英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

光る君へ 第21話「旅立ち」

2024-05-30 15:03:32 | ドラマ・映画
今回も内容が濃かったなあ……

1.“長徳の変”の終末
 伊周は往生際が悪かったなあ。逃げ回り、出家したと偽り抵抗。剃髪していないのがバレて駄々をこねる。母に引率されてようやく大宰府への左遷(流刑)に応じた。(結局、母は都に連れ戻される)
2.まひろと道長の対面
 《今回の事件で一番得をしたのは道長》と藤原宣孝の指摘され、そのことを尋ねるまひろ。
 静かにそれを認める道長。その態度に、道長が画策したのではないと悟るまひろに、「自分がしたようなものだ(自分の力のなさ、“いたらなさ”による)」と呟く。(←ドラマのお約束のような会話だ)
3.徐々に接近する宣孝の心
 まひろに叱られることに喜びを感じている

……そして
『枕草子』誕生
【以下、ウィキペディアより引用】
 「枕草子」という書名全体についていえば、この作品がこの書名で呼ばれるようになった当時において「枕草子」は一般名詞であった。
 『枕草子』の執筆動機等については巻末の跋文によって推量するほかなく、それによれば執筆の動機および命名の由来は、内大臣伊周が妹中宮定子と一条天皇に当時まだ高価だった料紙を献上したとき、「帝の方は『史記』を書写されたが、こちらは何を書こうか」という定子の下問を受けた清少納言が、「枕にこそは侍らめ」と即答し、「ではおまえに与えよう」とそのまま紙を下賜されたと記されている。「枕草子」の名もそこから来るというのが通説であるが、肝心の枕とは何を意味するのかについては、古来より研究者の間で論争が続き、いまだに解決を見ない。
 田中重太郎は日本古典全書『枕冊子』の解説で、枕の意味について8種類の説を紹介したが、そのうちの代表的な説を以下に述べる。
①備忘録説:備忘録として枕元にも置くべき草子という意味
②題詞説:歌枕・名辞を羅列した章段が多いため
③秘蔵本説:枕のごとく人に見すまじき秘蔵の草子
④寝具説:「しき(史記→敷布団)たへの枕」という詞を踏まえた洒落

ほかにも⑤漢詩文に出典を求めた池田亀鑑や、⑥「言の葉の枕」を書く草子であるとした折口信夫など異説が多い。また、⑦『栄花物語』に美しいかさね色を形容するのに普通名詞としての「枕草子」が用いられたことも指摘されている(石田穣二

【引用終】

 今話、悲しみに沈む中宮を励まそうと思案するききょう(清少納言)。
 ききょうが中宮から高価な紙を戴いた経緯(いきさつ)を語る。上記の中宮の問いに「枕言葉はどうでしょうか?」と答えた。帝が書き写した史記を“敷物”(布団?)と捉え、それに呼応し“枕”で返す。中宮は趣き深い返答に感心し、その紙をききょうに託したという。
 何を書いたら良いか?……まひろは「史記」に対しは「四季(しき)」がよいのでは?と。

 ききょうは精魂込めて「春はあけぼの…」から書き始め、その紙(文)を中宮の枕元にそっと置く。
 中宮も、そのききょうの心を受け止め、その文を深く読みふける……


 帝の愛は失ったけれど、この世は(自然は)斯くも美しい。これからはその自然を味わって頂けたら嬉しうございます……というメッセージなのだろう。


 私は古文は苦手だった。《なぜ、現代では使うことがほとんどなさそうな古文を勉強しなくてはならないのだろう》という不満を持っていた輩であった。
 ただし、この『枕草子』は好きだった。(『源氏物語』は良いとは思えなかった)

 春はあけぼの……生命の始まりを感じさせる風情
 夏は夜……有り余るほどの熱量(エネルギー)溢れる日中の余韻・火照りを感じながら、月や蛍などの穏やかな風情
 秋は夕暮れ……夕日や夕焼け色が徐々に濃くなり、深い赤に沈み込んでいくのが美しさが私(英)は好きなのだが、清少納言は烏や雁ねぐらに帰っていく様子も趣深いと述べている
 冬はつとめて……早朝のまだ誰も踏み入れていない雪の白が美しく。また、身が引き締まる寒さも素敵だ。現実問題として、雪が積もると出勤にひと手間ふた手間かかるし、道路状況も悪いので積もり過ぎるのは非常に嫌なのだが、程よく積もった雪景色は確かに良い。

 など、かなり共感して読んだ思い出がある。



 《5月26日には越前篇が始まる》というふれこみだったが、最後の最後に到着しただけ。
 しかも、越前ではなく、まだ敦賀。
 さらに、ひと悶着ありそうで、なかなか越前に来ないのでは……

 
【ストーリー】
 定子(高畑充希)が髪をおろしたことは内裏に広まり、一条天皇(塩野瑛久)はショックを受ける。任地に赴くことを拒み逃亡する伊周(三浦翔平)を実資(秋山竜次)らが捜索し、やがて発見するが…。
 定子を守ることができず落胆するききょう(ファーストサマーウイカ)を励ましたいまひろ(吉高由里子)は、中宮のために何かを書いてはどうかとアドバイスする。越前へ旅立つ日が近づき、まひろは道長(柄本佑)に文を送り…

