日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

2015年3歳マイル王はクラリティスカイ!横山典弘はGⅠ2連勝!

2015年05月10日 | 競馬

今週から東京競馬場でGⅠ5週連続開催!その第1弾となる10日は、2015年の3歳マイル王決定戦・第20回NHKマイルカップ(GⅠ・芝1600m 18頭立て)が行われました。今年のNHKMCは、本命不在の混戦模様。マイルでは負けなしの⑫ミュゼスルタン、デビュー3戦3勝の牝馬⑨アルビアーノ、朝日杯FS2着⑩アルマワイオリ、ニュージーランドトロフィーを勝った⑪ヤマカツエース、同レース2着②グランシルク、アーリントンカップ覇者⑭ヤングマンパワー、皐月賞5着⑦クラリティスカイ、他にも①アヴニールマルシェ、④グァンチャーレ、⑯ダノンメジャー、⑰ニシノラッシュなどが参戦しました。




単勝上位人気は、1番人気がグランシルク(4.3倍)、2番人気ミュゼスルタン(5.9倍)、3番人気クラリティスカイ(6.4倍)、アルビアーノが僅差の4番人気(6.5倍)。5番人気のアヴニールマルシェ(7.2倍)までが10倍を切り、その後はアルマワイオリ、ヤマカツエース、ダノンメジャー、ニシノラッシュ、ヤングマンパワーと続きました。
スタートでグァンチャーレがやや出遅れる。先行争いで⑤タガノアザガルと⑥レンイングランドの3枠2頭、アルビアーノが行く中、レンイングランドが先手を奪う。アルビアーノ2番手、タガノアザガル3番手。4番手⑱マテンロウハピネス、クラリティスカイは5番手追走。中団グループは、ヤマカツエース・ダノンメジャー・グランシルク・ニシノラッシュ・⑧ナイトフォックスと固まっていて、ミュゼスルタンは11番手あたり、その後ろの12番手にアルマワイオリがピッタリとつけている。中団より後ろの集団には、アヴニールマルシェ・③クールホタルビ・グァンチャーレ・外側にヤングマンパワー。17番手に⑮フミノムーン、⑬コスモナインボールが集団から離れて最後方という展開。
ほとんど一団の状態で3,4コーナー中間点を過ぎ、前半800mは47.2秒とスローペース。先頭集団はレンイン・アルビ・マテンロウ・ダノメジャの4頭が横並び。クラスカは5番手グループの中、スルタンとグラシル・ワイオリはまだ中団馬群、マルシェはまだ後方。
最後の直線に入り、今度はアルビアーノが先頭。このまま無敗のマイル女王へ突き進むのか?真ん中からクラリティスカイ、外からダノンメジャーが差を詰める。さらにはニシノラッシュとミュゼスルタン、外からヤングマンパワーとフミノムーンも追い込む。ゴールまで残り100m手前でクラスカがアルビをかわし、スルタンが3番手に上がったが、クラリティスカイが先頭でゴールイン!2015年の3歳マイル王はクラリティスカイ!ゴール前差し切り勝ちでGⅠを制しました。



NHKマイルカップ 全着順&払戻金
1着⑦クラリティスカイ   1分33秒5
2着⑨アルビアーノ      1馬身
3着⑫ミュゼスルタン     クビ
4着①アヴニールマルシェ  1馬身1/2
5着②グランシルク      クビ
6着⑭ヤングマンパワー    アタマ
7着⑮フミノムーン      1馬身
8着⑰ニシノラッシュ     クビ
9着⑩アルマワイオリ     クビ
10着⑬コスモナインボール   1/2馬身
11着⑯ダノンメジャー     1/2馬身
12着④グァンチャーレ     クビ
13着⑪ヤマカツエース     クビ
14着③クールホタルビ     2馬身
15着⑧ナイトフォックス   1馬身1/2
16着⑥レンイングランド    1/2馬身
17着⑱マテンロウハピネス   2馬身
18着⑤タガノアザガル     クビ

単勝 ⑦ 640円
複勝 ⑦ 210円 ⑨ 260円 ⑫ 230円
枠連 [4]-[5] 1,510円
馬連 ⑦-⑨ 2,800円
馬単 ⑦-⑨ 5,990円
ワイド ⑦-⑨ 1,120円 ⑦-⑫ 780円 ⑨-⑫ 1,260円
3連複 ⑦-⑨-⑫ 6,200円
3連単 ⑦-⑨-⑫ 36,720円


