日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

プロ野球クライマックスシリーズ第1ステージ 福岡ソフトバンクと中日がファイナル進出!

2012年10月16日 | Sports

プロ野球のクライマックスシリーズは、15日にファーストステージの最終戦が行われました。セリーグの中日ドラゴンズVS東京ヤクルトスワローズ、パリーグの埼玉西武ライオンズVS福岡ソフトバンクホークスは、どちらも2試合終えて1勝1敗の五分。読売ジャイアンツ、北海道日本ハムファイターズとの挑戦権をかけた最終決戦を制したのは一体どこなのか?



セリーグCSファーストステージ  中日VSヤクルト(@ナゴヤドーム)
第1戦は和田一浩選手の3打点の活躍で中日先勝。第2戦はヤクルトの主砲・バレンティンが2試合連続アーチとなる先制ホームランを放ち、右のエース・館山昌平の好投もあり、ヤクルトが逆王手。迎えた最終戦は、不振に悩む中日の主砲がここ一番のところで力を発揮しました。
試合は1回、中日は大島洋平のヒット、荒木雅博の犠打と相手の悪送球で無死1,3塁と先制のチャンスを作りますが、井端宏和がライトフライに倒れると、続く和田が併殺打に倒れて無得点。その直後の2回、ヤクルトは先頭の宮本慎也がヒットを放って出塁し、1死3塁で相川亮二が中日先発・山本昌の変化球を捉え、ライト前タイムリーヒットで1点を先制します。
1点を追う中日は、4回に川上憲伸が2番手で登板し、2イニング投げてランナーを出しながらもヤクルトの追加点を与えず。一方打線の方は、4回に井端のヒット、ブランコのヒットで2死2,3塁とタイムリーで逆転のチャンスを作るも、森野将彦が2塁ゴロで凡退。6回には荒木の四球、井端のヒットで無死1,2塁と再び同点のチャンス。しかし、後続が次々と倒れて3アウト。ヤクルト先発・村中恭平の前に1点を取り返す事ができません。
ヤクルト1点リードで迎えた8回、中日は大島のヒット、井端と和田の連続四球で1死満塁の大チャンスを作り、ここまで3打数無安打のブランコに打席が回ります。対するヤクルトは、守護神のバーネットが5番手で登板。カウント3ボール1ストライクで迎えた5球目、バーネットのストレートをブランコがフルスイング!打球はレフトへ大きく飛び、そのままスタンド中段へ突き刺さる!ブランコの起死回生の満塁本塁打が生まれ、4-1と中日が逆転します。9回、浅尾拓也がヤクルト打線を3者凡退に抑えて試合終了。中日が4-1でヤクルトに逆転勝利し、2勝1敗でファイナルステージ進出を果たしました。


パリーグCSファーストステージ 西武VSソフトバンク@西武ドーム。
西武とソフトバンクの戦いは、ここまで1勝1敗の五分。初戦はホークスが序盤に2点を奪い、パ最多勝・攝津正が8回無失点の好投で先勝。第2戦は西武が3回に一挙7点を奪う猛攻を見せ、8-0の圧勝。迎えた最終戦は西武・石井一久、ソフトバンク・大隣憲司の先発で始まりました。
試合序盤は両先発の好投が続き、西武先発・石井は3回までソフトバンク打線をパーフェクトに抑え、対するソフトバンク先発・大隣は初回に西武先頭の浅村栄斗にヒットを浴び、1死2塁と得点圏に走者を背負いますが、後続を打ち取り無得点。2回と3回は3者凡退に抑えます。
試合が動いたのは4回でした。ソフトバンクは松田がチーム初安打となるセンター前ヒットで出塁すると、本多の犠打、内川が四球を選んで1死1,2塁のチャンス。ここで西武は石井を降板させて2番手・十亀剣をマウンドに送り込みますが、この継投策が裏目に出ます。ホークスは4番・ペーニャが2球目のストレートを弾き返し、レフトの頭上を越えるタイムリー2塁打!2塁走者の松田、さらに1塁走者・内川が生還し、ホークスが2点を先制!
1点を追う西武は4回裏、2死走者無しで中村剛也が大隣の直球を捉え、左中間スタンドへのソロ本塁打で1点を返します。5回にはヒットと四球などで2死2,3塁と一打逆転のチャンスを迎えますが、秋山翔吾が2塁ゴロに倒れて反撃の目を潰してしまいました。
2-1とホークス1点リードで迎えた8回、ソフトバンクは2死から本多がライト線を破る2塁打を放つと、続く内川が西武3番手・野上亮麿の2球目を捉え、レフト前タイムリーヒット。2塁走者・本多が生還し、ホークスに貴重な3点目が入ります。西武はその裏、熊代聖人の2塁打、中島裕之の四球で2死1,2塁とし、ホームランが出れば逆転という場面で中村に打席が回り、ソフトバンク3番手・森福允彦の2球目のスライダーをジャストミート!センターへ大きな当たりを放ちますが、フェンス手前で失速しセンターフライ。森福は命拾い。
9回、西武は先頭のオーティズがレフトスタンドへのソロ本塁打で1点を返し、3-2と1点差に詰め寄るも反撃はここまで。最後はホークス4番手・岡島秀樹がカーターを1塁ゴロに打ち取り試合終了。最後まで逃げ切ったホークスが3-2で西武を破り、ファイナル進出を決めました。


リーグ王者への挑戦権を懸けたファーストステージは、セリーグ2位・中日とパリーグ3位・ソフトバンクが2勝1敗で制し、ファイナルステージに進出決定。中日は6年連続、ソフトバンクは3年連続のファイナル進出となります。これでFSの組み合わせは、セリーグは巨人VS中日(@東京ドーム)、パリーグは日本ハムVSソフトバンク(@札幌ドーム)となりました。
中日はヤクルト先発・村中投手の前に0点に抑えられましたが、8回にブランコ選手の満塁本塁打が飛び出し、一振りで試合をひっくり返しました。ヒーローとなったブランコ選手は、2試合連続ノーヒット、この日も3打席無安打で、通算11打席連続無安打と大ブレーキでしたが、12打席目にようやく初安打が生まれ、しかもグランドスラム。もし満塁で打てなかったらチームも敗退していたと思うので、大きな一発といえます。
ソフトバンクはペーニャ選手が2安打2打点で勝利に大きく貢献すれば、内川選手が大きな追加点となるレフト前タイムリーを放ちました。ペーニャ選手は2試合無安打と苦しんでましたが、重要な一戦で4番の仕事を果たしましたね。投手陣は大隣投手が5回1失点と踏ん張り、岩嵜翔、森福允彦、岡島投手の中継ぎ陣も頑張りました。札幌行きの切符を手にしたホークス、日ハム戦の今季の対戦成績は13勝9敗2分けと勝ち越し。札幌ドームでは7勝2敗1分けと相性が良いです。これは下剋上あるかもしれないぞ…。小久保裕紀選手のためにも、CSを突破して日本シリーズに進んでほしい。
ファイナルステージは6試合制(4戦先勝方式)で行われ、1勝のアドバンテージがある巨人と日ハムは3勝すれば日本シリーズに進むことができ、逆に中日とソフトバンクは4勝しなければなりません。日本シリーズの切符を手にするのは果たしてどこのチームなのか、決戦は10月17日からスタートです。



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