日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

第94回箱根駅伝 青山学院大学が往路3連覇。しかし、2位・早大とは33秒差。

2017年01月03日 | Sports

新春恒例のスポーツイベント「第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」は、2日に初日の往路(107.5キロ)が行われました。出場20校+関東学生連合(オープン参加)の21チームが出場するこの大会、前回王者・青山学院大学は箱根3連覇&学生駅伝三冠制覇(出雲&全日本大学)に挑戦。出雲2位の山梨学院大学、全日本2位の早稲田大学、3年ぶりの優勝を狙う東洋大学、9年間も優勝から遠ざかっている駒澤大学も王座奪回を狙います。
今大会から往路は4区が20.9キロに伸びたのに対し、5区が20.8キロに短縮。この距離変更によって、波乱が生まれました。


午前8時、スタート地点の東京・大手町の読売新聞新社屋前を21チームが一斉にスタート。
1区(21.3Km)、序盤から21チームが一団の状態が続いたが、4.7キロ過ぎに東洋・服部弾馬が一気に飛び出したが、その後に後続のランナーたちが追いつき、10Kmでまたひと塊となる。しかし、山梨学院は集団からついて行けない。15キロ過ぎに国士舘大学が遅れると、その後に明治大、拓殖大、創価大などが集団から脱落。
20キロ時点で先頭集団は、東洋・青学・駒澤・早稲田・東海・神奈川の6チーム。残り1キロのところで、東洋・服部がスパートをかけると、駒澤・西山雄介、青学・梶谷瑠哉、東海・鬼塚翔太も追走。残り500mで服部と鬼塚の2人が抜け出したが、服部が鶴見中継所を先頭でタスキ渡し。1秒遅れて2位に東海、3位・早稲田、青学は4番手、5番手に神大、駒澤は6位。10秒以内に6チームが通過した。その後、帝京、中央学院、法政、上武、國學院、大東文化、日体大、拓殖、順天堂、日本大学、創価、明治、国士舘、山梨学院、学連と続いた。

各校のエースが集結する「花の2区」(23.1Km)。青学・東洋・駒澤・早稲田・神大・東海の6チームが先頭集団を形成する中、後続では大きな順位変動が。15位でタスキを貰った順大・塩尻和也が、2キロ過ぎに7位集団をまとめて抜いて7位に浮上する。しかし、12.6キロ辺りで拓大・デレセが塩尻を抜いて7位まで順位を上げた。
先頭集団の方は、横浜駅で神大・鈴木健吾が一旦前に出るが、11.4キロ辺りで青学・一色泰志が先頭に立つ。だが、17.5キロ過ぎに一色が遅れて3番手に後退。先頭争いは神大・鈴木と駒大・工藤有生の2人に絞られるが、18キロ手前で鈴木がスパート。鈴木は20Kmを58分10秒で通過し、2位以降を突き放しに掛かる。
3区のランナーが待つ戸塚中継所、神大・鈴木が先頭でタスキリレー。青学・一色が38秒差の2位、さらに17秒遅れて駒大・工藤が3位。拓大・デレセは鶴見中継所での14位から10人を抜いて4位まで押し上げる。順大・塩尻は7位でリレー。1区でトップだった東洋は8位まで順位を落とし、日大・ワンブィは7人抜きで9位。区間賞の有力候補だった山梨学院・ニャイロは、苦しい走りだった。

3区(21.4キロ)。先頭の神大・越川堅太が快調にひた走るが、2位の青学・秋山雄飛が徐々に神大との差を詰め、13キロ過ぎに秋山が越川を抜いて先頭に躍り出る。秋山は安定した走りを続け、18.1キロ時点で2位に39秒の差をつけた。
後続では、戸塚で6位だった早大・平和真が3人抜きで3位に浮上。4位争いは帝京・駒澤・東洋の3チームの中から、東洋・口町亮が抜け出して単独4位。さらに創価大・蟹澤淳平が7位。
平塚中継所、先頭の青学・秋山が2位に1分20秒以上の差をつけて、4区の森田歩希にタスキを渡した。2位には早大・平が浮上し、神大・越川は3位後退。東洋4位、駒大5位、帝京が6位と続く。

