麺匠久久久@駿府町
雨の休日です。
今日は外食でのランチと決めていましたが、これは運がない。
それでも雨の中を自転車で街中に出かけていきました。
というのも最近は出不精になっていて、静岡市内のラーメン新店の調査がだいぶ残っているからです。
今日目的としたお店は、新静岡セノバの正面にあるお店で、「久久久(サンキュー)」さんといいます。
この場所は以前「麺屋燕」さんがあった場所ですが、そのお店がそのまま別のお店に入れ替わったそうです。
ただ聞いたことによると、お店の系列は同じだということでした。
雨の中を開店時刻の5分前にお店の前に着きました。
しかし雨降りの中をお店の前で立ち待ちすることもできませんから、少し離れたアーケードの下でお店が開くのを待ちます。
するとすぐそばに黒いサングラスにマスクをした不思議な男性がやって来て、そのまま立っています。
開店時間になって店員さんが出てきたので、私が一番乗りでお店に入るとその方は二番手で入店してきました。
まずは入口左手にある券売機で食券を購入します。
予定では普通のラーメンにするつもりでしたが、ふとお隣の「辛味中華そば(900円)」に目が行って、これを選びました。
結果的にこれが大正解になるという面白い展開ですから運命というものは分かりません。
まずはL形のカウンター席に座りました。
店員さんが空のコップと紙おしぼりを出してくれます。
お冷やは前にあるポットからセルフで汲むスタイルでした。
こちらのお店の特徴ですが、席の前にいろいろなスパイスや調味料が置いてあります。
つけめんもあるので味変に使えということなんでしょう。
その中には珍しいゆず七味や柚子胡椒もありました。
私の後で入った例のお客さんは券売機でだいぶ時間をロスしていました。
これは私にも経験がありますが、最近のタッチパネル式の券売機は実に分かりにくいんです。
特にステップごとに場面が切り替わる方式の券売機は初心者泣かせですね。
その男性は一人で4人掛けのテーブル席に座っていました。
そしてしばらく待って、私の辛味中華そばが出てきました。
それを一目見てびっくり、これは良さそうです。
まずはその真っ赤な風貌に驚きました。
スープも赤いですが、チャーシューの上に山盛りになっている唐辛子が目立ちます。
久しぶりにこんな豪快なラーメンを見た気がしますね。
具には大きめのチャーシューが三枚にメンマ、多量のネギと小さなお麩が一つ置いてありました。
このお麩も面白いですね。
そして麺ですが、静岡市ではあまり見かけない平打ち麺でした。
これはたぶん自家製麺なんでしょうが適度な腰もあって美味しかったです。
そして極め付けはスープです。
嬉しいことにそれが熱々でしかもたっぷり入っていました。
最近のラーメン店で気にくわないのは、小さな丼でしかも麺が浮かばないほどのわずかなスープだったりするお店です。
まあスープに原価が掛かっているという理由は分かりますが、見た目で寂しくなります。
しかしここのラーメンのスープはふちまで目いっぱい入っていました。
さらにはそれが熱々ですから美味しさ三割増しです。
まずは最初に全体をかき混ぜて唐辛子を均一にしておきます。
そして私としては珍しく、スープから先に飲みました。
これは尖った辛さではなく、うまみのある辛さですね。
スープは意外とあっさりしていて辛みがよく合います。
たぶん豚と鶏の合わせでしょうが、辛さに合うスープですね。
最近は辛いラーメンもたくさんありますが、その中でもいい出来のラーメンだと思いました。
お店の店員さんは4人で一人だけ男性がいらっしゃいました。
前のお店はすべて女性だったと記憶していますが、これは同じ方なのかもしれません。
というのも新規開店なのにかなり落ち着いたオペレーションだったからです。
しかしこのラーメンは辛さが絶妙でお箸が止まりません。
最近いただいた静岡のラーメンの中でも上位の出来になると思いました。
さすがにスープは残しましたが、美味しく完食です。
麺の量もしっかりあるので、これだけでも十分満腹になると思います
お冷やをお代わりしてお店を後にしました。
これは気に行ったので次は普通の中華そばを食べてみたくなりました。
では、ごちそうさまです。
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