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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

BBCドラマ ホーキング その3

2013-09-14 10:23:36 | BBC ホーキング
原題:Hawking


その2の続きです。


以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。




スティーヴンはホイル教授のところに行きます。

「君は誰?」とホイル教授が聞くので「スティーヴン・ホーキングです。学位指導を申し込んだのですが」と答えます。
スティーヴンは希望が通らなかった理由を聞きにきたんでしょうか。
すると突然「頭脳と金と無茶が必要なんだ」とホイル教授が言います。

「は?」と聞くと、この国で物理学をやるのに必要なものを教えている感じです。
「課題は決まってるのか?」と聞く教授に「まだです」と素直に答えるスティーヴン。
「覚えておきなさい。君は君が信じるもののために必死で戦わなければならない。さもなければあいつらは君の邪魔をするだろう」
ホイル教授は「宇宙定常説」を唱えていてビッグバンを否定していたりして、批判されても持論を絶対曲げない方のようですので
無名の大学院生にもこんな事を言っちゃたり、少し性格歪んでるのでしょうか。



その頃、パパはこっそりデニスさんの住所を調べ会いに行きます。
パパはスティーヴンの事情を説明し彼がやり遂げられるような課題を出してほしいとデニスさんにお願いします。

ですがデニスさんは「それはできないんです」と丁寧にお断りします。
科学と生徒に義を尽くしているから、信念に反することは出来ないという事でしょうか。


学生が集まるパブ?を覗いているスティーヴン。

「宇宙論なんて妄想だよ」などと言っている男の後ろで異議を唱えるスティーヴン。
みんな仲間のようです。
ところでスティーヴンとハグしているこの人。

よく見ると「Sherlock」のS1E2「死を呼ぶ暗号」で出てきたシャーロックのご学友のセバスチャンですよね。


「20世紀においてオッペンハイマーやアインシュタインタインが何の役に立ってるんだ?」
宇宙論妄想説を唱えた仲間が更に強気の発言をします。
「アインシュタインを非難するのは飛行機墜落事故を説明するニュートンを非難することと同じだよ」
スティーヴンがそう言うと「賢いね」なんて茶化すのですかさずセバスチャン(仮)が、
「向こうからくる女の子をスティーヴンがくどいてみせるよ。アインシュタインの相対性理論だけで」
と、言うのでびっくりのスティーヴン。

「僕らの名誉に関わることだ。頑張れ」セバスチャンとスティーヴンは同じ物理学専門なんでしょうか。
「OK。やるよ」そう言ってスティーヴンは女の子に話しかけます。

「今何時ですか?」なんて話から「僕の時間と君の時間の量は違うんだよ」などとわかりやすく話します。
「時間は絶対的なものではない、すべて決めつけられているものでしかないんだよ」
「時間は生きてるんだ。君が時間を遅く感じたらそれは君がとても速く動いているって事なんだ」

感動する女の子に「時間はとても大切なんだ」と自分にも言い聞かせるように話します。
遠くで見ていたセバスチャンは「やったね」と嬉しそう。

女の子は感動しながら「あなた何座?」なんて予想外の質問に狼狽えるオチでした。

「どうよ?」とニヤニヤ近づいてくるセバスチャン(仮)すみません、彼の名前がわからないので仮名にさせてください(笑)
と、カウンターでぼーっと立っている男に目が留まります。
宇宙物理学者ロジャー・ペンローズでした。


スティーヴンは靴紐をほどく事も難しくなっていました。

思うように力が入らない自分の身体にイライラしちゃってます。
お風呂の蛇口を捻るのも、結構力がいるんですよね。握力が低下するだけで生活はかなり不便になります。

これから更に悪化していく身体とずっと付き合っていかなければならない、それは本人にしかわからない苦しさです。
そしてメモ帳には「Dear Jane」と繰り返し書かれていました。練習?

