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海外ドラマや映画の感想いろいろ書いてます。

パトリック・メルローズ 「Never Mind」その4

2018-10-17 20:40:39 | Patrick Melrose E2
Patrick Melrose Episode 2 "Never Mind"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger



Previous → パトリック・メルローズ 「Never Mind」その3



Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Anne Moore:AM(アン・ムーア ヴィクターの恋人?)
Sir Victor Eisen:VE(ヴィクター・アイゼン デイヴィッドの大学の友人?アンの恋人?)
Bridget Watson Scott:BS(ブリジット・ワトソン・スコット ニコラスの愛人)
Johnny Hall:JH(ジョニー・ホール パトリックの友人)





庭に出たデイヴィッドは落ちているイチジクを踏みつけます。


じっと見つめているデイヴィッド。


タクシーに乗っているブリジットとニコラスの会話。

BS:メルローズってどんな人たち?
NP:デイヴィッドは一文無しだった。
彼の恐ろしい父上は彼を勘当したんだ。
彼に残されたのは着古したパジャマだけだった。
BS:なんで?
NP:彼に背くためにあえて医者になるからさ。
以前は作曲家になりたがっていた。なれたかもしれないな。

ドライブしているエレノアとアン。

NP:一方、エレノアはアメリカの大富豪の出身だ。
ドライクリーニング液の特許で稼いだ成金だがものすごく裕福な家だ。
あの家は彼女を口説いて買わせた最初のものだ。
最初の夏みんなでテラスに座っていたら彼女が木から落ちたイチジクが腐って無駄になってる、
世界には飢えて苦しんでいる人がいるのに、と文句を言った。
そうしたらデイヴィッドがとんでもないことを言い出した。
エレノアに四つん這いになって地面に落ちているイチジクをすべて食べろと言ったんだ。
BS:あなたの目の前で?
NP:そう。
でも彼女は抵抗もせずに全部食べたよ。
BS:変態ね。

デイヴィッドはあたりを見渡しパトリックを探しますが姿が見えないので家に入ります。


エレノアとアン。
前の車が止まっているので進むことができません。


EM:充実した人生だわ。
まるでアメリカンインディアンみたい。
早起きして土地のものを食べて生きるの。
チキンが食べたかったら自分で絞殺するのよ。
AM:牧歌的ね。
EM:これはイライラするけど。

車のホーンを鳴らすエレノア。

EM:ランチに行きたいのよ。

エレノアはイラつきながらもう一度ホーンを鳴らします。

AM:パトリックは学校に戻るのを楽しみにしてる?
EM:どうしてみんなパトリックの事を聞けば私が喜ぶと思ってるの?
あの子がどうしてるのかなんて知らないわ。あの子に聞いてよ。
AM:ごめん。私は・・・・
EM:ねえ、今夜はあの子に会えるわよ。どこかに隠れてると思うけど。
そうか、今夜なんだわ。お酒飲まないと。


エレノアは乱暴に車を発進させると前の車を追い越していきます。
目的のレストランに到着しました。

EM:ほら、ここよ。すてきでしょ。
マーセル!マーセル!
戦後、ナチスはマーセル以外の村の男を全員殺したの。
でもラッキーだったわ。何しろ美味しいんですもの。


ふたりはレストランに入ります。

食事をするふたり。

EM:楽しいわね。

ふらふらと寝落ちしそうなエレノア。

AM:ちょっと、起きてよ。


EM:起きてるわよ。私の欲しいもの何かわかる?コニャックよ。
AM:それはお勧めしないわ。
EM:何を言ってるの。
消化の悪いものを食べたあとは飲んだほうがいいのよ。
頭痛がするし。
マーセル、コニャックを。

AM:率直に言ってもいいかしら。
EM:その言葉嫌いなの。
AM:少し飲みすぎじゃない?
E:何が?
AM:こんなランチはあなたのためにも良くない。
パトリックのためにも。
もちろん、家庭内で何が起きてるかは知る由もないけど。
EM:そうよ。わからないわ。
特に結婚もしてなければ子どももいないあなたにはね。

エレノアは食事の代金を払います。
コニャックを飲むエレノア。


EM:私の生活を心配してくれてるから運転してもいいわよ。

エレノアはアンに車のカギを放ります。

森の中で隠れるように身をひそめるパトリック


アンが運転し助手席のエレノアは眠っています。
ラジオをつけるとエレノアが目を覚まします。

EM:だいぶ気分が良くなった。
AM:良かった。


看板を見たエレノア。

EM:ねえ、「OK牧場」よ。行きましょうよ。
家に帰るようだわ。
AM:でも時間は大丈夫?
EM:大丈夫よ。行きましょうよ、お願い。
AM:いいわ。

EM:見て。観覧車よ。


エレノアとアンは観覧車に乗ります。

浮かない顔のエレノア。

AM:あら、あなたのキャデラックが見える。
あなたとこうして過ごせてすごく嬉しいの。
女子だけで出かけられて。
EM:あなたにはわかってもらいたいの。
昔はあんなふうじゃなかったのよ。
AM:デイヴィッドのこと?