4区(20.9Km)。3区で独走態勢を築いた青学は、森田が余裕の走りを続ける。一方、4位でタスキを受けた駒大・中谷圭佑は、なかなかスピードが上がらず、7キロで帝京大に抜かれると、創価大と順大にも抜かれて8位まで順位を落としてしまう。
往路アンカーが待つ小田原中継所、先頭の青学が2位・早稲田に1分29秒の大差をつけ、貞永隆佑にタスキ渡し。2位・早大、3位・東洋、帝京が4位に浮上。さらに創価大・セルナルド祐慈が5位でタスキ渡し。駒澤は8位で通過した。

山登り区間の5区(20.8Km)。トップの青学・貞永は、5Kmを16分8秒で通過すると、大平台で早大・安井雄一に1分56秒差をつける。しかし、安井も諦めず、芦ノ湯(15.8Km)で1分19秒差、元箱根(18.7Km)で45秒差まで詰めてきた。それでも、逃げる貞永は安井の猛追を振り切り、ゴール・芦ノ湖を先頭でゴールイン。青山学院大学が往路3連覇を達成。早大・安井は33秒差の2位でゴール。3位には順天堂が入り、4区で8位だった駒大が5位まで押し上げました。


箱根駅伝 往路結果
1位青山学院大学   5時間33分45秒
2位早稲田大学     5時間34分18秒
3位順天堂大学    5時間36分09秒
4位東洋大学      5時間36分25秒
5位駒澤大学      5時間37分46秒
6位神奈川大学    5時間38分11秒
7位中央学院大学   5時間38分20秒
8位上武大学      5時間39分13秒
9位創価大学      5時間39分25秒
10位日本大学     5時間39分55秒
11位帝京大学     5時間40分06秒
12位法政大学     5時間40分18秒
13位日本体育大学  5時間40分29秒
14位拓殖大学     5時間40分36秒
15位東海大学     5時間41分44秒
16位山梨学院大学  5時間41分56秒
17位明治大学     5時間44分42秒
18位大東文化大学  5時間45分29秒
19位国学院大学    5時間46分52秒
20位国士舘大学    5時間54分57秒
OP巻頭学生連合   5時間49分45秒(参考記録)

▼区間賞
1区:服部弾馬(東洋大学)   1時間03分56秒
2区:鈴木健吾(神奈川大学)  1時間07分17秒
3区:秋山雄飛(青山学院大学)1時間03分03秒
4区:栃木渡  (順天堂大学)  1時間03分36秒
5区:大塚祥平(駒沢大学)   1時間12分46秒



箱根駅伝の初日の往路は、総合3連覇を狙う青山学院大学が3年連続3度目の往路優勝を達成。早稲田大学が青学から33秒差の2位。順大は4区の栃木選手が区間賞を獲得すると、5区・山田攻も健闘し往路3位。東洋は4位、駒大は4区・中谷選手のブレーキで8位まで順位を落とすも、5区・大塚選手が区間賞の快走で5位と盛り返しました。神奈川大学は往路6位と大健闘。12年ぶりのシード権獲得も見えてきた。2度目の出場の創価大学も往路9位。
シード権争いでは、10位・日大と11位・帝京の差は11秒差。8位・上武から14位・拓大まで1分23秒差もあります。優勝候補の一角だった山梨学院大学は、1区の出遅れ&2区ニャイロの凡走が響いて16位と低迷しました。

やはりと言いますか、青学は強いですねぇ。1区と2区でトップに立てませんでしたが、3区・秋山選手が流れを変える快走で区間賞を獲得。38秒差をひっくり返すと、平塚中継所で2位に1分以上の大差。秋山選手が作った貯金を、森田選手と貞永選手が守り抜きました。昨年は全区間で1位の圧勝、今年は総合力で往路を3連覇。
3日の復路では、昨年の東京マラソンで10代日本最高記録を打ち出した下田裕太選手が8区で起用予定。そして、田村和希選手も控えており、何区で登場するのかも気になります。復路も首位の座を明け渡さず、3年連続総合優勝&学生駅伝三冠制覇を達成できるのか?

時差スタートの復路は、午前8時ちょうどにトップ・青学が芦ノ湖を出発。それから33秒後に2位・早稲田、2分24秒後に3位・順大と続き、青学がスタートしてから10分後に17位の明大~20位の国士舘、学生連合の5チームが一斉にスタートします。青学と早稲田の総合優勝争い、過酷なシード権争いは一体どうなる!?


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