英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

『嫌われる勇気』 第4話「承認欲求を否定せよ」

2017-02-04 19:51:13 | ドラマ・映画
今話のテーマの前に………
狸穴勝利の妻は、何故?医師の死亡診断を拒否したのだろうか?
 実際に心不全(心筋梗塞)だったのだから、隠す必要はなかった。
 長女のさゆりが何かしたのではないかと疑い、それを庇おうとしたとは考えられるが……
 発作を起こし倒れた時に軽く打撲した右側頭部の内出血しかなかったのだから
 完全な“ヤブヘビ”

レディ・リリィの斬新すぎる「芸術は爆発だあ!」………理解不能
 デビュー作の『アローン』は面白いと思う(もちろん10万ドルを出すほどではない)
 しかし、あの色遊びは理解不能(最初の段階の方が遥かに綺麗だとは思う)


≪承認欲求を否定せよ≫
自由に生きるには?
 嫌われることを怖れるな……すべての人から嫌われないような生き方は、不自由極まりないし、不可能である

 しかし、ひとは誰でも嫌われずに認めてもらいたい……≪承認欲求≫
 他者の期待を満たすために生きているのではない。 
 自分のことだけを考えて生きればいい(自分が自分の為に自分の人生を生きる)
     ……承認欲求(他人の期待や評判)を考える必要はない

「“承認されないかもしれない”というコストを支払わない限り、自分の生き方を貫くことは出来ない」
「嫌われることを恐れずに、自由に生きる」(蘭子の生き方そのもの)



今週の説教タイム
「あなたは“狸穴家の御嬢さん”という立場から逃れたかったんですよね。
 でも、逃れようと思うこと自体、家に囚われている証拠じゃないですか。
 自由になりたければ、他の人にどう思われるか、気にするのをやめちゃえばいいんですよ。
……ああ、すいません」(by 青山)

 部分的には肯定できる(前半部分)。
 “他の人にどう思われるかを気にするのをやめればいい”も同意できる。
 しかし、さゆりの事情を考えると、若干ずれている。
 芸術家は他人の評価は重要な要素は避けられない。(もちろん、真の芸術家なら、他人の評価を気にせずに、自分の芸術を究めようとするが)
 「“狸穴家の呪縛”から逃れ自由になること」と「他人にどう思われるかを気にするのをやめる」というのは関係ないように思う。

 “狸穴家の呪縛”とさゆりの事情を考えるなら、
「“父の親ばかの大金購入”は気にせず、“現在の自分の芸術に対する高評価”を信じればよかったのだ」と説教すべきだった。

 とにかく、蘭子の「明確に否定します」も気になるが、青山の“ダメ押し説教”が鼻について仕方がない


 事件の展開はどこかで見たような気もするが、面白かった。

【ちょっとしたツッコミ】
「天才は天才に惹かれるものよ」(by めい子)……これに対しては、「明らかに否定」して欲しかった。




【ストーリー】番組サイトより
 蘭子(香里奈)は、青山(加藤シゲアキ)とともに元大臣・狸穴勝利(山田明郷)の葬儀に現れると、葬儀は中止だと言った。勝利の死に不審な点があると説明する蘭子に、勝利の妻・治子(朝加真由美)は、夫は病気で死んだのだと主張。蘭子はそれをさえぎり、霊柩車に収められた勝利の遺体を帝都大学の解剖室へと送った。その様子を、家政婦・吉川(小松彩夏)が見ていた。
 狸穴家のかかりつけ医によると、数日前、治子からの連絡で狸穴家に駆け付けると、自室で勝利が死んでいた。医師が死因を調べようとすると、治子、長男・寿也(水橋研二)、秘書・武藤(平野貴大)が反対した。不審に思った医師は、警察に相談したのだ。事情を聞いた浦部(丸山智己)は他殺を疑い、半田(升毅)も賛同するが、小宮山(戸次重幸)は相手が国会議員だと聞き、躊躇する。
 一方、蘭子の行動に怒りを爆発させた青山は大文字(椎名桔平)を訪ね、自由過ぎる欄子を理解するにはどうすればいいか、と問いかけた。大文字は、自由とは他者から嫌われることであり、嫌われることを怖れるな、と答えたが、青山は反発する。
 勝利の遺体を解剖しためい子(相楽樹)は、直接の死因は心不全だが、左側頭部(←右側頭部の間違い)に内出血があると報告。さらに、遺体の髪にガラスの破片が付着していたことも指摘する。
 その後、蘭子は小宮山らと、狸穴の邸宅に捜査に行く。そこで蘭子は、勝利、寿也、長女・さゆり(前田亜季)が写っている家族写真に目をとめた。

脚本:大石哲也
演出:及川拓郎
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相棒 season15 第13話「声なき者~籠城」 (前後編スペシャル)

2017-02-04 14:46:32 | ドラマ・映画
前後編仕立てのサスペンスは好きではない。

 前編である程度、話を進めないと面白くない………後半にキーポイント要素をが偏ると、前編の意味が薄くなる
 かと言って、前編で進め過ぎると、後編が間延びしたものになってしまう。
 前後編のバランスが難しいのである。


前後編スペシャルと言えば「神隠しの山」 前編後編を思い出してしまう。
あまりに酷かった。たとえ凝縮して1話にまとめても、面白くなるとは思えない程のスカスカさ……



 今回の前編は、少しじれったさは感じたが、伏線(謎や推理材料)が多く、これらが後編でうまく収束してくれれば非常に面白い話となりそうだ。
 今回の脚本担当の太田愛氏は、それだけの力量はあると考える。期待したい。
(先入観を失くすため、普段は視聴後に確認するのですが、今回は、この記事を書くために、前編を見た後、確認しました)

≪伏線……謎、推理材料など≫
・暴行の被害者・真渕は、なぜ、少女を誘拐(声掛け)をしようとしたのか?(真渕は雇われ、一家を探していた)
・立てこもり犯と母親は、何から逃げようとしているのか?(真渕を雇った組織)
・クラウドソーシングサイト“CARS”の正体は?(真渕を雇った組織)
・立てこもり犯が要求した吉井聡美は、どういう女性なのか?(刑事たちがこの女性の素性などを、ほとんど調べないのが不思議で不満)
・神部は誰の命令で何の捜査で動いていて、吉井聡美とどういう関連があるのか?
・警察上層部のふたりは、事件とどういう関連があるのか?
・冠城が隠匿した封書は何だったのか?なぜ、隠匿したのか?
・高級腕時計も気になる
・ニュースで報じられていた国際的犯罪組織“バーズ”は関係するのか?

 過去(1年前)に遡って、現在(映画)に繋げるというのは、あまり好きではない………
 及川光博と六角精児がゲスト扱いというのは悲しい。


【ストーリー】番組サイトより
1年前の冬、法務省から出向中だった亘が右京と共に謎の立てこもり事件に遭遇!!
解決のカギを握るのは元相棒・神戸尊!?
「劇場版IV」にも関連する因縁を2週連続の前後編で描く!!


時は、今から1年ほど前にさかのぼる…。
2016年2月。住宅街の一角で、若い男が頭から血を流して倒れているのが発見される。目撃者の情報から、現場から逃げた車の持ち主が司法浪人の真渕(三浦英)と判明。スマホの位置情報などから、小さな町工場に逃げ込んでいることが発覚する。立てこもり事件の発生を受け、警視庁から特殊部隊が出動。その様子がテレビで生中継されるなど、現場は騒然となる。そんな中、たまたま現場に居合わせた右京(水谷豊)と、法務省から出向中だった亘(反町隆史)は、独自の捜査を開始。すると事件直前、『若い男が女児に声を掛けている』という不審者情報があったことが分かる。その頃、捜査本部には真渕からメールが届いていた。吉井聡美(及川莉乃)という女性を連れてくれば、人質は解放するという。しかし、彼女は3週間前に死亡しており、警察は犯人を刺激しないよう、亡くなっていることを伏せて説得を続けることに。くしくも彼女は、尊(及川光博)が大河内(神保悟志)からの個人的な依頼で、身辺を調査していた女性だった。また、警察庁長官官房総務課長の山崎(菅原大吉)も、吉井聡美と何らかの繋がりがある様子で…!?

いっぽう、捜査を続けていた右京と亘は、真渕が企業や団体がネットを通じて不特定多数に業務を外注するクラウドソーシングに登録していたことを掴む。その仕事が今回の一件と関係しているのではないかと考えた2人は、その頃まだ鑑識の米沢(六角精児)の協力を得て、押収されていた真渕のパソコンを調べることに。そうこうするうち、立てこもり現場では、捜査本部の指示を受けた特殊部隊が強行突入に踏み切ろうとしていた。しかし、まさに突入しようとした瞬間、現場を大混乱に陥れる不測の事態が発生する!

立てこもり犯が要求した女性は一体何者なのか?
尊や米沢の力を借りて真実を追う右京と亘
事件はやがて予想を超えた緊急事態へと発展する!


ゲスト:及川光博 菅原大吉 六角精児

脚本:太田愛
監督:橋本一
コメント (2)
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