東急目黒線の武蔵小山駅(MG03)で撮影しました。地上駅時代が懐かしい……。
勿論、小山の商店街を歩いて楽しみましょう。そして、もう少し歩けば戸越銀座の商店街にも行けますよ。
東急目黒線の武蔵小山駅(MG03)で撮影しました。地上駅時代が懐かしい……。
勿論、小山の商店街を歩いて楽しみましょう。そして、もう少し歩けば戸越銀座の商店街にも行けますよ。
学内の或る仕事で、タイトルに示したような表現を見つけました。
ここにそのまま記す訳にはいかないので、大きく形を変えますが、例えば次のような表現は皆様に通じるでしょうか。
「東京には、日本の首都である。」
ここは純粋に、日本語の問題として考えてください。なお、私は国語の専門家ではないので、格助詞、係助詞などの表現を使用しません(そもそも、使用して説明できるほどの力はないのです)。
「 」内の文章は、たったの一文字のために、意味が通じないものとなっています。
そう、「東京には」の「に」があるためです。
例えば、「東京には皇居がある。」、「東京には首相官邸がある。」という表現であれば、意味は通じます。
書き手は「東京は、日本の首都である。」という意味のつもりで「東京には、日本の首都である。」と記したのかもしれませんが、助詞を適切に使わなかったために、意味をなさない文章を作成したのです。試しに英語などに訳してみてください。「東京は、日本の首都である。」であるならば"Tokyo is the capital of Japan."(英語)、"Tokyo ist die Hauptstadt von Japan."(ドイツ語)、"Tokyo est la capitale du Japon."(フランス語)、などと訳すことができます。これに対し、「東京には、日本の首都である。」を英語などに訳すとなれば、どのようになるのでしょうか。どなたか、御教示ください。
(余談ですが、東京はドイツ語でTokioと書かれるのが一般的であるようです。また、フランス語版のWikipediaには"Tokyo est de facto la capitale du Japon"と書かれています。de factoは「事実上の」という意味のラテン語です。)
国語の使い手は文法など気にしないことが多いでしょう。口語であればそれでもよいかもしれません。しかし、文章となれば話は別です。書き手が「てにをは」を適切に使わなければ、読み手に渡されるのは意味の通じない文章です。助詞の適切な選択は日本語使用者の宿命であるということを、自戒の念を込めて記しておきます。
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東京のことを書いたので、余談のさらに余談を書いておきます。
よく、日本の皇室に関する報道で「ロイヤルファミリー」というおかしな表現が使われます。国際的には全く通じません。
そもそも、天皇を英語で表現するならばKingではなくEmpreorです。つまり、王ではなく皇帝なのです。2025年2月4日0時現在、世界に王国はいくつかあれど、帝国は日本だけです。従って、日本は立憲君主国であると表現するのが正しいことになります。何故、憲法学などの教科書はこの事実を、最初に、しかも明確に記さないのでしょうか?
昨年か一昨年か、私は田園都市線渋谷駅で観光客に「皇居に行くにはこの電車(東京メトロ半蔵門線)に乗ればよいのか」という趣旨を英語で尋ねられたことを思い出したので、記しておきましょう。皇居を英語で表現するならばImperial Palaceです。英語版のWikipediaにはTokyo imperial Palaceという項目があります。ドイツ語版のWikidepiaならばKaiserpalast Tokioで、フランス語版のWikipediaならばPalais impérial de Tokyoです。いずれも、「王の宮殿」ではなく「皇帝の宮殿」です。もっとも、国王と皇帝との違いが何かと問われるならば、答えることは難しく、歴史的起源(emperorはラテン語のimperatorに由来します)はともあれ、現在では大きな違いはないとも言えるかもしれません。
いずれにせよ、せめて、日本の報道機関には「インペリアル・ファミリー」という表現を使用してほしいものです。
2025年となって早くも1か月が過ぎました。
東急9000系および9020系の一部の編成は、2025年より、西武鉄道に譲渡されることとなっています。また、9000系はデビューからもうじき40年、9020系もデビューから30年以上が経過したということもあり、新型車両への置き換えが東急電鉄から2024年5月13日付で発表されています。現在、急行用として運用されている6020系をベースにするとのことですが、果たしてどのような車両が登場するのでしょうか。
車内放送で「田園都市線経由」と案内される大井町線B各停溝の口行きの9020系9023Fが、高津駅(DT09)の1番線に到着しました。元2000系の2003Fで、2000系では唯一、短期間ではありますが東横線で通常の営業運転に使用されていた編成です。
ちなみに、大井町線の正式な区間は大井町駅(OM01)から二子玉川駅(OM15、DT07)までとなっています。路線図では大井町駅から溝の口駅(OM16、DT10)までとされ、駅ナンバリングも同様なのですが、二子玉川駅から溝の口駅までは田園都市線の複々線区間に乗り入れる形です。田園都市線の混雑緩和のために大井町線が活用された訳で、沿線住民の私も大井町線をよく利用しています。
次の溝の口駅に向かって出発すると、すぐに内側へ転線します。
2000系は田園都市線の輸送増強用として製造されただけに、3編成しかありません。それでも1990年代には、田園都市線および半蔵門線で初の自動放送を採用し、インテリアも凝るなど、目立つ存在でした。しかし、東武伊勢崎線・日光線への直通運転が開始されてからは、日陰に追いやられたような存在となりました。東武伊勢崎線・日光線に乗り入れることがなかったからです。5両編成化された上で大井町線各駅停車用として9020系となりましたが、どの編成が西武鉄道に譲渡されるでしょうか。
2025年1月29日に、芸備線再構築協議会の第4回幹事会が広島市で開かれました。朝日新聞社のサイトに、2025年1月30日の10時15分付で「『運行本数増やして実証事業を』芸備線の再構築協で自治体側が主張」(https://www.asahi.com/articles/AST1Y4GXWT1YPITB00BM.html?iref=pc_preftop_hiroshima)として報じています。以下、引用文は全てこの記事によります。
幹事会において、沿線自治体は「運行本数を増やした上で、芸備線の潜在的可能性を追究する実証事業を実施するべきだと主張した」とのことです。記事によると、この主張を切り出したのは広島県の地域政策局長で、芸備線の運行本数が少ないために「実証事業を考えるうえでの『ボトルネック(支障)になっている』」と述べたそうです。当たっている部分もありますが、逆に、今、実証実験を行う意味があるのか、と考えてしまいます。JR西日本は、設備などの制約をあげています。つまり、JR西日本は増便に消極的であるということでしょう。ただ、このあたりはどうなるのかわかりません。芸備線再構築協議会は、目下、アンケートや経済効果の試算を進めており、2024年度中にとりまとめた上で20205年度より実証事業を行う意向であるためです。国土交通省中国運輸局は、実証事業の具体的な中身として(勿論、試案です)「駅とバス・タクシーなど二次交通との連携強化や、観光客誘致など」をあげています。芸備線沿線の状況、事情をよく知りませんが、「二次交通との連携」を強化するとしても、バスの本数を確保できるのでしょうか。類似のことはタクシーについても言えます。
3月に再構築協議会が開催されるとのことなので、実証実験が行われるのか、行われるとしたらいかなるものであるのか、注目です。