英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

女流棋士誕生35周年記念パーティ④

2009-05-31 22:15:19 | 将棋
 会場に入ると、佐藤九段と目が合った。
「やあ、英さん、ようこそ」


 なんて、言うはずないです。はい。

 会場に入ったときは、私は、まだ、マスクをしていた。マスクに目がいったのかもしれない。佐藤九段は「誰だろう?」と言うような表情だった。

「どうも、久しぶりです」
と、言いたかった。そうすれば、真面目な彼は、必死で記憶をたどったのではないだろうか?ありもしない記憶を。
 米長会長のあいさつの最中、そんな軽口はできないし、そうでなくても、小心者の私には、そんなことはできません。




 米長会長の講話、平沢勝栄衆議院議員の祝辞も終わり、島田良夫アナウンサーによる女流棋士ひとりひとりの紹介。
 短いながらもユーモアを挟んでの紹介、30名を越えるが、飽きることなく聞くことができた。

 プログラムを見ると、米長会長の講話の前に、谷川治恵女流棋士会会長の開会挨拶があったようだ。
 その内容(米長会長講話も)が分からないので、なんとも言えないが、このパーティは女流棋士誕生35周年記念パーティのはず。35年前に女流棋士が誕生した際の話ってあったのだろうか?
 なぜ蛸島さんがいないのだろうか?
 そりゃ、女流棋士会分裂云々があって、LPSA(日本女子プロ将棋協会)に所属する蛸島さんを呼びにくい事情は分かる。しかし、それでも、一期生の女流棋士は招待すべきであろう。そうでないと、パーティの意味がない。(招待したが、辞退されたのかもしれないが)


 講演は羽生名人。
 相変わらずお忙しい。名人戦第四局が20、21日、和歌山県の金剛峰寺で行われ、その翌日(22日)に帰宅したとすると、休む間もなく、今日(23日)にこのパーティである。
 それでも、女流棋士誕生記念なので、女性が指した最古の棋譜を調べて、その将棋の簡単な感想を述べられていた。

 講演の始まる前に、ブログをチェック。観戦記者の小暮さんがコメントを付けてくださっていた。
 「一杯いかが?」
というお誘い。
 おお!思わぬ方からのお誘い。一も二もなくお受けいたします!
 すぐにでも、コメントを返したかったが、羽生名人の講演の最中、返信を打つなんてことはできない。講演終了後、返事を打つ。




 小暮さんとは、2年前の福井での王位戦第一局の時、居酒屋でご一緒させてもらったことがある。
 ご一緒といっても、解説担当の鈴木八段を見つけ、サインをねだったときに、二言三言、言葉を交わしただけである。
 ちょうど、将棋世界での氏の観戦記を読んで、「難解な将棋を、詳細な変化まで記述しつつ、良く練った構成で、噛み砕いて解説しているなあ」と感心したところだった。
 お顔は『プレイバック2006、名局ベスト10』の観戦記者編で知っていた。それで、
「観戦記者の小暮さんですよね」
と、声を掛けた。
 ちょっと、驚いた顔をして
「ええ、そうですが」
「将棋世界の名人戦第六局の観戦記、解説が詳細ですごく良かったです」
というような上から目線の言葉を言った記憶がある。
 でも、小暮さんも、意外な場所で褒められ、少し嬉しそうだった。


 それから、一年半後、今年の2月に、氏と意外な接点を持つことができた。
 『将棋SNS』の私の日記を目にして、コメントを付けてくださったのだ。さらに、私の過去の日記まで目を通してくれて、あの時の居酒屋でのこともつなげてくださったのだ。
 一年半もさかのぼって読んでくれたのだ。これは嬉しい。


 そんな彼と再会でき、一杯ご馳走してくれるというのだ。嬉しい。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女流棋士誕生35周年記念パーティ③

2009-05-31 13:21:29 | 将棋
 気がはやるのか、東京到着の車内アナウンスを聞くとすぐに、立ち上がりデッキに向かった。パーティ開始は5時、東京着は4時10分。50分あれば、ホテルにチェックインしてから、会場の東京會舘に向かえばちょうどよい時間だ。もたつかなければ。で、少しでも早くとデッキに向かったわけである。しかし、

