日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

もうすぐ20歳の菜七子、10代最後の夏で3日連続勝利!

2017年08月08日 | 競馬

今月9日に20歳の誕生日を迎える藤田菜七子騎手が、10代ラストウィークとなった先週末に2勝を挙げると、7日は地方・盛岡競馬場で勝利を飾り、自身初の3日連続勝利を成し遂げました。



5日・土曜日は3鞍に騎乗し、第2レースのサラ系2歳未勝利戦(芝・直線1000m 16頭立て)では、③フローラルシトラスに騎乗。この馬は新馬戦でもコンビを組み、その時は4着。2度目の騎乗となった今回、好スタートを決めて先頭を奪った後、すぐに外側に進路を取る。ゴール残り400mを切っても先頭をキープし、④キミワテンマや⑭ドゥルガーがフローラルシトラスを追うが、ゴール前で後続を突き放し、そのまま1着ゴール。2着のキミワテンマに3馬身差をつけての快勝で、今年6勝目を飾りました。
菜七子騎手はその後、3Rで⑦ブリリアントレターで11着。8Rの3歳500万円以下では④コパノビジンに騎乗し、前半から2番手を守り続け、ラストの直線で⑬リリカルホワイトをかわして先頭に躍り出る。このまま押し切って先頭でゴールするかと思われたが、ゴール前で⑩フクサンローズに差されて2着でゴール。これは惜しすぎる!勝てばJRAで1日2勝だった…。

翌6日も3レースに騎乗した菜七子騎手。1鞍目の2R3歳未勝利戦では⑨ミューチュアリティで15着、2鞍目の4R3歳未勝利戦でも⑰ニシノスマッシュで12着と2ケタ着順が続きました。
迎えた最終12レースの3歳上500万下(ダート1200m)。菜七子騎手は⑭コパノディールに騎乗。単勝オッズでも38.2倍と15頭中11番人気でした。コパノディールは向正面で11番手を追走しますが、ラストの直線コースで、菜七子が大外に持ち出すと、鋭い伸び脚で前の馬をまとめてかわし、残り100mで⑦グランアラミスに並ぶと、ゴール前抜け出して1着ゴール!最終レースで快心の騎乗で、11番人気の馬を勝利に導いた藤田菜七子騎手、2日連続の勝利でJRA7勝目。
そしてこのレース、2着のグランアラミスは13番人気、3着に入った⑬ネコビッチは12番人気と2ケタ人気の馬が上位を独占。3連単「⑭-⑦-⑬」で1,791,220円の超高配当決着となりました。

10代最後の週末で2勝をマークした菜七子騎手は、7日に盛岡競馬場に参戦。最初の5Rで圧倒的人気の②ミスハクホウに乗ったものの、7頭中5着。続く6Rの3歳B1(ダート1600m)では⑨ミズサンブラックに騎乗。好スタートを決めた後、2番手でじっくり待機。3,4コーナー中間で逃げる②ベッキーに迫り、直線で③キウイチャン,ベッキー,ミズサンブラックの3頭の追い比べに。ゴール残り100mで、ミズサンが加速し、2馬身半のリードを取ってゴールイン!土日に続き、月曜の盛岡のレースでも勝利し、これで3日連続勝利です。
さらに続きたいところでしたが、8Rで5着、9Rは6着、メインのマンチキン賞は7着という結果に。結局この日は5レース騎乗して1勝に終わりました。


藤田菜七子騎手、調子が良いですねえ。土曜日に約2か月ぶりの勝利を挙げると、日曜日は大波乱を演出。月曜日も盛岡で勝利。今年5月に盛岡で騎乗した時も2勝していて、盛岡では通算3勝しています。中央での勝利数も昨年の6勝を上回り、もしかしたら年間10勝もあり得ると思います。ここまで中央13勝、地方11勝、合計で24勝となり、西原玲奈さんの記録に並び、JRA女性騎手歴代2位タイになりました。牧原由貴子さんの通算39勝まであと15勝ですね。菜七子騎手は8日に船橋競馬場に参戦し、3レース騎乗予定。10代最後の日も勝ち星を挙げられるかな?
最近は競馬学校32期生に関する話題が続いていて、菜七子騎手が3日連続勝利、木幡巧也騎手がレパードステークスで重賞初制覇。小倉では森裕太朗騎手が土日2勝をマーク。明るい話題がある一方で、菊沢一樹騎手が未成年なのに飲酒していたことがバレて、1か月の騎乗停止処分…。菜七子ちゃんもあと少しで「お酒解禁」だけど、泥酔して暴れたりしないようにね。



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