to go somewhere, to be something

楽しいこと、好きなことをのんびりと書いていきます。
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2016年5月2日 香川旅行 3日目 その5(瀬戸大橋夕景)

2016年05月20日 21時02分14秒 | 旅行

本日の宿は「休暇村 讃岐五色台」で、琴平からは少し距離があります。

琴平周辺にも宿はたくさんありますが、昔ながらの大型旅館という感じであまり魅力を感じなかったことと、何より料金が非常に高いです。

確かに周辺に宿泊すれば金比羅参りには便利なので、黙っていても客は来るのでしょう。

 

 

さて、山越うどんで思いのほか時間を使ったため、急いで宿に行かなければなりません。ところが、琴平から休暇村讃岐五色台までは一時間程度、と思っていたのですが、カーナビの検索では一時間半以上かかると表示されます。距離もだいぶ想定より長いです。

 

じつは、休暇村讃岐五色台へは、坂出側からだとかなり迂回しないと到達できないのです。坂出の市街から山頂にある休暇村の建物は良く見えるのですが。

 

 

しかし、この迂回のおかげで、このような景色に出会うことができました。

 

 

白レンズ+三脚で待機する人も何人かいましたので、撮影スポットとして有名なのかもしれません。

 

 

 

 山道をひたすら走り、休暇村讃岐五色台に到着。

 

 

 

ここは、瀬戸大橋を望む絶景の地にあります。全国の休暇村の中でも屈指の絶景でしょう。

 

 

周辺も自然豊かで散策路等も整備されています。早く宿に到着すればその辺も楽しめたのですが、残念ながら夕食の時間が迫っており、今回は断念せざるを得ませんでした。

結果論ですが、昨晩小豆島に宿泊せず、高松に戻ってシティホテルに宿泊して、居酒屋でうまいものを食べたほうが良かったと思います。

 

部屋からは黄金色に輝く海と瀬戸大橋を一望できます。

 

ちょうど列車がすれ違うところですが、わかるでしょうか。

 

 

 

とりあえずまずは風呂に行きます。今日はだいぶ汗をかいたので、食事の前に汗を流しておきたいので。

ここの風呂は温泉ではありません。でも、塩素に入っている様な温泉よりははるかにましです。浴槽は狭くはありませんが、洗い場の数が6か所程度と、少ないです。露天風呂はありませんが、海に沈む夕日を見ながら入浴することができます。

 

風呂からあがると日没の時間です。

 

 

 

 

 

最後に雲が出たのが残念ですが、それはそれで十分きれいです。

 

夕陽を見送り、あわただしく夕食に向かいます。

 

 

                     <その6に続く>


2016年5月2日 香川旅行 3日目 その4(金刀比羅宮-下り編)

2016年05月19日 21時19分23秒 | 旅行

三穂津神社に参拝した後、下向道を下ります。旭社より上は幟と下りのルートがわかれており、下向道は下り専用になります。

 

 

旭社に参拝した後、書院に向かいます。

参道には大勢の人がいますが、書院まで来る人はあまりいません。

 

表書院が公開されており、丸山応挙の障壁画などを見学することができます。奥書院には今話題の伊藤若冲の障壁画がありますが、残念ながら公開されていません。

 

 

円山応挙の障壁画を始めてみたのは香住の大乗寺で、今はレプリカになってしまったようですが、当時は本物を見ることができました。

松葉は緑、幹は茶色に見えたのですが、よく見ると墨一色で書かれており、それが非常に印象に残っています。

 

 

ここの応挙の障壁画で有名なのは遊虎図、当時生きた虎を見たことがなかった応挙は虎の毛皮と猫を参考に書いたといわれています。

だからなのか、ここの虎は目が大きく、なかなかユーモラスな顔をしています。

 

面白いのは若冲展で見た虎と目の書き方が非常に似ていること。若冲と応挙はほぼ同時代の画家なので、どちらかが参考にしたのか、共通のお手本があったのかあるいは感性が同じだったのかはわかりません。

 

それにしてもここの応挙の虎、何がすごいって、毛の質感です。触るとモフモフしそうです。ただ、猫とか実際の虎よりもかなりモフモフ度は高そうで、参考にしたのは冬毛だったのでしょうか。

 

とにかく、一見の価値はあります。

 

 

さらに石段を下ります。下りではバランスをとるのに竹の杖が大いに役に立ちます。

 

五人百姓で飴を購入します。わずかに柑橘の味がして、思ったよりもおいしい飴です。

 

 

 

 

さらに石段を下り、石段が終わる直前で右に進みます。

緩やかな坂道をしばらく上り、さらに階段を登ると旧琴平大芝居があります。

 

 

入場料を払い、この小さな木戸から中に入ります。

 

 

ここでは4月末まで歌舞伎の公演が行われていました。下の板は出演者の動静版だそうです。

 

 

 

 

こちらは奈落。舞台の回転もすべて手動です。

奈落へ降りる階段は急で、手すりもなく、梯子に近い感じです。

それを駆け下りたりするわけですから、歌舞伎役者の身体能力は並のスポーツ選手より上なのかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 再び参道に戻り、休憩することにします。すでに16時、あれだけ多かった参拝者もいつの間にかだいぶ少なくなっています。すでに営業終了する店も結構あります。

琴平みやげで有名な「灸まん」の店でかき氷を食べ、琴平を後にします。

 

 

                           <その5に続く>

 

 


2016年5月2日 香川旅行 3日目 その3(金刀比羅宮-上り編)

2016年05月18日 20時19分18秒 | 旅行

さて、いよいよ今回の旅行のメインイベント、金刀比羅宮です。

JR琴平駅西口の町営駐車場に車を停め、竹の杖を借り、こんぴらさんの石段に挑みます。

もっと近くに民営の駐車場はありますが、基本的に観光地では多少遠くても公営の駐車場を利用するようにしています。この駐車場の係のおっちゃんがなかなか面白いいい人でした。

 

 

駐車場から南に少し歩き、参道にやってきました。

土讃線の列車が通過する踏切を進むと先ほどの丸尾本店に通じます。

 

鳥居を過ぎると古いアーケードの商店街があります。

 

商店街を抜けると一之橋、これを渡るといよいよ本格的な参道が始まります。

 

 

ここまで来ると、さすがにすごい人です。ここは小豆島と異なり外国人も多いです。

 

 

最初の階段です。ここから785段の長い道のりが始まります。

 

 

石段は土産物店の間を進みます。

 

 

大門が見えてきました。

 

 

ここで365段、約半分登ってきました。気温が高く、石段も急なため、かなりきついです。竹の杖を借りてきて正解です。杖があるのとないのでは膝の負担がだいぶ違います。

 

 

この先、五人百姓の飴屋があり、それを過ぎるとしばらく平坦な参道が続きます。

 

 

 

この先の広場には御厩があります。

 

 

さらに階段を登ると、旭社があります。ここで628段。後少しです。

 

 

 

旭社は立派な建物ですが本宮ではありません。本宮に参拝した帰りに参拝することになっているようなので、往きはにお参りしてはいけません。

 

 

この鳥居を過ぎると最後の難関、133段の急な石段が待っています。

 

 

本宮に到着。

 

 

 

 わかっていたことですが、かなりきついです。この先に奥宮がありますが、最近大分体力が落ちているので、もう無理です。本宮も次は無理かもしれません。

いつか金比羅参りを、と考えている方、ぜひ若いうちに来ることをおすすめします。

 

 

 さて、ここまで来るとこのような風景を見ることができます。瀬戸大橋も見えるらしいですが、この日は見えませんでした。

 

JR四国の車両はステンレス製で光を反射するので、遠くからでも見つけやすいです。

 

 

 

ご神木のクスノキ。

 

 

金刀比羅宮の御朱印です。とてもシンプルです。

 

 

こちらは三穂津神社。本宮の御祭神である大物主神の后にあたる、高皇産霊神の御女、三穂津姫神が祭られています。

 

 

                          <その4に続く>


2016年5月2日 香川旅行 3日目 その2(山越うどん~丸尾本店)

2016年05月17日 21時03分30秒 | 旅行

琴平に向かう途中でうどんを食べていくことにします。

小豆島はうどん文化ではないので、うどん県に来てからまだ一回しかうどんを食べていません。

 

向かったのは「山越うどん」。香川のうどん店の中でも屈指の有名店です。

綾川で国道32号バイパスを左折し、田園地帯を進みます。ただ、他県ナンバーおよびレンタカーが非常に多いです。

店の近くに来ると、誘導員が何人かいて、駐車場の整理をしています。駐車場に車を停め、店に向かうとこのような状態です。

 

 

想像以上の人出でしたが、ここまで来たので列に並びます。

 

 

結局炎天下1時間半ほど並びました。この日は連休中でも平日だったのでこの程度でしたが、翌日以降の三連休では2~3時間待ちだったようです。

 

こちらはつきみやまと

 

 

 こちらはかまたま。今では当たり前のかまたまはこの店が発祥ということです。

 

 

この店の特徴はなんといっても麺のコシでしょう。この食感は他では味わえないかもしれません。さすがは有名店、ここまで来た甲斐がありました。

しかし、麺の食感は時間の経過と共にあっという間に失われていきます。写真を撮っている間にも食感は変わっていくので、もったいぶらずにすぐに食べたほうが良いです。

 

ということで一時間半並んで10分で食べ終わり、店を出ました。

 

 

 

 

さて、改めて琴平に向かいますが、その前にどうしても寄りたいところがあり、榎井という場所に向かいます。

榎井は琴平のすぐ近くにあり、JR琴平駅からも500m位です。江戸時代は天領で大いに商業が栄えたといいます。ガイドブックにはのっていませんが、古い町並みや史跡も多いところです。

今回は時間がないですが、ゆっくり歩いても面白そうです。

 

 

 

日柳燕石は榎井の豪農の家に生まれ、侠客を経た後で幕末の志士となった人物で、各地の志士と親交があったといいます。幕府に追われた高杉晋作を一時かくまっていたこともあるということです。

吞象楼は日柳燕石の別宅で、元は別の場所にありましたが現在は榎井の交差点のそばに移設されています。老朽化のため中を見ることはできません。

 

 

吞象楼から北に進むと、今回の目的地が見えてきました。

 

日本酒好きの方なら御存知、凱陣の丸尾本店です。いつか来てみたいと思っていましたが、ようやく実現しました。

骨太で個性的な酒は、なかなか入手することができません。

 

 

 

この歴史ある建物は史跡 長谷川佐太郎旧家です。

長谷川佐太郎も榎井の豪農の出身で、この地で酒造業を営み、資材を投じ日柳燕石を支援したり、決壊した満濃池の修復を行った篤志家で、最後は財産をすべて使いきり、番頭だった丸尾氏に酒造業を譲渡し、この建物の離れで息を引き取ったということです。

幕吏に追われた高杉晋作(桂小五郎説もあり)がこの蔵の酒樽に身をひそめ、助かったという話が伝わっています。

 

 

日本酒は瓶詰作業前ということでほとんどが品切れでしたが、左下の二本を購入しました。

悦 凱陣 無濾過生 純米酒 オオセトと赤磐雄町。赤磐雄町は山廃仕込です。

 

無濾過生でありながら要冷蔵でないところがここの酒のすごいところで、冷蔵しないとあっという間に劣化する軟弱な日本酒とはものが違います。

 

 

念願の日本酒を購入し満足したので、金刀比羅宮に向かいます。

 

 

                            <その3に続く>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2016年5月2日 香川旅行 3日目 その1(エンジェルロード~高松)

2016年05月16日 22時05分47秒 | 旅行

旅行三日目。「シーサイドホテル松風」の朝食はごく普通の旅館の朝食でした。

 

 

 

最後におみやげをいただき、宿をチェックアウトします。

 

 

 

まず、エンジェルロードに向かいます。

日中だと非常に混雑すると思われるので、朝一番でやってきました。

 

残念ながら道は現れていませんでしたが、きれいな場所です。

 

 

これで小豆島の観光は終了、高松に戻ります。

小豆島の印象としては、観光資源は豊富にあるものの、今一つ生かし切れていない、一昔前の観光地、という印象でした。

特に食事と宿泊施設はもう少し何とかしてほしい位ところです。日帰り観光客が多いのはこの辺の問題もあるのではないかと感じました。上五島のマルゲリータ、とは言いませんが、休暇村程度の公共の宿が一つほしいところです。

あと、外国人は少なめです。たまに見かけても日本在住か、日本人と行動している感じで、我が物顔にふるまうの外国人団体がいないのは良かったです。

 

 

エンジェルロードの駐車場に戻ると、猫が現れました。

 

小豆島最後になって初めて猫を見かけました。

 

フリーダムなオスです。

 

 

 

 

土庄港に戻り、レンタカーを返却し、フェリーで高松に戻ります。

 

 

昨日見た、戸形崎の鯉のぼりが見えました。

 

 

高松が見えてきました。こうしてみると高松は大都市です。

 

 

高松駅前。駅の建物が顔になっています。

 

 

ここで再びレンタカーを借り、琴平に向かいます。

 

 

 

                         <その2に続く>