 「しまった」
 先頭になってしまった。ホームに降りてから、どちらに進めばいいのかわからんぞ。降りた瞬間に立ち止まるのは、かっこ悪いぞ。端歩でも突いて、一手溜めておくべきだった。
 軽い後悔をしながら、ホームに降り、右に向かった。先頭よりの車両にいたので、進行方向と逆に向かった方が中心部に行けるのではないかと思ったからだ。
とにかく、それが正しかったかどうか分からないが、なんとなく人の流れに乗りながら、出口に向かう。
 宿泊のコスモポリタン丸の内ホテルは日本橋口直結らしい。でも、その日本橋口が分からない。ホテルのサイトの案内図を思い出すと、確か東京駅のほぼ真北。なので、丸の内側でも、八重洲側でも、どちらでも大差はないはず。「丸の内」という名前なので、「丸の内北口」を目指すことにした。
 最善手ではなかった。八重洲側だった。それでも、はっきりとした悪手ではないはず。「コスモポリタン丸の内ホテル」を探した。
 悪手だった。「コスモポリタン丸の内ホテル」というビルはなく、サピアタワーの27階からがホテルだったのだ。サピアタワーをスッと通り過ぎ、コスモポリタンホテルというビルを捜し求めた。
 ビルの最上部に「コスモポリタン丸の内ホテル」という看板が掲げられているはず……田舎モンである。そう言えば、田舎モンほど路上のガムを踏む。看板や標識を探す。下に気を配らないからである。

 駅から離れてしまい、流石に間違えたのに気付く。来た道を引き返すのは、格好悪いが、引き返し、近くにいた守衛さんに尋ねる。
「向こうの角を左に曲がって、真っ直ぐ行くとあります」
 人生、間違えた後が肝心なのだ。と、力強く歩き出す。曲がった後、ちょうど、また守衛さんがいたので、確認をする。なかなか便利だ。

 サピアタワーは7階から26階はオフィスビルで、1回のホテルロビーと言っても、エレベーターホールになっているだけだった。半信半疑でエレベーターに乗る。27階がフロントらしい。

 ようやくチェックインができ、カードキーを渡される。宿泊ゾーンの自動ドアはこれをかざさないと開かないらしい。自室に入るにもかざして入らなければならない。
 か、かざすのか?
 さすが都会、恐るべし!

 と、感心している場合ではない。時間が切迫している。
 あわてて、部屋に入り、パーティチケットなど必要なものを揃えて、部屋を出る。フロントに行き、東京會舘への行き方を尋ねる。
 詳細な地図をくれて、その地図を使って、丁寧に教えてくれた。しかし、それで安心してはいけない。建物を出てから、まず、左に向かうのか、右に向かうのかを確認。これが肝心だ。ホームでの教訓を活かすのだ。賢いぞ、俺。

 地図を見ると、JRを越えて、3つ目の信号を左折。それから皇居外苑に沿って、信号を2つ過ぎればいいらしい。
 「少し遠いので、タクシーを手配しましょうか?」
 「いいえ、大丈夫です」
 田舎モノの体力を舐めてはいけない。


 東京の交差点のスケールの大きさを舐めていた。
 行幸通りの横断歩道なんて、めちゃくちゃ長いぞ。
 もう少しだろうと、またまた守衛さんに尋ねると、まだ、500mぐらいあるらしい。恐るべし、都会!
 マスクをしているので、暑い!眼鏡がくもる。

 ようやく、東京會舘に到着。4時10分を過ぎている。慌てて、9階の会場まで駆け上がる。うそです。エレベーターです。
 フロアに着くと、受付が。券を渡すと、
「もう始まっています。あちらへどうぞ」

 あちらへ行って、正面の方を見ると、佐藤康光九段が待っていた。




【福井県の位置】
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『将棋世界』5月号②

2009-05-30 19:07:57 | 将棋
★順位戦B級2組『1分間のドラマ』(上地隆蔵氏)

 昇級がらみで、阿久津×豊川、青野×松尾、先崎×南(昇級に近い順に豊川、松尾、先崎、田中寅、島)
 降級がらみは、野月×加藤が取り上げられていた。

 青野×松尾、先崎×南は、序盤からのっぴきならない戦いとなり、非常に面白い将棋だった。なので、観戦記評というより、将棋そのものについて見てみたい。



 スペースの関係で、取り上げられていないが、1図は△1三角と打たれ、飛車が逃げると5七に角を成られてしまう。もちろん、青野九段はそれを承知の飛車先交換で、図以下▲3四飛△3三銀▲1四飛△2二角(第2図)と進む。



 第2図では飛車が詰んでいる。が、ここらあたりは定跡らしく、▲2三歩△同金▲3二角△1四金▲2一角成△2八歩▲2三歩△1三角▲1一馬△4四銀▲1五歩△2九歩成(第3図)▲1四歩△5七角成と進んでいった。



 なんとも激しい将棋だ。第2図では▲1二角と打つ手もあるらしい。




 さて、観戦記は第4図の局面を取り上げている。控え室では△4三同馬▲4五香△4四歩▲同香△3四馬というギリギリの手順が研究されていたが、松尾七段は△7一銀。
 と金を払わずに、銀を引く。▲5三と、も生じているではないか!
 しかし、飛車の利きが通って、後手玉には詰めろが掛からず、△4八歩の痛打があるので、後手有望らしい。△7一銀は好手だった。
 この後、松尾七段にミスがあり差が縮まったが、青野九段もそのミスに乗じられず松尾七段が押し切り、昇級を決めた。青野九段、終盤の逸機を悔やんだが、若々しい将棋、面白かった(「若々しい」と褒めるのは、失礼かもしれませんね)。

 先崎×南戦も、後手の南の先手陣に放った3八の角を巡る攻防が面白かった。一見、簡単に角を攻めて先手がよさそうなのだが、角で2九の桂を食いちぎり、その桂を2五に打って先手の2四に飛車を捕獲する手があるというのだ。その他、いろいろ水面下に、おもしろい変化があるが、どうも先手の先崎八段がまずいらしい。

 阿久津×豊川戦。阿久津六段が「本気で負かしに掛かっている」らしい。徐々に追い込まれていく豊川六段。

 【終局直前、以下抜粋】
==================================
 豊川は懸命にアヤを求めたが、阿久津は正確な寄せで追い込んでいく。差は縮まらなかった。秒を読む記録係の声、促されるように着手された駒音。それらが切なく対局室から響いてきた。
 阿久津は必至を掛けた。追い詰められた豊川は最後連続王手で迫ったが、詰まないのは明らかだった。日付が変わった午前零時50分、万策尽きた豊川が駒を投じた。
 対局室に入った。豊川の顔は紅潮していた。阿久津に笑顔はない。どの場面を指しているのか分からなかったが、豊川は
「あの攻めを警戒していたけどね…」
と静かな口調で切り出した。悔しさを胸にしまい、気丈な笑顔を見せた。
 豊川が投了した瞬間、関西で対局している先崎が自力になった。しかし既に局勢は敗勢。それから1分後、先崎は駒を投じた。

《中略》

 東京の7局は感想戦もすべて終了した。深夜1時20分を過ぎていた。

《中略》

 まだ関西の浦野×佐藤秀戦が終わっていないという。この時間帯に将棋を指している棋士がいて、それを検討している棋士がいる。それを伝えるスタッフもいる。なんだかすごいなと思った。
 2勝7敗の浦野は負ければ自身に降級点。すでに降級点を1個持っているので、これを負けるとC級1組降級が決まる。浦野の穴熊は崩壊寸前で敗色濃厚だった。今期締めくくりの一戦を、みんなで静かに見守った。まもなく佐藤秀の勝ちがネット中継を通じて伝えられる。終局時刻は1時37分と記されていた。

=================================

 切なく、そして、しみじみした気持ちになりました。






 さて、もう一局、野月×加藤戦。
 これも、抜粋。
=================================
《夕食休憩時の描写》
 記録係の位置が普段と違った。加藤の指示があったことは容易に推測できた。両者2勝7敗。まけた側に降級点がつく。すでに降級点を1個持っている加藤は本局が降級の一番だった。
 加藤が野月側に回って、仁王立ちしていた。何度か見かけた光景だが、改めて見たら迫力があった。

《中略》

 9時45分、加藤×野月戦は野月が勝った。加藤はC級1組への降級が決定。名人経験者がCクラスに落ちるのは少し寂しい気がした。野月は降級点を回避した。終局して間もなく、モニターにはグチャと盤面が崩される瞬間が映った。急いで写真を押さえにいく記者たち。感想戦はなかった。野月がスッと席を立ち、退室した。加藤は口を真一文字に結び、目を見開いて正面を見据えていた。しばしの沈黙の後、スタスタと対局室を出て行った。誰も声。をかけられなかった。その後、控え室にいた野月をつかまえてポイントを聞く。

《解説略》

 勝った野月は、こう笑顔で解説してくれた。
=================================

 太字の部分「終局して間もなく、モニターにはグチャと盤面が崩される瞬間が映った。急いで写真を押さえにいく記者たち。感想戦はなかった。野月がスッと席を立ち、退室した。加藤は口を真一文字に結び、目を見開いて正面を見据えていた。しばしの沈黙の後、スタスタと対局室を出て行った。誰も声。をかけられなかった」

 この部分を読んで、「野月七段はなんて非礼なんだ」と思った。
 C級へ降級が決まった元名人の大先輩。その加藤九段にとっては、この一局、納得のいく感想戦をしたかったのではないのか。加藤九段の日ごろから推察すると、その感想戦は、加藤九段の独演会状態で延々続くことが予想される。しかし、感想戦なしで、即座に盤面を崩してしまうのは、あまりに非礼ではないのか。

 しかし、夕食休憩時の文章を読むと、記録係の位置が通常と違っている。加藤九段には悪気はないだろうが、対局者にとっては相当迷惑なのではないか。いつもと違う環境、しかも長時間、さらに、加藤九段の常識はずれ気味の行動(相手の後ろに回って覗き込む、咳払い等)に、苛立ちが溜まっていたのかもしれない。
 どのように記録係の位置が変わっていたのかは不明だが、対局環境を著しく変えてしまうものだったら、連盟は注意すべきだ。

 野月七段の盤面グチャ行為は、もうひとつの推測が立てられる。それは、感想戦を行ったら、名人経験者がC級へ陥落が決定した。その直後の状況を写真に撮られ、報道されるのは、あまりにも忍びないと考えたのかもしれない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『BOSS』 第7話 【訂正を追加】

2009-05-29 23:19:52 | ドラマ・映画
 正直言って、あまり面白くなかったです。

 カプセルの細工によるアリバイ工作ですが、あんな細工、薬剤師でないと無理なように思う。それも、被害者と同じカプセルを調達しないといけないし。
 塩酸ロペアミドとクリアコートが検出されたと言っても、その溶けない時間が4時間だと特定するのは難しい。それに、4時間前にあっていたからと言って、犯人と特定するのは無理がある。


 監視カメラの写真の3D解析というのも、すっきりした証拠ではありませんよね。どこまで信頼性があるのか。



 今回は、取調べ中の人物を死なせてしまうという状況に陥らせて、絵里子(天海祐希)らを窮地に追い込み、逆境でもチームがまとまって事件を解決するというストーリーを見せたかった。
 カプセルによるアリバイ工作や、強力な女性キャスター犯人高峰仁美
(富田靖子)は、そこから逆算で作られたもののような気がする。
 そのせいか、最後の絵里子と仁美のやりとりも、なんかピンと来なかった。
 例えば、「声に温度差があれば伝わる」……声の温度差って何?
 とにかく、最後のシーンも上辺だけのように感じた。

 ついでに言えば、野立(竹野内豊)の後押しがあってからしか動き出さなかった、メンバーにはガッカリだった。


くるくるさんの(『今日も何かあたらしいこと』)「BOSS」第7話 天海祐希・刑事であることが彼にばれる での

「もしかして、天海祐希さんが刑事としてテレビに出演したシーンを彼が偶然見る→
彼に刑事であることがばれてしまう、という筋書きのための回なのかも、」


 に1票!


【訂正】
「声に温度差があれば伝わる」……声の温度差って何?

「温度があれば」でした。

つまり、
「小さな声を伝えるには、大きな力(声)が必要」
という仁美に対し、
「温度があれば(熱い思いがあれば)、伝えられる」
という絵里子の反論でした。

【補足】
ニューススタジオの仁美のデスク、高くないですか?
仁美がデスクに沈んで見えます。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女流棋士誕生35周年記念パーティ②

2009-05-28 16:35:31 | 将棋
 初っ端から、靴のかかとの破損。とりあえず、歩くのにさほど支障はなさそうだが、不吉……おっと、不吉で思い出した。マスク、マスク、用心、用心!
 この新幹線「ひかり」は関西方面から来ている。しかも。密閉空間。大阪・兵庫が感染者が多数、関東は数人という情報を根拠にすると、今回の旅の中で、もっとも危険なのはこの「ひかり」の車内だ。うっとおしいが、用心に越したことはない。

 ちょっと話はずれるが、JRの特急や新幹線の座席って、何でこんな垂直なの?まあ、リクライニングすればいいんだけれど、後ろの乗客に気を使わなければならない。はじめから、角度を緩やかにしておいて欲しいなあ。座席の向きを変えなければならないので、そのための構造上の制約があるのかな。

 ここで、携帯電話でブログのチェック。おっ、コメントが増えている。
「無事に参加費分の馬券が的中したので今会場へ向かっています。
フレームなしメガネを付け、ネクタイは薄い黄色、左手の人差し指に指輪を付けているのが私です。お会いできるのを楽しみにしています!」
 やった! これで、会場で淋しい思いをせずに済みそうだ。
 こちらも、服装の特徴(紺のスーツに濃いエンジのネクタイ)を書き込む。お互い、目印としては弱い特徴だが、なぜか何とかなると思った。私も人のことは言えないが、「左手の人差し指に指輪」って、そんなのいちいちチェックできないよ。yutanpoさん。


 3時25分、nanaponさんの書き込みが。

「お目にかかれるチャンスだったのに、残念です。
またの機会にぜひ!」

 そうか、nanaponさん、来られないのか。残念だ。
 こうなったら、nanaponさんの分も楽しんで、大いに彼を悔しがらせてあげよう。

「>深川といえば、岩崎宏美
いいなあ、これ。こういう反応、好きです。(笑)」

 えっ、こんなのでいいの?理由はよく分からないが、喜んでいるみたいなので、いいか。

 とそうこうしているうちに、新横浜に到着。nanaponさんにレスしたら、品川。いよいよだ。ちなみに、東京までは、乗り継ぎ時間を含めると3時間20分。福井市からだと3時間40分弱。
 意外に近いでしょ!
 えっ?「福井がどこにあるか分からん」
 う~ん、そうかもしれない。なにしろ、位置が分からない都道府県で1,2を争っています。

 薄くて見難い地図ですが、福井県、どこだか分かりますか?


 
 答えは次回。
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『臨場』 第7話 「ユズリハの家」

2009-05-28 10:42:02 | ドラマ・映画
 今回は重い内容。書くのはパスしようと思いましたが、簡単に思いつくまま。

 自殺ほう助や尊厳死については、私には難しすぎる問題です。一般(法律)的には、許されないことになっているようですが、同情したくなるケースはあると思います。
 ちょっと、観点がずれるかもしれませんが、今回の場合、死に切れず苦しんでいた。その重症度によって罪の判断が変わってくるのではないでしょうか。
 つまり、手当てや救急車を呼ぶなどの手段をとれば、助かっていたという場合と、手当てをしても間に合わず、死を待つだけの場合です。今回の話の場合、多分、前者なのでしょう。簡単に結論を出すべきではないと思いますが、手に掛けてはいけないでしょう。


 このドラマ、倉石検視官(内野聖陽)が主人公。しかも伝説的な腕利き(目利き)。なので、最初の検死の段階で、おおよその事件の真相が見えている様子。
 なので、あとの展開は、「勿体つけている」印象が強いです。付着していた松ヤニですが、家族の3人ともに関連がある。
 特に、ロージンバッグに松ヤニが使われているからといって、それで、短絡的に息子を疑います?あの、ロージンバッグの白い粉がついていないのに、ちょっと考えれば分かると思います。それとも、被害者が老人なだけに、「ロージンバッグ」……不謹慎でした。

 さらに、実際はタンスの取っ手で自殺を図っていたが、家族は鴨居に帯を掛けて首をつっていたと嘘の証言をしています。
 これなんかも、倉石検視官の洞察力を発揮させるためのお膳立てにしか見えません。

 最初から真相を看破している主人公に対し、ミスリードで回り道をさせられ、状況証拠や物証を少しずつ見せられる。何か、鼻につく展開です。
 そもそも、この設定(伝説の検視官が主人公)だと、1時間番組は辛いのかもしれません。40分ぐらいがいいのかもしれません。

 と言っても、このドラマや主人公が語りかける内容は1回1回考えさせられるものがあります(1時間でないと語れない)。いいドラマだと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『ハンチョウ ~神南署安積班~』 第7話

2009-05-26 21:41:52 | ドラマ・映画
 佐々木すみ江さんと泉ピン子さんの、ベテラン女優の演技は見ごたえがありました。流石です。


 車椅子の老女・菊乃(佐々木すみ江)が坂を転がり落ちて怪我をするという事件が起きた。車椅子を押していたのは家政婦のはつ子(泉ピン子)。はつ子が靴の紐を結んでいる時に、ひとりでに走り出してしまったという。【番組ホームページ・あらすじより抜粋】

 単なる事故と見られていたが、菊乃の娘・早苗(朝加真由美)の証言より、故意、つまり、殺人未遂ではないかという疑惑が起こる。
 「虐待があった」という証言や、死因贈与契約書などが発見されて、ますます疑いは濃くなる。

 そんな中で、安積班は、はつ子の仕事ぶりや当日の足取りや菊乃のリハビリの様子などを調べ、事故と故意の両面から検証していく。この辺りの、推論(議論)など、面白かった。
 調べていくうち安積は、別の推論を組み立てていた。そして、現場の坂の状況を調べ、坂の手前で車椅子を止めて、その後自然に動き出すポイントはない。さらに、そんな坂道を前にして、ストッパーをかけ忘れるなんてありえない。
 よって、事故はありえないと。

 そして、すみ江が自分から坂道を下って行ったという証言を得る。制度の改正?で一定期間しかリハビリを受けられず、その期限が来てしまった。その絶望感と、はつ子への感謝の気持ちから、自ら命を落とそうと考えたのが真相だった。
 安積、あるいは、安積班ならではの事件の検証の仕方で真相の究明で、面白かったです。

 はつ子の
『そんな事実が分かって、誰が喜ぶのよ!
 本当のことを分かって誰が喜ぶの?』
という思い。

 それに対する安積の答え。事件の捌き方がよかったです。




 『ハンチョウ』というタイトルなので、中間管理職としての安積を描くのもこのドラマのテーマのようですが、これはないほうがいいのでは。
 毎回、部下を信じたり理解したり、上司の叱責や妨害?にも屈しないというのは、安積の魅力ではあるけれど、なにか、無理やり詰め込んでいるという印象が強いです。
 そのため、神南署刑事課長役の田山涼成さん、いつも怒鳴ってばっかりで、気の毒です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女流棋士誕生35周年記念パーティ①

2009-05-26 16:46:33 | 将棋
「女流棋士のパーティ?何それ?」
「ああ、将棋ね。えっ?東京!いくらなの?」
と、家族の声は高くなり、答えるこちらの声は、低くなる。
「いつなの?」
「……ら、来週の土曜。一泊する」
「…いいけど」(声が低い)

 前売り券は、もっと早く購入していたのだが、言い出せずに、ようやく一週間前に、家族の承諾を得た。

 と、思ったら、新型インフルエンザの国内感染が!
 もし感染して、あるいは、かかわって、帰れなくなったら。
 もし、福井に帰ってから発症して、「福井県第1号」になってしまったら。

 悪い予測が頭の中を巡る。

 しかし、「自分はかからない」「こういう時だからこそ行くのだ」と
強引に理由をつけて、行くことを決めたのが水曜日。

 それでも、東京で感染者が出たりしたら、イベント自体の開催がないかも。
 まあ、それならそれで、諦めがつく。自分からあきらめてはいけないのだ。
 いや、やはり東京に行って感染したら、非難されるかなぁ。

 ええい、引くものか!と、決意を固めるため、ブログにて「東京行くぞ」宣言。
 それに、読んだ方の中に当日の参加者がいるかもしれない。
 あ、でも、誰も反応してくれなかったら嫌だなあ!

 翌日、やさしいkoumamaさんが、励ましの書き込み。ありがとね。

 幸い、関東ではそれほど感染者が増えなかった。
 当日の12時前に、ブログをチェックすると、yutanpoさんの書き込みが。
 確か競馬と室田女流が好きな方だ。
「馬券が的中すれば私も参加したいです」って、おい!