節目の20回目を迎えたNHKマイルカップは、単勝3番人気のクラリティスカイが混戦を制しました。序盤から好位で追走し、直線で早めに抜け出したアルビアーノと競り合い、ゴール前で抜け出して優勝。無敗でのマイル女王を狙ったアルビアーノは2着、3着には2番人気のミュゼスルタンが入りました。4着には5番人気のアヴニールマルシェ、1番人気のグランシルクは5着という結果でした。本命不在で波乱決着もあるかと思われましたが、終わってみれば人気5頭が上位を独占しました。
優勝したクラリティスカイは、昨年10月のいちょうステークス以来の勝利で通算3勝目。重賞もこれで2勝目。GⅠはこれまで2度挑戦して、朝日杯FSで3着、前走の皐月賞で5着と掲示板圏内。3度目のGⅠ挑戦で初制覇を果たしました。鞍上の横山典弘騎手は、ゴールドシップとのコンビで勝った春の天皇賞に続き、2週連続でGⅠ勝利。NHKMCは1999年のシンボリインディ以来、15年ぶり2勝目です。管理する友道康夫調教師は、同レース初勝利。
クラスカの父・クロフネは、2001年のこのレースに勝っており、マイルカップでは史上初の親子制覇となります。同時にクロフネ産駒の通算1000勝も達成しました。ダブルでの快挙ですね。今年は同産駒のアップドゥデイトが中山グランドジャンプを制覇。現役時代にGⅠ2勝しているクロフネは、種牡馬でも成功を収めてますね。
ネットの情報によると、クラリティスカイはこの後、日本ダービーを使わず、状態が良ければ安田記念に向かう予定。昨年はミッキーアイルが安田記念に挑んだものの16着と大敗。最近のマイル戦線は飛び抜けた存在がいないので、クラスカが安田で古馬を一蹴する可能性もあるかも。

来週は春の最強牝馬決定戦・ヴィクトリアマイルです。中山記念で牡馬を破ったヌーヴォレコルト、秋華賞馬ショウナンパンドラ、中山牝馬ステークスで復活したバウンスシャッセ、3連勝で阪神牝馬ステークスを勝ったカフェブリリアント、京都牝馬Sを制したケイアイエレガント、福島牝馬Sの勝ち馬・スイートサルサ、昨年2着のメイショウマンボ、昨年3着ストレイトガール、春天から中2週で挑むのか?デニムアンドルビー、ディアデラマドレ、スマートレイアーなどが登録しています。今年のVMは、今後の牝馬戦線を占う意味でも重要なレースになるでしょう。



にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ 






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ダービーへの最終関門!京都新聞杯&プリンシパルステークス

2015年05月10日 | 競馬

5月9日は今月31日の日本ダービーへの重要な一戦が東西で行われ、東京競馬場は1着にダービーへの優先出走権が与えられるプリンシパルステークス、京都競馬場はGⅡ競走・京都新聞杯がありました。ダービーへの最後の切符を手にいれたのは一体どの馬か?




京都メイン・第63回京都新聞杯(GⅡ・芝2200m 16頭立て)は、賞金不足で皐月賞出走を逃した②ポルトドートウィユ、重賞初挑戦④サトノラーゼン、弥生賞5着③トーセンバジル、毎日杯4着⑮アルバートドック、①ダノンリバティ&⑨スピリッツミノルの皐月賞組も参戦しました。
スタンド前のスタートで、⑤ネオアトラクションと⑦リベレーターがダッシュつかず。先行争いでスピリッツミノルがハナに立ち、⑧タイセイアプローズと⑬ゼンノブレーメンが2,3番手につけ、ダノンリバティ5番手、サトノラーゼンは6番手辺り、ポルトドートウィユは中団、トーセンバジルは11番手で1コーナーを回る。
2コーナーから向正面に入り、スピリッツミノルが単独先頭、タイセイアプローズ2番手、ダノンリバティ・サトノラーゼン・スワーヴジョージの3頭が3番手グループを形成。その後ろの6番手に⑪レントラー、7番手にゼンノブレーメン、8番手シュヴァルグランの内側の9番手にポルトドートウィユがいる。中団の10番手にアルバートドック、11番手トーセンバジル、12番手⑭ジェネラルゴジップ。後方は⑯ロードクロムウェルと⑦リベレーターが13,14番手、ネオアトラクション15番手、最後方に⑥シャッターチャンスが追走する。
外回り3コーナーに差し掛かり、ミノルがまだ先頭、アプローズが単独2番手になり、スワーヴとダノリバが3,4番手で並び、ラーゼンが5番手。ドートゥイユはまだ中団馬群に控えている。バジルは12番手。4コーナーから最後の直線に入り、スピリッツミノルがまだ逃げ粘るが、内からダノンリバティ、真ん中スワーヴジョージ、外からサトノラーゼンが迫る。さらにはポルトドートウィユとアルバートバックが一緒に上がってきた。残り200mをきったところでラーゼンがわずかに前に出て、ドートウィユ・アルバート・トーセンバジルが後ろから襲い掛かるが、サトノラーゼンが先頭でゴールイン!後続の追撃を防いだサトノラーゼンが重賞初制覇!


