レビューはしませんでしたが、今期は『リーガル・ハイ』が飛び抜けて面白いです。
前回(離婚調停の話)はイマイチでしたが。
・妻(青山倫子)の刃物を振り回すほどの切れ方は極端過ぎ
・その妻が、女友達の為に和解に応じたり、和解後、思慮深い素敵な女性になったことは出来過ぎなストーリー
それでも、面白い。
今期、私が視聴しているドラマに順位をつけるならダントツの1位。
以下2位『鍵のかかった部屋』、3位『ATARU』、4位『カエルの王女さま』。ここまでは、ぽつんぽつんと独走状態(接戦ではない)。
5位以下はダンゴ状態で、5位『Answer~警視庁検証捜査官』、6位『都市伝説の女』、7位『ハンチョウ~警視庁安積班~』。(リニューアルした『ハンチョウ』は別のドラマかと思うほど)
番外として『平清盛』。『未来日記-ANOTHER:WORLD-』はあまりの出来に、離脱。
飽きさせないスピード感、しかも、どんでん返しに切れがある。対抗する弁護士もコクがあり手ごわい。主人公の古美門(堺雅人)と黛(新垣結衣)も主義主張が異なり衝突しながら協力する様もおもしろい。特に衝突する二人の会話が面白い。
そして何よりも、古美門の一挙手一投足が飽きない。
内容も深く、結末も考えさせるものが多い。
もちろん、ひねりすぎたり、こじつけ気味だったりして、結末に釈然としないものが残るものもあった。
特に、第4話の中で、寺田工務店の架空の人情話をでっち上げ、
「我々の知らないどこかに、本物の寺田工務店があるのかもしれない。
(正義など)神でもないわれわれにそんなこと分かるはずもない。
正義は特撮ヒーロー物と『少年ジャンプ』の中にしかないものと思え。
自らの依頼人の利益のためだけに全力を尽くして戦う。
われわれ弁護士にできるのはそれだけであり、
それ以上のことをするべきでもない」
これは、詭弁に感じた。
もちろん、極端な現実主義者の古美門の考え方を示し、視聴者に考えさせるというものだろう。ただ、あまりにも古美門が強烈なので、その考え方が正しいような印象を持ってしまうのが個人的には承服できない。やはり、弁護士(法廷)には正義が存在して欲しい。
その意味でも、黛にはがんばって欲しい。
ああ、予定外の記事なのに、全然本題に入れない……
今回は、『金田一耕介』(一部『水戸黄門』)のパロディで、お遊びの回。とは言え、内容はかなり真面目。
詳細は他のブロガーさんにお任せするとして(手抜きです)、遺言書って結構アバウトなんだ(自筆証書遺言の場合)。
自筆であることは必須だが、印鑑の種類や、誤字は問われない。一番重要なのは日付で、一番新しいものが有効。本の裏表紙の裏の余白でもいいとは!
結局、その裏表紙の裏の千春(木南晴夏)に宛てた遺言書が一番新しく有効な遺言書と認められた。認知症ではなかったと認定されたので、デタラメとも反論できない。
古美門が推測したように、千春は確信犯だったのか?
古美門の想像映像で、ニヤリとする千春を見てしまったので、最後の最後に遺言書を発見したのも、認知症でないと認めさせる必要があったため、タイミングを計っていた?……と思ってしまった。
しかし、読み聞かせなど甲斐甲斐しく世話する様子、若旦那への接し方、黛との会話などから裏のある悪女とは思えない。(私、女性にだまされやすいので、当てにならない判断ではある)
発見されにくい本の裏表紙に書かれていたということがポイント。
わざわざそんなところに書いたのは、他の関係者(親族など)に遺言書の存在を知られたくなかったという意図も考えられるが、せっかく書いた遺言書が、発見されないのでは意味がない。
なので、遺言書を書くと言い出したのは当主であろうが、千春が本の裏に書くようお願いしたのだろう。
もともと、店を継ぐ気はなく、若旦那の紀介(丸山智己)が相続して後をしっかり継いでくれるのなら、そのまま遺言書の存在は明かさないでおこう。もし、どうしようもない事態に陥りそうになったら、遺言書を公開するつもりだったのではないだろうか。このように解釈したい。
【ストーリー】(番組サイトより)
古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)のもとに、地方企業の徳松醤油から遺産相続訴訟の依頼が舞い込む。亡くなったのは徳松醤油社長の徳松嘉平(菅登未男)。嘉平のもとで働いていた黛のいとこ・千春(木南晴夏)からの依頼だ。徳松醤油は辺ぴな片田舎にあり、古美門は現地に赴くことを固辞するものの、報酬目当てに結局行くことに。さらに、その話を聞いていた服部(里見浩太朗)も、休暇をとって彼らと共に徳松醤油に向かう。
現地で、徳松醤油代表取締役の徳松紀介(丸山智己)から至れり尽くせりの歓待を受ける3人。紀介の話によると、亡くなった嘉平には、長男の泰平(皆川猿時)、長女の清江(宍戸美和公)、そして次男の紀介という3人の子供がいるが、嘉平は会社を傾かせた泰平、奔放に生きてきた清江ではなく、紀介にすべての財産を託すという遺言書を遺したという。
しかし、泰平と清江もそれぞれ、ほぼ同じ内容の遺言書を嘉平から遺されたと主張。紀介は、2人に対して証書認否確認訴訟を起こし、すぐに解決するものと思っていたが、泰平、清江もそれぞれに弁護士を雇い、三つ巴の争いに。清江の弁護士は、徳松醤油顧問弁護士の田ノ下久作(山谷初男)、そして泰平の弁護士は、ことあるごとに古美門と対立する三木長一郎(生瀬勝久)、沢地君江(小池栄子)、井手孝雄(矢野聖人)のトリオだった・・・。
前回(離婚調停の話)はイマイチでしたが。
・妻(青山倫子)の刃物を振り回すほどの切れ方は極端過ぎ
・その妻が、女友達の為に和解に応じたり、和解後、思慮深い素敵な女性になったことは出来過ぎなストーリー
それでも、面白い。
今期、私が視聴しているドラマに順位をつけるならダントツの1位。
以下2位『鍵のかかった部屋』、3位『ATARU』、4位『カエルの王女さま』。ここまでは、ぽつんぽつんと独走状態(接戦ではない)。
5位以下はダンゴ状態で、5位『Answer~警視庁検証捜査官』、6位『都市伝説の女』、7位『ハンチョウ~警視庁安積班~』。(リニューアルした『ハンチョウ』は別のドラマかと思うほど)
番外として『平清盛』。『未来日記-ANOTHER:WORLD-』はあまりの出来に、離脱。
飽きさせないスピード感、しかも、どんでん返しに切れがある。対抗する弁護士もコクがあり手ごわい。主人公の古美門(堺雅人)と黛(新垣結衣)も主義主張が異なり衝突しながら協力する様もおもしろい。特に衝突する二人の会話が面白い。
そして何よりも、古美門の一挙手一投足が飽きない。
内容も深く、結末も考えさせるものが多い。
もちろん、ひねりすぎたり、こじつけ気味だったりして、結末に釈然としないものが残るものもあった。
特に、第4話の中で、寺田工務店の架空の人情話をでっち上げ、
「我々の知らないどこかに、本物の寺田工務店があるのかもしれない。
(正義など)神でもないわれわれにそんなこと分かるはずもない。
正義は特撮ヒーロー物と『少年ジャンプ』の中にしかないものと思え。
自らの依頼人の利益のためだけに全力を尽くして戦う。
われわれ弁護士にできるのはそれだけであり、
それ以上のことをするべきでもない」
これは、詭弁に感じた。
もちろん、極端な現実主義者の古美門の考え方を示し、視聴者に考えさせるというものだろう。ただ、あまりにも古美門が強烈なので、その考え方が正しいような印象を持ってしまうのが個人的には承服できない。やはり、弁護士(法廷)には正義が存在して欲しい。
その意味でも、黛にはがんばって欲しい。
ああ、予定外の記事なのに、全然本題に入れない……
今回は、『金田一耕介』(一部『水戸黄門』)のパロディで、お遊びの回。とは言え、内容はかなり真面目。
詳細は他のブロガーさんにお任せするとして(手抜きです)、遺言書って結構アバウトなんだ(自筆証書遺言の場合)。
自筆であることは必須だが、印鑑の種類や、誤字は問われない。一番重要なのは日付で、一番新しいものが有効。本の裏表紙の裏の余白でもいいとは!
結局、その裏表紙の裏の千春(木南晴夏)に宛てた遺言書が一番新しく有効な遺言書と認められた。認知症ではなかったと認定されたので、デタラメとも反論できない。
古美門が推測したように、千春は確信犯だったのか?
古美門の想像映像で、ニヤリとする千春を見てしまったので、最後の最後に遺言書を発見したのも、認知症でないと認めさせる必要があったため、タイミングを計っていた?……と思ってしまった。
しかし、読み聞かせなど甲斐甲斐しく世話する様子、若旦那への接し方、黛との会話などから裏のある悪女とは思えない。(私、女性にだまされやすいので、当てにならない判断ではある)
発見されにくい本の裏表紙に書かれていたということがポイント。
わざわざそんなところに書いたのは、他の関係者(親族など)に遺言書の存在を知られたくなかったという意図も考えられるが、せっかく書いた遺言書が、発見されないのでは意味がない。
なので、遺言書を書くと言い出したのは当主であろうが、千春が本の裏に書くようお願いしたのだろう。
もともと、店を継ぐ気はなく、若旦那の紀介(丸山智己)が相続して後をしっかり継いでくれるのなら、そのまま遺言書の存在は明かさないでおこう。もし、どうしようもない事態に陥りそうになったら、遺言書を公開するつもりだったのではないだろうか。このように解釈したい。
【ストーリー】(番組サイトより)
古美門研介(堺雅人)と黛真知子(新垣結衣)のもとに、地方企業の徳松醤油から遺産相続訴訟の依頼が舞い込む。亡くなったのは徳松醤油社長の徳松嘉平(菅登未男)。嘉平のもとで働いていた黛のいとこ・千春(木南晴夏)からの依頼だ。徳松醤油は辺ぴな片田舎にあり、古美門は現地に赴くことを固辞するものの、報酬目当てに結局行くことに。さらに、その話を聞いていた服部(里見浩太朗)も、休暇をとって彼らと共に徳松醤油に向かう。
現地で、徳松醤油代表取締役の徳松紀介(丸山智己)から至れり尽くせりの歓待を受ける3人。紀介の話によると、亡くなった嘉平には、長男の泰平(皆川猿時)、長女の清江(宍戸美和公)、そして次男の紀介という3人の子供がいるが、嘉平は会社を傾かせた泰平、奔放に生きてきた清江ではなく、紀介にすべての財産を託すという遺言書を遺したという。
しかし、泰平と清江もそれぞれ、ほぼ同じ内容の遺言書を嘉平から遺されたと主張。紀介は、2人に対して証書認否確認訴訟を起こし、すぐに解決するものと思っていたが、泰平、清江もそれぞれに弁護士を雇い、三つ巴の争いに。清江の弁護士は、徳松醤油顧問弁護士の田ノ下久作(山谷初男)、そして泰平の弁護士は、ことあるごとに古美門と対立する三木長一郎(生瀬勝久)、沢地君江(小池栄子)、井手孝雄(矢野聖人)のトリオだった・・・。