どっと屋Mの續・鼓腹撃壌

引き続き⋯フリーCG屋のショーモナイ日常(笑)

5月24日(木)のつぶやき

2018年05月25日 06時10分09秒 | イベント・ライブ

芸術のことは自分に従う...か

2018年05月24日 16時12分00秒 | 話題
なんでもないことは流行に従う、重大なことは道徳に従う。芸術のことは自分に従う

小津安二郎さんが残した名言のひとつです。

とてもシンプルだけれども、守っていくことは難しい...私も含め多くは重大なこのも芸術のことも「流行」に流されてしまいがちです(^_^;

解説記事ではカラーフィルムについて取り上げていますが、サイレントからトーキーへの移行もあるコダワリから遅めになったし、カラー化の時期に流行ったワイド画面は最後まで拒絶しました。

たしかにワイド化された小津映画は全く想像できない(*^o^*)

しかし...映画監督に限らず、妥協せず己の信念を貫くってのは難しいことだな...と、最近つくづく感じさせられています...(´д`)



根本的な解決策のないムラ社会の構造なのか

2018年05月23日 21時30分00秒 | 話題
皮肉にも、象徴する2件が新聞トップに並びましたね。

これはもう大学のアメフト部特定の問題でもなんでもない、日本人社会・組織の闇が浮き彫りに噴き出してしまった結果なんだと思います。

町山智浩さんも映画の紹介どころじゃなく、怒りをぶちまけてます。


組織のトップ、あるいは上層は異口同音に「そんな指示をした記憶はない」とか「相手が間違って受け止めただけ」と話すだけ。

政界も大学も...もっと言えば、企業の隠蔽体質も、昔事件を起こした新興宗教団体含めた反社会組織も...過去に遡れば先の大戦における旧軍の「志願」を是とした作戦も、すべて「説明しなくても判ってるよな...」の空気感に支配され、思考停止の上「忖度」し、実行されていくワケです。

歴史的にみても日本人の組織は、押し並べてそうやってきました。君臨する統治者は明確な命令など決してせず、「良きにはからえ」というのみ...すべてはNo.2や側近が意をくんで行動する。

テレビの報道番組でキャスターが「こんな事が起きているなんて信じられません」なんて他人事のように言うけど、そのキャスターだって放送局という組織に属し、多かれ少なかれ知らず知らずのうちに何らかの「忖度」で動き、成り立っているんですよね...。

町山さんじゃないけど、恥ずべきことだし、絶望的な気分になってしまいます。

21世紀になってネット社会が進めば、こんなことも多少は無くなるんじゃないかと思ってましたけど、ムラ社会の構造・体質は何にも変わらない。

イジメや、数多ある○○ハラ同様、根本的な解決策のない、イタチごっこで止めようもない、どうしようもない永遠のテーマなんでしょうね...(´д`)



5月22日(火)のつぶやき

2018年05月23日 06時13分43秒 | イベント・ライブ

現役映画監督としての「本音」

2018年05月22日 18時50分00秒 | 話題
年取った上での名誉的な受賞でもない限り、今後も続けたい仕事なんだ考えれば、本音はなんと言ってもコレなんですよね(^_^)

あ〜これで企画が通りやすくなって助かるわ〜!\(^o^)/

「この世界の片隅に」で数え切れないほどの賞を手にした片渕須直さんもインタビューで同じ主旨の発言をしていましたし。

あふれる才能があって、引き出し多く、繰り出す企画がたくさんあったとしても、数字と業績が伴わないと誰も耳を貸さない世界です。

是枝裕和さん、どこかの番組で早速次回作は?と問われ、満州をテーマにしたものを...と答えたそうな。

今までは現代を背景にした身近な家庭劇を得意...というか、それは制作費がかからないからというのもあったと思うんですが...時代を描く映画となれば大作になるだろうし、一桁も二桁も違うものになるんでしょう。

是枝さん、いよいよ勝負に打って出たという感じですね(^_^)

受賞作「万引き家族」がまだ公開前だというのに、すでに次回作が話題になっちゃうってのも、なんだかなぁですけど(^_^;

5月21日(月)のつぶやき

2018年05月22日 06時10分01秒 | イベント・ライブ

奇妙な取り合わせ

2018年05月21日 19時25分00秒 | 話題
樹木希林さん西城秀樹さん、別々の記事が並ぶ...偶然なのか意図的なのか...。

昭和を象徴するかのようなTVドラマ「寺内貫太郎一家」で共演した二人が思い浮かびます。

祖母と孫の関係...でも実際は親子ほどの年齢差もなかったという事実は随分と後になってから知り、驚いた記憶が鮮明に残っています(^_^;

二人は仲良くちゃぶ台に並んで食事をし、「きったねぇな婆ちゃん!」とドヤし、時に怒りに身を任せて暴れる親父に立ち向かい敢えなく吹き飛ばされ、襖を破り、縁側から転げ落ちる...包帯姿を見て、子供心に生々しくリアルだなぁ...と思っていたら、ある時から画面に姿を現さなくなった...本当に怪我していたらしい(^_^;

後年...樹木さんはガンに、西城さんは脳梗塞に苦しんだ。

樹木さんは今も映画に出演し、昨日カンヌ映画祭で是枝裕和さん監督作「万引き家族」でパルムドールを獲得しました。

是枝作品における樹木さんは、小津作品における杉村春子さんに通じるモノがあります。

西城さんには特に思い入れはないのですが、小学生のころにTVで見た「情熱の嵐」のフリが強い印象を残しましたね。ファンが放つ「ヒデキ〜!」の黄色い声に載せるように繰り出すダブルパンチね(^_^)

Perfume も「エレクトロワールド」でパンチするフリがあるけど、遠いご先祖さんみたいな繋がりをちょっと感じたり...

なんとなくですけどね、「エレクトロワールド」のパンチを最初に見た頃、ヒデキみたいだなぁ...なんて感じていた気もします(^_^)

そういえば西城さんも広島出身なんですよね...。


樹木さんと西城さん、同一紙面での奇妙な取り合わせ...でもなぜか明暗とは映らない。

相乗効果でいろんな想い出が繰り出す...不思議だなぁと思わせられる感覚で、記事に見入っていました。



朝丘雪路さん、逝去

2018年05月20日 19時25分00秒 | 話題
アルツハイマー型認知症を患っていたそうです。

11PMで大橋巨泉さんと共演、巨乳っぷりを冷やかされ「ぼいん」の語源となった事でも有名。

アニメ作として、先日亡くなった高畑勲監督作品「ホーホケキョ となりの山田くん」や「かぐや姫の物語」に声優として出演。両作とも決して美しくない役どころを演じたのが面白い配役でした。

まぁ個人的に思い入れとかは無いんですが、出自が私の母と似た環境で生まれ育ち、どこかライバル心をもっている母(^_^;から「妾の娘」とか、「同じように人力車で小学校に通学していた」とか散々聞かされてきたので、どこか身近感があったりしてました。

派手な色男役でならした夫の津川雅彦さん、今回のことで記者会見に臨んだその姿は...もはや嘗ての面影もなく、鼻に酸素吸入のチューブを付けた弱々しい様子でした...。

私がイメージする(ある意味で『昭和』の)大人の人たちは次々に老い、この世から去って行く...星由里子さんの訃報もあったばかりで余計にね...諸行無常というか...まぁ...いよいよ自分たちの世代が...その順番が近づいてきているんだな...と思わずにはいられないですね...。