脚本:大石静
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自民を糾弾することに懸命で本筋を外してしまう立憲民主党

2024-05-29 09:13:11 | 時事
政治改革を行おうとする“振り”だけの自民党に対抗してほしい立憲民主党だが……
岡田幹事長の理屈が酷すぎる退いていただきたい。

政治資金パーティー禁止法案を提出しながら、一旦は自身の政治資金パーティーを開催する姿勢を示したことについて、釈明に追われている岡田幹事長
氏の主張点は2つ
・個人の政治献金(政治資金パーティ)は認められるべき……「(そうしないと)やりたい放題の自民党に対抗できない」とか何とか言っていたが、頭の悪い私には理解不能。
 《個人献金は良いのか?》という疑問は大いにあるが、百歩譲りそれを認めても、立憲民主党が自民に対抗して?「政治資金パーティを禁止する」と謳うのは誇大広告!
 岡田氏の主張を認めるのであれば、『ただし、個人献金は認める』という注釈を付けないといけない!(そうすれば、曲がりなりにも一貫性が認められる)

・《法案を取りまとめた当時、法案を出すことと、自らの手は縛らないということをセットで合意》していた
 《政治資金パーティー禁止法案》を提出しておいて、《自らの手は縛らないということをセット》という理屈が理解不能だ
 おそらく、「個人の政治献金(政治資金パーティ)は認められるべき」なので、《政治資金パーティー禁止法案(ただし、個人献金は認める)》で、個人パーティーを制限されるべきではないという考えなのだろうが、全く納得できない。
 まあ、普通に考えれば、《自民党の政治資金パーティは禁止するが、立憲民主党の政治資金パーティはOK》という意味しか思えない。

 岡田氏の主張する個人の政治資金パーティと自民党の開いていた政治資金パーティとどこがどう違うのか、ご教授していていただきたい。
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政治改革を行う“振り”をするのに懸命な自民党、そもそも“政治活動の自由”って何?

2024-05-29 08:29:31 | 時事
政治改革を行おうとする“振り”を一生懸命な自民党
 当ブログで先月(4月25日)に記述――(既にひと月以上経過している…)
 《議員の責任を強化するため、収支報告書の「確認書」の作成を本人に義務づけた上で、会計責任者が虚偽の記載などで処罰された場合、内容を確かめずに「確認書」を作成していれば、議員の公民権を停止することを柱》という主張を自民党は展開していたが、「収支報告書に署名と押印」でよいのでは?
 ”内容を確かめずに「確認書」を作成していれば、議員の公民権を停止する”……内容を確かめるのが「確認書」であるはずなのに、“内容を確かめずに確認書を作成する”可能性を想定するモノなのか?………抜け道の余地を残したい意図が感じられて仕方がない
 その上、《パーティー券の購入者を公開する基準額について現在の「20万円を超える」から「10万円を超える」に引き下げる》という改正の姿勢を示していたが、これも政治改革の振りにしか見えない
 おまけに、公明党と公開の基準を“10万円超”か“5万円超”で揉め、物別れに終わってしまった。“10万円超”か“5万円超”などという低レベルな規制ではなく、国民は“すべて公開すべき”と考えているというのに

………そんな中で、自民党はいくつかの修正案(妥協案)を提示しているが、これも“まやかし”っぽい。
[《党から支給される「政策活動費」について項目ごとの使いみちに加え支出した時期を開示することを盛り込む方針》
 “項目ごとの使い道”とか“支出した期間”を開示って緩すぎ!
 領収証とその明細(納品書)を提出すれば済むことだ。国の予算を使っておいて、領収書を提出しないなんてあり得ない!

 岸田総理は八幡製鉄政治献金事件の最高裁判決(1970年)では、憲法上、会社のような法人・団体も、公共の福祉に反しない限り、政治資金の寄付の自由を有するという判例を挙げ、「政治活動の自由」を盾にとって、領収証を拒否したり、政治資金の寄付の自由を主張したりしているが、判決を切り取っているだけで、その理屈だけで、政治活動の自由が保障されるわけではない。
 そもそも、政治活動の自由って何?
 よりよい生活を願って国民に信託されている国会議員。そのための政治活動にいろいろ制限があるのは当たり前のように思うのだが、私の考えがおかしいのだろうか?
 確かに、国防などの機密事項はあるかもしれないが、領収証は必要だろう。開示する必要はないが、領収証を提出することで行動の責任を負うということは当然であろう。

 パーティ券に纏わる真相はほとんど明らかにせず有耶無耶にしてしまった自民党。
 今回も抜け道の多い政治資金規正法改正案でお茶を濁そうとしている…


 対抗する立憲民主党に頑張っていただきたいのだが、立憲民主党も自民を糾弾することに懸命で本筋を外してしまっている……
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形だけの…財産状況報告集会・計算報告集会・破産手続き廃止に関する意見聴取のための集会