↑この2行目は「I'm Fine」だと教えていただきました。
なので、「Dear Jane. I'm Fine」と書かれています。
ハービーさま、ご指摘ありがとうございました。

久しぶりにジェーンと劇場でデートです。
席につくために階段を降りていると突然階段から転げ落ちちゃいます。ベネさん体当たりの演技でこっちもびっくり。
少しずつ、だけど確実に筋力が低下していく過程が観ているだけでわかります。
演目はハムレット・・・のように思います。

もう椅子にちゃんと座ってるのも辛いんでしょうかね。
ハムレットのセリフの中の「私は殻の中に閉じ込められていても無限の広がりの中にいて・・・」に思うところがあるのか
じっと見つめています。てか、役者と見つめ合ってました(笑)

帰り道、自分の理論を話しながら歩いていますがジェーンはそれに対してうまくつきあえる女性ですね。

キスの途中で「待って」とジェーンが言うのでスティーヴンは「え?悪くなかったよね」って言ってるのが面白いです。
結局、バッグを席に忘れたことに気が付いただけでした。

お風呂の中でまた潜っている時間を計るスティーヴン。
結果が悪かったのか少し表情が悲しそうです。



その4に続きます。

BBCドラマ ホーキング その2

2013-09-13 12:19:23 | BBC ホーキング
原題:Hawking

首の線が細くて、ドラマ設定上の21歳としては年相応だけど本人28歳前後なんですよね。俳優って怖いw

その1の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



1978年のストックホルム。

「お二人とも受賞されるんですか?」との質問に、アーノさんが長い道のりだったと言います。
2人とも同時にコップのお水を飲んだりして息が合ってる感じですが、ここまでくるには諍いとかもあったんだよって
事を示唆しているようにも思います。

再び1963年のホーキング家。
心配したジェーンがホーキング家を訪れますが誰もいないようです。
その頃パパとママはスティーヴンの病室にいました。
「医者は何も言ってくれないんだよ」と不満を言うスティーヴンに「医者はそうゆうもんだよ」とパパが言います。
パパも医者なので、専門は違うけど医者の考えてることはわかると言いますがそんな物言いに不満そうなママです。

病院から帰宅するとジェーンが待っていました。

一生懸命話をしようとしますが、パパもママもどこか上の空です。息子が大変な事になっているので仕方ないですね。

病室の向かいのベッドに小さな男の子が入院していました。
じっと見つめていると看護師さんが「白血病なのよ」と教えてくれます。

その言葉にちょっとショックを受けているような表情でした。


場面は再びストックホルム。
アーノさんが高感度アンテナについて説明してます。

アーノさんとロバートさんはベル研究所で電波天文学の観測のため超高感度低温マイクロ波アンテナの研究を行っていました。
アンテナを設置したら鳩が住み着いたんだ、と話すのでインタビュアーが「鳩の住処のほかにアンテナの役割はなんですか?」
と、聞くのでアーノさんは「銀河のかなたからくるノイズを観測したかったんだよ」と言います。
そしてロバートさんが「アーノのアンテナはよく出来ているんだ」と言うので「ドイツの血のせいだ」とアーノさんが言うと
インタビュアーはドイツ人である事に食いついてきます。

1970年代になってもまだ戦争が抜けきらない時代だったんでしょうか。単なる意地悪のようにも思いますが。
アーノさんは軽く受け流しながら、ロバートの作ったスイッチは素晴らしんだよとか話を本筋に戻そうとしますが、
「ドイツ生まれなんですか?いつ?1940年代?」としつこく聞いてきます。
アーノさんは「1930年代だよ」と答えますが隣のロバートさんは「ノイズの正体は熱なんです」と再び本題に戻そうとします。
「ノイズの正体が何なのか、来る日も来る日も調べたんだ。この熱が何なのかね」

1963年に戻ります。
スティーヴンが朝起きると男の子が寝ていたベッドが空になっていました。
「かわいそうだけど昨日の夜中に亡くなったの」と看護師さんが教えてくれました。
不安が大きくなったスティーヴンは医師に「僕の病気は何ですか?」と詰め寄ります。

「運動ニューロン病です」そう言って立ち去ろうとする医師に(爆弾落として逃げるなー医者!)
「それは何ですか?何が起きるんですか?」と聞くスティーヴン。
「動きを指示する運動神経が死滅し、脳が筋肉を動かす指令を止めるので信号は送られず筋委縮が起こります」
「それでどうなるんですか?」
「呼吸筋はそんなに早く衰えません」
「でも結局他の筋肉と同じように衰退するんですね。それは呼吸ができなくなるんですか?溺死のように」
このスティーヴンの質問に医師は答えず立ち去ろうとします。
「知能はどうなるんですか?」と最後に聞くと「影響ありません」とだけ告げ立ち去ります。

筋萎縮性側索硬化症は早くて3年から5年で死亡するケースが多いようです。
ちなみに現在でも確実な治療法はありません。

医師からの死刑宣告のような言葉にスティーヴンは動揺します。

動揺しながらも自分のするべき事を懸命に考えているような姿でした。


お風呂の中で息を止めて潜るスティーヴン。

潜ってる時間を計っていました。
今の自分の肺活量を確認しているのか、鍛えて衰退しないようにしているのか。


病名を知ったパパとママがお話しています。
「若いんだからやりたいようにさせるべきよ」とママが言います。
「小さい頃スティーヴンが星はどこからきたのか知りたがって中々寝なかったときがあって。」
「パパが答えを見つけておくから気にするな。って言ったんだけど・・・・結局見つけなかった」
そんな事を言うパパに「今はセンチメンタルに浸ってる場合じゃないのよ」とバッサリ。
「この病気は若いほど進行が速いそうだ。おそらくもって2年だろう」パパが言います。
ママは「生涯かけてあの子を支えるのよ。必ず支え続けるの。ケンブリッジに行かせてあげるのよ、あの子のために」

こんな時、母親はものすごく強さを発揮しますよね。こればかりは万国共通で逆に父親は気弱になります(笑)

ケンブリッジに向かう車の中のパパとの会話。
「博士号を取るににどのくらいかかるんだ」
「題目次第だけど頭が良くて順調に行けば2年くらいだよ」
「お前のアドバイザーは何ていうんだっけ?」
「シャーマ。デニス・シャーマ」
実はスティーヴンはホイル教授の指導を希望していましたが、希望が通らずデニス・シャーマさんになります。
後にとても幸運だったとスティーヴンの話す通り、デニスさんはスティーヴンの良き理解者になっていきます。

場面はストックホルムに変わります。

「私たちが受信した熱は絶対温度より2度冷たいはずだった。しかしその熱は3度高かった」

ホーキング博士関連で絶対避けて通れない物理です(涙)
物理学って普段疑問に思わない生活していて当たり前の事をすごく難しく検証していたりするので
すぐに私の頭はシャットダウンしちゃうんですが、理解できればかなり面白いんでしょうね、この世界は。

「銀河が発する熱より高かったんだ」
その原因として50年代に行われていた核実験の名残でノイズは降灰の音だと推測したと言います。
でも熱はずっと下がらず絶え間なく続いていました。

過去に戻り1963年春のケンブリッジ大学。
部屋に戻ろうと階段を上るスティーヴンですがすれ違う学生にぶつかった拍子に抱えていたレコードを落としてしまいます。

懸命に拾いますが、力が入らない様子です。病状が少し進んでいました。




その3に続きます。

Band of Brothers Part Eight 捕虜を捉えろ 中編

2013-09-11 12:21:32 | Band of Brothers
原題;Last Patrol


前編の続きです。

ウェブスターとジョーンズは砲撃を潜り抜けながら第2小隊のいる家に向かいます。
小隊長はまだ決まっていなかったのでウェブスターはひとまずマラーキーに紹介します。

そこでジョーンズは今夜の斥候の話をします。
その話を聞いていたリープゴットたちはマラーキーがここの状況をジョーンズに説明している隙に
ウェブスターを呼び斥候隊に誰が出るのか聞き出します。

最初はトボけていたウェブスターですがあっさりバラしちゃいます。
第2小隊からはへフロン、ラミレス、マクラングの3名が選ばれました。
と、同時にマラーキーがみんなに向かって斥候隊の話を始めます。
後ろでジョーンズが「私から話す」と言っていますがマラーキーは構わず話し続けるのでジョーンズ君、苦い顔です。

食料などの補給が届きました。
そしてシャワータイムです。マラーキーが順番を待っているとリプトンがやってきてマラーキーに耳打ちします。
「わかったな?」とリプトンは確認するとマラーキーは頷きながらも肩を落とします。
マラーキーは第2小隊を集めリプトンから指示されたことを話します。

斥候隊の指揮はマラーキーが執る事、そして斥候隊にはグラント、リーブゴット、ウィン、ジャクソン、シフティ、
そしてウェブスター、つまり第2小隊は全員メンバーになっていました。

隊員たちはみな不満タラタラでしたがその中でもマラーキーは親友たちを失った上に休みも無くかなり弱っているようでした。

そこでウェブスターは斥候に行きたがっているジョーンズにひとつ提案をします。
「マラーキーはかなり参っているのでマラーキーの代わりに行けばどうですか?将校はひとりもいないんだし」
ジョーンズはとりあえずマラーキーに承諾を貰い、ウィンターズさんに直訴することにしました。

マラーキーはもちろん快諾しました。あとはウィンターズさんのお心ひとつです。

届いた物資をラズが仕分けしています。
それを見ながらマーティンがチョコ10個くらいくれよーとおねだりしています。
「数がないんだよ」とラズが諌めているとリーブゴットたちもわらわらと寄って来ちゃいました。子供かよ。
彼らのじゃれ合いはホントに可愛いいです。仲良しなんだね。


ジョーンズがウィンターズさんに再度お願いします。
君に指揮は無理だと隣にいたスピアーズさんにも言われちゃいましたが、引き下がりませんでした。
「マラーキーには休養が必要です。彼は交代してもいいと」結局ジョーンズのこの言い分に一理あると許可されました。


17:00
指揮所で斥候の説明が行われるため集まっています。
マラーキーの代わりにマーティンが加わり指揮をすることになりました。
今回襲撃するのは指揮所と思われる建物で、4名が襲撃し後の者は援護にまわります。
襲撃後、捕虜を確保した後爆弾を仕掛けて退却します。
マーティンが襲撃メンバー4名を選抜しドイツ語の通訳としてウェブスターを指名します。
「話せるな?」と聞かれたウェブスターは「少しなら」と答えます。

ウィンターズさんたちが去った後リーブゴットが「ウェブスターは俺と同じくらいドイツ語できるじゃん」と毒づいています。
リーブゴットはユダヤ系の移民なのでドイツ語を話せます。
その言葉にウェブスターはウィンターズさんのところに行きドイツ語話せる隊員はひとりでいいのでは?と話し、
ウィンターズさんはリーブゴットをメンバーから外すことにしました。苦労するねーウェブスターも。

それから、作戦開始の01:00まで隊員たちは食事をしたり武器の手入れをしながら待機しています。
川の向こうには今夜襲撃する建物が見えていました。

15名が川を渡り捕虜を確保して退却するうまくいけば10分ほどで終わる作戦でしたが、
どんな作戦でも失敗すれば負傷者や死者も出る可能性があります。

01:00
作戦開始です。15名がボートに乗って川を渡ります。

マーティンの指示の元、暗闇の中迅速に建物に近づいていきます。
窓の下から撃ったマーティンの手りゅう弾が爆発し、さらにジャクソンが手りゅう弾を投げ込むと爆発を確認しないうちに
家の中に入ろうとしました。「ジャクソンまだだ!」マーティンが叫ぶと同時に爆発が起こりジャクソンが倒れます。

ウェブスターとマーティンがすぐに建物に入るとドイツ人が3人いましたがひとりは爆発で重傷を負っていたので
2人を捕虜として連れていきウェブスターが爆弾を仕掛けジャクソンを担ぎながら退却します。
マーティンのリーダーシップもすごいです。
ジョーンズが懸命に合図の笛を吹き対岸からの大隊の援護射撃も始まります。
ドイツ側の攻撃と大隊の援護射撃の砲弾が飛び交う中ボートに乗り込み対岸へ渡ります。

ジャクソンは重傷でした。
今回初参加のヴェストが「殺してやる!」と捕虜のドイツ人に飛びかかろうとしますがジョーンズが止めに入ります。
「殺したら苦労が水の泡になる!」ヴェストに掴みかかり怒るジョーンズくん、頑張っています。

ユージーンが到着しジャクソンの治療をします。
ジャクソンにライターの火を見るように言い、状態を見た後「診療所に運んで」と担架に乗せます。

運ぼうとした時ジャクソンは急に暴れ「死にたくない」と言いながらやがて息を引き取りました。

年齢を偽り16歳で入隊したジャクソンはこの時20歳でした。

後編に続きます。



Third Star -僕が星になるまえに-

2013-09-08 10:12:29 | 僕が星になる前に
原題:Third Star

2010年イギリス
制作・脚本:ヴォーン・シヴェル
監督:ハッティー・ダルトン
邦題:僕が星になるまえに


以下、映画の内容を含みますのでご注意ください。


「Third Star」は2010年エディンバラ映画祭のクロージングフィルムとして上映され、2011年にイギリスでリリースされました。
元々はインディーズ映画みたいですね。UKではDVDも出ていますがもちろん日本版は発売されてないです。
ベネさんに嵌ったころYoutubeにたくさんの動画がUPされていたのをよく観ていましたが、メジャーな作品ではないので
上映なんて夢にも思わなしDVDですら諦めていましたが。
が!
東京では10月26日からいよいよロードショーされる事になりかなり感動している私です。
勢いってスゴイ!人気が出るってこうゆう事なんですね。ついでにDVDも出してくださいー、プリーズ。

今回の上映はミニシアターの規模で上映する映画館もかなり限られていましたが、
特典付前売り券は完売という勢いもあってか、地方での上映館もかなり増えたらしいですね。
私がbitchesになったのはつい最近の事ですが、それでもまさかここまで盛り上がるとは思いませんでした正直(笑)

でもこの映画はきちんと観たかったので本当に嬉しいです。

あらすじと感想を少し書いていきたいと思います。
感想と言ってもYoutubeで部分的な動画を拾って観ていただけなので大部分妄想です。
いろいろ間違っているかもしれませんがご容赦ください。
日本語字幕も当然無いので英語不自由な身としては正しく理解していませんが、
それでも!それでも、泣けます。号泣です。
多分に編集されている動画もたくさんありましたがそれはそれで上手なんですよ。
予告トレイラーだけでも泣けますが、動画はもっとヤバイです。


29歳の誕生日を迎えたばかりのジェームズ@ベネディクト・カンバーバッチ。
しかし、末期がんに冒された彼に残された時間は多くありませんでした。
3人の親友ディヴィー、ビル、マイルズを誘って「世界で一番好きな場所」ウェールズ地方のバラファンドル湾へキャンプに出かけます。
しかし、体力が衰えつつあるジェームズをカートに乗せ男だけの気ままな旅は思わぬトラブルとケンカの連続。
やがてそれぞれが抱える葛藤や本音がさらけ出されていきます。

そして、目的地を目の前にしてジェームズの病状が悪化します。
皆の制止を振り切り激痛に苦しみながらも前へ進もうとしますが・・・。
過酷な道のりの末に辿り着いたその場所で、ジェームズが明かしたこの旅の真の目的とは。

以上が公式サイトに掲載されていたあらすじです。
こうして書いているだけでうるうるしそうです(涙)

断片的にほぼ後半部分を観ただけですが、印象としては「スタンドバイミー」でした。
これのもうちょっと成長したバージョンで。
男だけの気ままな旅っていくつになっても子供な部分もありちょっとした冒険になったりしてステキです。

でも、この映画はただのセンチメンタルなお話ではないんですよ。かなり重いです。
初めて観たときはとてもショックでした。もし自分がマイルズたちの立場だったら・・・。
親友の過酷な現実を目の前にした時に自分は親友のために何ができるのか何をするのか、考えさせられました。
ジェームズの最後の言葉です。せ、切ない(涙)
「Just know that you made my life happy one.And there's no tragedy in that.」
・・・て、映画を観てきたように書いてますが観てませんので、どうか薄目で読んでくださいね(涙)

そしてマイルズ役のJJフィールドさんがステキな印象でした。
何だかんだとジェームズの面倒をみているのが、かっこいいです。男前です。

この勢いだと結末まで書いてしまいそうなのでこのあたりで自重します(笑)

私は結構ネタバレされても平気なので、ドラマでも映画でも興味のあるものはザクザクと無頓着に検索しては
読んだり観たりしているのですが、さすがに今回のThird Starはやめておけばよかったと今更後悔(笑)
まさかここにきて映画が公開されるとも思ってなかったのもありますけど。
でもきっとこのブログを通りすがってここを観ている方はおそらくみなさん同じだと思います(笑)
私よりもっとたくさんYoutubeとかいろいろ観ているでしょうね。

まぁ、しかしベネさんは相変わらず別人で(笑)
ちょっとホーキングっぽい可愛い笑顔だったりするのですが、年代的にはホーキングよりはずっと最近です。ピットくんあたり?
もうすぐ「Fifth element」が欧米で公開されるそうですが、このアサンジもすごいですねー。誰ですか?てなもんで。
最近は作品ごとに別人なベネさんを観るのが楽しみだったりするし、それがベネさんの魅力のひとつなんですよね。


STIDのインタビューで、彼は脚本を読んで出演するかどうかを決めると言ってましたが、
確かにベネさんが出演する作品は派手さはなくてもしっかりとした作品が多いように思います。
Sherlockの人気も脚本によるところが大きいと思うし。
STIDは。。。うーん(笑)でもたまにはハリウッド娯楽映画もいいもんです。

長々と書いてしまいましたが、映画を観たらまたここでちゃんと感想を書きたいと思います。



前売り券買ってこなきゃ。あ、STIDの3Dも観に行かないとー。じ、時間が足りない。。。

シャーロック 大いなるゲーム-S1E3- その4

2013-09-07 09:56:04 | Sherlock
原題:The Great Game



その3の続きです。

以下、ネタバレを含みますのでご注意ください。



ジョンはアンドリューの婚約者、ルーシーに会いに行きます。
「彼じゃない、彼は国を裏切ったりしない」泣きながら訴えるルーシー。
人に会うと言って外出したアンドリューですが、誰と会うのかルーシーには心当たりはありませんでした。
ジョンの帰り際、ルーシーの兄と会います。
「早く犯人を捕まえてくれよ」兄の言葉に「伝えます」と言ってその場を去るジョンでした。


その夜、ホームレスからゴーレムがヴォクソールにいるというメモを受け取りジョンとふたりで向かいます。
途中シャーロックが空を見上げ「きれいだな」と呟くのでジョンがちょっとびっくりします。何やってますか、君たち(笑)

「何をしたのか説明してくれ」とジョンが言います。
「僕はホームレスの情報網を使ってるんだ。彼らは僕の目となり耳となるんだ」
「持ちつ持たれつの関係ってわけだ」
「そう」

ゴーレムの姿を確認し飛び込むタイミングを計っていると突然ゴーレムが走り出し待っていた車に乗ってどこかに消えます。
「また探し出すのは大変なんだ」とシャーロックが悔しがっていると「行先はわかるよ」とジョンが言います。
「ケアンズ教授のところだ。電話帳で調べよう」

ケアンズ教授はプラネタリウムで太陽系のスライドを写し出し海王星を探しています。そこにゴーレムの魔の手が忍び寄ります。

シャーロックが追いつきますがケアンズ教授は殺されてしまい、太陽系を回る惑星や衛星の説明のスライドが
ランダムに映し出される中、何とかゴーレムを押さえようと2人ががかりで格闘しますが逃げられてしまいます。

結局、贋作の証拠も無いまま絵の前に立つことになりました。

シャーロックは電話に向かって「絵は贋作だ。それが原因で警備員とケアンズ教授は殺されたんだ」と叫びますが、
犯人からの応答はありません。証拠がなければ回答にはならないようです。
「わかった、時間をくれ。」そう言うと突然子供の声で10からカウントダウンが始まります。
絵を見つめ懸命に贋作の証拠を探しだそうとしますが、刻々とカウントは1に近づいていきます。
「子供が死ぬ、真実を言え!」なりふり構わず責任者の女性に詰め寄る姿はシャーロックがプライドを捨ててまで、
子供を救おうとしている必死な姿に思えます。
けどすぐに「いや、言うな。僕が探さないとダメだ」そう言うとまた絵とにらめっこするシャーロック。
後ろでジョンが落ち着かずうろうろうろうろしています。

カウントダウンが加速し始め5秒を切ったところでシャーロックが閃きます。
「さっきプラネタリウムで耳にしたことだ」
ジョンに電話を手渡すといったん絵から遠ざかり「最高だ!」と喜びを噛みしめますがレストレードに怒られます。
残り1秒になったところで「ヴァン・ビューレン超新星」と叫びます。

すると「誰かそこにいるの?」と子供が言うので正解だったことがわかります。
「この星は爆発する星で空に現れたのは1858年だ」シャーロックが言うと、
「この絵が描かれたのは1640年代、矛盾してる」とジョンが続けます。
ほっとしたように微笑むジョンの元にマイクロフトからメールが入ります。
「私も我慢の限界だ」

ヤードで責任者の女性が事情聴取を受けます。
シャーロックが女性の罪状をレストレードに言わせると女性は白状し始めました。

「贋作で儲けようと思った。単なる思い付きだったけど彼が実現可能にしたの」
「彼とは誰だ?」
「知らないの。彼の手の者に接触してただけなの。彼はメッセージだけの存在だった」
「彼の名前は?」
「モリアーティ」


ジョンはアンドリューが死んでいたバタシーの線路のところにいます。

職員にその時の様子を聞き、出血が少なかったことを知ります。
「アンドリューはどうやってここに着いたのか」しばらく考え分岐器が動くのをじっと見つめます。
するとシャーロックが後ろから声をかけます。「そう、分岐器だ。彼は他の場所で殺されたから出血が少なかったんだ」
「僕wを尾行してた?」
「最初から。こういう事件は見逃せないよ」そう言ってから「不法侵入する必要がある」と歩き出します。

「設計図はまだ海外に流れていない。盗んだ人物は設計図を売るすべを知らないんだ」
そう言いながらとあるフラットに侵入し部屋を調べます。
「ここは?」
「ジョー・ハリソンの家だ」ジョーは殺されたアンドリューの婚約者のお兄さんでした。
そしてシャーロックが窓の外を見てからその下に血痕を見つけます。

そうしているうちにジョーが帰ってきました。
ジョンの姿を見ると乗っていた自転車で襲おうとしますがジョンが銃で狙いをつけます。


観念したジョーはアンドリューから設計図を盗んだことを白状します。
そして盗まれた事に気が付いたアンドリューがジョーの家に来て詰め寄りますが、
ジョーはアンドリューを階段から突き落としてしまいます。
アンドリューが絶命したことを知ると窓のすぐ下に停まっていた電車の屋根にアンドリューを運びます。

そうしてアンドリューはバタシーの分岐器が動いたときに屋根から落ちたのでした。

ジョーは麻薬の運び屋をやり始め気が付いたら借金が莫大になってしまったため設計図を盗んだと言います。
シャーロックはジョーから設計図が入ったメモリーを回収します。

その5に続きます。