私的美遊空間

美しく愛しいものたちへのつぶやき

桐の花 女王のように 咲きにけり

2020年05月12日 | 俳句

つい先日まで茶色のかたまりだったのに
昨朝、見上げたら藤色のかたまりに変身していた。

桐の花咲く
そう聞いただけで優雅な気分になる。




「桐の花が紫色なのはおもしろい。
主上のほか、特に許されなければ着られない色を
植物のくせに平然と身につけている。
葉が大きすぎるのが難だが、花の紫色に免じて
特別扱いしたくなる。

唐国ではほうおうなどと仰々しい名の鳥が
好んでこの木に棲むと言い伝えられているけれど、
こんなところも桐の特殊性があらわれて、
なにやら改まった心持にさせられる」

千年も前に清少納言がつぶやいていたように、
現代に生きる私も同じように感じている。

※主上 ー 帝のこと
参考ー私の古典9、集英社

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コメント (1)
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