EM:初めて会った時、彼の振る舞いは最高にステキだった。
知的で美しかった。
他の紳士気取りの英国人とは全く違ったわ。
私たちは一緒に価値あることをやろうとしていた。
彼は難しい人ではあったけど。
でも頼れる人だと思ったの。
彼と同じ部屋で孤独な今も彼に頼ろうとしているなんてね。


観覧車が止まります。

EM:どうして止まってるの?
AM:すぐに動くわ。
EM:ニコラスのお迎えに間に合わないかも...
AM:大した時間じゃないから大丈夫よ。
EM:ニコラスはデイヴィッドに言いつけるわ。
AM:彼はそんな事気にしないから大丈夫よ。
もうすぐ動くよ。

EM:すごく高いね。
AM:心配することなど何もないわ。
EM:どうして動かないの?
今回の事、デイヴィッドには何も言わないで。
AM:エレノア・・・
EM:お願い。
AM:エレノア、あなた彼が怖いの?
脅えているように見える。

動揺し立ち上がるエレノア。

EM:はやく何とかして!
AM:エレノア、座ってないと。
EM:ちょっと、降ろしてよ降りたいの。

何度も叫ぶエレノア。



続きます。

エレノアにもう少し強さがあったならパトリックを守れたのかもしれません。

かなりどよーんとしてきましたが次もかなりヤバいです。


パトリック・メルローズ 「Never Mind」その3

2018-10-14 11:17:25 | Patrick Melrose E2
Patrick Melrose Episode 2 "Never Mind"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger



Previous → パトリック・メルローズ 「Never Mind」その2



Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Anne Moore:AM(アン・ムーア ヴィクターの恋人?)
Sir Victor Eisen:VE(ヴィクター・アイゼン デイヴィッドの大学の友人?アンの恋人?)
Bridget Watson Scott:BS(ブリジット・ワトソン・スコット ニコラスの愛人)
Johnny Hall:JH(ジョニー・ホール パトリックの友人)



エレノアは家を出て車に向かう途中パトリックに言います。


EM:パトリック、どこにいたの?お父様が呼んでいたわよ。
PM:遊んでくれる?
EM:今はだめよ。
PM:でも遊ぶって言ったよ。
EM:ごめんね。ニコラスを空港まで迎えに行くのよ。
だから遊べないのよ。
PM:約束したのに!
EM:また今度ね。

エレノアはパトリックにキスをして車に向かいます。

PM:僕も一緒に行っていい?
EM:だめよ。お父様が一緒にここにいてほしいって。
PM:車に乗りたいよ。大人しくしてるから。


エレノアは深くため息をつくとパトリックの前できしゃがみ込み、
やさしい口調で話します。

EM:変な話、お父様がやきもち焼くのよ。
私に甘えすぎてはいけないの。だから私よりお父様を優先しないとだめなのよ。
PM:わかった。
EM:じゃあ、今の話は誰にも話しちゃだめよ。
ダディにやさしくしてね。いい?
ディナーの前に私のところにいらっしゃい。
今日一日どうしていたか話してちょうだい。私も話すから。


エレノアは立ち上がりパトリックと額を合わせます。

EM:約束するわ。あなたの事だけを考える。

パトリックの額にキスをして、近寄ってくるアンたちに挨拶をします。

EM:ハロー。来たわね。ちょうどいい時間だわ。
コテージは快適かしら。
家に泊まってもらってもよかったのだけど、
デイヴィッドは何かひとつでも誰かと共有するのを嫌がるのよ。
空気でもね。
もちろんディナーの席では紳士的に接するわよ。


パトリックに話しかけるアン。

AM:パトリック、私たちと一緒に行きたい?
私はそうしたいわ。
EM:ダメよ、悪いけどアメリカンガールオンリーなの。
AM:例外をつくることはできるわよね。

エレノアはアンの問いかけには答えずヴィクターに話しかけます。

EM:ヴィクター、暑くて大変ね。執筆は進んでる?
VE:アイデンティティは壮大なテーマなんだ。
EM:フロイトは出てくる?
VE:いや、僕は精神分析の観点からはアプローチしていないからね。
AM:私も運転になりそうね。
EM:いえ、私以外の人は誰も運転しないわよ。私だけのものだから。
AM:でもかなり遠いわよ。

エレノアの運転する車で走り出すエレノアとアン。
車を見送っていたヴィクターとパトリック。

VE:元気だったかね?

パトリックは何も答えず家に入ります。




パトリックはデイヴィッドがピアノを弾いている部屋に入ります。


DM:そこにいるのはわかってるよ。

デイヴィッドはピアノを演奏をやめてパトリックのほうに振り向きます。


DM:そこにいるんだろう。やあ、Mr.マスターマン
みんな行ったか?よし。今日は特別な日になりそうだ。

再びピアノを弾き始めます。
後ろから近づくパトリック。

DM:この曲を覚えてるか?
PM:僕に作ってくれた曲だ。


DM:イートンを卒業した時に父が言ったんだ。「お前は自分の人生において何をしたい?」
私は作曲がしたいと答える勇気がなかった。
「わかりません。」と言った。父はなんて言ったか?
「軍隊に入隊したほうが良さそうだな。」と言った。

デイヴィッドは再びパトリックを見ます。

DM:お前は何をするんだろうか。
PM:わかりません。
DM:それじゃあ、お前の耳をつかんで持ち上げてみようか?
PM:No!
DM:おいで。


パトリックを近くに寄せ両耳をつかみます。

DM:いいか?

うなずくパトリック。
デイヴィッドは耳をつかんだままパトリックを持ち上げます。
パトリックはデイヴィッドの両手首をつかんでいます。
楽しそうに笑うパトリック。
デイヴィッドも笑います。


DM:手を離してみなさい。
PM:No.
DM:離せばそのままお前を落とすから。
PM:No!
DM:いいから。3つ数えるぞ。

手を離した瞬間叫びながら痛みを訴えるパトリック。

DM:お前は今日、役立つ教訓を得たんだ。
自分で考えてみなさい。
自分に重要な決断は他人に委ねるな。わかったか?
PM:降ろして!
DM:わかったのか?
PM:わかった、わかったから!


乱暴に手を離すデイヴィッド。
反動で床に倒れこむパトリック。

うそつき!痛かったじゃないか!


叫ぶパトリック。

DM:めそめそするな。醜いぞ。

パトリックは部屋を出ると庭を走り抜けます。
激しくピアノを演奏するデイヴィッド。


デイヴィッドはピアノの演奏を止め痛そうに手を振ると薬を酒で流し込みます。


そして窓から叫びます。

DM:パトリック!

デイヴィッドの叫びとともに現在に戻ります。
車の中で目を覚ますパトリック。
ジョニーの肩を借りながら家に入りベッドに横たわります。




続きます。

闇が深そうなメルローズ家・・・怖。
デイヴィッドの闇は父親が原因なんでしょうか。
虐待は連鎖するっていうし・・・・。

「Ironbark」情報

2018-10-12 22:40:55 | BC_2017・2018
久しぶりに新作関連のニュースです。

予てより噂のあったスパイ映画の撮影が開始になるようです。
タイトルは「Ironbark」。
裏切りのサーカスっぽいのかな?と思っていたら本当にそんな感じだそうです。




以下、Screen Dailyの記事の拙訳です。
元記事はこちら。→ Ironbark


「ジェシー・バックリーがベネディクト・カンバーバッチ、レイチェル・ブロズナハンと「Ironbark」で共演。」

人気上昇中のアイルランドの女優、ジェシー・バックリーは
ベネディクト・カンバーバッチとレイチェル・ブロズナハン主演、
ドミニク・クック監督の冷戦時代のドラマ「Ironbark」に出演することになりました。

(ジェシー・バックリー)


(レイチェル・ブロズナハン)

メラブ・ニニゼ、アンガス・ライト、キリル・ピロゴフの出演も決まり、
10月15日(月)に撮影開始します。

2017年Screen Star of Tomorrow を受賞したバックリーは
昨年、マイケル・ピアースのサイコロジカルスリラー「Beast」でブレイクした役者です。
Meonが米国内放送権を獲得したトム・ハーパー監督の「Wild Rose」がトロントで上映されました。
バークリーはIronbarkではカンバーバッチ演じる英国のビジネスマン、グレビル・ウィンの妻、シェイラを演じます。

