会場に入ると、佐藤九段と目が合った。
「やあ、英さん、ようこそ」
なんて、言うはずないです。はい。
会場に入ったときは、私は、まだ、マスクをしていた。マスクに目がいったのかもしれない。佐藤九段は「誰だろう?」と言うような表情だった。
「どうも、久しぶりです」
と、言いたかった。そうすれば、真面目な彼は、必死で記憶をたどったのではないだろうか?ありもしない記憶を。
米長会長のあいさつの最中、そんな軽口はできないし、そうでなくても、小心者の私には、そんなことはできません。
米長会長の講話、平沢勝栄衆議院議員の祝辞も終わり、島田良夫アナウンサーによる女流棋士ひとりひとりの紹介。
短いながらもユーモアを挟んでの紹介、30名を越えるが、飽きることなく聞くことができた。
プログラムを見ると、米長会長の講話の前に、谷川治恵女流棋士会会長の開会挨拶があったようだ。
その内容(米長会長講話も)が分からないので、なんとも言えないが、このパーティは女流棋士誕生35周年記念パーティのはず。35年前に女流棋士が誕生した際の話ってあったのだろうか?
なぜ蛸島さんがいないのだろうか?
そりゃ、女流棋士会分裂云々があって、LPSA(日本女子プロ将棋協会)に所属する蛸島さんを呼びにくい事情は分かる。しかし、それでも、一期生の女流棋士は招待すべきであろう。そうでないと、パーティの意味がない。(招待したが、辞退されたのかもしれないが)
講演は羽生名人。
相変わらずお忙しい。名人戦第四局が20、21日、和歌山県の金剛峰寺で行われ、その翌日(22日)に帰宅したとすると、休む間もなく、今日(23日)にこのパーティである。
それでも、女流棋士誕生記念なので、女性が指した最古の棋譜を調べて、その将棋の簡単な感想を述べられていた。
講演の始まる前に、ブログをチェック。観戦記者の小暮さんがコメントを付けてくださっていた。
「一杯いかが?」
というお誘い。
おお!思わぬ方からのお誘い。一も二もなくお受けいたします!
すぐにでも、コメントを返したかったが、羽生名人の講演の最中、返信を打つなんてことはできない。講演終了後、返事を打つ。
小暮さんとは、2年前の福井での王位戦第一局の時、居酒屋でご一緒させてもらったことがある。
ご一緒といっても、解説担当の鈴木八段を見つけ、サインをねだったときに、二言三言、言葉を交わしただけである。
ちょうど、将棋世界での氏の観戦記を読んで、「難解な将棋を、詳細な変化まで記述しつつ、良く練った構成で、噛み砕いて解説しているなあ」と感心したところだった。
お顔は『プレイバック2006、名局ベスト10』の観戦記者編で知っていた。それで、
「観戦記者の小暮さんですよね」
と、声を掛けた。
ちょっと、驚いた顔をして
「ええ、そうですが」
「将棋世界の名人戦第六局の観戦記、解説が詳細ですごく良かったです」
というような上から目線の言葉を言った記憶がある。
でも、小暮さんも、意外な場所で褒められ、少し嬉しそうだった。
それから、一年半後、今年の2月に、氏と意外な接点を持つことができた。
『将棋SNS』の私の日記を目にして、コメントを付けてくださったのだ。さらに、私の過去の日記まで目を通してくれて、あの時の居酒屋でのこともつなげてくださったのだ。
一年半もさかのぼって読んでくれたのだ。これは嬉しい。
そんな彼と再会でき、一杯ご馳走してくれるというのだ。嬉しい。
「やあ、英さん、ようこそ」
なんて、言うはずないです。はい。
会場に入ったときは、私は、まだ、マスクをしていた。マスクに目がいったのかもしれない。佐藤九段は「誰だろう?」と言うような表情だった。
「どうも、久しぶりです」
と、言いたかった。そうすれば、真面目な彼は、必死で記憶をたどったのではないだろうか?ありもしない記憶を。
米長会長のあいさつの最中、そんな軽口はできないし、そうでなくても、小心者の私には、そんなことはできません。
米長会長の講話、平沢勝栄衆議院議員の祝辞も終わり、島田良夫アナウンサーによる女流棋士ひとりひとりの紹介。
短いながらもユーモアを挟んでの紹介、30名を越えるが、飽きることなく聞くことができた。
プログラムを見ると、米長会長の講話の前に、谷川治恵女流棋士会会長の開会挨拶があったようだ。
その内容(米長会長講話も)が分からないので、なんとも言えないが、このパーティは女流棋士誕生35周年記念パーティのはず。35年前に女流棋士が誕生した際の話ってあったのだろうか?
なぜ蛸島さんがいないのだろうか?
そりゃ、女流棋士会分裂云々があって、LPSA(日本女子プロ将棋協会)に所属する蛸島さんを呼びにくい事情は分かる。しかし、それでも、一期生の女流棋士は招待すべきであろう。そうでないと、パーティの意味がない。(招待したが、辞退されたのかもしれないが)
講演は羽生名人。
相変わらずお忙しい。名人戦第四局が20、21日、和歌山県の金剛峰寺で行われ、その翌日(22日)に帰宅したとすると、休む間もなく、今日(23日)にこのパーティである。
それでも、女流棋士誕生記念なので、女性が指した最古の棋譜を調べて、その将棋の簡単な感想を述べられていた。
講演の始まる前に、ブログをチェック。観戦記者の小暮さんがコメントを付けてくださっていた。
「一杯いかが?」
というお誘い。
おお!思わぬ方からのお誘い。一も二もなくお受けいたします!
すぐにでも、コメントを返したかったが、羽生名人の講演の最中、返信を打つなんてことはできない。講演終了後、返事を打つ。
小暮さんとは、2年前の福井での王位戦第一局の時、居酒屋でご一緒させてもらったことがある。
ご一緒といっても、解説担当の鈴木八段を見つけ、サインをねだったときに、二言三言、言葉を交わしただけである。
ちょうど、将棋世界での氏の観戦記を読んで、「難解な将棋を、詳細な変化まで記述しつつ、良く練った構成で、噛み砕いて解説しているなあ」と感心したところだった。
お顔は『プレイバック2006、名局ベスト10』の観戦記者編で知っていた。それで、
「観戦記者の小暮さんですよね」
と、声を掛けた。
ちょっと、驚いた顔をして
「ええ、そうですが」
「将棋世界の名人戦第六局の観戦記、解説が詳細ですごく良かったです」
というような上から目線の言葉を言った記憶がある。
でも、小暮さんも、意外な場所で褒められ、少し嬉しそうだった。
それから、一年半後、今年の2月に、氏と意外な接点を持つことができた。
『将棋SNS』の私の日記を目にして、コメントを付けてくださったのだ。さらに、私の過去の日記まで目を通してくれて、あの時の居酒屋でのこともつなげてくださったのだ。
一年半もさかのぼって読んでくれたのだ。これは嬉しい。
そんな彼と再会でき、一杯ご馳走してくれるというのだ。嬉しい。