ダービーに向けてのステップレース・京都新聞杯は、単勝2番人気のサトノラーゼンが優勝。道中は5,6番手で控え、直線で馬場の真ん中からスピリッツミノルに差を詰め、残り200mを切ったあたりで抜け出し、後続を振り切って1着になりました。混戦の2着争いは、1番人気のポルトドートウィユが制し、アルバートドックが3着。4番人気・トーセンバジル4着、3番人気・ダノンリバティは5着でした。
勝ったサトノラーゼンは、前走のはなみずき賞(4月18日・阪神)に続いての連勝で通算3勝目。初めての重賞挑戦で見事に結果を出しました。栗東・池江泰寿厩舎に所属し、父はディープインパクト、母はトゥーピーという血統です。重賞勝ちも嬉しいけれど、賞金を加算できたのも大きいでしょう。今回は川田将雅騎手が騎乗しましたが、ダービーでは川田騎手がレーヴミストラルに乗るため、別の騎手が騎乗予定とのことです。



東京メイン・プリンシパルステークス(3歳オープン、芝2000m 18頭立て)は、共同通信杯と毎日杯で3着の⑯アンビシャスをはじめ、「元イエスタカス」こと④ダッシングブレイズ、③エミネスク、⑰バイガエシ、①マイネルシュバリエ、⑪オメガゴールドレイ、⑬フォワードカフェなどが出走しました。
ややバラバラなスタートで始まったこのレース、大外枠の⑱マルターズアポジーが一気に先手を奪い、後続に大きなリードを拡げる。2番手に⑤シーサイドジャズ、その後ろの3,4番手にフォワードカフェとマイネルシュバリエが並ぶ。5番手グループには、⑫カルナヴァレスコ・エミネスク・②タケルラムセス、⑨ケツァルテナンゴが固まっている。中団グループにはダッシングブレイズ・⑭ムーンクレスト・⑪オメガゴールドレイの3頭が横並び。12番手に⑮サトノアッシュ、13番手⑥ロードフェリーチェ、14~16番手にはアンビシャス・バイガエシ・⑦ジュヒョウの4頭が固まって、後方は⑩ラブユアマンと⑧オールマンリバーが並んでいる。
3コーナーに入り、序盤から飛ばしていたポアジーの脚色が鈍り、2番手集団との差が徐々に無くなる。4コーナー手前でシュバリエ・シーサイド・フォワカフェらがとらえ、直線に入ったところでシュバリエが先頭。エミネスクは3番手圏内、アンビシャスとダッシングは馬群の中、バイガエシは外に回った。ゴールまで残り400mを切り、マイネルシュバリエが後続を引き離しにかかる。2番手からケツァルテナンゴ・アンビシャス・大外からムーンクレストが追い上げる。そして残り100mでアンビシャスが逃げるシュバリエをかわし、1着でゴールイン!アンビシャスがダービーへの最後の切符を掴み取りました!


1着しか優先出走権が与えられない一戦は、単勝1.9倍の1番人気だったアンビシャスが、人気にしっかりと応えてダービーへの優先出走権を獲得しました。後方でじっくりと控え、直線で馬群を上手く割り、残り200m~100mにかけて真ん中から力強く脚を伸ばして差し切り勝ち。ゴールした瞬間、クリストフ・ルメール騎手がガッツポーズしましたね。ルメール騎手の騎乗も冴えてましたよ~。2着には8番人気のケツァルテナンゴ、3着には18番人気(!)マイネルシュバリエが入り、「⑯-⑨-①」の3連単で446,510円の高配当決着。3番人気のバイガエシは6着、2番人気のダッシングブレイズは12着、4番人気エミネスクは14着に終わりました。
勝ったアンビシャスは、昨年12月の千両賞以来の勝利。通算成績も5戦3勝となりました。3戦目の共同通信杯では、リアルスティールとドゥラメンテに続いての3着。前走の毎日杯でも3着でした。ここ2戦は詰めの甘いところがありましたが、3戦ぶりの勝利を飾りました。父・ディープインパクト、祖父・エルコンドルパサーは府中2400mのGⅠで勝っております。掛かり癖が治れば上位に入るチャンスはあるかも。


5月10日は3歳マイル王決定戦・第20回NHKマイルカップ(GⅠ・芝1600m)が行われます。前日の単勝オッズでは、⑫ミュゼスルタンが4.8倍で1番人気、マイル3戦2勝の②グランシルクが5.4倍で2番人気、3戦3勝の牝馬⑧アルビアーノが3番人気(5.8倍)、4番人気①アヴニールマルシェ(7.1倍)、⑦クラリティスカイが5番人気(9.0倍)と続いています。
今年のNHKMCは例年以上の混戦モードと言われており、上記5頭の他にも、朝日杯2着⑩アルマワイオリ、ニュージーランドトロフィーの勝ち馬⑪ヤマカツエース、シンザン記念覇者④グァンチャーレ、アーリントンカップを勝った⑭ヤングマンパワー、ファルコンステークスを制した⑤タガノアザガルの重賞ウィナーも参戦します。重賞未勝利組の⑯ダノンメジャー、⑰ニシノラッシュもあるかもしれない…。本命不在だから誰が勝ってもおかしくない、波乱決着もあり得るでしょう…。





にほんブログ村 音楽ブログ パンク・ハードコアへ にほんブログ村 サッカーブログへ にほんブログ村 サッカーブログ 日本代表へ
にほんブログ村 野球ブログへ にほんブログ村 野球ブログ 福岡ソフトバンクホークスへ 






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする