英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

感染拡大と東京五輪と覚え書き

2021-07-28 18:20:47 | 時事
 いつもの五輪とは全く違う気持ちで中継を観ている。
 五輪開催前でも心配な状況だったが、開催後、さらに、現在と、感染急拡大と深刻な事態だ。
 そんな状況下で五輪観戦に熱中するのはどうかと思うが、ついつい観てしまう。
 そして、「その3」「その4」などと書きたくなってしまう。
 しかし、《そんなことを書いている場合じゃないだろう》というブレーキが働いている。
 (もちろん、書く時間や気力も不足しているという理由もある)
 できれば、もう少し感染が収まってきたときにかきたいなと思っている。
 なので、この記事は、その時のための覚え書きである。

・スケートボード……痛そう。一時代前なら、手すりで遊ぶなと叱れれるだろう。くだけた表現の解説者が面白い(総括を願いされて…「"総括”…ですかぁ」と呟いて…)
・女子バスケ……ゲーム最終盤、ドライブを挑んだ高田に感動、その他いろいろ…
・相変わらずの大坂なおみ
・卓球・混合ダブルス……ぴったりパーツがかみ合ったペア
・柔道……大野は恰好いいなあ
・中継の不満点……メダル獲得の速報字幕は要らない、民放は中継ぶつ切りでCM
・ギャア!ギャツァァ!うるさい韓国女子ダブルスペア(追加)


 とにかく、感染が少しでも収まってほしい。
 五輪中継でニュースワイド番組を見る機会が減り、コメンテーターの発言で不愉快な気持ちになることが減った。
 もちろん、彼らの発言は彼らの立場で考えると否定はできない(肯定すべきかもしれない)。
 政治など各種評論家、タレント・俳優が多く起用されていて、知識豊富とか、頭の回転が速いとか、コメンテーターの資質は備えている。
 しかし、一般社会から離れたところにいて、世間の実情を理解していないと思うことがよくある。

 経済云々をいうコメンテーターは、身近で感染者が生じた場合、どういう事になるかが全く分かっていない。

 卸売りの個人事業主が身内で感染者が出た場合、何日も営業自粛になる。例えば、2週間の自粛の場合、単に、2週間の売り上げがゼロになるだけでなく、その自粛期間に多くの顧客が同業者に流れてしまうのである。大げさではなく、2週間の休業はその後1年間の売上に響く(1年間で済めば、ラッキーかもしれない)

 感染が蔓延することで、各種行事やイベントや大会が中止。イベントに絡む商売的なことも大きいが、ずっと練習に励んできていた高校中学生(大学生も)の無念さを思うと…

 "医療のひっ迫”という言葉は理解していても、その実情を全く知らないのではないかと言う発言が多い。医療従事者の苦悩・疲弊などを取り上げたNHK特集のブルーレイを贈呈したいぐらいだ。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京五輪 その2「悪夢」

2021-07-24 17:31:24 | スポーツ
ブレットシュナイダー(H難度)、カッシーナ(G難度)、コールマン(E難度)の高難度の離れ技を次々に決め、あとは無難に技をまとめて、着地を決めれば……と思った瞬間に、捻り技で手が鉄棒から離れてしまい…落下!

 幻?…ウオーミングアップのVTR?。悪夢だ。


 故障が相次ぎ、一度は五輪を諦めかけたが、リハビリに励み、鉄棒一種目に絞り、東京五輪出場を成し遂げた内村航平。代表選考会では何度も高難度の技を連発し決めてきた熟練度と精神力……
 種目別決勝で、離れ技を決め続け、着地もぴたりと決め、最後を飾る……そんな思いが、霧散してしまった。
 鉄棒の演技終了後、チームメイトに声援を送り続けていたが、彼自身「上の空だった」と言う。

 それでも、すべての演技が終了後、インタビューにきちんと答えていた。立派だ。

 最後は、とても、とても……とても残念な結果だったが、努力し続け代表をつかみ取り、演技した。それは、全く無駄ではなく、素晴らしい足跡で、誇れるモノである。

 今後も、きっと素晴らしい人生を歩むことだろう。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

東京五輪 その1「最終聖火ランナー(点火ランナー)」

2021-07-24 17:30:23 | スポーツ
なぜ、彼女を選ぶ?……
そんな怒りの感情が大きかったが、今日の午後、大ショックな出来事があって、ぶっ飛んでしまった。
でも、書きます。(大ショックな出来事についても、「その2」で書きます)

 確かに、彼女はアピール度はあり、五輪や?最近の思想の「多様性」もあり、国際性もある。
 しかし、彼女については、ラケットを折り、インタビュー拒否を断行するなど、スポーツマンとして疑問を感じることが多い。(うつ病、または、うつ症状だったという理由を挙げていたが、それについても疑問を感じてしまう、その前後の行為・行動だ)

 そもそも、彼女が日本代表ということに、大きな疑問を感じてしまう。
 日本にはほとんど居ないという状況。日本のファンから応援されていても、日本のメディアからインタビューを受けることが多くても、さらに、五輪の日本代表に選ばれても、日本人や日本代表という意識を彼女から感じたことはほとんどない。流暢に話せとは言わない。しかし、彼女の日本語は少しも上達しない。
 日本に縁のあるテニスプレーヤーであるだけなら、そのままで…彼女のあるがままでいいが、日本代表として五輪に出場するのなら、私は彼女を日本代表と認めたくない。

 そんな日本代表という意識を感じられない彼女を、組織委員会は、アピール性を重視して、聖火の最終ランナーに選んでしまった。
 五輪開幕直前になっても、開会式製作スタッフの辞任解任劇が続いたが、そういう人選の考慮の浅さが、そのまま、最終聖火ランナーに反映されてしまった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4連敗かぁ(順位戦は1勝1敗)

2021-07-22 10:25:18 | 将棋
●対郷田九段 叡王戦九段グループ予選・7月5日
●対梶浦七段 竜王戦挑決準々決勝・7月9日
●対池永五段 棋王戦2回戦・7月15日

そして、7月20日 A級順位戦、菅井八段に敗れ、4連敗(順位戦は1勝1敗)……
 郷田九段は同学年なので、年齢によるハンデは全くなし、対戦成績も56勝28敗、勝率.667(直近は6勝4敗)と分が良かったので、勝利を見込んでいた。
 梶浦七段は昨年もトーナメントの下位から勝ち上がってきており、今年も青嶋六段、佐藤(天)九段と連破してきており、油断できない相手だったが、昨年も退けており、今年も勝てるのではと期待していた(佐藤天九段より勝ちやすい?)。(梶浦七段が考慮中、身体を前後に揺するのが気になって仕方がなかった)
 そして、池永五段には勝つだろうと思っていたら、終盤、間違えて敗局…

 それでも、順位戦で菅井八段に勝てば、3連敗も帳消しにできると思っていた。
 残念な結果だったが、まだ1勝1敗なので、俯いてはいけない(たとえ、1勝3敗になっても俯いてはいけない)


 将棋は、後手の菅井八段が「角交換は構いませんよ」と4手目△3二飛。
 中継サイトによると「4手目△3二飛は46局指されており、先手31勝後手13勝2千日手。菅井自身はこれまで7局指して、結果は3勝3敗1千日手。直近の前例は2020年3月の第33期竜王戦で、杉本昌隆八段に敗れた」とある。
 羽生九段は4手目△3二飛は初の対峙だが、

▲2二角成と誘いに乗り、以下△同飛▲6五角△7四角▲4三角成△5二金左▲3四馬△4七角成▲6八銀△6五馬▲7七銀と進んだ。
 以下、手将棋となり、



 第1図~第6図、緻密な差し回しで、若干、先手が有利。駒割は先手の桂損だが、飛車を打ち込み、後手の桂香を取れる可能性がある。後手は2枚角で対抗しているが、角を二枚手放されたという意味もある。
 ただし、打ち込んだ飛車が捕獲される可能性もあり、予断を許さない。

 ここで、私には2つの手段が映った。
 1つは、本譜の▲1六歩。しかし、この手はあと3手歩を進めて1三に成り込まないと戦果を得られない。さらに、もう1手、角を取らないと実利を得られない。▲1六歩を含めると5手費やさなければならない。もちろん、歩成りを見せて、後手から動いてもらうという意味もある。しかし、悠然とし過ぎではないのか?
 実戦は、▲1六歩以下、△4二金▲3四歩△同角▲1五歩△4三角▲1四歩△3二金(第7図)

 と進み、▲4一龍△4二金▲3一龍△3二金………千日手が成立。


 第6図ではもう一つの手段を選びたかった。
 それは、▲2三飛成△同歩▲5二角成(変化図1)
 これでうまくいけば話が早いが……以下△4二銀(△4二金より飛車取りを掛ける△4二銀の方が良い)▲6一角成△同銀▲4一飛成に△5二角と辛抱され▲3二龍という進展が想定される。

