どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

かりや展へ

2019年08月06日 21時05分00秒 | イベント・ライブ
ユジク阿佐ヶ谷にて「飄々〜拝啓、大塚康生様〜」と「白蛇伝」を鑑賞した後、総武線で二駅となりの西荻窪へ移動、ササユリカフェにて開催中の刈谷仁美さんの個展を見に行きました(^_^)

こちらのカフェには「この世界の片隅に」公開直前の2016年10月30日に行われた「マイマイ新子と千年の魔法」Blu-ray発売記念イベント以来のこととなります。

元ジブリのアニメーター・動画チェッカーとして著名な舘野仁美さんが独立して開業したカフェなんですが、駅前の小さなビルの4階に素敵でオシャレな空間が広がっていて...(*^o^*)

通常は店名の通り、食事とお茶が楽しめるカフェなのですが、時折アニメ関連のイベントを行っていて、今回の「かりや展」もその一貫となります。

「かりや展」はタイトル通り、刈谷仁美さんという若きアニメーター。

弱冠22歳にして、凄い才能と仕事をこなす人...その仕事振りを垣間見るような個展でした...。

学生時代に描きためたポートフォリオも圧巻です...私も仕事柄、専門学校生の作例を審査することがありますけど、こんな才能に出会ったら舞い上がるに違いない(^_^;

ファイリングされている、あの絵もこの絵も活き活きとして躍動している...絵を描くことが好きで堪らない気持ちではち切れそうになっていた...(´д`)

現在NHKで放送中の連続テレビ小説「なつぞら」のオープニングアニメは彼女の手によるもので、その複製原画も展示され、指パラで確認できちゃいます(^_^)

ドラマの主人公・奥原なつをイメージしたスケッチ集なんかも...。

才能に対しては年齢の上下は全く関係なく、素晴らしいタッチの数々に敬服しっぱなしになってしまいました(*´д`*)

以前、NHK「あさイチ」で特集された取材に応える刈谷さんと舘野さんです。

刈谷さんは元々舘野さんのお店に常連みたいな感じで通い、知己の関係になったようですが、刈谷さんの才能を見込んで、ドラマ内のアニメパート制作の監督に大抜擢したとのこと...。

確かに主人公・なつと重なるイメージですよね(^_^)

そして舘野さんと刈谷さんの素晴らしい師弟関係も肌で感じることのできる個展でもありました!

その舘野さん、伺った当日もカフェの仕事をこなしつつ、店内の一角に作画作業用スペースを陣取り、黙々と修正作業をされてました...立ち上るオーラが凄くてビンビン響いてきましたが、堪らずちょっとだけご挨拶させていただきました。

気さくに応じていただきましたが、納期が間に合わない状態でかなりカツカツな状況とのこと...。あれだけ立て続けに複数の劇中作品を作り出しているワケですから、その作業量は想像を絶します...。

訪れる直前にはこんなTweetも...。

本当に頭が下がる思いです...(´д`)

穏やかにお話し下さいましたが、真摯で厳しく仕事に向き合うエネルギーを確かに感じ取れた...。

毎回楽しみにしています、頑張ってください、と通り一遍のつまらない言葉だけ残して、お店を後にしました...頑張ってるのは当たり前じゃないかと自分突っ込みしたりして...。

そうそう!店内には「なつぞら」関連グッズもいっぱい取りそろえてあり、記念に何か買おうと迷いましたが、チーズケーキとミントガムを購入。

商品購入一点ごとに特製ポストカードがもらえます。入場料替わりのドリンクと合わせて、三枚いただいた次第(^_^)

なにか...形ではない良いものをいただいたような気持ちで帰路についた次第です(*^o^*)

続けて翌日4日(日)は再びユジク阿佐ヶ谷で「太陽の王子ホルスの大冒険」鑑賞と、ドラマで東映動画時代の考証で関わっていらっしゃる小田部洋一さんのトークイベントです!!