する勇気があるかどうかはわかりませんが。続けるのであれば頑張って欲しいのですが、応援しないし復帰戦の試合をたぶん見ないでしょう。




