日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ラジオNIKKEI賞はゼーヴィントが快勝!CBC賞は中京巧者・レッドファルクスが差し切り勝ち!

2016年07月03日 | 競馬

春のGⅠシリーズが終わり、今週から夏のローカル競馬がスタート。福島競馬場では3歳馬のハンデ重賞「ラジオNIKKEI賞」、中京競馬場はスプリント重賞「CBC賞」が行われました。


中京メイン・第52回CBC賞(GⅢ・芝1200m 13頭立て)は、高松宮記念5着の②エイシンブルズアイ、メンバー唯一のGⅠホース③スノードラゴン、昨年のサマースプリントシリーズを制した⑤ベルカント、昨年3着⑨サドンストーム、中京芝1200mで勝利経験のある⑩シンデレラボーイと⑪レッドファルクスなどが参戦しました。
スタートでベルカントと⑦ラヴァーズポイントが上手く飛び出し、ベルカントがハナに立つ。2番手争いではシンデレラボーイ、ラヴァーズポイントが3番手。4番手グループには内からエイシンエルヴィン・サドンストーム・⑫ベルルミエールの3頭が並ぶ。7番手④メイショウライナー、8番手⑧ワキノブレイブ、9番手レッドファルクス、10番手①ジョディーズロマン、スノードラゴン11番手追走。後方は⑥ラインスピリット、⑬サクラアドニスと続く。
3,4コーナー中間点を通過し、先頭争いはベルカント、ラヴァーズ、シンデレラの3頭。エルヴィンは内側の4番手、ファルクスとスノドラは依然として中団。
4コーナーを回って最後の直線コースに差し掛かり、ベルカントがまだ粘る。エイシンブルズアイは前が開かず、やや後退気味。真ん中からサドンストームが伸び、2番手のラヴァーズポイントがベルカントに並ぼうとする。しかし、ゴール前でレッドファルクスが外からベルカントとラヴァーズをまとめてかわしてゴールイン!レッドファルクスが鮮やかに差し切りました!


サマースプリントシリーズ第2戦・CBC賞は、単勝3番人気のレッドファルクスが、大外から一気に追い込み、ゴール前差し切って優勝しました。2着には7番人気のラヴァーズポイント、スタートから先頭を走っていたベルカントが3着。1番人気だったエイシンブルズアイは9着に終わりました。
勝ったレッドファルクスは2度目の重賞挑戦で初制覇。前走の欅ステークス(オープン特別)に続いての連勝で、通算7勝目をマーク。鞍上のミルコ・デムーロ騎手は同レース初勝利です。この馬は芝ダート問わず結果を残してますが、中京コースでは5戦4勝・2着1回と中京巧者ぶりを見せております。プロキオンステークスではなく、CBC賞を選んで正解でしたね。今回の内容なら、秋のスプリンターズステークス&JBCスプリント挑戦もあり得ますな。



福島メイン・第65回ラジオNIKKEI賞(芝1800m・16頭立て)は、白百合ステークスを勝った⑯ブラックスピネル、毎日杯2着⑮アーバンキッド、ニュージーランドトロフィー2着⑤ストーミーシー、プリンシパルステークス3着①ゼーヴィント、2連勝中の③アップクォーク、オークスに挑戦した⑥ダイワドレッサー、④ジョルジュサンク、⑦ミライヘノツバサ、⑩ナイトオブナイツ、⑨ロードヴァンドールなどが出走。秋の3歳戦線へ向けて大きくアピールする馬はどの馬か?
スタート時、⑨カープストリーマーがゲート内で立ち上がり、ブラックスピネルは後手を踏んでしまった。スタンド前での先行争いで、ダイワドレッサー、ジョルジュサンク、ロードヴァンドールの3頭が前を行き、ゼーヴィントは中団より前、アーバンキッド12番手、アップクォーク14番手、ブラックスピネルは後方2番手でスタンド前を通過した。
1コーナーを回ったところでジョルジュサンクが先頭だが、⑪ミエノドリーマーが外からスッと上がってハナを奪う。3番手にダイワドレッサー、4番手ロードヴァンドール、5番手②キングハート、6番手ミライヘノツバサ、内側の7番手にゼーヴィント、その外側にカネノイロが並ぶ。9番手⑧トモトモリバー、ナイトオブナイツ10番手、11番手グループにはストーミーシー・ブラックスピネル・カープストリーマー・アーバンキッドの4頭か固まり、ブラックスピネルはまだ15番手、⑬ピックミータッチが最後方。
3コーナーを回り、ジョルサンが先頭を奪い返し、ミエドリが2番手、ドレッサー3番手。ヴァンドールは4番手集団の一角、外からナイナイが捲るように上がる。ゼーヴィントは中団馬群、ブラスピはまだ後方。
最後の直線に入り、ジョルジュサンクが抜け出し、ダイワドレッサーが2番手で追いかける。外からアーバンキットとナイトオブナイツが共に猛追。ブラックスピネルも大外から追い上げるも前には届きそうにない。ゴール残り100mを切ったところで、馬場の真ん中からゼーヴィントが脚を伸ばしてゴールイン!ゴール前突き抜けたゼーヴィント重賞初勝利!


夏の福島の開幕を告げるハンデ重賞・ラジオNIKKEI賞は、1番人気のゼーヴィントが優勝。道中は中団の内側を追走し、直線で馬群の間を割って抜け出しました。2着争いはダイワドレッサーとアーバンキッドが並んで入線しましたが、ダイワドレッサーが2着、アーバンキッドは3着。3番人気のアップクォークは4着、2番人気のブラックスピネルは5着。トップハンデ57キロもそうだし、スタートでの出遅れが響きましたね。
ゼーヴィントは重賞初挑戦で見事に初制覇。ディープインパクト産駒は2年連続で同レース勝利。鞍上の戸崎圭太騎手は、この勝利で今年99勝目を挙げ、年間100勝一番乗りに王手をかけました。ゼーヴィントは今回の勝利で通算3勝目。中山で2勝、福島で重賞Vと右の小回りに強いですね。今後も成長して、ディーマジェスティ、マカヒキ、サトノダイヤモンドらに追いつけるか?



来週は福島でサマー2000シリーズ開幕戦・七夕賞、中京ではダート重賞のプロキオンステークスが行われます。
七夕賞には、2連勝中のルミナスウォリアー、夏に強いメイショウナルト、アルバートドック、ダコール、マーティンボロ、バーディーイーグル、シャイニープリンス、マジェスティハーツなどが登録。
プロキオンステークスは、現在3連勝中のキングズガード、ノボバカラ、、ニシケンモノノフ、カフジテイク、グレープブランデー、ブライトライン、クラリティスカイ、ダノングッドなどが出走を予定しています。





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