~ 与し三さんの柳橋のお茶碗で一服 ~
先日、次女が舟和の芋羊羹を送ってきてくれました。
主人の好物で「何か送るのなら芋羊羹を!」と
いつも言っていたので
そのリクエストに応えてくれました。
芋羊羹は
東京の創業明治35年の老舗「舟和」の和菓子です。
創業当時
高くて庶民の口に入らなかった煉羊羹の代わりに考案され
甘さを抑えた素朴な風味が魅力です。
~ 与し三さんの柳橋のお茶碗 ~
許状を頂いた折に師匠から贈られたお茶碗です。
芽吹いた柳の葉の若緑と赤い橋との対比が
いかにも春らしくて大好きなお茶碗です。
~ 金結晶天目茶碗での一服 ~
主人への一服は
濃い茶色の地に金の結晶が散りばめられたお茶碗です。
まだお茶のお稽古を始める前に
お点前のレベルやそれに合わせたお道具のセレクトなど
何も知らずに、ただ気に入ったので手に入れたものです。
今でも気に入っており、一生のお供になりそうです。
長谷寺詣での折、参道のお道具店で出会いました。
※金結晶天目茶碗=きんけっしょうてんもくちゃわん
泉窯 藤山造
内側にも金の結晶が散りばめられています。
飲み終わると現れてきれいです。
天目茶碗は元々、中国から伝来した格の高いお茶碗で
合わせる他のお道具は、その格に相応しいものを用い
お点前としても
茶歴の長い相応の許状を持った者でなければ
取り扱えないとされています。
今でこそ
この天目茶碗がお茶の経験のない若い娘に
如何に不似合いの物だったかが分かります。
知らぬが仏とはこのことですね。
でも、知らなかったからこそ
心から気に入った物として手に入れることが出来たわけです。
若い頃は知識がない分
自分の感性にビビッと訴えた物だけを買っていました。
そういった物は今でも好きです。
娘さんから送られた芋羊羹と、お師匠さんから贈られた
この季節にふさわしいお茶碗での一服は、春を飲み干す
といった感じさえ受けます。
自分の感性で選んだものは、何年経とうとも飽きるという
ことがないようです。素晴らしいお茶碗ですね。
若い頃、何も分からずに買った道具がけっこうありますが、どれも気に入って買ったものですから、今でも好きで使っております。
年を経ても年齢を重ねても、気に入ったものは、やはり好きで使ってしまいます。
こうして、穏やかな一服をいただけるのも、好きがあったればこそですね。
また、芽吹いた柳の葉の若緑が春らしさを感じさせますし、赤い橋とのコントラストが美しいですね(^-^*)
金結晶という技法があるのですね。
金彩ではないのですね。
どのようにして作られるのか興味が湧きます。
こんばんは
大好きなお茶碗と大好きな羊羹で一層美味しく
お幸せな日に
天目茶碗も単独で使用 いいですね
お若いころに好きだったものきっと今も大好きですよね
いいものは何時みてもいいものなんですね
長年大切にご使用になれてご夫婦でよいひととき
をお過ごしですね
娘が送ってくれた芋羊羹だけでも嬉しく頂けるのですが、
この時期にピッタリの柳橋のお茶碗を合わせて、至福の時間を過ごすことが出来ました。
「春を飲み干す」とは素晴らしい表現ですね♪
今度、どこかでパクリたいと思います(笑)
いつも思うことですが、20代で選んだ物は今でも自分の感性にあっている、ということです。
中途半端に知識が増えると、その感性が曇ってしまう気がします(^_-)-☆
若い頃に買った物は、どこか「魂」のようなものが影響しているように思います。
今見ても「いい」と思えるのです。
自己満足ですが、満足するということは幸せなことですね。
好きなお茶碗での一服は、幸せこの上ないと言った気分です(^_-)-☆
そうですね、仁清風でお洒落で優雅なところが気に入っています。
こうしたお茶碗は眺めて楽しみ、お茶を飲んで楽しむ、二重の楽しみがありますね。
金結晶というのは、作者の命名かも知れませんね。
一般的には金彩で間違いはないと思います。
金彩の入り方で雰囲気が違って、二つと同じものがないのもいいですね(^_-)-☆
はい~♪大好きなお茶碗と美味しい芋羊羹での一服はとても幸せな時間でした。
こんな日は心に余裕があって良い一日になります。
天目茶碗は格調高く使うのでなく、普段の楽しみのために使っています。
若い頃に買ったものは今でも気に入っています。
好み(感性)は歳をとっても変わらないようですね。
買った当時の良い思い出も、一服のための良いご馳走ですね(^_-)-☆
私の地元では柿羊羹が知られていて一時帰国する度に頂いていたのですが、
コロナ禍で帰国が叶わずここ3年程口にしていません。
油滴天目はよく聞きますが、金結晶天目は初耳です。
とても優雅な春のひと時を楽しまれましたね。
素晴らしいですね
グランマはお茶やらないので作法も何も知りません
でも美味しいですよね
茶道でも訴状によって使う茶器が違うのですね
グランマもお花の師範免許もらったときに
先生からやっとこのお花器に活けられますね と
お花器を頂いたことを思い出しました
もう30年以上も前の事です