日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ゴールドシップ3度目の挑戦で春の天皇賞制覇!次は宝塚記念3連覇だ!

2015年05月03日 | 競馬

憲法記念日の5月3日は、京都競馬場で春の最強馬決定戦、第151回天皇賞・春(GⅠ・芝3200m 17頭立て)が行われました。骨折から復帰後2連敗中の⑬キズナ、3度目の春天挑戦①ゴールドシップ、重賞2連勝中の⑰アドマイヤデウス、昨年の菊花賞で2着⑮サウンズオブアース、GⅠタイトルが欲しい④ラストインパクト、さらには昨年の2着馬⑯ウインバリアシオン、3着馬⑥ホッコーブレーヴ、⑫デニムアンドルビー・⑪フーラブライド・⑦トーセンアルニカの牝馬3頭も参戦しました。


単勝の人気は、1番人気がキズナで3.3倍、ゴールドシップが2番人気(4.6倍)、3番人気アドマイヤデウス(5.4倍)、4番人気のサウンズオブアース(6.2倍)までが10倍以下。5番人気以降はラストインパクト、ウインバリアシオン、⑭フェイムゲーム、⑩ラブリーデイ、デニムアンドルビーと続きました。
スタートで⑨クリールカイザーがポンと飛び出し、ゴールドシップとキズナはすぐに後方に下げる。1周目向正面~3コーナーに向かい、クリールカイザーが果敢に行き、2番手⑧スズカデヴィアス、3番手に②カレンミロティック、4番手⑤タマモベストプレイ、5番手ラブリーデイ、6~10番手グループにサウンズオブアース・ホッコーブレーヴ・ウインバリアシオン・③ネオブラックダイヤ・フェイムゲームと固まる。11番手トーセンアルニカ、12番手フーラブライド、アドマイヤデウスは13番手から、14番手ラストインパクト、15番手デニムアンドルビー、キズナは後方2番手、ゴールドシップは最後方を進む。
縦長の状態で正面スタンド前に入り、先頭のクリールカイザーは前半1000mを61秒4で通過。ラブリーデイが4番手になり、アドマイヤデウスがジワッと中団より前まで押し上げ、サウンズオブアース中団待機。ゴールドシップがキズナをかわし、キズナは最後方でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎで2周目の向正面に差し掛かり、クリカイがレースを引っ張り、ミロティックとデヴィアスが2,3番手キープ。ラブリー4番手、ベストプレイ5番手、その後ろの6番手のデウスは折り合いがついていないが大丈夫か?その内側の7番手にサウンズがいる。8~9番手はホコブレ・フェイム・ヴァリアシオンの3頭が固まっている。向正面中ほどのところで、後方にいたゴルシが早くも動き始める!横山典弘がムチを入れ、一気に3,4番手まで浮上。後ろではキズナも徐々にであるが前の馬をかわし、12番手まで上げた。その後ろはフーラ、ブラックダイヤ、デニム、ラスイン、最後方にアルニカという展開。
外回り3コーナーに差し掛かり、クリールカイザーがまだ先頭、ゴールドシップは4番手になり、アドマイヤデウスとサウンズオブアースは中団馬群、後方に控えるキズナはいつものように大外に出した。今度こそ爆発するか?ウインバリアシオンも連れて上昇。
4コーナーのところで今度はカレンミロティックが先頭。最後の直線で2番手以降を引き離しに掛かる。蛯名正義3連覇もあるぞ?2番手からゴールドシップが追いかけ、内からラストインパクト、真ん中からホッコーブレーヴとサウンズも来た。キズナも上がるが苦しそう。ラスト100mでゴルシが粘るミロティックを捉えるが、大外からフェイムゲームが強襲して最後は2頭ほぼ並んでゴールイン!見た目は微妙だったが、ゴール板前の映像でゴールドシップが先着!フェイムはあと一歩届きませんでした…。


天皇賞(春) 全着順&払戻金
1着①ゴールドシップ   3分14秒7
2着⑭フェイムゲーム    クビ
3着②カレンミロティック  3/4馬身
4着④ラストインパクト   クビ
5着③ネオブラックダイヤ  1/2馬身
6着⑥ホッコーブレーヴ   ハナ
7着⑬キズナ        1馬身1/4
8着⑩ラブリーデイ     クビ
9着⑮サウンズオブアース  1馬身
10着⑫デニムアンドルビー  1馬身1/4
11着⑪フーラブライド    クビ
12着⑯ウインバリアシオン  3/4馬身
13着⑦トーセンアルニカ   3馬身
14着⑤タマモベストプレイ  1/2馬身
15着⑰アドマイヤデウス   7馬身
16着⑨クリールカイザー   2馬身
17着⑧スズカデヴィアス   クビ