 自分の体力と運を信じて、12時49分発の特急「しらさぎ」に乗り込む。
 13時44分、米原に到着。乗り継ぎ時間は10分。新幹線ホームとはやや離れているが、普通に歩けば大丈夫。でも、足の不自由な方だと、大変かもしれない。

 と、その途中、右足かかとに違和感が!
 なにか、かかとにビローンと何かくっついている感じがする。ガムテープの切れ端でもくっついたのかな?と思った瞬間、その感覚はなくなる。
 気のせいだったのかな。とにかく、「ひかり」に乗るのが先決。
 無事、乗り込み、かかとを見る。
 ない!……ないのだ。右足かかとが!……あ、靴のかかとです。かかとの部分が半分、えぐり取られたように、なくなっている。半分、残っているので、歩くのにはさほど支障はなさそうだ。

 それにしても、不吉!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『天地人』 第21話「三成の涙」

2009-05-25 22:47:55 | ドラマ・映画
いい台詞だったので、もう一度、載せます。

「命の恩人の顔を忘れるとは、上杉の義も何もあったものではござりませんな」
「フッ、それとも義とは、都合の良い時だけに振りかざすものなので、ございますか?
 それに、貴殿は出しゃばりすぎじゃ。それでは景勝様の立つ瀬がござるまい」
「真っ直ぐで正直なのもよろしいが、何事も行き過ぎると、あほうに見られますぞ」

 この言葉に、涙目になった兼続でありました。結局、秀吉の取り成しで、気を取り直します。
 秀吉の話から、握り飯で三成の心をほぐそうとする。まあ、そんな簡単に行くはずはなく、越後の米から国家論や幸せの基準の論議に持っていくのは、脚本家の計算ですね。

 しかし、怒りを抑えられず三成に掴み掛かろうとするし、秀吉の話から、単純に握り飯で懐柔ですか?兼続はやはり子どもです。


 前回、せっかく三成が突っ込んでくれたのに、三成の他人を小ばかにする人間性ばかり強調し、三成の鋭い指摘は棚に上げられてしまいました。まず、自分の非を認め、三成にきちんと謝って欲しかったです。
 今回は時間の流れをゆっくりさせて、兼続と三成が心を通わせあわせたのですが、その根拠というか、成り行きも説得力不足です。一晩、国家論を戦わせたりとか、せめて、三成が指摘した「貴殿は出しゃばりすぎじゃ。それでは景勝様の立つ瀬がござるまい。真っ直ぐで正直なのもよろしいが、何事も行き過ぎると、あほうに見られますぞ」という兼続の性格を三成も感銘受けるほど際立たせたエピソードを見せて欲しかった。
 裸踊りで「あほう」になるだけで、三成の心を解かすのでは、あまりにも芸がない。いきなり農民を出すのも、強引。妻は「日頃から」と言っていましたが。

          相変わらず、初音は出しゃばります。

残念ながら、今後は『天地人』について記事に取り上げることは、ないでしょう。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『BOSS』 第6話「天使?悪魔?天才少女の罠」

2009-05-25 19:17:14 | ドラマ・映画
 凄く頭の切れる女性同士、一人はひねた女子高生・由貴(志田未来)、もう一人は肝っ玉の大きいおばさん・絵里子(天海祐希)の女のバトルでした。
 今回は、それを中心に、コメディや天才少女のしたたかさを散りばめて、最後に「ひっかけ」の大技で決めています。面白かったです。
 ボケをしそうにない木元(戸田恵梨香)や片桐(玉山鉄二)が、ボケるのも面白いです。野立(竹野内豊)の親父ギャグの空振りも笑えました。


 なので、トリックなどの細かい突っ込みは野暮なのかもしれません。が、一応。

①アリバイ作りに、コンビニに何度も訪れるのは、不自然。

②沙織が増岡のマンション付近で、死亡推定時刻の午後11時にタクシーの車載カメラに映っていたが、彼女はなぜこの時刻にいたのだろうか?

③車載カメラの映像を見つけ出すのは、非常に困難のように思える。

④事情聴取はダメで、ポリグラフならいいの?

⑤一度死んだと思っていたが、実は生きていた(息を吹き返した)というのは、良くあるパターンだが、これは反則だと思う

⑥あの引っ掛け(証拠を捏造するのを利用して、墓穴を掘らせる)は、裁判で問題になるのでは?

⑦ロッカーに鍵は掛けないの?

⑧ああいう引っ掛けは、コロンボや古畑任三郎でもあったような気がする。

⑨友達の沙織が人を殺し(未遂)といて、それを相談したが、うそをつき続けるのは耐えられないと、自白。こいつさえいなければ、由貴は殺人をすることはなかったというのに。簡単に人を殺そうとするなよな。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする