日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

レギュラーシーズン最終戦は完封リレーで勝利。3位でクライマックスシリーズへ

2009年10月12日 | HAWKS

2年ぶりのAクラス入りを決めましたが、4連敗で3位が確定した福岡ソフトバンクホークス。2009年レギュラーシーズン最終戦となった11日は、クリネックススタジアム宮城で楽天と対戦しました。クライマックスシリーズの前哨戦に勝って、白星でレギュラーシーズンを締めくくりたい。日曜日は和田が先発。最後に白星を挙げられるか?


最終戦のスタメン
1(二)本多雄一
2(遊)川崎宗則
3(三)松田宣浩
4(一)小久保裕紀
5(指)オーティズ
6(右)多村仁志
7(中)長谷川勇也
8(捕)田上秀則
9(左)明石健志
 (投)和田毅
松中が肘とひざの手術のため離脱、打順も変更となり、松田が3番サード、オーティズが5番DH、明石が9番レフトで先発出場です。

ホークスは初回、楽天先発・ラズナーの立ち上がりを攻め立てます。1死から川崎のヒット、松田のレフトへの2塁打で1死2,3塁と先制のチャンス。このチャンスに小久保が遊撃ゴロに倒れますが、3塁走者・川崎が生還して1点を先制。なおも2死2塁でオーティズがライト前タイムリーを放って1点追加し、この回2点を先取します。その裏、和田は1死後に渡辺直人にヒットを許しますが、鉄平を外野フライ、山崎を3球三振に仕留め、無失点の上々なピッチングを見せます。
試合は2回以降こう着状態に。ホークスは2回に長谷川が死球で出塁、田上犠打で1死2塁とチャンスを作るも後続が凡退。3回は3者凡退、4回はオーティズがヒットを打つもチャンスには至らず。和田は2回に3者連続三振、3回は2本のヒットで1死1,2塁とピンチを背負いましたが、渡辺直を2塁ライナー併殺打に打ち取ってピンチを凌ぐ。4回は鉄平に四球を許すも、草野を併殺打。4回まで楽天の反撃を許さず、無失点の好投を続けます。
2点リードのホークスは5回、1死後に本多がセンター前ヒット、続く川崎がファウルで粘った後の8球目のカットボールを捕らえると、打球はバックスクリーン右に飛び込む2ラン本塁打!川崎の貴重な一発で2点を追加し、4-0とリードを広げます。その裏、和田は簡単に2死を取った後に四球を許しましたが、嶋をチェンジアップで見逃し三振に仕留めて3アウト。和田は5回を投げ終えたところでマウンドを降りました。
6回に2番手・森福、3番手・甲頭が楽天の攻撃を無失点に抑えた直後の7回、ホークスはこの回先頭の田上が楽天3番手・有銘の6球目のスライダーをジャストミート!弾丸ライナーで飛んだ打球はレフトポール際にスタンドイン!田上の一撃で5点差に。その裏、4番手の三瀬が草野を2球で仕留めるが、5番手・藤岡が2死から四球とヒットでピンチを招いてしまう。2死1,2塁の場面で、ホークスは摂津が6番手で登板。摂津は代打・憲史を直球で見逃し三振に仕留めてピンチ脱出。流れを簡単に渡しません。摂津は8回に3つのアウトを全て三振に仕留め、レギュラー最終戦も好リリーフを見せました。
ホークスは9回、2死から川崎と松田が連打を放って2死1,2塁とダメ押しのチャンスを迎えましたが、途中出場・森本が凡退して2者残塁。9回裏、馬原が3者凡退に抑えて試合終了。ホークスが5-0で楽天に完封勝ちを収め、連敗を4で止めてレギュラーシーズン最終戦を白星で飾りました。


パシフィック・リーグ公式戦 2009/10/11(日)
楽 天-ソフトバンク 最終戦 
(楽天13勝11敗、Kスタ宮城、18:00、20637人)
H 200 020 100       5
E 000 000 000       0
【投手】
(ソ)和田、森福、甲藤、三瀬、藤岡、摂津、馬原-田上、山崎
(楽)ラズナー、小山、有銘、佐竹、福盛-嶋、中谷
【責任投手】
(勝)和田15試合4勝5敗
(敗)ラズナー15試合4勝7敗
【本塁打】
(ソ)川崎4号2ラン(5回、ラズナー)、田上26号ソロ(7回、有銘)