 変化図2は後手が先手の攻めを受け止めたように見えるが、次に▲4四歩と打たれると壊滅してしまうので、もう1手受ける必要がある。
 △4四歩には▲4五歩と合わされる手があるので△3三銀か?
 ただし、▲5一金と打つ手があるので、先手が有利に思える(実際、先手が駒損なので勝ち切るには大変かも)


 千日手指し直しは、▲菅井1時間49分、△羽生1時間0分となる(持ち時間の少ない方が1時間となるように両者に同時間を加える。千日手成立時の実際の残り時間は羽生56分、菅井1時間45分)
 後手番となり、残り時間も少なく、体力面の不安もあるので、もう一つの手段を選ぶべきだった。

 指し直し局は、先手菅井八段のゴキゲン中飛車となったが、陣形を整えつつ、相手との間合いを計り合う、消耗戦となった。羽生九段が局面をリードする時間が長かったが、終盤、時間切迫で最善手を指し続けることは難しかった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

恥という言葉を知らない、品格を全く持たない横綱

2021-07-20 20:03:50 | スポーツ
 張り手モドキ(目くらましのフェイント)の後、かち上げ(肘打ち、エルボー)をぶちかまし、打撃でダメージを与えることを目的とした張り手、さらに、相手の関節が痛んでも構わないというような強引な小手投げ。
 勝ちが決した後の、雄叫びとガッツポーズ。


 相手を痛めつけることを目的とした技は、決して繰り出してはいけないし、敗れた相手を思いやる心が全くない雄叫びとガッツポーズも戒められるべき。
 かなり前だが、少年相撲か中学生相撲で、勝利を喜びガッツポーズをしてしまった選手に、「敗者を思いやって、ガッツポーズはしてはいけません」と審判が戒めていた。そんな武道の精神。横綱の品格を全く持ち合わせていないのだろう、白鵬は。


 こう感じた相撲ファンは多かったのだろう。5年も前の「白鵬の凶悪技」のアクセス数が増えている。
 そうか、この記事から5年も経つのか。
 さらに、その1年前にも、「もはや格闘技……白鵬の立ち合い」という記事を書いている。こんな品のない横綱を少なくとも6年以上野放しにしている。相撲協会や横綱審議会はいったい何をしているのだろうか!

 今場所の横綱は、進退を懸けて臨んでいた。
 全勝優勝……彼にとってはもろ手を挙げて喜びたい嬉しい情況だろう。インタビューに上機嫌で、少しも悪びれずに語っていた。
 昨年の名古屋場所の13日目からの途中休場を含めると、6場所連続の休場。故障(手術)や実戦の勘も鈍っているのではという不安も大きい中、全勝優勝は称賛されるべきなのだが……

 進退が懸かっているので、「何が何でも勝つ」という気概が感じられた。(《何が何でも勝つ》という取り口は、今場所に限ったものではないが)
 とにかく、不安が大きいので、まず張り差しから入り、少しでも有利に持ち込もうとしていた(いつものことなのだが)。
 この「張り差し」というのは、立ち合い直後、身体同士の激突の前に、張り手を顔面にヒットさせ、相手がひるんだすきに、得意の四つの形の持ち込もうとする技。元来、機先を制する立ち合いの技だが、白鵬の場合、ダメージを与えることが目的の多くの部分を占めている。立ち合いは、そのぶつかり合いのエネルギーが大きい方が押し込んだり、優位な体勢に持ち込めるので、かなりの勢いをもって前に突進する。そこへ、横綱の張り手である。ボクシングで言えば、カウンターパンチで、その衝撃は倍以上だ。
 この張り差しによって、白鵬は立ち合い開始直後にかなりの優位に立てているのである。

 少し話が逸れるが、最近(と言っても、かなりの間だが)のNHKのアナウンサーは、白鵬を持ち上げるような実況をする。張り差しやかち上げなどで一気に勝った場合「荒々しい相撲」とか「厳しい相撲」とか讃える。13日目の高安戦に勝った後など、すごく褒めそやしていた。

 話を戻すと、白鵬は今場所、初日(対明生)、2日目(対遠藤)、3日目(大栄翔)、4日目(対隆の勝)、6日目(対北海富士)、8日目(対琴恵光)、10日目(対隠岐の海)、11日目(対若隆景、やや空振り気味)、13日目(対高安)、14日目(対正代)、15日目(対照ノ富士、この時はプラス肘打ち)と張り差しを駆使。何と、15日間で11度である。
 インタビューでも読み取れるが、「勝てばいい」のである。

 さらに、終盤戦に入ると品格のない相撲に拍車がかかる。
 14日目の正代戦は仕切り線からずっと下がって得俵付近で立ち合いの構えに入る(7日目の翔猿の戦法にインスパイアされたか?)。
 正代は何をされるのか恐れて、そろりとした立ち合い。結局、ほぼ土俵中央(やや白鵬が下がり気味)でにらみ合う事となった。意を決して、ぶつかり合おうとするが、そこで白鵬が狙いすました張り手。一度離れて、再度ににらみ合いから張り手。更にもう一度、張り手。3度も張り手を食らった正代は、恐る恐る組もうとするが、そこを待ち構えたように白鵬が組み勝ち、寄りを見せる。正代も粘ってうっちゃろうとするが、及ばず、浴びせ倒された。
 思うに、あそこまで下がってくれたのだから、正代は迷わず突進すれば良かった。正代の巨体をひらりとかわすのは、相当難しいはず。体当たりはもちろん、体重が乗った突き手が白鵬にヒットすれば、かなりの確率で突き出せたはずだ。

 千秋楽はもっと酷かった。
 立ち合い直後、白鵬はふらりと左手を照ノ富士の顔面の前に出して、視界を遮る。
 そうしておいて、かち上げの動作で、右上腕を照ノ富士の顔面に炸裂させた。
 それを照ノ富士がこらえると、今度は張り手攻撃(ボクシングのフックと同等)。最後は小手投げのすっぽ抜けで、勝利。

 そして、雄叫びとガッツポーズ。
 例のアナウンサーは、白鵬の復活に感動して、絶叫のアナウンスのおまけつき。

 解説の北の富士も舞の海も、言葉を失い、絞り出すように批判的なコメントを発していたが、激怒して失跡の言を発するべきだ。

 実際の画像はアップしないが、やってることは5年前の栃煌山戦とほぼ同様の立ち合い。(「白鵬の凶悪技」
 今場所、肘打ちは見せていなかったが、ここで使うとは!しかも、目くらましのおまけ付き!


 もう一度言う。
 白鵬は恥を知らない品格のない横綱だ。
「黒鵬」と解明すべきだ。「吐く呆」でも良い。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルス その112「吉田麻也選手の戯言」【補足あり】

2021-07-18 18:17:12 | 時事
自分の意見を発信することは悪いことではない。
批判を承知で、発信するのは覚悟のいることである。
しかし、吉田麻也選手のコメントは、支持できるの野ではない。
自分本位の考えとしか、私には思えない。


以下は、吉田選手のコメントの全文らしい。
五輪をやるにあたって、国民の税金がたくさん使われていると思うんです。なのに国民が見に行けないのは、じゃあいったい誰のための、何のための五輪なのか。アスリートは当たり前ですけどファンの前でプレーしたい。今日もそうですけどあと10分、苦しい時にサポーターの方々のエネルギーは確実に僕らの助けになる。僕らはトップトップじゃないので、その助けを必要としている。

JOCの山下会長もオンラインの壮行会でおっしゃっていましたけど、自分が小さい時に見たオリンピックでものすごく感動したと。僕らが子供たちにできることは、ただ家の中に閉じ込めて友達と会わずに事が過ぎるのを待つだけじゃないと思うし、もっともっとできることがあると思う。

僕も娘がいるし、僕の娘はたぶん僕のプレーを覚えてないと思うけど。そういう子供たちに絶対にいろんなものを与えられると思います。時差がなくてオンタイムで試合を見られるのは、僕が2002年W杯(日韓大会)の時にそうだったように、やっぱりものすごい感動と衝撃を受けるし。そのためにこそオリンピックを招致したんじゃないかなと個人的には思ってるので。

ソーシャルワーカーのみなさんが毎日、命をかけて戦ってくれているのは重々理解しているし、オリンピックができるだけで感謝をしないといけない立場にあるのは理解しています。でも忘れないでほしいのは選手たちもサッカーに限らず命をかけて、人生をかけて戦っているからこそ、この場に立てている。もっと言うとマイナー競技でこの五輪にかけている人はもっといると思う。そのためにも、なんとかもう1度真剣に(有観客開催を)検討していただきたいと思う。

家族もそうだと思う。じいちゃん、ばあちゃんだって、自分の孫がオリンピックに出る姿をリスクを背負っても見たいという人はいるだろうし。家族も、いろんなものを犠牲にして、我慢して、ヨーロッパで戦っている僕らをサポートしてくれている。家族も戦っている一員。その人たちが見られない大会で、誰のための、何のための大会なんだろうってクエスチョンがあります。真剣にもう1度、検討していただきたいと心から願ってますし、みなさん(報道陣)が発信してくれることを願います。
日刊スポーツ tokyo2020 olympic より」


それと、吉田選手のコメントに至る状況を説明している記事がこれ「五輪無観客とアスリート。吉田麻也が伝えたかったこと」(引用は省略)



いちいち反論するのも、大人げないと思うが……
>国民の税金がたくさん使われていると思うんです。なのに国民が見に行けないのは、じゃあいったい誰のための、何のための五輪なのか?

 見に行けるのは、お金と時間と抽選運がある人だけで、ほとんどの国民がテレビ観戦である。

>アスリートは当たり前ですけどファンの前でプレーしたい。今日もそうですけどあと10分、苦しい時にサポーターの方々のエネルギーは確実に僕らの助けになる。僕らはトップトップじゃないので、その助けを必要としている。

 観客の後押しがあるのは、プレーに魅力があり人気のある選手やチーム。それと、開催国や、その近隣地区。もちろん、家族などの応援は力になる。
 地元の利などない方が公平。「自分たちはトップじゃない」と認めるのは、潔いと言えるかもしれないが…

>自分が小さい時に見たオリンピックでものすごく感動したと。僕らが子供たちにできることは、ただ家の中に閉じ込めて友達と会わずに事が過ぎるのを待つだけじゃないと思うし、もっともっとできることがあると思う。

 確かに、スポーツを観て、感動を与えられることは多い。しかし、スポーツ選手自らが「感動を与えるプレーをする」という主旨の発言をするのは、スポーツ選手の驕りみたいなものを感じてしまう(この感想は、私の独善かもしれません)
 序期の吉田選手のコメントの「感動した」いう文と、「家の中に閉じ込めて……」云々の文との繋がり、論理がよく分からない。

>時差がなくてオンタイムで試合を見られるのは、僕が2002年W杯(日韓大会)の時にそうだったように、やっぱりものすごい感動と衝撃を受けるし。そのためにこそオリンピックを招致したんじゃないかなと個人的には思ってるので。

 先述したが、テレビでもオンタイムで試合を観戦できるし、観客を入れて試合したとしても、観客はほんのごく少数の人だけである。

>ソーシャルワーカーのみなさんが毎日、命をかけて戦ってくれているのは重々理解しているし、オリンピックができるだけで感謝をしないといけない立場にあるのは理解しています。

 理解していたら、「観客を入れて欲しい」というコメントは言えないと思う。

>選手たちもサッカーに限らず命をかけて、人生をかけて戦っているからこそ、この場に立てている。もっと言うとマイナー競技でこの五輪にかけている人はもっといると思う。

 五輪が開催されるのだから、良いのではないか。
 「命を懸ける」ほど甚大な努力もし、人生を掛けているいうことは想像できる。
 しかし、スポーツ選手でない一般の人の多く(すべてではない)は、そこそこに仕事をしている(それなりに懸命に仕事をしている)。そういう一般人は、PTAや町内会や消防団や各種地域密着団体で、草刈りや側溝掃除や駐車場整理や屋台で焼きそばを作ったり、ポンプソウホウ訓練をしたりしている。おそらく、プロ選手は損な地域の所作業をしたことはないだろう。(ああ、腹が立ってきた)

>家族もそうだと思う。じいちゃん、ばあちゃんだって、自分の孫がオリンピックに出る姿をリスクを背負っても見たいという人はいるだろうし。家族も、いろんなものを犠牲にして、我慢して、ヨーロッパで戦っている僕らをサポートしてくれている。家族も戦っている一員。その人たちが見られない大会で、誰のための、何のための大会なんだろう

 だから、みんな我慢しているんだって!
 五輪関連のイベントを準備してきた人たちだって、その苦労が水泡と化するのを、涙を呑んで耐えているというのに。
 試合ができるだけで十分ではないのか!


 自分の孫がオリンピックに出る姿をリスクを背負って観戦するって、それで感染したら、周囲が大変である。

>その人たちが見られない大会で、誰のための、何のための大会なんだろうってクエスチョンがあります。

 利権に関係しない国民の多くは、選手のための五輪だと思っているよ!


【補足】
 明日から大規模交通規制が始まるそうだ。
 東京・千葉の五輪会場の周辺の計11区間で、五輪関係車両の専用レーンや優先レーンが設けられる(違反した車両は違反点数1点と反則金6000円。交通量を抑えるために首都高速はマイカー等は料金1000円上乗せ(午前6時~午後10時)されたり、都心の一部の入り口が閉鎖されるそうだ。

 吉田選手はこういった都民への負担を承知しているのだろうか?
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルス その111「バッハ会長の歓迎会」

2021-07-17 17:39:11 | 時事
「 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は18日夜、東京 赤坂の迎賓館赤坂離宮でIOCのバッハ会長などを招いて歓迎会を開きます。  
 日本側からは菅総理大臣や小池都知事、それに組織委員会の橋本会長などが出席する予定で、出席者は40人余りになる見通しです。
 密を避けるためおよそ150人が入る会場が使われ、酒はふるまわれず、出席者のスピーチのほかピアニストの演奏が行われるということです。
 関係者によりますと、ことし2月、女性蔑視と取れる発言で辞任した組織委員会の森前会長も出席する方向で調整が行われているということです。」

NHK NWES WEBより】

「 IOC(国際オリンピック委員会)のバッハ会長の歓迎会が18日夜、東京の迎賓館で開かれることが分かりました。菅総理大臣や小池知事ら40人余りが参加する見込みです。
 関係者によりますと、18日の夜、IOCのバッハ会長らを招いた組織委員会主催の歓迎会が東京の迎賓館赤坂離宮で行われるということです。
 出席者は橋本会長のほか、菅総理や小池知事など40人余りになる見込みです。
 新型コロナウイルスの感染予防のため食事や酒の提供はなく、参加者がそれぞれあいさつするだけになっています。
 迎賓館赤坂離宮は1964年の東京大会で組織委員会が置かれたオリンピックゆかりの場所です。
 歓迎会のために以前から組織委員会が押さえていたということです。

テレ朝 nwes より】

 IOC(バッハ会長)に敬意を示したかったのだろうが、現在の感染状況や緊急事態等の自粛要請中に、わざわざ、しなくてもいいのではないだろうか?
 たとえ、150人収容の会場で40人、食事やアルコールを無しにしたとしても。

 すべてが終了してからでも、良いのではないだろうか?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルス その110「感染経路の要素で、"家庭内感染”を同列に置くのはおかしい」

2021-07-16 11:09:44 | 時事
 情報番組で、報告者?情報提示者?プレゼンター?が感染経路の割合を示す際、「飲食店」「職場」「医療機関」と並んで表示されるのが「家庭内感染」。
 しかし、「家庭内での感染」というのは、家庭内でコロナウイルスが自然発生するわけではないので、感染源となった家族も、外部から感染してくるわけである
 だから、その家庭内での感染減となった人がどこで感染したを明らかにして、その要素(飲食店や職場など)を反映すべきである。経路が判明しない場合は「経路不明」の範疇に加えるべき。

 「家庭内感染」を「飲食店」や「職場」と同列に置くのはおかしい
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルス その109「インタビューで”宣言の効果はない”と答える人たち」

2021-07-16 11:00:39 | 時事
緊急事態宣言が出される度に、街角で感想(考え)を尋ねるシーンが放送される。
その中で、「"宣言慣れ”と言うか……宣言に慣れてしまって、宣言の効果はないのでは」と答える方が必ず登場する

確かに、気持ち的には「またか」という気持ちが大きくなり、最初の宣言時と比べて、緊張感が段違いに低い。
しかし、新規感染者数のグラフを見ると、《宣言を出せば、グラフの山は小さくなり、宣言期間が終わるとグラフの山は上昇カーブを描く》というのは事実である。
インタビュアーも、そういった意見を言う人に、この事実を述べて、感想(考え)を訊いて欲しいモノである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新型コロナウイルス その108「“怖いモノがないから”という50代男性だが」

2021-07-16 10:53:04 | 時事
飲食店で飲酒していてインタビューを受けた50代男性
「子供たちは独立していて、(自分が感染しても)感染させることないので、怖いものはないです」と言っていたが、おそらく会社員であろう。感染したら、会社や職場に迷惑が掛かるのではないだろうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする