英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season22  第18話「インビジブル~爆弾テロ!最後のゲーム」

2024-02-29 17:55:46 | ドラマ・映画
独善手……将棋用語。ちなみに、「独善」は《自分だけが正しいと信じ込んで行動する態度。ひとりよがり》。
 つまり、思い込み(錯覚)や勘違いや読み抜けがある疑問手(よくない手)。
 この「独善手」で肝心な点は、《入念に読んだにもかかわらず、読み抜けなどがある》ということ。形勢を良くしたいという思いが強くて、どこかで都合の良い思考が入ってしまうのが原因。いわゆる、“独りよがり”の手である。

………今回のIQ150の天才少年・山田の行動に、“独善手”と云う言葉が浮かんだ。


 今話は、“IQ150の天才”や“右京のチェス好敵手”ということで期待が膨らんだが、がっかりである。
 巧妙な計画や罠があるわけではなく、単に、爆弾事件を起こした動機を右京たちが聞き取り調査で明かしていくだけ。

 施設の兄貴分の警察官・金森が酷い虐め(パワハラ)に遭い、さらに、署長(市長の息子)に「だから施設育ちの(親のいない)奴はダメなんだ」(←意訳)という言葉に心が折れ、自殺……確かに酷い話である。
 《親がいない(親に捨てられた)》《そのことで心や体を傷つけられる》ということは“不運”という言葉では片づけられない辛くて悲しい日々であっただろう。第三者が安易に「自殺してはいけない」とは言えない。(それでも、「自殺の他に手段はなかったのだろうか」と私は考える)
 問題なのは、“IQ150の天才”が連続爆破という卑劣な手段を取ったこと
 右京の明晰な頭脳を見込んで右京を巻き込み、城北中央署で行われたパワハラとその隠蔽を暴いてもらう。それと併せてパワハラの行使者への傷害、パワハラの実行現場の寮の爆破などの復讐も実行。
 しかし、これならIQ150でなくても実行できそう。爆弾製造・設置もそれほど精密な計画や実行とも思えない。
 そもそも、IQ150ならもっとベターな行為ができたはず。右京と面識があるなら、事の経緯を語り、悪行を暴くとか……愚かとしか思えない。

 協力者で爆弾テロの実行犯の本城も会社の先輩には恵まれなかったし、IQ150山田もクラスメイトや担任に恵まれなかったという不運はあるが、親に捨てられたことを考慮しても、もう少し、まともな行動がとれなかったのだろうか?
 おそらく、彼が語った以外に多くの辛い出来事はあったと思うが、周りのものすべてが心無い者ばかりではないと思いたい。
 名付け親の市長がつけた自分の名前が「希望(のぞみ)」、市長の息子の名が「正義(まさよし)」という皮肉めいたモノを感じたというが、全く共感できなかった。市長はあれこれ悩み、実際に彼の顔を見て名前を決めたのなら誇っていいはず。(馬鹿息子が「正義」というのは皮肉ではあるが)
 とにかく、その名前の事で市長を恨み、市長邸を爆破するなんて、逆恨みも良いところだ。“天才”と言うより“馬鹿”としか思えない。

 このストーリーで前後篇というのは酷い……
 前篇で事件の分析をしたが、あほらしい……

 脚本は瀧本智行氏。久々に“要注意脚本家候補”認定。

 


【ストーリー】(番組サイトより)
連続爆破事件の犯人がまさかの自首
右京さえ翻弄する少年の目的とは!?


 右京(水谷豊)とチェスで互角に勝負できるIQ150の天才少年・山田(中川 翼)が、連続爆破事件の犯人“INVISIBLE(=透明人間)”を名乗って所轄署に出頭してきた。抵抗する素振りを見せず、そのまま逮捕された山田だったが、右京以外とは一切話すつもりはないと主張し、取り調べ官に指名。
 しかし、右京の追及に対しても挑発的な態度で応じるだけで、本当の目的を明かそうとしなかった。いっぽう、薫(寺脇康文)は、第二の爆弾テロの被害者が、所轄署の元刑事だと判明したことを受け、何か隠している様子の副署長を追及するが、かわされてしまう。
 同じ頃、第一の爆弾テロの標的となった市長の山田征志郎(升 毅)は、一連の事態を受け、危機感を募らせていた。そんな中、山田と共謀していると思われる本城(吉田日向)が、再び不穏な動きを見せる。

警察を翻弄する爆弾魔の目的は?
背景には右京と天才少年の因縁が…
終わらないテロが驚愕の事態を招く!


ゲスト:中川 翼 吉田日向 升 毅

脚本:瀧本智行
監督:守下敏行


第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)
第3話「スズメバチ」
第4話「天使の前髪」
第5話「冷血」
第6話「名探偵と眠り姫」
第7話「青春の光と影」
第8話「センチメンタル・ジャーニー」
第9話「男の花道」
元日SP 第10話「サイレント・タトゥ」
第11話「その頬に触れるな」
第12話「惡の種」
第13話「恋文」
第14話「亀裂」
第15話「マッターホルンの殺人」
第16話「子ほめ」
第17話「インビジブル」
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2023年度 A級順位戦 最終局を前に

2024-02-28 11:48:16 | 将棋
「嘆きの中村太地」「何やってんだよぉ」の続記事も書かねばならない?し、政治資金関連については書きたいことはたくさんあるので、新たに記事を書くのは避けたいのだが、最終局が迫っているので、まずこれを書かねばならない(笑)(自民党はダメだなあ……)

【8回戦終了時の成績】(成績横の順位は今期A級ランキング)
豊島九段 6勝2敗(3位)○稲葉 ○佐々木○渡辺 ○永瀬 ○佐藤 ○中村 ●広瀬 ●斎藤  菅井
永瀬九段 5勝3敗(4位)●菅井 ○佐藤 ○斎藤 ●豊島 ○広瀬 ○渡辺 ●稲葉 ○佐々木 中村
菅井八段 5勝3敗(6位)○永瀬 ○中村 ●稲葉 ○広瀬 ○佐々木○斎藤 ●渡辺 ●佐藤  豊島
渡辺九段 4勝4敗(1位)●佐々木○稲葉 ●豊島 ○佐藤 ○斎藤 ●永瀬 ○菅井 ●中村  広瀬
佐藤天九段4勝4敗(8位)○斎藤 ●永瀬 ●中村 ●渡辺 ●豊島 ○広瀬 ○佐々木○菅井  稲葉
中村太八段4勝4敗(10位)●広瀬 ●菅井 ○佐藤 ○佐々木●稲葉 ●豊島 ○斎藤 ○渡辺  永瀬
広瀬九段 3勝5敗(2位)○中村 ●斎藤 ●佐々木●菅井 ●永瀬 ●佐藤 ○豊島 ○稲葉  渡辺
斎藤八段 3勝5敗(5位)●佐藤 ○広瀬 ●永瀬 ○稲葉 ●渡辺 ●菅井 ●中村 ○豊島  佐々木
稲葉八段 3勝5敗(7位)●豊島 ●渡辺 ○菅井 ●斎藤 ○中村 ●佐々木○永瀬 ●広瀬  佐藤
佐々木八段3勝5敗(9位)○渡辺 ●豊島 ○広瀬 ●中村 ●菅井 ○稲葉 ●佐藤 ●永瀬  斎藤
右端の棋士名は最終局の対戦相手


 挑戦権争いは、全勝の豊島九段と1敗で追う菅井八段の争いと観られていたが、両者が連敗した為、永瀬九段にもチャンスが巡ってきた。現状は6勝2敗の豊島九段が、5勝3敗の永瀬九段と菅井八段より有利だが、最終局は豊島-菅井の直接対決。菅井八段も挑戦権は自力。永瀬九段は他力であるが、勝って結果を待ちたいところ。(先に豊島-菅井が終局する場合もあるが)
 ○豊島-菅井●、○永瀬-中村●の場合は三者が同星となり、順位下位の永瀬ー菅井戦勝者と豊島九段の決戦となる。

 残留争い大激戦(大混戦)
 上表の佐藤天九段~佐々木勇八段まで降級の可能性がある。下方ほど危険なのだが、稲葉八段までは自力残留。

(以下の説明では段位を省略します。ご了承ください)
佐藤天九段 4勝4敗(8位) (カッコ内の順位は今期の順位戦のランキングで、同星の場合、これが優先される)
 最終局を負けた場合、佐々木ー斎藤戦で佐々木が勝てば残留で、斎藤が勝った場合は中村と広瀬の両者が勝つと降級。
 勝ち負けを5割と仮定すれば
 降級確率は1/2×1/2×1/2×1/2=1/16……6.25%
 佐藤(本人)負け×斎藤勝ち×中村勝ち×広瀬勝ち

中村太八段 4勝4敗(10位)
 最終局を負けた場合、広瀬と稲葉の両者が勝つと降級。
 降級確率は1/2×1/2×1/2=1/8……12.5%
 中村(本人)負け×広瀬勝ち×稲葉勝ち

広瀬九段 3勝5敗(2位)
 最終局を負けた場合、稲葉が勝つと降級。
 降級確率は1/2×1/2=1/4……25%
 広瀬(本人)負け×稲葉勝ち

斎藤八段 3勝5敗(5位)
 最終局に勝てば残留、負けると他の結果に関係なく降級
 降級確率は1/2……50%

稲葉八段 3勝5敗(7位)
 最終局に勝てば残留、負けると他の結果に関係なく降級
 降級確率は1/2……50%
 稲葉八段は現段階で9位で本来なら自力ではないのだが、最終局で稲葉(本人)ー佐藤戦があるので自力。
 稲葉(本人)ー佐藤戦で稲葉(本人)が勝つと、両者は4勝5敗で並ぶが稲葉7位、佐藤8位なので稲葉が上位となる。
 さらに、佐々木八段3勝5敗(9位)に対しては、佐々木が勝っても4勝5敗(9位)で稲葉の4勝5敗(7位)を上回れない。(←稲葉が最終局を勝てば)

佐々木八段 3勝5敗(9位)
 最終局(対斎藤)に負けると他の結果に関係なく降級。
 最終局に勝った場合は、3勝6敗の斎藤を上回る。
 あと一人を上回るには…中村(現在4勝4敗・10位)、広瀬(現3勝5敗・2位)、稲葉(現3勝5敗・7位)のうち一人が敗れれば残留。
 逆に、3人全員が勝つと降級となる。
 その確率は…1/2×1/2×1/2×1/2=1/16 佐々木(本人)負け×中村勝ち×広瀬勝ち×稲葉勝ち
 これに佐々木負けの確率1/2を加えれば、佐々木の降級確率となる
 降級確率は1/2+1/16=9/16……56.25%

まとめると、
佐藤天九段 6.25%、中村太八段 12.5%、広瀬九段 25%、斎藤八段 50%、稲葉八段 50%、佐々木八段 56.25%となる。
 斎藤八段vs佐々木八段戦は、降級決定戦になっている。

 しかし、あくまでも机上の計算。
 棋力、相性、精神力、体調、好不調もあり、そんな単純ではない。要は、盤上の勝負。
 勝てばよい。

 実際、佐藤天九段 、中村太八段 、広瀬九段 、斎藤八段 、稲葉八段 は自力残留、佐々木勇八段も勝てばほぼ残留(勝てば降級するのは1/8の確率)。

 全然、当てにならないが、最終局の私の予想は……
○豊島九段 6勝2敗(3位)vs 菅井八段 5勝3敗(6位)●
○永瀬九段 5勝3敗(4位)vs 中村太八段4勝4敗(10位)●
●渡辺九段 4勝4敗(1位)vs 広瀬九段 3勝5敗(2位)○
●佐藤天九段4勝4敗(8位)vs 稲葉八段 3勝5敗(7位)○
○斎藤八段 3勝5敗(5位)vs 佐々木八段3勝5敗(9位)●


予想最終成績は
豊島九段 7勝2敗(3位)
永瀬九段 6勝3敗(4位)
菅井八段 5勝4敗(6位)
渡辺九段 4勝5敗(1位)
広瀬九段 4勝5敗(2位)
斎藤八段 4勝5敗(5位)
稲葉八段 4勝5敗(7位)
佐藤天九段4勝5敗(8位)
中村太八段4勝5敗(10位)
佐々木八段3勝6敗(9位)

 豊島九段が挑戦権獲得、降級は中村太八段と佐々木八段となる……(あくまでも予想)
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「何やってんだよぉ~」

2024-02-26 19:22:31 | 将棋
「何やってんだよぉ~」








………………………………30分もあったのに……4分しか考えず……
………………………………香合、金合いでもよかったのに。桂合いでも少し不利になるくらいで済んだのに。
………………………………よりによって銀合して敗勢に転落(飛車合いも負け)。
森内九段の攻めを紙一重で受け切り、ようやく優勢を確立したと思ったのに。


今日は早く寝て、明日から頑張ろう(羽生九段に言っているのではなく、私に向けての言葉)
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相棒 season22  第17話「インビジブル」

2024-02-22 14:05:14 | ドラマ・映画
【冒頭の2つのシーンから感じたこと】
1.爆弾を製造する青年
2.チェス大会の準備(研究・トレーニング)に励む右京

 昨年の大会でIQ150の青年に苦戦したと右京は言う。亀山、暇か課長との会話で、“右京は少年時代から利発で協調性に欠ける性格”であったことが確認できたが、それはともかく、爆弾製造していた青年は、《そのIQ150のチェスのライバルであろう》と予想した視聴者は多いはず。
 それと、これらのシーンで、エンドロール?(出演者や製作スタッフなど)が流れたので、《今回は前後編モノ》と予想できてしまった。

爆破事件その1
 標的は次期都知事の最有力候補の東都市長・山田邸
 灯油が仕込まれていたこと、在宅中の妻と家政婦に避難するよう電話があったことから、殺害の意思はなく、《火事を起こすのが目的》と推察できる

爆破事件その2
 標的は警備会社勤務の牧野文雄
 殺傷能力を高める金属片が仕込まれていなかったことから、《殺害の意図はなく、重傷を負わせるのが目的》と推察できる

右京を観察する視線
 右京は“視られている”という感覚に2度襲われるが、二度目の直後、チェスライバル青年が登場。名前は“山田”と右京が語る。亀山は「市長と同じ名前」と何気なくヒント台詞。

この2件の爆破事件を結び付けるモノ
・第2の被害者牧野は元警官で、山田市長の息子が署長として着任している城北中央署に勤務していた。警備会社には副所長の斡旋があった
宅配員を装って爆発物を届けた協力者・本城卓……電気設備会社に勤務しているが、先輩社員からイビリに合っていた。

二人の青年
 爆弾製造計画者・IQ150山田と実行者・本城が、最終計画の打ち合わせ。
 本城は、その準備として爆発物を現場に仕込んでおいた。
 IQ150山田はその爆発物の製造の他、改造銃?も製造していた(これより前のシーンで)
 
城北中央署にて
 爆破事件に関係ありと踏んだ特命係、捜一トリオが城北中央署で聴き取り捜査をしている矢先、IQ150山田が現れ、「僕がインビジブル、連続爆弾事件の犯人です」と自首の様子を生配信
 その一方で、空調設備の修理で署に入った本城が、何やら事を始める様子

【前篇終了時点での考察・疑問点】
・連続爆破事件の動機・標的は、城北中央署の署長(山田市長の息子)、その一派(副所長のその部下、被害者の牧野)の犯した罪。
・城北中央署の連中が何を犯したかは不明
・それらに、本城がどう絡んでいるのかも不明



【ストーリー】(番組サイトより)
都知事候補を狙う爆弾テロが発生
神出鬼没の“透明人間”の正体は!?


 五期連続で市長を務め、次期都知事の最有力候補と目される山田征志郎(升 毅)の自宅に爆弾が届けられた。差出人の欄には、右京(水谷豊)の名前と“INVISIBLE”(=透明人間)という意味ありげな英単語が。幸い市長宅で怪我人は出なかったものの爆弾によって火災が発生。警視庁はテロ事件として捜査を始める。
 いっぽう、自分が事件にかかわるように仕向けられていると感じた右京は、薫(寺脇康文)と共に独自の捜査を開始。征志郎から事情を聞くが、私怨で狙われる覚えはないとの証言しか得られなかった。
 そんな中、警備会社に勤める男性が、宅配業者に届けられた爆弾で重傷を負う、第二の事件が発生。配達人は本城(吉田日向)と名乗る若い男だったが、警察は正体さえ掴めずにいた。
 そうこうするうち、右京は街角で山田(中川 翼)と名乗る顔見知りの少年と遭遇。山田は、右京が「チェスのライバル」と評するIQ150の天才で、右京は再戦を楽しみにしていたが、山田は意味ありげな言葉だけを残して去っていった。

警察を翻弄する爆弾魔の目的は?
背景には右京と天才少年の因縁が…
終わらないテロが驚愕の事態を招く!


ゲスト:中川 翼 吉田日向 升 毅

脚本:瀧本智行
監督:守下敏行


第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)
第3話「スズメバチ」
第4話「天使の前髪」
第5話「冷血」
第6話「名探偵と眠り姫」
第7話「青春の光と影」
第8話「センチメンタル・ジャーニー」
第9話「男の花道」
元日SP 第10話「サイレント・タトゥ」
第11話「その頬に触れるな」
第12話「惡の種」
第13話「恋文」
第14話「亀裂」
第15話「マッターホルンの殺人」
第16話「子ほめ」
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嘆きの中村太地……2023年度NHK杯将棋トーナメント 準々決勝 中村太地八段-羽生善治九段

2024-02-20 20:30:57 | 将棋
2023年度NHK杯将棋トーナメント 準々決勝 中村太地八段-羽生善治九段戦
 中村太地八段は、NHK杯戦に於いて、これまで思わしい戦績を挙げていないようだ。解説の谷川十七世名人も「意外なんですが、中村八段は初のベスト8進出なのではないでしょうか」と述べていた。中村八段も動画配信での解説の際、「初のベスト8で、相当、気合が入っていました」と述べていた。
 それはさておき、今期の中村八段は、1回戦で阿部光瑠七段、2回戦で広瀬八段(現九段)、3回戦で菅井八段を、激戦の末、降してきた。

 将棋は、先手の中村八段の角換わり志向に、羽生九段はそれを避けるような指し手を見せたが、結局、角換わり腰掛銀に落ち着いた。

 

 第1図は、後手が5二の玉を4二に寄せたところ。手待ちというか、間合いを計った手。よく出現する局面である。
 2019年に同戦型で、羽生九段が3連敗した記憶が残っている。
 ▲羽生九段-△屋敷九段(NHK杯)、▲広瀬竜王(当時)-△羽生九段(王将リーグ)、▲糸谷八段-△羽生九段(A級順位戦)。詳しくは、リンク記事をご参照ください。
「NHK杯戦など……羽生九段、先手番、後手番でワンツーパンチを食らい、4連敗……」(2019年11月4日記事)
「鬼門の戦型だなあ 2019A級順位戦 糸谷八段-羽生九段」(2019年12月4日記事)

 3局とも、第1図より▲4五桂と跳ね、△2二銀に▲7五歩△同歩と突き捨て▲5三桂成と仕掛けている。(▲5三桂成の前に、3筋や1筋の突き捨てを入れる実戦もある)

 以下、△5三同玉▲7四歩△4四歩▲4五歩△5五歩▲7三歩成△同金▲4六桂△5六歩▲5四桂△同玉と進んでいる。この仕掛けは最近は観ていない気がする(先手が避けているのだろうか?実戦的には後手を持ちたくないが)

 本局の中村九段は、▲4五桂△2二銀に▲3五歩と突く。この手を見て、谷川十七世名人は「少し前には、見かけた仕掛けですが」という解説をしていた。
 ▲3五歩に羽生九段は少考後、△同歩と応じる。
 ここで、▲6五歩!

 この手が、中村八段が温めていた新手!。
 NHK杯の準々決勝という晴れの舞台で、羽生九段相手に披露できる
……中村八段も心が躍ったのではないだろうか。
 羽生九段も「この仕掛けには驚いた。今まで1回も考えたことはなかった。指されてみると、先手の攻めがなかなかうるさくて、どう対処して良いのか分からなかったというようなことを感想戦で述べていた。

 この手に対して、△4四歩と桂を取りに行く手が考えられるが、以下▲6四歩△4五歩▲同銀(変化図1)で後手が困る。

 △4五同銀なら▲4五同歩でもよさそうだが、▲6三歩成△同金に▲7二角が痛い。
 「▲6四歩の取り込みが、桂1枚では釣り合わないほど大きい」(谷川解説)という。

 なので、▲6五歩は取るしかない。
①△6五同銀
 銀で取る手が第一感という人は少ないと思う。この手には▲同桂△同桂に▲6三銀が炸裂する(炸裂図)

 これを△同銀なら、▲7二角が決まる。
 よって、△6一金と辛抱するが、▲6六銀と一旦かわしておいて、先手優勢。先手の銀と桂が後手陣の急所に利いていて、次に▲6五銀と桂を取って▲3四桂もあり、後手陣は持たない。
②△6五同桂
 この手には、▲同銀△同歩▲3四桂がある。

 気持ちの良い両取りで、先手が良さそうだが、以下△3一玉▲2二桂成△同玉で、先に銀桂交換しているので、銀桂の損得はなく、先手は歩切れなので、意外といい勝負かも。実戦的には▲3四銀と嵩にかかられる手が見えるので、後手としては選択肢に入れにくいだろう。

 再掲載:新手図

③△6五同歩
 普通は歩で取るが、この後、いろいろ先手からの攻め筋が見える。羽生九段もかなり考えて、△6五同歩と応じた

「その2」へ続く。
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「邪魔しないでください、ほんとに」……NHKスペシャル『驚異の庭園』

2024-02-18 13:37:27 | ドキュメント
「邪魔しないでください、ほんとに」……NHKスペシャル『驚異の庭園』は、この言葉から始まった。

 初回放送を途中から観て、興味を惹かれたので、再放送を録画して観た時、この言葉が飛び込んできた。
 個人的にいろいろ立て込んでいたので、この言葉にムッとして、再生を切り、録画も削除してしまった。

 我ながら短気だなぁ。
 おそらく、庭園の美を守る(創造する)庭師たちは労力を惜しまない。職人の矜持の一端を感じるべきシーンだったのだろう。
 この言葉を発した原因が撮影クールにあったと思われるが、NHKに対しても毅然とした(横柄な・笑)態度を取れることに、畏敬の念と反感を抱いたのであった(番組を見続けていれば、それが分かったかもしれない)。
 ……そうなのだ、毎日、銭や円単位の商品を扱い、場合によっては「こんなモンに、金を出すのは……」と文句を言われている私にとっては、妬ましいという感情が溢れたのだ。

 もちろん、庭に対する思いの深さから発した言葉であるので、それについてどうこう言うのは見苦しい。
 反感を感じるのは個人の勝手なのだが、こうして、ネットに書き散らすのは恥ずべき行為に相当するのだろう。(勝手な“腹いせ”だと思って、ご容赦ください)

 で、NHKスタッフが冒頭の言葉から番組を始めたのは、上述の庭園の美を守る(創造する)庭師たちは労力を惜しまない。職人の矜持の一端を感じさせる狙いだったとは思うが、もしかしたら、庭師の印象を悪くしようという“腹いせ”だったのかなあと思ったりしたりする……
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相棒 season22  第16話「子ほめ」

2024-02-16 16:56:26 | ドラマ・映画
橘亭青楽(小宮孝泰)と妻の美奈子(大西結花)が、22年振りの登場。(Season1 第3話『秘密の元アイドル妻』(2002年10月23日)以来)
当時同様に小宮さんが味のある落語家・青楽を演じていたが、いろいろ物足りなさを感じた話だった。


青楽ともう一人の主要人物・受刑者・根津(菅田俊)以外は、アドベンチャーゲームの登場キャラクター並の心理描写の浅さだった。(真犯人は、ストーリーの都合で深く描けないのはやむを得ないが)
妻・美奈子
 season1では、自分の為に夫が殺人を犯してしまい、その後の苦労は大変だったと察する。でも、20年余りの年月を語っていたら前後編でも足りなくなってしまうので、夫が落語家に復帰でき、それを支えているという描写だけで十分だと思う。しかし、今回の事件での彼女は、青楽と根津との関わりを語るぐらいで、夫を心配するだけに留まっていた。もっと必死に探し回っていれば、監禁されていた青楽を発見できていたように思う(下手に発見したら、巻き添えで二人とも殺害されていた可能性もあるが)。
根津の元妻・高尾紺子
 「息子を目を離したスキに水難事故で亡くしてから、荒れた」と語っただけで、根津に対する感情を表すことはなかった(恨んでいたのか、愛していたのか?)。
 夫の病状を案ずることもなく(知らなかった?)、夫の死に際も関与せず。

根津にも多少の疑問
・刑務所所員が「根津が笑うのを、初めて見た」とか言っていたが、冷え固まっていた根津の心が、青楽の落語によって溶けていったような描写が薄かった
・今際の際(いまわのきわ)で、右京に説得されて、23年前の強盗殺人の真相を話す……師匠と思う青楽。その青楽に相談した為、青楽が危険に遭ってしまった。なのに、なぜ、右京が面会に来た時、話さない?
今回の落語ネタについて
・私がぼおっとしていたのかもしれないが、《あれこれ褒めて、タダ酒を飲もうとする。“年齢についてなら若く見える”とか”子どもがいたら人相を褒める”とか指南を受ける》というネタ自体が、事件と関連しているわけではなさそう。
 season1では、《落語で手紙を読む仕草の小道具として、青楽が手拭いでなく扇子を使ったことに、疑問を感じた》が、そういうことも、今回はなかった(と思う)
・ラストの落語、語りが早口すぎのように感じた

事件については、分かりやす過ぎ
真犯人のクラブのオーナー・瀬尾福一
・落語と場違いなクラブで落語の独演会。斬新な気もするが、落語はやりにくそう。
・元受刑者の落語家を応援。いかにも曰くありそう
・「青楽の体調が悪くなり今回は中止です。すいません」←謝罪の気持ちが薄い
・右京たちを出迎えた時と、公演中止を告げた時とで服装が違う
・「青楽が電話で口論していた。地名が聴こえた」と証言。“目黒”→“地名”とぼかしたが、却って、作為を感じる

 それにしても、瀬尾はクソ過ぎ。
 23年前の強盗も、強引に根津を誘い、現場で犯行が見つかると躊躇なく社長を殺害。自発的に根津が罪を被ったが、全く反省せず、今回も罪を重ねる……

 相棒に限らず刑事ドラマの過去の事件は、その当時の捜査が杜撰すぎ!


【ストーリー】(番組サイトより)
あの落語家の周囲で再び事件が!
失踪と殺人の意外な繋がりとは!?


 右京(水谷豊)は、薫(寺脇康文)と連れ立って、橘亭青楽(小宮孝泰)の落語会を訪れる。青楽は、薫が特命係に配属された当初、元アイドルの妻・美奈子(大西結花)を脅迫していた男を殺害した罪で服役していた人物。出所後、落語界に戻り、世話になった右京たちを復帰公演に招いたのだった。
 ところが、その舞台の直前、青楽がどういうわけか姿を消し、そのまま行方不明になってしまう。そんな中、都内のバーでマスターが刺殺される事件が発生。現場には、青楽の物と思われる手ぬぐいが落ちていた。調べると、被害者は元受刑者で、刑務所で青楽から落語を教わっていたという事実が判明する。
 青楽が何かしらの事件に巻き込まれていると察した右京と薫は、独自の捜査を開始。青楽から特に熱心に稽古をつけてもらっていたという受刑者・根津(菅田俊)から事情を聞く。しかし、根津は何かを隠しているようで、多くを語ろうとしなかった。

青楽の愛弟子がひた隠す衝撃の事実
右京と落語の不思議な縁が
過去から現在に続く事件を照らす!


ゲスト:小宮孝泰 菅田俊 大西結花

脚本:竹内清人
監督:権野元


第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)
第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」(拡大SP)
第3話「スズメバチ」
第4話「天使の前髪」
第5話「冷血」
第6話「名探偵と眠り姫」
第7話「青春の光と影」
第8話「センチメンタル・ジャーニー」
第9話「男の花道」
元日SP 第10話「サイレント・タトゥ」
第11話「その頬に触れるな」
第12話「惡の種」
第13話「恋文」
第14話「亀裂」
第15話「マッターホルンの殺人」
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まったく信憑性がない“自民党の聴き取り結果”公表

2024-02-16 10:14:39 | 時事
「 岸田総理の答弁・施策は政治改革ではなく、《自分が如何に窮地を切り抜けるか》だけ…その1」
「到底、納得できない……高木毅議員(安倍派事務総長)の説明……」
「岸田総理の答弁・施策は政治改革ではなく、《自分が如何に窮地を切り抜けるか》だけ…その2」
「“説明責任を果たす”という言い方」

森山総務会長ら党幹部が、安倍派や二階派など現職の国会議員82人と8つの派閥や議員グループの幹部ら91人を対象に聴き取りを行い、その結果を公表。議員らへの還付の総額は、おととしまでの5年間で5億7949万円にのぼる。
そもそも、“キックバック”や“裏金”を「還付金」と正当性のあるような言葉に変換し、印象操作をしている(自民党が“裏金”とは言うはずはないが)

還付金などを使ったかどうか?
▽使用していた……53人
▽使用していなかった……31人
▽還付を受けたことを議員や秘書が認識していなかった……1人


還付金などに関する議員の認識
▽還付金などの存在が認められた……85人
▽議員自らが還付金などを認識していた……32人
▽「収支報告書に還付金などの記載がないこと」を認識していた……11人

収支報告書不記載の理由
①【議員自らが還付金などを認識していたケース:11人】
・派閥事務局から収支報告する必要はないといわれたのを信じていた
・もともと記載したいという思いはあったが、派閥事務局からの記載不要との説明を受けて、記載しなくても合法だと認識した

②【議員自らは当時還付金などを認識していなかったケース:53人のうち29人】
・派閥の事務局から「収支報告書に記載しないようにとの指示があった」「記載しなくてもよいとの説明があった」
  「事務局と秘書らが折衝したが、収支報告書への記載は認められなかった」という声も

③【その他】(不記載ではなかった議員?)
「派閥のお金だという認識だった」
「還流という認識がなかったので問題意識もなかった」
「自分たちが汗をかいて集めてきたお金で派閥のお金という感覚がなかった」


還付金の使用の有無
▽使用していた……53人
▽使用していなかった……31人
▽受領していたことを議員や秘書が認識していなかった……1人

還付金などの主な使途
会合費、研修会の施設経費、懇親費用、小口現金、事務費、車両購入費、書籍代、人件費、通信費、手土産代、備品・消耗品費、弁当代、リース代、旅費・交通費、翌年以降の派閥パーティー券購入
……会合費、研修会の施設経費、懇親費用、手土産代、弁当代、旅費・交通費なんて、贅沢しようと思えばいくらでも出来る
……“翌年以降の派閥パーティー券購入”は、笑える

再発防止策について
・一番いけないのは金と政治の中で国民に不信感を与えたこと。今後、再発防止策が必要
……“不信感”というレベルではないだろう

《私の感想》
・すべて匿名での公表?なので、誰の意見・説明なのか分からず、信憑性が低い
  建設的、あるいは批判的意見があっても、匿名なので、《きちんと聴き取りし、公表した》という細工とも考えることも出来る
・《派閥の事務局から「収支報告書に記載しないようにとの指示があった」「記載しなくてもよいとの説明があった」》とあるが、具体的に指示した幹部やその周辺が誰なのかを明らかにしないと、自民党の言う“政治への不信感”は払しょくできない
・還付金の使途については並べただけで、個人個人での具体的な使途状況を示すべき
 高木議員のように、「すべて使い切り、領収書もない」という状況なのだろうか?

 《庶民は、領収書がないと経費として認められない》《インボイスで消費税を吸い上げる》《インボイスは処理が面倒》《電子帳簿保存法も面倒で経費も掛かる》というのに
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「説明責任を果たす」という言い方

2024-02-15 17:23:07 | 時事
「説明責任を果たす」という言葉が流行っている。この際、今年(2024年)の“流行語大賞”にすればよい。他の候補として「真摯に議論していく」「丁寧に説明」も挙げておこう。

 岸田総理は、総理就任以来「異次元の少子化対策」などの聴こえの良い言葉を発することが多かったが、概念的な言葉で煙に巻くことも多い。
 「説明責任を果たす」というのは具体的にどういうことなのだろうか?
 国会や会見で「うすうす思い出してきた」「そういう写真があるのなら、そうなのだろう」「記憶にない」とか繰り返すのも、説明責任を果たしたことになるのだろうか?
 「説明責任を果たす」のではなく、「きちんとした説明」をしてほしい

 昨日、政治倫理審査会への議員の出席を問われた際に「説明責任を尽くすよう促していきたい」と、「促す」という更なる上級テクニックを披露していた。


 岸田総理の国会答弁を聞いていると、パーティ券に纏わる政治資金のキックバックの不記載や、裏金(←と言って良いだろう)の使途を明らかにする気はさらさらなく、「対応する」とか「議論していく」とか言って、問題を先送りにして有耶無耶にしようとしているとしか思えない。
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五輪 バスケットボール女子 最終予選システムの問題点

2024-02-13 09:37:07 | スポーツ
第1戦 日本-スペイン第2戦 日本-ハンガリー第3戦 日本-カナダ

五輪出場権は日本、スペイン、カナダ
 第3戦のもう1戦のスペイン-ハンガリーも劇的だった
 ハンガリーが、一時、22点のリードを奪ったが、スペインが猛反撃、大逆転!
 ハンガリーは、1点及ばず、五輪に届かなかった。
 日本とスペインが2勝1敗で並んだが、日本-スペイン戦で日本が勝っているので、1位が日本ということになるのだろう。1勝2敗のカナダとハンガリーは、カナダが勝っているので3位で出場権を得た。

 ところで、私は小心者だ。
 羽生九段の順位戦でも、次の対局に負けた時を想定して、星勘定を検証する。
 先日、B級1組のラス前の対局があったが、その対局前の時点で、羽生九段の昇級の可能性はなくなっていた。となると、あとは降級の心配。残り2局を残した段階で5勝5敗(ランク6位)なので、連敗しなければ大丈夫なのだが、連敗した場合、どのくらい降級の可能性があるかなどと考えてしまう。(実際は、ラス前戦で糸谷八段に快勝して、残留を決めている)

 なので、今回の女子バレーの五輪最終予選でも、第3戦のカナダ戦に敗れた場合の星勘定をしてしまう…
 日本が敗れた場合、その後に行われるスペインvsハンガリー戦の敗者と日本が1勝2敗で並び、両チームの対戦で勝っている方が3位で五輪出場権を得る。
 日本はスペインに勝ち、ハンガリーに敗れているので、スペインが敗れて1勝2敗になれば日本が3位、ハンガリーが敗れれば日本は4位となる。
 実際はスペインが勝ったので、日本がカナダに敗れていたら4位となっていた。

 ……と、ここで問題になるのは仮に日本が第3戦で敗れた場合、その時点でハンガリーの立場で考えると、1勝2敗になった場合の競合チームが日本なので、スペインに敗れても3位になり出場権を得る(日本は4位)。
 つまり、《日本が第3戦に敗れた場合、その瞬間、ハンガリーの3位以上が確定する》のである。
 ハンガリーの五輪出場が確定しても、スペインがハンガリーに敗れれば、日本が3位になるので、五輪出場の可能性がなくなるわけではないが、ハンガリーの必死度が低下する。地元の声援やスポーツマンシップもあるので、ハンガリーがスペインに忖度するとは思えないが、その可能性はあるし、必死度の低下は多少はありそうだ。
 なので、第3戦は2会場にして同時に開始すべきだ。
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