日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

古馬の意地だ!エイシンフラッシュ2年5か月ぶりの復活勝利!

2012年10月28日 | 競馬

秋の中距離王決定戦・第146回天皇賞・秋(GI・芝2000m 18頭立て)が28日、東京競馬場で行われました。今年は「近代競馬150周年記念競走」の副称がつけられ、天皇・皇后両陛下が観戦に訪れたため、2005年以来の「天覧競馬」として開催されました。今回の秋天は、デビューから5連勝中、史上初の「無敗天皇賞馬」に挑む⑯カレンブラックヒル、ダービー2着の④フェノーメノの3歳馬2頭が参戦。迎え撃つ古馬勢は、昨年の秋天覇者⑮トーセンジョーダン、雪辱に燃える⑬ダークシャドウ、香港GI馬⑥ルーラーシップ、2010年ダービー馬⑫エイシンフラッシュ、2011年宝塚記念馬⑦アーネストリー、他にも①ナカヤマナイト、⑱トゥザグローリー、⑤サダムパテックなどが出走しました。



直前の単勝オッズは、フェノーメノが1番人気(3.4倍)、2番人気ルーラーシップ(4.5倍)、3番人気がカレンブラックヒル(4.7倍)、4番人気のダークシャドウ(5.3倍)までが10倍を切り、5番人気以降はエイシンフラッシュ、ナカヤマナイト、トーセンジョーダン、⑪ジャスタウェイ、⑭トランスワープと続きました。
注目のスタートで、②シルポートが好ダッシュを見せ、カレンブラックヒルも好スタートを切る。しかし、ルーラーシップは出遅れてしまった。1コーナーポケットからの先行争いで、シルポートがいつものように先手を取り、ブラックヒルが外から押し上げるような感じで2番手につけ、⑨ダイワファルコン3番手。その後ろにフェノーメノが単独4番手。5番手の位置にアーネストリー、ジャスタウェイ6番手。中団グループにはトランスワープ、⑩フェデラリスト、サダムパテックは9番手の辺り。10番手にダークシャドウ、外にトゥザグロ、12番手付近にフラッシュとジョーダンがいる。中団より後ろの位置に⑧ジャガーメイル、ルーラー、ナカヤマナイトが控える。後方は⑰マイネルスターリー、③ネヴァヴションがしんがりと言う展開。
縦長の状態で3コーナーに入り、先頭を行くシルポートは前半1000mを57秒台前半で通過。2番手以降を10馬身以上引き離しての大逃げ。2番手のブラックヒルは懸命に前を追いかける、フェノーメノ依然として4番手、ダーク、ジョーダン、フラッシュなどは中団、ルーラーシップは外に持ち出して追い上げ開始。
最後の直線に差し掛かり、シルポートはラスト400mでもまだ大差のリードを保ったまま逃げ続ける。しかし300m辺りでスピードが落ちて、差が徐々に縮まる。最内エイシンフラッシュ、真ん中カレンブラックヒルとファルコン、外からフェノーメノが追い詰め、残り200を切ってエイシンフラッシュがシルポートをかわして先頭に躍り出る!フェノーメノがカレンブラックヒルを抜いて2番手に上がったが、フラッシュには届かない。エイシンフラッシュは後続の追い上げを抑えて先頭でゴールイン!2010年のダービー馬が古馬の意地を見せ、秋の天皇賞で復活勝利!



全着順&払戻金
1着⑫エイシンフラッシュ  1分57秒3
2着④フェノーメノ      1/2馬身
3着⑥ルーラーシップ    1馬身1/4
4着⑬ダークシャドウ     3/4馬身
5着⑯カレンブラックヒル   アタマ
6着⑪ジャスタウェイ     クビ
7着⑧ジャガーメイル     3/4馬身
8着⑤サダムパテック      ハナ
9着①ナカヤマナイト    1馬身1/2
10着⑨ダイワファルコン    クビ
11着⑦アーネストリー    1馬身1/4
12着②シルポート      1馬身3/4
13着⑮トーセンジョーダン   1/2馬身
14着③ネヴァブション     1馬身3/4
15着⑩フェデラリスト      クビ
16着⑰マイネルスターリー   3馬身1/2
17着⑭トランスワープ    1/2馬身
18着⑱トゥザグローリー    4馬身
払戻金
単勝 12 1660円
複勝 12 370円  4 140円  6 190円
枠連 2-6 1850円
馬連 4-12 3250円
馬単 12-4 8980円
ワイド 4-12 1190円  6-12 1350円  4-6 380円        
3連複 4-6-12 3990円        
3連単 12-4-6 39520円



「最強3歳勢VS実力派古馬」となった今年の秋天は、5歳馬・エイシンフラッシュが、フェノーメノ、カレンブラックヒルを抑えて優勝。2010年の日本ダービー以来2度目のGI制覇を成し遂げました。1番人気だったフェノーメノは、半馬身差の2着惜敗。これでGI2戦連続の2着です。3着のルーラーシップは大外から一気に追い上げを見せましたが、スタートでの出遅れが痛かった…。そして史上初の無敗天皇賞馬の期待がかかっていたカレンブラックヒルは、道中2番手で追走していましたが、最後は伸びきれず5着と言う結果に。デビュー6戦目で初めての敗戦を喫し、連勝も5でストップしました。2000mの距離は長かったし、外枠が大きく影響しましたのもあるでしょう。
優勝したエイシンフラッシュに騎乗したミルコ・デムーロ騎手は、天皇賞は春夏通じて初勝利で、JRA・GI通算7勝目。レース後にはスタンドで観戦している天皇陛下に向かい、ヘルメットを脱いでひざまついて敬礼されていました。レース後のインタビューではファンに対し「I Love Japan!」と述べておりました。短期免許で来日している外国人騎手はたくさんいるけど、ミルコ騎手はその中でも一番の親日家といえるでしょう。
エイシンフラッシュは2年前のダービーで勝って以降は勝ち星に恵まれず、昨年春の天皇賞で2着、有馬記念でも2着と惜しいレースもありました。今年に入ってからは、ドバイワールドカップで6着、宝塚記念で6着、毎日王冠では9着と惨敗し、「力が衰えてきからエイシンフラッシュは終わりだろう」と思っていました。しかし、天皇賞でミルコ・デムーロ騎手に導かれて優勝。実に2年5か月ぶりの復活Vでした。レース前日の輸送中に起きた中央道の渋滞に巻き込まれなかったのも大きかったかな。GI2勝を挙げ、名馬の仲間入りを迎えつつあるエイシンフラッシュ。次は「打倒オルフェーヴル」をテーマにジャパンカップに挑みます。


来週・11月4日はGI競走がありません。東京競馬場ではアルゼンチン共和国杯、京都競馬場ではダート重賞のみやこステークスが行われます。翌日の11月5日には川崎競馬場で地方競馬の祭典「JBC(ジャパンブリーディングファームカップ)」があり、JBCクラシックにはトランセンドとテスタマッタが出走を予定しています。11月11日のエリザベス女王杯には、ヴィルシーナ、フミノイマージン、ホエールキャプチャ、マイネイサベルが出ると思われます。特に3歳牝馬GIで3戦続けて2着のヴィルシーナは、エリ女で初GI獲得といきたいところです。2012年も残り約2か月。競馬界も年末へ向けた熱い戦いは続きます。



にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2012日本シリーズ第1戦 内海好投&ボウカー5打点の大暴れで巨人が圧勝!

2012年10月28日 | Sports

プロ野球の日本一を決める「コナミ日本シリーズ2012」が27日、東京ドームで開幕しました。今年の日本シリーズは、読売ジャイアンツと北海道日本ハムファイターズが出場。3年前は巨人が4勝2敗で日本一になりましたが、今年はどちらが日本一になるのでしょうか?27日の第1戦は、巨人はセリーグ最多勝投手・内海哲也、日本ハムはパリーグ最優秀防御率投手・吉川光夫のエース対決で始まりました。



第1戦の先発はこちら
  巨人          日本ハム
1(中)長野久義     (中)陽 岱鋼
2(二)寺内崇幸     (二)杉谷拳士
3(遊)坂本勇人     (右)糸井嘉男
4(捕)阿部慎之助    (左)中田 翔
5(左)高橋由伸     (一)稲葉篤紀
6(三)村田修一     (三)小谷野栄一
7(右)矢野謙次     (遊)金子 誠
8(一)ボウカー      (捕)鶴岡慎也
9(投)内海哲也     (投)吉川光夫



1回、日ハムは1死から杉谷が死球を受けて出塁し、糸井の場面で2塁への盗塁を試みますが、巨人捕手・阿部の強肩に阻まれて失敗。2死走者無しで糸井が巨人先発・内海のシュートの前に空振り三振を喫し、0点に終わります。対する巨人は、先頭の長野がセンター前ヒットで出塁すると、2塁盗塁を決めて見せます。しかし、坂本と阿部が相次いで凡退し、得点圏のランナーを返す事が出来ず。
巨人は2回、村田と矢野のヒットで1死1,3塁と先制のチャンスを迎えますが、ボウカーが遊撃ゴロ併殺打に倒れて3アウト…。一方の日ハムは、3回まで内海の前に無安打に抑えられますが、4回に杉谷がチーム初安打となるセンター前ヒットを放つが、後続が続かず。
0-0で迎えた4回裏、巨人は先頭の坂本がレフト線を破る2塁打を放つと、無死2塁で阿部が吉川の3球目のカーブを上手く合わせ、センター前にポトリと落ちるタイムリーヒット。2塁から坂本が生還し、巨人が1点を先制します。高橋と村田が三振で倒れて2死後、矢野のライト前ヒットで1,2塁とチャンスを拡げ、ボウカーが吉川の初球を捉え、ライトへの大きな打球はそのままスタンドへ突き刺さった!ボウカーの3ラン本塁打で3点を追加。巨人はこの回4点を挙げ、日ハム先発・吉川をKOしました。
4点を追う日ハムは5回、稲葉の死球、小谷野のヒットで無死1,2塁と内海を攻め立てます。しかし、金子3球三振、鶴岡センターフライ、吉川の代打・鵜久森淳志が空振り三振。内海の前に反撃の1点を返す事ができず。巨人はその裏、寺内の2塁打、坂本の四球で無死1,2塁とした後、阿部が日ハム2番手・モルケンの初球を弾き返し、タイムリー2塁打で5点目。なおも2,3塁で高橋がライト前タイムリーを打ち、さらに1点追加。巨人は2点を追加し、6-0と突き放します。
大量援護を貰った内海は、後半に入っても日ハム打線をゼロに抑え続け、6回と7回に2イニング連続3者凡退の好投を見せ、マウンドを降りました。7回裏、坂本の2塁打、村田のヒット、矢野の四球で2死満塁のチャンスにボウカーが日ハム4番手・宮西尚生のストレートを捉え、右中間フェンス直撃のタイムリー2塁打を放ち。2点追加で8-0としました。
何とか意地を見せたい日ハムですが、8回に代打攻勢を仕掛けるも巨人2番手・福田聡志の前に立て続けに打たされます。9回、陽岱鋼が巨人3番手・ゴンザレスの初球を狙い撃ちし、ライトスタンドへのソロ本塁打で1点を返しましたが、反撃はこの1点のみ。最後の打者・稲葉が遊撃ゴロに倒れて試合終了。第1戦は投打が噛み合った巨人が制しました。



試合結果 日本シリーズ 2012/10/27(土)
巨 人-日本ハム 1回戦 (巨人1勝、東京ドーム、18:11、44981人)
F 000 000 001  1
G 000 420 20x  8
【投手】
(日)吉川、モルケン、森内、宮西、矢貫-鶴岡、大野
(巨)内海、福田、ゴンザレス-阿部、実松
【責任投手】
(勝)内海1試合1勝
(敗)吉川1試合1敗
【本塁打】
(日)陽1号ソロ(9回、ゴンザレス)
(巨)ボウカー1号3ラン(4回、吉川)

 
東京ドームでの第1戦は、巨人が投打で日ハムを圧倒し、8-1の快勝で先勝しました。先発の内海投手は7回まで日ハム打線を2安打・8奪三振・無失点の好投を見せれば、先発野手全員安打の14安打・8得点と打線爆発。ボウカー選手が4回に3ラン本塁打、7回に2点タイムリー2塁打と1試合5打点と大当たり。最初の打席では併殺打でしたが、次の打席ではまさかの一発を放ち、チームに勢いをもたらしました。この活躍ぶりを見て、レギュラーシーズンでの体たらくぶりは何だったんだろうかと言いたくなりますね。他にも阿部選手が2打席連続タイムリーを放ち、長野選手、坂本選手、矢野選手、高橋選手が2安打のマルチヒットをマークしました。
敗れた日ハムは、吉川投手が被安打7・4失点を喫し、4回でKO。立ち上がりからランナーを出しながらも3回まで無失点で切り抜けましたが、4回にボウカーに一発を浴びるなど4失点。ハムの勝ち頭も大舞台での経験不足が露呈してしまいましたか?中継ぎ陣も巨人打線の勢いに呑み込まれ、モルケン投手が2失点、宮西投手も満塁から2失点を喫しました。打線の方は散発の3安打と沈黙し、陽岱鋼選手がホームランで1人気を吐くだけ。でも、9回の1点は翌日の第2戦に繋がるかもしれません。
28日の第2戦のは、巨人・ホールトン、日本ハム・武田勝が先発投手となりそう。ホールトン投手はホークス時代に日ハム戦では強かったんですが、今季は交流戦で黒星を喫しています。日本シリーズで「ハムキラー」復活なるか?初戦を落としている日ハムは、1勝1敗のタイに戻して札幌へ帰れるといいのですが…。



にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする