「バスカヴィルの犬」
Director: Paul McGuigan
Writers: Mark Gatiss
いよいよ今週S3が放送されますね。
でも、BS観れない方たちはDVD発売まで更に待機なんですよね。うむー。
ところでS4について相変わらず情報が錯綜しているようです。
でも錯綜する原因をマーク・ゲイティスさん自ら作っていたりするのでやっぱりこの人たち面白がってるなーと(苦笑)
続きです。
ふたりはバスカヴィルにやってきます。
シャーロックはジープを運転しものものしい警備を観察しています。
ゲートで止められ、許可証の提示を求められ当たり前のようにIDを渡します。
それを見ていたジョンが「君、どうやってここの許可証を?」と聞くので、
「バスカヴィルだけの許可証じゃない。マイクロフトのだ。これは全ての場所にアクセスできるんだよ。
ずいぶん昔に盗んでおいた、念のためにね。」
「Brilliant!」
「何か問題が?」
「捕まるだろ。」
「まだ大丈夫だよ。」
「5分で捕まるよ。『Hi、僕たち最高機密の軍事施設のまわりを散歩しようと思ってきました。』
『Great! どうぞ入ってくれ。ちょうどケトルが沸いたところだ。』撃たれなくてもそんなところだ。」
(ケトルが沸くのところは、ケトルは警察が包囲するという意味もあるそうなので比喩かもしれません。)
その時、「問題無し」とIDが返されゲートを通過します。
「マイクロフトの名前は文字通りドアを開けた。」
「言っただろう、彼は英国政府そのものなんだ。不正がバレるまで20分ある。」
ジープを停め、施設まで案内されます。歩きながらシャーロックはパトロールしている軍人などを観察しています。
そこに伍長のライアンズがやってきました。
「 Are we in trouble?(何か問題があるのか?)」とライアンズに
「Are we in trouble, sir.」と「サー」をつけろとシャーロック。敬語をつかえと言っています。
「Yes, sir, sorry, sir.」
「出迎えか?」
「あなたのIDがすぐに表示されたので、ミスター・ホームズ。警備のライアンズ伍長です。
何か問題がありましたか?」
「そうでない事を願っているよ、伍長。」とシャーロックに
「今まで査察はありませんでした。何も問題はありませんでしたし。」と伍長。
そこにジョンが助け船を出します。
「抜き打ち検査は聞いたことあるか?」
ジョンの方を見る伍長にジョンはIDを見せます。
「第五ノーサンバーランド歩兵連隊のワトソン大尉だ。」
それを見た伍長はすかさず敬礼をします。
英国陸軍の階級だと伍長はかなり下っ端で大尉はそれより10クラスくらい上の階級の幹部クラス、
いわゆる将校なので、それはもう偉いんです、ジョン。
ちなみに大尉のすぐ上は少佐になり、企業でいうとほぼ役員クラスです。
「バリモア少佐が快く思っておりません。お二人に会いたいそうです。」
「悪いが我々にはあまり時間が無いのですぐに取り掛かる。」
何しろ20分しかないのでジョンがそう言いますが、ライアンズがまだ何か言いたそうなので、
「That’s an order, Corporal.(これは命令だ、伍長)」と伝家の宝刀を出すジョン。
もちろん大尉から命令をされれば伍長は逆らえません。
「Yes, sir.」ですぐに実行です。
それを見ていたシャーロックが嬉しそうです。
最初のセキュリティシステムにIDを通すとシャーロックは腕時計を見ます。
ここからシステムのセキュリティ承認の要請がスタートします。
「久しぶりに命令をしたよ。」とジョンに「楽しかった?」とシャーロックが聞くと、
「Oh yeah」と答えます。何?この人、かっこいいんですけど~(笑)
もう一度セキュリティを通るとエレベータ-のドアが開きます。
システムは「マイクロフトホームズ、承認保留」の表示が出ています。