ストーリーは実際に起きた事件がベースになっており、
冷戦時代、Cソビエトの核開発計画をCIAが突き止める際、ウィンがどんな協力をしたのかが描かれます。
ウィンとロシアの情報源、オレグ・ペンコフスキーは
キューバ危機を終結させた極めて重要な機密情報を提供しました。

ドミニク・クックはトム・オコナーの脚本を監督します。
プロデューサーは「42」のベン・プーとロリー・エイトキン、
サニーマーチのアダム・アクランドとフィルムネーション・エンターテインメントです。

以上です。
キャストの情報があまりなかったようですがボチボチ決まってきたんですね。

ジェシー・バックリーはBBCで放送された「戦争と平和」に出演していましたが
その後、いろいろ活躍されているようです。

今回はスパイだしカッコいい役なのかしら。
前回はハゲたおっさん役だったので(失礼)今回は美しいベネデイクトだといいなあ。



パトリック・メルローズ 「Never Mind」その2

2018-10-10 07:44:30 | Patrick Melrose E2
Patrick Melrose Episode 2 "Never Mind"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger


続きです。



Previous → パトリック・メルローズ 「Never Mind」その1




Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Anne Moore:AM(アン・ムーア ヴィクターの恋人?)
Sir Victor Eisen:VE(ヴィクター・アイゼン デイヴィッドの大学の友人?アンの恋人?)
Bridget Watson Scott:BS(ブリジット・ワトソン・スコット ニコラスの愛人)




再び過去。

もう一度ふたをするとその上に乗り何度もジャンプを繰り返します。


薬を酒で流し込む母のエレノア。


階下からデイヴィッドの声がします。

DM:エレノア?パトリック?どこに隠れているのだ?

再び井戸の上をジャンプするパトリックと
化粧を直すエレノアと交互に映ります。


来た道を戻っていくパトリックの様子を窓からアンが見ていました。


ヴィクターが入ってきます。

VE:アン、目が覚めたのか?


アンに近づくヴィクター。

VE:で、君の上にいたのは誰なんだい?
AM:カリギュラよ。じゅうぶんにふさわしいでしょう。
VE:おいで。朝食だよ。
AM:あら、ダーリン、そんな事しなくても。
VE:そんな事?
AM:朝食を作ったでしょう。
VE:いや違うよ、僕のおなかの準備が整ったってことだよ。


ニコラスとブリジット。

ニコラスとセックスをしながら時計に手をのばすブリジット。

NP:時計に手を伸ばす君もいいね。興奮するよ。
BS:タクシーは何時だっけ?


ニコラスはドレッサーの前に座ると身なりを整えます。

NP:「かつてはとてもハンサムだった。」と言われるんだろうな。
BS:あら、あなたは今でもハンサムよ。


ドアベルの音がします。

NP:ああ、タクシーが来たな。
BS:今回はどこに行くの?
NP:言っただろう。南フランスだ。



アンとヴィクターはメルローズ家に行く支度をしています。

VE:少々失礼なんじゃないのか。僕たちはゲストなんだぞ。
AM:そうねごめんなさい。まさかテストがあるなんて。
EV:まあ、デイヴィッド・メルローズといるといつもテストがあるからね。
何か知的な話の準備をしておくのはいい考えだよ。
AM:カリギュラは妻にのめり込んだ理由を探るために妻を拷問したと知ってる?
デイヴィッドはどんな理由をつけるのかしらね。

AM:それであなたにどんなメリットが?ヴィクター卿。
そんなに彼を恐れるならなぜここにいるのかしら。
EV:恐れてなどいないよ。興味があるんだ。
イートンでは才能あふれた青年で、非常に際立っていたよ。
畏れられていたと言っていい。
AM:私が大学にいた頃、フットボールのスターは必ずチアリーダーと寝ていた。
イートンの人気者は侮辱されるために叩かれるのね。

EV:僕は叩かれなかったよ。
重要なのは今は友人関係で彼のゲストだという事だ。
AM:私は生粋のアメリカ人だけど何が魅力なんだかわからない。
何が際立っているのよ。自分の立場を守るために何もしないの?
VE:それは言わないでくれ。
AM:私の唯一のお気に入りは男の子よ。
少なくとも彼の人生はまだ始まったばかり。


ピアノを弾くデイヴィッド。
そっと家を出ようとするエレノア。
床の軋む音がしてピアノの音が止まるので足を止めます。
それに気づいたデイヴィッドは楽しそうに再び演奏します。

エレノアも足早に玄関に向かいますがまた床の軋む音がしてピアノが止まります。
デイヴィッドは立ち上がると声をかけられます。


DM:どこに行くんだ?
EM:空港へニコラスを迎えに。
DM:こんな早くに?
EM:アンとドライブをしたくて。約束したの。
DM:わかった。パトリックは置いていくんだろうね。
EM:もちろんよ.
DM:私たちの話し合いを覚えてるか?
EM:ええ。
DM:よし。彼の飛行機は2時に到着する。行きなさい。



続きます。

アンとヴィクターの会話はあまり自信がありません。怪しいです。
エレノアの脅えようを見るだけでデイヴィッドの人物象が何となくわかりますね。

パトリック・メルローズ 「Never Mind」その1

2018-10-08 11:39:22 | Patrick Melrose E2
Patrick Melrose Episode 2 "Never Mind"

Based on Patrick Melrose by Edward St Aubyn
Written by David Nicholls
Directed by Edward Berger

今回からエピソード2になります。
エピソード1はこちらから。
Patrick Melrose Episode 1 "Bad News"


12月にスターチャンネルでの放送が決まりましたね。
視聴される方にはネタバレになってしまいますのでご注意ください。


今回は過去に遡りパトリックの少年時代のエピソードになっていて、
パトリックが壊れた原因やメルローズ家の実態などが描かれています。
過去の話なのでベネディクトはほんの少ししか出てきませんが
少年パトリックはなかなかの美少年です。


主要キャストです。
アンの背景がまだよくわからないんです。


Patrick Melrose:PM(パトリック・メルローズ)
David Melrose:DM(デイヴィッド・メルローズ パトリックの父)
Eleanor Melrose:EM(エレノア・メルローズ パトリックの母)
Nicholas Pratt:NP(ニコラス・プラット デイヴィッドの親友)
Anne Moore:AM(アン・ムーア ヴィクターの恋人?)
Sir Victor Eisen:VE(ヴィクター・アイゼン デイヴィッドの大学の友人。)
Bridget Watson Scott:BS(ブリジット・ワトソン・スコット ニコラスの愛人)




冒頭はE1のおさらい。
棺の中の父の場面で「サマータイム」が流れます。



♪Summertime
Child, the livin's easy
Summertime, time, time,
Child, the living's easy.
Fish are jumping out
And the cotton, Lord,
Cotton's high, Lord, so high.

Your daddy's rich
And your ma is so good-looking, baby.
She's looking good now
Hush, baby, baby, baby, baby, baby,
No, no, no, no, don't you cry.
Don't you cry!

夏になれば
暮らしは楽になり
魚はたくさん飛び跳ね
綿もいっぱい穫れるでしょう

お父さんはお金持ちに、
お母さんはとても美人で、
彼女は今も素敵だけど、
だからお願い
かわいい赤ちゃん
泣かないで

(ビリー・ホリディのサマータイム 子守歌だそうです。)



そして時は1967年9月、フランス ラコステ。


デイヴィッドがピアノを弾いています。
外で音がするので振り向いて窓の外を見ます。

イヴェットが空いたお皿やグラスを運んでいました。

DM:イヴェット!君だったか。ボンジュール。
Y:ムッシュ・メルローズ。
今夜のためにテーブルのセッティングするんです。


DM:ああ、そうだったね。いい天気だ。秋の気配を感じる。
Y:ウィ、ムッシュ・メルローズ。

皿の重さで持っているイヴェットの持つトレイが震えだします。


DM:愛しい妻は?太陽のように光を降り注がせる彼女は姿を現したかな。
Y:まだのようです。
DM:息子はどうかな。今日はあの子と過ごしたいのだが。
Y:遊びにいっています。
DM:今朝はみんな私から姿を隠しているな。


重さに耐えられなくて今にも落としそうですが懸命に笑顔を作るイヴェット。
それを見て楽しそうに沈黙を作るデイヴィッド。


しばらくしてから口を開きます。

DM:妻の磁器だから気をつけてくれ。とても貴重なものだからね。

イヴェットはようやくその場を離れます。


ぶどう畑を全速力で走り抜けるパトリック。


木でできた古いふたがしてある井戸。


ふたをどかし井戸の底を見下ろすます。



現在。
ジョニーが運転する車のバックシートで離脱症状と戦うパトリック。



続きます。

冒頭のイヴェットとの場面だけでデイヴィッドの嫌な性格がわかりますよね。

あと、60年代のファッションはカラフルでとてもステキです。
スカーフにサングラス、そしてコンヴァーチブル。かっこいいわ。