いやぁ~、最後の試合でホークスが勝てて本当によかったです。もし負けていたら今季ワーストの5連敗、最悪の形でCSに臨まなければならなかったんでね。川崎と田上に一発が出れば、先発の和田が5回無失点、6回以降は中継ぎ陣が出てきて、楽天打線の反撃を許さない完封リレーで勝利しました。
これでホークスの全日程が終了し、今季は74勝65敗5分けの3位という結果になりました。昨年は屈辱の最下位、今年は春先まで下位に沈みましたが、オーティズ加入&交流戦連覇で一気に上昇、一時はパリーグの首位に立って日本ハムと優勝争いを繰り広げました。しかし、馬原が大炎上した「福岡版9.11」をきっかけにチームもズルズルと失速、楽天に抜かれて3位に転落しました。馬原炎上で優勝なんて諦めたし、3位でいいやという気持ちでいっぱいでした。3位という結果については、悔しいけどみんなよく頑張った、「Bクラス」の予想を覆してくれたとしか言えません。まだクライマックスシリーズが残っているけど、選手の皆さんお疲れ様でした。

さて、パリーグも全日程が終了した事で個人タイトルも決まりました。ホークスからは、杉内俊哉投手が奪三振王と勝率の2冠を達成。杉内は今季は15勝5敗、204奪三振。勝率.750は日本ハムのダルビッシュと同率です。ルーキーの摂津正投手は、今季5勝2敗・34ホールド、39ホールドポイントでホールド王獲得。ルーキーイヤーでパリーグ№1中継ぎに輝く快挙を達成、新人王も当確でしょう。ファルケンボーグが29HPで2位になり、ホークスが上位を独占しました。
打撃部門では、ホークスの選手からはタイトル獲得者はなし。打率では長谷川勇也選手が.312でリーグ4位。チームトップの26本塁打を放った田上秀則捕手は本塁打ランキング4位。チーム最多打点は81打点の小久保裕紀選手でした。盗塁数では、川崎宗則選手が44盗塁、本多雄一選手は43盗塁を記録しました。

ホークスのレギュラーシーズンはこれにて終了。16日からはクライマックスシリーズが開幕し、第1ステージは仙台で楽天と戦います。もしここで2勝すれば、リーグ王者・日本ハムへの挑戦権を獲得できます。相手がプレッシャーに潰され、ミスなどを多発して自滅すれば、ホークスに流れが来るはずだ…。3位からの日本シリーズ出場は厳しいかもしれませんが、何とか奇跡を起こしてほしい…。ホークスは勝てますかね?



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コメント (1)
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女帝・ウオッカが敗れた!京都ではオウケンブルースリが復活V!

2009年10月12日 | 競馬

今週から東京競馬場と京都競馬場が開幕。日曜日は東西で天皇賞の前哨戦があり、府中は毎日王冠、京都では伝統の長距離戦・京都大賞典が行われました。毎日王冠では現役最強馬・ウオッカが登場し、京都大賞典はGI馬3頭が参戦しました。


東京競馬場のメインレース・第60回毎日王冠(GⅡ)は、秋の天皇賞連覇を目指す⑥ウオッカが秋緒戦を快勝し、天皇賞に弾みをつけられるか注目が集まりました。直前のオッズでも1.3倍の圧倒的1番人気、この期待に応えるためにも前哨戦での敗北は許されません。ウオッカの他にも、札幌記念でブエナビスタを破った⑤ヤマニンキングリー、関屋記念を制した⑦スマイルジャック、8歳馬の④カンパニー、昨年の菊花賞で3着に入り、現在連勝中の⑪ナムラクレセントなどが出走しました。
スタート前、①マッハヴェロシティがゲート内で立ち上がってしまいましたが、騎手は無事でした。ゲートが開くと同時にウオッカが好スタートを切って、早くも先頭に立ちます。2番手にナムラクレセント、ヤマニンキングリーは②アドマイヤフジと並走の3番手、スマイルジャックとカンパニーが5番手を争う。人気馬が前の方にいる一方、後方集団では⑩サンライズマックスが7番手、⑨ダイシンプランが最後方。縦長の状態で3コーナーに入る。
3,4コーナー中間付近・残り800mに入り、ウオッカはマイペースで逃げたまま先頭キープ。2番手争いはクレセント・アドマイヤフジ・キングリーの3頭がほぼ固まっている。中段では⑧メテオバーストが上昇して最後の直線へ。ウオッカはまだ馬なりで逃げているが、後ろからカンパニーが接近!残り300で武豊騎手がムチを出してラストスパート、大外から③ハイアーゲームが猛追するも届きそうにない。このままウオッカが逃げ切り勝ちかと思ったら、外に持ち出したカンパニーがゴール前でウオッカをかわして先頭でゴール!ウオッカは最後まで逃げられず2着に終わりました…。

