日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ダービー馬・ロジユニヴァース再起戦の日経賞&波乱の毎日杯

2010年03月27日 | 競馬

今週末は高松宮記念、レッドディザイア&ブエナビスタがドバイGI制覇に挑戦と競馬ファンにとって非常に熱くて楽しみな話題が目白押し。土曜日は阪神競馬場で皐月賞へのラストチャンスをかけた3歳重賞・毎日杯、中山競馬場では天皇賞前哨戦第2弾・日経賞が行われました。日経賞では昨年のダービー馬・ロジユニヴァースが参戦、初の古馬挑戦で強豪相手に完全復活なったのか?


阪神競馬場の今日のメイン・第57回毎日杯(GⅢ)は、3戦2勝・連対率100%の②ルーラーシップ、デビュー2連勝した後骨折で長期離脱、これが半年ぶりの復帰となる⑨リルダヴァル、前走は共同通信杯2着の④ダノンシャンティ、アーリントンカップ2着の①ザタイキといった皐月賞&NHKマイルカップでの活躍が期待される馬達が集結。しかし、今年の毎日杯はスタートから波乱が起こり、最後の直線で信じられないアクシデントが発生しました。
ばらついたスタートで始まったこのレース、1番人気のルーラーシップがいきなり出遅れてしまいます。先行争いでは⑩シャイニーナイトと⑦ミッキードリームが競り合う。ザタイキは3番手、リルダヴァルは4番手につける。5番手に③コスモヘレノス、ダノンシャンティ6番手、その後ろにルーラーシップが7番手。後方では⑥ミッションモードが9番手、⑪ドレスアフェアー最後方という展開に。縦長の状態で外回り3コーナーに入り、シャイニーナイトが単独で先頭。リルダヴァルがザタイキをかわして3番手、ダノンシャンティが5番手に浮上。ルーラーシップはミッションモードと並走するような感じ。
残り600mで有力馬が中団で固まり、直線に入ってシャイニーナイトとミッキードリームの2頭がまだ逃げる。リルダヴァルとダノンシャンティが外に持ち出し、ルーラーシップは最内から追撃にかかる。さらにザタイキも追い込みに入ろうとするが、残り200mの所で転倒し、鞍上の武豊騎手が落馬してしまう!まさかの落馬事故にルーラーに乗っていた岩田康誠騎手がフッと後ろを振り向く。ルーラーシップはこの影響からか伸びを欠いてしまった。そしてゴール前でダノンシャンティが抜け出して1着ゴール。ミッキードリームが2着確保、リルダヴァルは3着入線。

ルーラーシップのスタートミス、ザタイキの落馬と波乱が相次いだ今年の毎日杯は、ダノンシャンティが大外から末脚炸裂、ゴール前で捲り差しを決めて3度目の挑戦にして嬉しい重賞初制覇を飾りました。毎日杯勝利で皐月賞も見えてきましたね。2着には5番人気のミッキードリーム、2番人気のリルダヴァルが3着。1番人気のルーラーシップは、スタートでの出遅れと直線での失速が響いて5着という結果に終わりました。
なお、最後の直線で落馬して競走中止となったザタイキは、左中手骨開放骨折によりざんねんながら予後不良。ザタイキに騎乗した武豊騎手は担架で運ばれた後、車いすに乗ったまま救急車に乗り込み、近くの病院へ搬送されました。医師による診断の結果、左鎖骨と腰椎を骨折、右前腕裂傷の重傷を負いました。このケガにより、日曜日の高松宮記念はキャンセルとなり、武豊騎手が乗る予定だったスズカコーズウェイは古川吉洋騎手に乗り替わりとなりました。
落馬した瞬間を見た時は正直ビックリしました。頭から落ちてヘルメットが脱げ、横転するという尋常じゃない落ち方をしたので、「大丈夫か…」と心配になりました。取りあえず一命は取り留めたのでよかったけど、クラシックを目前に大ケガしたのは本当に痛い。桜花賞や皐月賞もほぼ無理、ヴィクトワールピサは誰が乗るのかが気になるところです。今はただユタカさんの回復と戦線復帰を待つばかりです。


中山では古馬重賞の日経賞が行われました。⑮ロジユニヴァースが昨年の日本ダービー以来約10か月ぶりにターフに戻って来ました。この春の目標は春の天皇賞、復帰初戦となる日経賞で復活をアピールしたいところです。迎え撃つ古馬勢は、昨年の春天王者・⑥マイネルキッツ、④ネヴァブション、⑧エアシェイディ、⑩ナムラクレセント、①トリビュートソングなど。古馬の実力者が勢ぞろいした日経賞は、ゴール前で大混戦となりました。
まずスタートで、好スタートを切った⑫キングストレイルが先頭に立ち、ナムラクレセントが3番手。ロジユニヴァースは1周目の3,4コーナーで4番手を追走し、4コーナーから正面スタンド前に入るところで2番手に上昇します。ナムラクレセント4番手、ネヴァブション5番手、⑬トーセンクラウン7番手、マイネルキッツが11番手でゴール板を通過しました。
向正面に入り、先頭を行くキングストレイルは、5馬身以上引き離して悠々と逃げ続ける。ロジユニヴァースは単独の2番手。3番手に⑨マンハッタンスカイ、トーセンクラウンが4番手の位置まで上がり、④ネヴァブション6番手。キッツは後方5番手、シェイディ12番手、その後ろに③エアジパング、トリビューソング最後方で3コーナーに入る。
残り800mを切り、キングストレイルが2番手以降を10馬身以上も引き離して独走態勢。ロジはまだガマンしている。トーセンクラウンがロジに接近し、エアシェイディも外に持ち出して3番手まで進出して4コーナーから最後の直線へ。キングストレイルはまだ逃げ続けるが、その差がぐんぐん縮まった。残り200でロジユニヴァースが先頭に立つと思いきや、すぐに捕らえられた。先頭争いはマイネルキッツが内から突き抜けて1着ゴールイン!2番手争いはエアシェイディ、トーセンクラウン、ネヴァブションの3頭が並んだが、シェイディが2着、トーセンクラウンが3着になりました。
最後は混戦となりましたが、最内から差し切ったマイネルキッツが優勝しました。マイネルキッツの勝利は春の天皇賞以来となります。GI制覇以降なかなか勝ち切れませんでしたが、久々に勝った事で春天連覇に前進しました。2着のエアシェイディは、9歳になってもまだまだ元気ですね。1番人気のロジユニヴァースは、最後はスピードが落ちて6着と掲示板を外しました。やはり長期間の休み明けが影響したし、530kgという重い馬体重も敗因かもしれません。完全復活まで時間がかかるかもしれないけど、強いロジユニヴァースが蘇って来る事を期待したいと思います。


日曜日は中京競馬場で春の短距離王決定戦・高松宮記念が行われます。前売り単勝オッズでは、⑥キンシャサノキセキが1番人気、③アルティマトゥーレが2番人気、⑯エーシンフォワードが3番人気、⑬サンカルロ、⑮プレミアムボックスの5頭までが10倍を切っております。中京競馬場はこの後改修工事に入るため、今年開催分は28日が最後。フィナーレを飾るのは一体どの馬になるのでしょうか?あと、ドバイミーティグの日本勢の結果も書きますのでお楽しみに。



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