単勝 ① 460円
複勝 ① 260円 ⑭ 630円 ② 610円
枠連 [1]-[7] 690円
馬連 ①-⑭ 6,060円
馬単 ①-⑭ 8,480円
ワイド ①-⑭ 2,300円 ①-② 2,460円 ②-⑭ 6,010円
3連複 ①-②-⑭ 57,160円
3連単 ①-⑭-② 236,300円


伝統の長距離戦・春の天皇賞は、単勝2番人気のゴールドシップが優勝。2周目向正面で早めに仕掛けて4番手まで順位を上げ、直線残り100mで前を行くカレンミロティックをかわし、フェイムゲームの追撃をクビ差抑えました。2着だったフェイムゲームは最後の最後に逆転かと思われましたが、惜しかったなあ。3400mのダイヤモンドステークスを連覇した実力は伊達ではありませんな。3着のカレンミロティックは直線抜け出したときは、「もしかしたら…」という感じもありました。
1番人気だったキズナは直線伸びきれず7着…。昨年の4着から成績を下げてしまいました。やっぱり距離が長すぎでしょう。京都記念3着、大阪杯で2着と連敗し、「背水の陣」で臨んだはずが、掲示板を外す結果に。走るたびに評価を落としているので、凱旋門賞も正直白紙撤回でしょう。厳しい事を言わせてもらえば、もうキズナも終わりなのかも。
3番人気のアドマイヤデウスは、道中掛かり過ぎて15着と大敗。岩田康誠騎手が必死に手綱を引っ張ってましたね…。個人的には連勝中の勢いを評価して本命にしていたんですが…。なお、12着のウインバリアシオンは、ゴール直後に福永祐一騎手が下馬。左前脚の浅屈腱炎不全断裂で競走能力喪失となりました。
優勝したゴールドシップは、昨年の宝塚記念に次いでGⅠ6勝目。オルフェーヴル、ジェンティルドンナ、ブエナビスタに並びました。鞍上の横山典弘騎手は、10年ぶりの春天制覇で、同レース3勝目。須貝尚介調教師は、春天初勝利。かつては同厩舎のジャスタウェイが2013年の秋天を勝っています。また、ステイゴールド産駒は同レース初制覇です。
ゴールドシップはこれまで2度挑戦し、一昨年は1番人気になりながらも5着に敗れ、昨年はゲート内で暴れたことが影響して7着と見せ場がありませんでした。今年はゲート入りに時間が掛かり、後ろ向きで歩いたり、ゲート前で立ち止まったり、最後は目隠しされた状態でゲートイン。ゴルシが入った瞬間、スタンドからも拍手が沸き起こりました。その場面を見て「今年もダメなんじゃねえか?」と思った方もいたことでしょう。それでも2周目の3コーナー前から追い出し始め、勝っちゃいました。そんなゴルシは、次の宝塚記念で3連覇に挑みます。勝てばJRA史上初の同一GⅠ3連覇、歴代最多タイの7勝目となります。「白い不沈艦」ゴールドシップの挑戦はまだまだ終わりません。






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青葉賞2015  レーヴミストラル3連勝でダービーの切符を掴む!

2015年05月03日 | 競馬

ゴールデンウィーク真っ只中の5月2日は、東京競馬場で日本ダービーのトライアルレース・第22回テレビ東京杯青葉賞(GⅡ・芝2400m 18頭立て)が行われました。2着までにダービーの優先出走権が得られるこのレースには、⑧レーヴミストラル、③レッドライシェル、⑥ヴェラヴァルスター、京成杯2着①ブラックバゴ、③タンタアレグリア、②ティルナノーグ、⑬カカドゥなどが参戦。



正面スタンド前のスタートは、目立った出遅れはなし。先行争いで⑦ミュゼダルタニアンが行くかと思いきや、大外枠の⑱トーセンスパンキーが先手を奪う。⑮センチュリオンが2番手につけ、タンタアレグリアとヴェラヴァルスターは中団より後ろ、レーヴミストラル12番手、ブラックバゴ13番手、レッドライジェルは15番手でスタンド前を通過した。
1,2コーナーを過ぎ、向正面に出るところで縦長の状態となり、トーセンスパンキーが単独先頭、2番手にセンチュリオン、⑫スモークフリーが3番手追走。4番手⑰ストレンジクォーク、5,6番手に⑯マサハヤドリームとミュゼダルタニアンが並ぶ。ビクトリーミノル7番手、⑨マイネルサクセサー8番手、タンタアレグリアは9番手、その内の10番手に⑩トーセンアーネスト。中団より後ろの11番手にヴェラヴァルスター、12番手レーヴミストラル、その後ろの13番手にブラックバゴ。14番手ウェスタールンドの外側にレッドライシェルがいる。後方は16番手⑤レトロロック、ティルナノーグ17番手、カカドゥがポツンと最後方を進んでいる。
3,4コーナー中間点で、スパンキーがまだ先頭だが、センチュリオン差を詰める。3番手集団からマサハヤとスモークが接近。アレグリア・ミストラル・ライシェルは外に回し、ブラバゴはまだ馬群の中。残り400mを切り、センチュリオンが先頭に立つが、最内からダルタニアン、真ん中からタンタアレグリア、ヴァラヴェルスター、外からレーヴミストラルが並びかける。残り200mを切り、アレグリア・ヴァラヴェル・ミストラルの3頭の叩き合い。4番手からブラックバゴも突っ込んできたが、ゴール前でレーヴミストラルが抜け出してゴールイン!そして2着にはタンタアレグリアが入り、日本ダービーの切符を手にしました!


青葉賞 全着順&払戻金
1着⑧レーヴミストラル  2分26秒9
2着③タンタアレグリア   1/2馬身
3着⑥ヴェラヴァルスター  1/2馬身
4着①ブラックバゴ     1/2馬身
5着⑦ミュゼダルタニアン  3/4馬身
6着④レッドライジェル   アタマ
7着②ティルナノーグ    クビ
8着⑪ウェスタールンド   1馬身1/2
9着⑤レトロロック     1馬身1/4
10着⑰ストレンジクォーク  クビ
11着⑫スモークフリー    1馬身1/2
12着⑨マイネルサクセサー  1馬身1/4
13着⑩トーセンアーネスト  クビ
14着⑯マサハヤドリーム   1馬身1/2
15着⑭ビクトリーミノル   クビ
16着⑬カカドゥ       アタマ
17着⑮センチュリオン    5馬身
18着⑱トーセンスパンキー  6馬身


単勝 ⑧ 410円
複勝 ⑧ 160円 ③ 180円 ⑥ 260円
枠連 [3]-[4] 560円
馬連 ③-⑧ 1,190円
馬単 ⑧-③ 2,260円
ワイド ③-⑧ 490円 ⑥-⑧ 830円 ③-⑥ 710円
3連複 ③-⑥-⑧ 2,920円
3連単 ⑧-③-⑥ 12,990円


ダービーの切符をかけた一戦は、単勝1番人気のレーヴミストラルが優勝。道中は中団より後ろ目の位置に控え、直線でヴァラヴェルスターとタンタアレグリアと叩き合い、最後に抜け出して1着となりました。2着には4番人気のタンタアレグリアが入り、この2頭が優先出走権を獲得。3着だったヴァラヴェルスターにも勝利のチャンスはあったけど、最後に下がってしまいました。3番人気のブラックバゴは4着、2番人気だったレッドライシェルは6着に終わっています。
レーヴミストラルは未勝利戦、アザレア賞に続いての3連勝で重賞初制覇。栗東・松田博資厩舎に所属していて、父・キングカメハメハ、母・レーヴドスカーという血統。このレースには2009年に兄のアプレザンレーヴが勝っており、兄弟制覇を果たしました。ちなみに、お兄さんは青葉賞を勝ったあと、ダービーで5着、神戸新聞杯で9着に敗れた後、屈腱炎で引退してしまいました…。
クラシックで快進撃を見せるキンカメ産駒からまた期待の1頭が現れましたね。初勝利まで3戦かかった後、破竹の3連勝。皐月賞馬・ドゥラメンテ、リアルスティールらのライバル候補に名乗りを挙げました。「青葉賞馬はダービーに勝てない」というジンクスがありますが、ミストラルはそのジンクスを破ることができるのか?松田博資調教師は来年で定年を迎えるため、今年が最後のダービー挑戦となります。松田師の「ダービー制覇」の夢が叶うといいのですが…。




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