日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

MAZDAオールスターゲーム2011第3戦 東北最強リレーで全パが完封勝ち。

2011年07月25日 | Sports

2試合を終えて1勝1敗のタイで迎えた「MAZDAオールスターゲーム2011」もいよいよ最終戦。24日の第3戦は、東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地であるクリネックススタジアムにて行われました。この試合は当初は東京ドームで開催予定でしたが、東日本大震災の復興支援のため仙台に変更されました。仙台でオールスターが開催されるのは2007年以来4年ぶり3回目です。最終戦は田中将大、ダルビッシュ有、摂津正、佐藤由規、坂本勇人、渡辺直人などといった東北に縁のある選手たちが出場しました。

第3戦のスタメン
オールパシフィック
1(遊)川宗則(ソフトバンク)
2(二)本多雄一(ソフトバンク)
3(一)稲葉篤紀(日本ハム)
4(指)山武司(楽天)
5(三)松田宣浩(ソフトバンク)
6(右)T-岡田(オリックス)
7(左)中田 翔(日本ハム)
8(中)糸井嘉男(日本ハム)
9(捕)嶋 基宏(楽天)
 (投)田中将大(楽天)  

オールセントラル
1(中)青木宣親(ヤクルト)
2(三)宮本慎也(ヤクルト)
3(指)マートン(阪神)
4(左)畠山和洋(ヤクルト)
5(一)栗原健太(広島)
6(右)バレンティン(ヤクルト)
7(遊)坂本勇人(巨人)
8(捕)石原慶幸(広島)
9(二)渡辺直人(横浜)
 (投)由規(ヤクルト)

全パは楽天の山崎が4番を務め、嶋がスタメンマスク。中田翔と糸井が3試合連続で先発出場。対する全セは東北出身者で固め、岩手出身の畠山が4番、5番には山形出身の栗原、青森・光星学院高校出身の坂本が7番、東北福祉大出身の石原が8番キャッチャー、そして昨季まで楽天に在籍した渡辺が9番セカンドで地元に戻ってきました。先発投手は全パは楽天の田中将大、全セは仙台出身の由規が務めました。


1回、全セは全パ先発・田中の立ち上がりを攻め立て、1死から宮本がセンター前ヒット、マートンのライト前ヒットで1死1,2塁と先制のチャンス。畠山の場面で田中が暴投して2,3塁とチャンス拡大。しかし、田中はピンチの場面でも冷静でした。畠山をファウルフライ、栗原を3塁ゴロに打ち取り3アウト。全セは田中を打ち崩すことができず、先制のチャンスを逃しました。
その裏、全パは川崎が倒れて1死となった後、本多が由規の直球を叩きつけ、二塁手・渡辺が好捕してジャンピングスローを見せるも、本多が俊足を飛ばして内野安打。1死1塁で稲葉が2球目のストレートを上手く捉え、ライト方向への大きな当たりはそのままスタンドに飛び込んだ!稲葉のオールスター2号2ランで全パが2点先制!
2回、東北高校OB・ダルビッシュ有(日本ハム)が全パ2番手として登板。そのダルビッシュは、バレンティンを見逃し三振に仕留めますが、坂本・石原・渡辺に3連打を浴びて1死満塁とピンチを背負ってしまいます。しかし、青木を3塁ゴロ併殺打に打ち取り、全セの同点&逆転を与えませんでした。
3回、2度のチャンスを逸した全セは、2死から畠山と栗原が全パ3番手・和田毅(ソフトバンク)からヒットを打って1,2塁とします。しかし、バレンティンが和田のストレートの前に空振り三振。またも得点圏に走者を出すも、0点に終わりました。
全セの拙攻に対し、全パは着実に追加点を重ねます。3回に川崎のヒット&盗塁、本多2塁ゴロの間に川崎3塁進塁。2死3塁で稲葉が全セ2番手・山口俊(横浜)からライト前タイムリーを放ち3点目。4回にはT-岡田が全セ3番手・バリントン(広島)の高めのストレートを振り抜き、ライトスタンドへの豪快なソロ本塁打で4点目。
4回から全パ4番手として登板している攝津(秋田出身・ソフトバンク)は、4回に村田修一(横浜)と石原から連続三振を奪って3者凡退、5回には渡辺にヒットを打たれるも、後続を打ち取り無失点の好リリーフを披露。
6回、全パ5番手の斎藤佑樹(群馬出身・日本ハム)が、セリーグ打線を3者凡退に抑え、オールスター2度目の登板も無失点。その裏に2死からT-岡田の2塁打、中田のレフト前ヒットで2死1,3塁と追加点のチャンスに、内川聖一(ソフトバンク)が代打で登場。内川は内海哲也(巨人)の2球目のストレートをレフト前に弾き返すタイムリーヒットで5点目。
試合はこの後、7回に森福允彦(ソフトバンク)、8回に増井浩俊(日本ハム)、9回は岸田護(東北福祉大出身・オリックス)が全セ打線の反撃を退け試合終了。稲葉の活躍&豪華な投手リレーで全パが5-0で完封勝利をおさめました。


マツダオールスターゲーム2011 第3戦 2011/07/24(日)
パ・リーグ-セ・リーグ 第3戦 
(パ・リーグ2勝1敗、Kスタ宮城、12:37、21347人)
セ・リーグ 000 000 000  0
パ・リーグ 201 101 00X  5
【投手】
(セ)由規、山口、バリントン、内海、江尻(横浜・宮城出身)-石原、阿部
(パ)田中、ダルビッシュ、和田、摂津、斎藤、森福、増井、岸田-嶋
【責任投手】
(勝)田中1試合1勝
(敗)由規1試合1敗
【本塁打】
(パ)稲葉2号2ラン(1回、由規)、T-岡田1号ソロ(4回、バリントン)


勝った方がオールスター勝ち越しが決まる第3戦は、稲葉選手とT-岡田選手のホームランが飛び出せば、田中投手、ダルビッシュ投手、和田投手、斎藤投手などパリーグを代表するピッチャーが続々と登場するという豪華リレーが実現し、投打で全セを圧倒した全パが快勝し、前日に続いての連勝を飾りました。これで今年のオールスターはパリーグの2勝1敗という結果で閉幕です。
第3戦のMVPには、3打数3安打3打点の活躍を見せた稲葉選手が選ばれ、賞金300万円を獲得。稲葉選手は最初の打席で由規投手から先制の2ラン本塁打、2打席目には3点目となるライト前タイムリーを放ちました。初戦でホームランを打ったのに、チームが逆転負けでMVPを取り損ねてしまいましたが、2日後の仙台で念願がかないましたね。
他の表彰選手では、敢闘選手賞には、パリーグからは4回に本塁打を放つなど3安打猛打賞の活躍を見せたT‐岡田選手、セリーグからはマルチヒットと奮闘した渡辺選手が受賞。また3試合を通して夢や希望を与えた選手に贈られる「スカイアクティブテクノロジー賞」には、斎藤佑樹投手が選ばれました。2試合を投げて無失点が評価されての受賞となったのか?

さて、この日の福岡ソフトバンクホークス勢は、川崎選手と本多選手がともに2打数1安打。本多選手の内野安打は、結果的には先制点につながり、川崎選手は3回にヒットと盗塁を決め、3点目のホームを踏みました。6回に代打で出場した内川選手は、この日もチャンスの場面でタイムリーを放って代打の仕事をきっちりこなしました。球宴で2試合連続タイムリーと全パの連勝に貢献した内川選手、ペナント後半戦での暴れっぷりが楽しみになってきました。
投手陣では、3番手の和田投手が1回無失点、4番手の摂津投手は2回無失点2奪三振の好投を披露。またオールスター2度目の登板となった森福投手は3者凡退。みんなイイ感じだ。

3日間にわたって行われたオールスターゲームも終わり、25日の西武VSロッテ戦からペナントレース後半戦が始まります。パリーグ首位のソフトバンクは、26日からヤフードームで東北楽天ゴールデンイーグルスとの3連戦を戦います。後半戦も強いホークスを見せつけてリーグ連覇、その先のCS制覇&日本一を目指して頑張ってほしいですね。



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