日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

なでしこJAPANドイツに勝った!大金星でベスト4進出!

2011年07月11日 | soccer

ドイツで開催中の「2011FIFA女子ワールドカップ」は、日本時間9日から決勝トーナメントに突入。グループBを2位で通過した女子日本代表(なでしこJAPAN)は、10日未明にボルフスブルクにて開催国のドイツと対戦。ドイツは前回大会の優勝チームであり、FIFA女子ランキングでも2位の超強豪。グループリーグでは3戦3勝とA組1位で通過し、大会3連覇へ視界良好です。メデル獲得への最大の試練ともいわれていたこの試合、延長戦までもつれ込み、劇的なドラマが待っていました。


なでしこJAPANのスタメンはこちら
GK 21 海堀あゆみ
DF 2 近賀ゆかり
DF 3 岩清水梓
DF 4 熊谷紗希
DF 15 鮫島彩
MF 6 阪口夢穂
MF 8 宮間あや
MF 10 沢穂希
MF 11 大野忍
FW 7 安藤梢
FW 17 永里優季


ドイツボールでキックオフした注目の一戦、日本が開始1分に右CKから澤が頭で合わせるも枠を外す。ドイツも3分にCKを獲得し、クーリッヒがシュートするも決まらず。しかし、このプレーでクーリッヒがヒザを痛めてしまい、わずか8分でピッチを後に。10分にドイツ右サイドのFKをゴール前で熊谷がクリア。日本は15分、阪口がドリブルからミドルシュートを放つもGKにキャッチされる。ドイツは21分、左サイドのFKをベーリンガーがクロス、しかしゴール前で熊谷がなんとかクリアしました。
日本は29分に安藤の縦パスから永里が抜け出してシュートを打って行ったが、ボールはポスト左に逸れてしまった。その直後の30分、今度はドイツが反撃し、ベーリンガーが中央からミドルシュートを狙うもGK海堀が防ぎました。34分にはオコイノダムバミがスルーパスを出すも、日本DFがクリア。その後もドイツの攻撃を日本DF陣が守り抜き、前半は0-0で折り返し。

後半に入り、日本は永里を下げて丸山桂里奈を投入。後半開始早々、ドイツはグリングスが右からのクロスにヘディングシュートを放つも、バーの上を越える。後半9分、ドイツのFKにラウデールが頭で押し込もうとしたが、ゴール前で近賀がクリア。ナイスプレー!12分には澤のファウルで再びFKを与えてしまいましたが、ゴールを割らせません。
押され気味の日本は15分に自陣でボールを奪うと、大野が中盤でドリブル突破を見せたが、パスはつながらず。16分、宮間が左サイドから積極的にシュートを打っていきますが、わずかに枠を超えた。後半19分、大野に代えて岩渕真奈を投入。後半29分に右CKから阪口のシュートは相手に直撃。ドイツは32分、左サイドのグラウンダークロスにベーリンガーがシュート放つも、大きく外れる。後半35分に右サイドの縦パスに安藤が迫るも一歩及ばず。36分には岩渕がドリブルで仕掛けた後、近賀→丸山が粘り、宮間がミドル狙うも枠外。37分にペナルティエリア内で熊谷が相手を倒したが、ノーファウル。39分に宮間の左サイドクロスに安藤が飛び込もうとしたが、合わせられず。
残り5分を切ってからドイツが90分で決着をつけようと猛攻を仕掛け、42分にFKから波状攻撃を澤らがクリアし、後半終了間際にガレフレケスが反転からシュートしたが、ポスト右。宮間がピッタリとついていたおかげで失点を許さず。90分を戦い終えて0-0と決着がつかず延長戦へ。

延長でもドイツの主導権は変わらず。前半3分にベーリンガーのクロスにオコイノダムバミが左足を振り抜いたが、枠を捉えることができない。日本は5分に澤が左サイドを突破してCKを獲得したが、チャンスには至らず。10分、ドイツのグリンクスがペナルティエリア左からシュートを放つもダメ。13分、右サイド・近賀のクロスに安藤が飛び込むも阻まれる。延長前半ロスタイムに日本がFKを獲得し、宮間センタリングに岩清水が飛び込んだが…。16分、オコイノダムバビのシュートは海堀キャッチ。延長前半でも得点が生まれず0-0のまま。
延長後半に入り、遂に試合が動く!延長後半2分、澤の浮き球のパスに丸山が反応すると、右足を振り抜いてシュート!グラウンダー状で転がったボールは、そのままゴールに吸い込まれた!先制点を取ったのは日本!これは大きいか?しかし、ドイツも直後に猛反撃。4分にベーリンガーの強烈なシュートは海堀がしっかりセーブ。続くCKでオコイノダムバビがヘッドを見せるも決まらず。6分には左クロスにシュミットが合わせられず。9分のFKもシュミットが飛び込むも決まらない。その後もドイツのパワープレーが続くも、日本が最後まで懸命に守り抜いてタイムアップ!日本が1-0でドイツを破り準決勝進出!!


なでしこJAPANボルフスブルクで歴史的大金星!これまで8度対戦して7敗1分けとドイツの前に未勝利が続きましたが、9度目の正直で念願の初勝利を挙げました!試合前はドイツには勝てないだろうと半ば諦めモードで、試合もドイツが試合を進めていましたが、熊谷選手と岩清水選手を中心に堅いディフェンスでドイツの猛攻を120分間に渡り防ぎ続け、延長後半3分に丸山選手が値千金の決勝ゴールを奪いました。
後半開始から途中出場し、大仕事をやってくれた丸山選手は、現在ジェフ千葉に所属しておりますが、以前は東京電力の女子サッカー部「TEPCOマリーゼ」に在籍。もちろん社員としても勤務しておりました。マリーゼ時代のチームメイトだった鮫島選手もこの試合で守備で奮闘。マリーゼ出身者の2人がドイツで輝きを見せていますね。それにしても丸山選手のゴールをニュースで見た時は本当に驚きました。月曜日のニュースやワイドショーもなでしこ及び丸山選手の話題が出てくるでしょう。
ドイツを破った日本代表は、女子W杯史上初のベスト4進出。準決勝ではオーストラリアを破ったスウェーデン代表と対戦します。FIFAランクでも4位VS5位と実力は互角、2004年のアテネ五輪で勝った事もあります。開催国で3連覇を目指したチームに勝った勢いを持続し、スウェーデンも勝って決勝進出を決めてほしいと思います!あと、NHKでもフジテレビでもいいから、なでしこの試合を地上波で生中継してください!



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