エレベーターに乗りライアンズが-1のボタンを押しますが、-2、-3、-4、Bまである事にシャーロックが気づきます。
そして地下1Fに到着するとたくさんの動物が迎えてくれました。
シャーロックはケージの中を観察しながら「どのくらいの動物がここにいるんだ?」と聞き、
「多数です。」とライアンズが答えます。
ケージを見ながらくるりと1回転するシャーロックの立振る舞いは本当に優雅です。
研究所の中は白で統一されていて、更にライトの効果もとてもステキだし。
「これまでに逃げたことは?」と更に質問。
「逃げるにはエレベーターを使わなければなりませんが彼らはそこまで賢くありません。」とライアンズに
「人間が手助けをしない限りはね。」とシャーロックが言います。ほんのり尋問してます。
そこに男がやってきます。フランクランド博士です。
ライアンズは査察だと説明します。
「ああ、新顔だね。素晴らしい。だがここから出られなくならないよう注意しないと。」
とフランクランド博士は「タップを調節しにきただけなんだ。」とすぐに立ち去ります。
「このエレベーターはどのくらい下まで行くんだ?」とジョンも質問します。
「かなり下まで行きます。」
「下には何が?」
「廃棄物置き場です。」ライアンズはそう言うと違う部屋に案内します。
フランクランド博士がエレベーターの前からこちらを窺っている様子を見せ、
シャーロックも博士を見ています。
歩きながらシャーロックはあらゆるものを観察しジョンは質問を続けます。
「ここでは何を研究してるんだ?」
「査察をされるのですからご存知かと思います。」とライアンズに突っ込まれますが、
「専門外だから。」とジョン頑張ります。
「幹細胞の研究から風邪の治療薬まであらゆる研究です。」
「だが主には兵器?」
「はい、何らかの兵器の研究です。」
「生物、化学・・」
このジョンのセリフ「Biological, chemical」はNBCの事を言ってるのかもしれませんね。
「nuclear, biological, chemical (核、生物、化学)」の兵器です。
それに対し、ライアンズはこう答えています。
「ひとつの戦争が終わるとまたあらたに始まります。新たな敵との戦いに備えて我々は準備をしなければなりません。」
セキュリティシステムにライアンズがIDを通し続いてシャーロックも通すとふたたび時計を見ます。
ここでシステムが「query query query」の表示になります。疑いあり、問い合わせ中、な感じだと思います。
シャーロックをお猿さんが出迎えます。
「OK、マイケル。次はハーロー3を試しましょう。」と指示を出す女性にライアンズが
「ステープルトン博士」と話しかけます。
ライアンズのうしろでシャーロックが「ステープルトン」と呟きます。
「誰?」と博士が聞くので「最優先事項です。上層部からの命令で査察です。」とライアンズ。
「本当に?」と博士が言うとシャーロックは博士の正面に立ちます。
「質問に答えてもらいます。バスカヴィルでのあなたの任務は?」
そんなシャーロックを見て博士が吹き出すように笑います。
「質問に答えて。」とジョンが言うと「機密ですので私が自由に話すことはできません。」と答える博士に、
シャーロックは笑顔で「あなたは間違いなく自由ですよ。」と言った後すぐに笑顔を消し、
「私はあなたがそのままでいることをお勧めしますよ。」と言います。
「あらゆる研究をしているの。主に遺伝子の掛け合わせをしているけど。」
博士の『遺伝子』という言葉に反応したシャーロックはポケットから手帳を出し文字を書きながら
「僕はあなたの名前を知っている。」と何だか嬉しそう。
「まさか」と博士。
「人々は偶然の一致などあるわけがないと言う。彼らは何と退屈な人生を送らなければならないんだ。」
シャーロックはそう言うと「BLUEBELL」と書いたメモを見せます。
ジョンはセリフがあまり無いので目立ちませんが、見てると相変わらずリアクションが面白いです。
続きます。
Director: Paul McGuigan
Writers: Mark Gatiss
いよいよ今週S3が放送されますね。
でも、BS観れない方たちはDVD発売まで更に待機なんですよね。うむー。
ところでS4について相変わらず情報が錯綜しているようです。
でも錯綜する原因をマーク・ゲイティスさん自ら作っていたりするのでやっぱりこの人たち面白がってるなーと(苦笑)
続きです。
ふたりはバスカヴィルにやってきます。
シャーロックはジープを運転しものものしい警備を観察しています。
ゲートで止められ、許可証の提示を求められ当たり前のようにIDを渡します。
それを見ていたジョンが「君、どうやってここの許可証を?」と聞くので、
「バスカヴィルだけの許可証じゃない。マイクロフトのだ。これは全ての場所にアクセスできるんだよ。
ずいぶん昔に盗んでおいた、念のためにね。」
「Brilliant!」
「何か問題が?」
「捕まるだろ。」
「まだ大丈夫だよ。」
「5分で捕まるよ。『Hi、僕たち最高機密の軍事施設のまわりを散歩しようと思ってきました。』
『Great! どうぞ入ってくれ。ちょうどケトルが沸いたところだ。』撃たれなくてもそんなところだ。」
(ケトルが沸くのところは、ケトルは警察が包囲するという意味もあるそうなので比喩かもしれません。)
その時、「問題無し」とIDが返されゲートを通過します。
「マイクロフトの名前は文字通りドアを開けた。」
「言っただろう、彼は英国政府そのものなんだ。不正がバレるまで20分ある。」
ジープを停め、施設まで案内されます。歩きながらシャーロックはパトロールしている軍人などを観察しています。
そこに伍長のライアンズがやってきました。
「 Are we in trouble?(何か問題があるのか?)」とライアンズに
「Are we in trouble, sir.」と「サー」をつけろとシャーロック。敬語をつかえと言っています。
「Yes, sir, sorry, sir.」
「出迎えか?」
「あなたのIDがすぐに表示されたので、ミスター・ホームズ。警備のライアンズ伍長です。
何か問題がありましたか?」
「そうでない事を願っているよ、伍長。」とシャーロックに
「今まで査察はありませんでした。何も問題はありませんでしたし。」と伍長。
そこにジョンが助け船を出します。
「抜き打ち検査は聞いたことあるか?」
ジョンの方を見る伍長にジョンはIDを見せます。
「第五ノーサンバーランド歩兵連隊のワトソン大尉だ。」
それを見た伍長はすかさず敬礼をします。
英国陸軍の階級だと伍長はかなり下っ端で大尉はそれより10クラスくらい上の階級の幹部クラス、
いわゆる将校なので、それはもう偉いんです、ジョン。
ちなみに大尉のすぐ上は少佐になり、企業でいうとほぼ役員クラスです。
「バリモア少佐が快く思っておりません。お二人に会いたいそうです。」
「悪いが我々にはあまり時間が無いのですぐに取り掛かる。」
何しろ20分しかないのでジョンがそう言いますが、ライアンズがまだ何か言いたそうなので、
「That’s an order, Corporal.(これは命令だ、伍長)」と伝家の宝刀を出すジョン。
もちろん大尉から命令をされれば伍長は逆らえません。
「Yes, sir.」ですぐに実行です。
それを見ていたシャーロックが嬉しそうです。
最初のセキュリティシステムにIDを通すとシャーロックは腕時計を見ます。
ここからシステムのセキュリティ承認の要請がスタートします。
「久しぶりに命令をしたよ。」とジョンに「楽しかった?」とシャーロックが聞くと、
「Oh yeah」と答えます。何?この人、かっこいいんですけど~(笑)
もう一度セキュリティを通るとエレベータ-のドアが開きます。
システムは「マイクロフトホームズ、承認保留」の表示が出ています。
エレベーターに乗りライアンズが-1のボタンを押しますが、-2、-3、-4、Bまである事にシャーロックが気づきます。
そして地下1Fに到着するとたくさんの動物が迎えてくれました。
シャーロックはケージの中を観察しながら「どのくらいの動物がここにいるんだ?」と聞き、
「多数です。」とライアンズが答えます。
ケージを見ながらくるりと1回転するシャーロックの立振る舞いは本当に優雅です。
研究所の中は白で統一されていて、更にライトの効果もとてもステキだし。
「これまでに逃げたことは?」と更に質問。
「逃げるにはエレベーターを使わなければなりませんが彼らはそこまで賢くありません。」とライアンズに
「人間が手助けをしない限りはね。」とシャーロックが言います。ほんのり尋問してます。
そこに男がやってきます。フランクランド博士です。
ライアンズは査察だと説明します。
「ああ、新顔だね。素晴らしい。だがここから出られなくならないよう注意しないと。」
とフランクランド博士は「タップを調節しにきただけなんだ。」とすぐに立ち去ります。
「このエレベーターはどのくらい下まで行くんだ?」とジョンも質問します。
「かなり下まで行きます。」
「下には何が?」
「廃棄物置き場です。」ライアンズはそう言うと違う部屋に案内します。
フランクランド博士がエレベーターの前からこちらを窺っている様子を見せ、
シャーロックも博士を見ています。
歩きながらシャーロックはあらゆるものを観察しジョンは質問を続けます。
「ここでは何を研究してるんだ?」
「査察をされるのですからご存知かと思います。」とライアンズに突っ込まれますが、
「専門外だから。」とジョン頑張ります。
「幹細胞の研究から風邪の治療薬まであらゆる研究です。」
「だが主には兵器?」
「はい、何らかの兵器の研究です。」
「生物、化学・・」
このジョンのセリフ「Biological, chemical」はNBCの事を言ってるのかもしれませんね。
「nuclear, biological, chemical (核、生物、化学)」の兵器です。
それに対し、ライアンズはこう答えています。
「ひとつの戦争が終わるとまたあらたに始まります。新たな敵との戦いに備えて我々は準備をしなければなりません。」
セキュリティシステムにライアンズがIDを通し続いてシャーロックも通すとふたたび時計を見ます。
ここでシステムが「query query query」の表示になります。疑いあり、問い合わせ中、な感じだと思います。
シャーロックをお猿さんが出迎えます。
「OK、マイケル。次はハーロー3を試しましょう。」と指示を出す女性にライアンズが
「ステープルトン博士」と話しかけます。
ライアンズのうしろでシャーロックが「ステープルトン」と呟きます。
「誰?」と博士が聞くので「最優先事項です。上層部からの命令で査察です。」とライアンズ。
「本当に?」と博士が言うとシャーロックは博士の正面に立ちます。
「質問に答えてもらいます。バスカヴィルでのあなたの任務は?」
そんなシャーロックを見て博士が吹き出すように笑います。
「質問に答えて。」とジョンが言うと「機密ですので私が自由に話すことはできません。」と答える博士に、
シャーロックは笑顔で「あなたは間違いなく自由ですよ。」と言った後すぐに笑顔を消し、
「私はあなたがそのままでいることをお勧めしますよ。」と言います。
「あらゆる研究をしているの。主に遺伝子の掛け合わせをしているけど。」
博士の『遺伝子』という言葉に反応したシャーロックはポケットから手帳を出し文字を書きながら
「僕はあなたの名前を知っている。」と何だか嬉しそう。
「まさか」と博士。
「人々は偶然の一致などあるわけがないと言う。彼らは何と退屈な人生を送らなければならないんだ。」
シャーロックはそう言うと「BLUEBELL」と書いたメモを見せます。
ジョンはセリフがあまり無いので目立ちませんが、見てると相変わらずリアクションが面白いです。
続きます。