福岡ヤフオクドームで行われている福岡ソフトバンクホークスVS東京ヤクルトスワローズは、2試合を終えてホークスが連勝。水曜日の試合は、石川柊太投手が6回まで12個の三振を奪い、柳田悠岐選手は2本塁打4打点。同一カード3連勝をかけた8日の試合は、ホークス打線がヤクルト投手陣を飲み込みました…。
両チームのスタメン
ソフトバンク ヤクルト
1(二)川崎宗則 (二)山田哲人
2(遊)今宮健太 (中)坂口智隆
3(中)柳田悠岐 (左)荒木貴裕
4(指)デスパイネ (右)雄平
5(左)中村晃 (一)グリーン
6(三)松田宣浩 (指)大松尚逸
7(右)上林誠知 (捕)中村悠平
8(一)江川智晃 (三)藤井亮太
9(捕)高谷裕亮 (遊)西浦直亨
(投)中田賢一 (投)中尾輝
1回、ホークス先発・中田が立ち上がりを無失点に抑えた後、ホークス先頭の川崎がセンターオーバーの2塁打を放つと、1死3塁で柳田がヤクルト先発・中尾の直球をセンターへ打ち上げ、犠牲フライで1点を先制します。
3回、川崎が四球で出塁し、1死2塁で柳田が2球目の直球を捉え、ライトフェンス直撃のタイムリーヒットで2点目。なおもランナーを1塁に置いて、デスパイネが3球目を振り抜き、センターへの2ラン本塁打。(※フェンス直撃だけど、オレンジの線を越えたため、ホームランが認められました)
4-0とリードを拡げたホークスは、2死後に松田がレフトへ2塁打、続く上林のライト前タイムリーで5点目。相手のエラーの間に上林は2塁に進む。さらに江川3塁ゴロ→ヤクルト三塁手・藤井の1塁悪送球で1点を追加すると、高谷がタイムリー2塁打を放ち、この回打者一巡の猛攻で6点を挙げ、3回までに7-0。
大量援護に恵まれた中田は、4回に2死1塁から藤井と西浦の下位打線に連打を浴び、満塁のピンチを招いたが、1番・山田をライトフライに打ち取り、なんとか0点で切り抜けます。
その裏、ホークスは1死走者なしから、柳田がヤクルト2番手・中島彰吾の変化球を強振。右中間スタンドに飛び込むソロ本塁打で8点目。
ホークス打線は6回以降も止まりません。6回にデスパイネが初球を弾き返し、ライトスタンドへのソロ本塁打を放つと、中村晃の2塁打のあと、松田が右中間ホームランテラスへの2ラン本塁打。なおも攻撃は続き、上林の2塁打、代打・ジェンセンの四球で2死1,2塁とし、途中出場・川島慶三のライト前タイムリーヒットで12点目。さらに今宮もセンター前に2点タイムリーヒットを放ち、14-0と大きくリード。
8回には、途中からマスクを被っていた鶴岡信也が、ヤクルト3番手・成瀬善久から左中間へのソロ本塁打を放ち15点目。一発攻勢でヤクルト投手陣を打ち砕いたホークス、同一カード3連勝です。
ソフトバンク 対 ヤクルト 3回戦
<ソフトバンク3勝、ヤフオク、観衆:32,955人>
ヤ|000 000 000|0
ソ|106 106 01X|15
[勝] 中田(5勝5敗)
[負] 中尾(1敗)
[本] デスパイネ(ソ/17号、18号)、柳田(ソ/14号)
松田(ソ/11号)、鶴岡(ソ/1号)
いやぁ、打ちまくりましたなあ。デスパイネ選手が1試合2発、柳田選手が2戦連発、松田選手と鶴岡選手もホームランを放ち、この試合5本のホームランが飛び出しました。打者一巡のイニングが2度もあり、今季最多の20安打、15得点。投手陣も先発の中田投手が7回まで無失点、笠原大芽&岡本健の中継ぎ陣も無失点ピッチングでした。投打で圧倒したホークスがこのカード3連勝。ヤクルトは引き分けを挟んで8連敗…。巨人の13連敗の裏で、ヤクルトも長いトンネルから抜け出せずにいます…。それにしても、この日の試合は両チームの勢いの差がはっきりと出ましたなあ。
この日のホークス打線は、先発全員安打を達成。中村選手、松田選手、上林選手の3人が3安打の固め打ち。中村選手は第3打席から3連続ヒット、松田選手は第1打席にレフトフェンス直撃の3塁打、2打席目にレフト線への2塁打、4打席目に2ラン本塁打を放ち、単打が出ればサイクル安打でしたが、第5打席はセンターフライに倒れてサイクルならず。惜しかったなあ。中村選手は第3打席から3連続ヒットで、2試合連続の猛打賞。5番に入ってからは5試合連続安打です。
打撃好調が続く柳田選手は、この試合2安打3打点。最初の打席で先制の犠牲フライ、2打席目のタイムリーヒットは、本人曰く「詰まった当たり」でしたが、ライトフェンスに直撃しました。3打席目のホームランは、フルスイングでスタンドまで持って行きました。柳田選手はこの3連戦で3本塁打・9打点と大暴れでした。
デスパイネ選手は、1本目に中尾投手の高めの直球を捉えて2ラン本塁打。2本目は流し打ちでライトスタンドへ。デスパイネ選手は現在18本塁打・52打点。どちらもパリーグトップの数字を残しております。
3連敗中だった中田賢一投手は、7回まで121球を投げ、被安打4・6奪三振・5四死球・無失点。4試合ぶりの白星で、今季5勝目。初回から4回まで毎回四球の走者を背負いながらも要所を締め、4回は2死満塁のピンチを作ったものの、得点を与えませんでした。もし山田選手にグランドスラムを浴びたら、試合の流れが変わっていたかもね…。
交流戦の前半9試合を終え、ホークスは7勝2敗で折り返し。この日は交流戦首位のオリックスが阪神に敗れ、広島・オリックス・ソフトバンクの3チームが7勝2敗で並びました。広島も現在5連勝中で、金曜日から楽天との3連戦が控えております。セリーグとパリーグの首位同士の対決ですね…。
ホークスは9日から、阪神タイガースとの3連戦。こちらは2位同士の対決だ!金曜日の予告先発は、ソフトバンク・バンデンハークVS阪神・岩貞祐太。ヤフオクドームでは未だ負け知らずのバンデンハーク投手、阪神打線を捻じ伏せる快投に期待がかかります。いつになったらパリーグと交流戦の首位に立てるんだろうか…。