8歳馬のカンパニーが差し切り勝ちで毎日王冠を制覇。自らの末脚でウオッカを一気に飲み干しました。重賞競走は今年2勝目で、通算でも7勝目です。ウオッカに勝って秋の天皇賞の有力候補に名乗りを挙げたカンパニー、秋天は過去3度挑戦し、2006年16着、2007年に3着、昨年は4着と2年連続で掲示板に載っています。4度目の秋天挑戦となれば、馬齢の事を考えると今年がラストチャンスになるでしょう。陣営も「今年こそ…」という気持ちでいっぱい、4度目の正直で悲願のGI制覇なるか?
秋緒戦で敗れたウオッカは、昨年と同様「逃げ」で勝負したんですが、結果はまたしても2着。最後の直線での末脚炸裂が持ち味の馬なんだから、積極的に前に行かせてはダメです。前哨戦で負けて連覇に黄色信号が点っただろうウオッカ。しかし、本番では「ここ一番」の勝負強さを発揮するだろうと思います。


毎日王冠がスタートする約10分前、京都では第44回京都大賞典(GⅡ)が行われました。今年は京都2400mに14頭が集結し、今年の春の天皇賞馬・⑩マイネルキッツ、昨年の菊花賞馬・②オウケンブルースリのGI馬が登場。そんな中、GI馬を押し退け単勝1番人気に支持されたのは、重賞未勝利馬の⑧ジャガーメイル。2400mで3勝の実績が評価されたんでしょうね。他にも③スマートギア、⑭トーホウアラン、⑦モンテクリスエスが出走しました。
横一線綺麗なスタートで始まったこのレース、まず先行争いで⑤クィーンスプマンテが先手を取るが、外から⑫テイエムプリキュアが徐々に進出し、先頭でゴール板を通過します。3番手・④コスモプラチナまでの上位3頭が牝馬が独占。⑭トーホウアランは5番手、ジャガーメイルはモンテクリスエスの後ろにつけて9番手、その隣にオウケンブルースリ、マイネルキッツ11番手、スマートギアは最後方という展開。
縦長で1,2コーナー→向正面に入り、プリキュアが独走で先頭、スプマンテは依然2番手。先頭から大きく離れたところにアラン4番手、①トーセンキャプテンが6番手、中段にはモンテ、ジャガーメイル、マイネルキッツが固まり、その後ろにオウケンブルースリが後方3番手、スマートギアはまだ最後方。外回り下り坂に入り、まだプリキュアが先頭。3番手以降は一団となり、有力馬はまだ中段の位置にいる。
最後の直線に入り、失速したプリキュアをクィーンスプマンテがかわして先頭に立つが、3番手集団との差が詰まってきた。後続からはトーホウアラン、ジャガーメイルが追い込んでくる。しかし、まだスプマンテが逃げる。残り200mで間からトーセンキャプテン、大外からブルースリが接近し、残り100mでブルースリが先頭に立ち、このまま突き放してゴールイン。最後方から伸びてきたスマートギアが2着に入りました。
オウケンブルースリが昨年の菊花賞以来約1年ぶりの勝利。1番人気のジャガーメイルは4着、2番人気・トーホウアランは8着、もう1頭のGI馬・マイネルキッツは7着に終わりました。オウケンブルースリは今年の春は脚部不安で全休、約7か月の休み明けとなった今回、復活の勝利を挙げました。思い出の京都で復活を果たしたブルースリ、牡馬のエースとして2度目のGIタイトル奪取、そしてウオッカ越えを果たせるか。

来週は京都競馬場で牝馬3冠の最終戦・秋華賞が開催。牝馬2冠のブエナビスタが史上3頭目の牝馬3冠を達成できるか?桜花・オークスで2着続きのレッドディザイア、ローズステークス優勝馬・ブロードストリートが迎え撃つ、その他ジェルミナル、ワンカラット、ミクロコスモス、ハシッテホシーノなどが出走登録しております。3冠牝馬誕生の歴史的瞬間を見逃すな!


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