2024-05-28 19:14:09 | 日記
福井地方裁判所に行ってきた。

今年2月に、顧客が破産した。(私が破産したのではありません)
裁判所から「破産手続き開始通知書」が届き、財産状況報告集会・計算報告集会・破産手続き廃止に関する意見聴取のための集会(廃止意見聴取集会)が本日(5月28日)に開かれる
という内容だった。

 ここ2、3年経営状態は悪くなっていた。
 入金は滞りがちとなったが、注文を貰うと無下にできず……
 新聞記事によると、負債は7000万円超で、私の額は微々たるもので、“かすり傷”と言えるかもしれない。
 とは言え、急な配達や夜間の配達も多く、それを考えると腹立たしい。
 まあ、長年のお客だったので、“餞別”と考えて諦めるしかないかと思っていた。


 裁判所には幸いなことに行ったことはない。
 初めての体験である。《こういう経験もありかな》などと思っていたが………
   ……憤懣(ふんまん)やるかたない気持ちでの帰途となった

 開始時刻の10:05に、債権者本人、破産管財人の弁護士、裁判所担当者(裁判官?)らが入室、しばらくして裁判所破産係所員から署名を求められ、署名後入室。
 私の他に債権者は来ていないようで、傍聴席らしき席に着席。
 一応、裁判官が債権者名簿で私の名前を確認して、開始。
 破産管財人の弁護士と思われる人(名乗りなし)が、財産状況を説明。
 「料亭は借金の担保になっており、自宅は古すぎて買い手は全くつかない。
 裁判所へ納める30万円の他に、債務者からの入金は3万円のみ」という説明。

 やはり、《嗚呼、売掛金の回収の見込みはゼロ》
 “不動産売り”をもう少し粘ってみる。
 次回の開催期日を裁判所と管財人で協議、○月○日△時※分と決定した。

【続いて、債務者個人の返済について……】
 ここで所員が来て「下位者としての集会は終わりです。この後は“個人の債務”の協議となりますので、ご退席お願いします」

《え?もう終了?》
《債務者の謝罪、債権者の意見聴取、債権者への確認》はないの?》


 ……私の初体験は5分足らずで終わった。

 あっけに取られて、言われるままに退室してしまったが、異議や質問をすればよかった。
 返済状況や債務報告などの書面は全くなし。
 ガキの使いじゃあるまいし、雨の中、片道1時間弱かけてきた意味は全くなし!


 債権者はたくさんいるはずだが、私一人とは!
 皆、《行っても無駄》と知っていたのだろうか?
 通知書を何社に送ったのだろうか?

 借金本人がヨロヨロでなくてよかったとは思う。(2年ほど前に脳梗塞で半身がやや不自由だった)
 破産という状況は無念だろう。今後、何とか生活していってほしいと思う。
 でも、一言、謝って欲しかったなあ。

 許せないのは、管財人と裁判所の協議(会合)への姿勢(方向・ベクトル)
 確かに、《負債者が今後生活を立て直す準備や方向性も持たせる》意味はある。
 しかし、債権者は被害を被っているわけで、こちらへの配慮を全く感じない。

 全くの無駄な半日だった。
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やめた方が良いと思うし、やめてほしい(それ、凄く嫌)

2024-05-27 20:54:04 | 時事
 (今のK氏を支持する気は全くないが)
 野党の国会議員として、与党をあれこれ批判するのは良いとしても、長として主導するのは嫌だし、迷走する気がして仕方がない。
 周囲は止めなかったのかな…
 
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光る君へ 第20話「望みの先に」

2024-05-22 14:27:39 | ドラマ・映画
 恋愛大河ドラマ……それはそれで面白い

母を斬殺された悲しみ、社会の理不尽さの中でも前向きに生きるヒロイン・まひろ
・母が目の前で虫けらのように殺され、その犯人の権力者・藤原兼家の次男・道兼は何の咎めも受けない
・まひろは利発であったが、女性ということで社会的に身を成すことができない
・散楽などを通じて道長と知り合うが、母を殺した男の弟という因縁や身分の違い
・父・藤原為時は真面目で博学だが、世渡り下手で無官が長い

【ここまでのざっくりとした感想】
・直秀(散楽一座の座員、義賊)で主要人物になるかと思ったが、役人に殺害され、あっさり退場。まひろと道長の仲を取り持っただけだった。まひろに散楽などの脚本に興味を持たせる役割もあったが。
・「藤原」姓が多すぎて、人物の判別把握が困難
・段田安則が上司だったら嫌だなあ

で、20話はミステリー色が強かった
花山法皇と知らずに矢を射った藤原伊周・隆家の処分が緩いことに不満を感じた詮子(吉田羊)の策略
①詮子が「断罪せよ」と道長に訴えるが、温情も必要だとやんわり拒否する道長。思案する詮子。
②詮子が病に臥せっているのを倫子(黒木華)から聞いた道長が見舞う。その際、「できた妻だが、倫子はいささか口が軽いのぉ」と漏らす詮子
③詮子の周囲に“悪しき気を感じると、倫子が屋敷の探索を命じ、呪詛を発見する
④呪詛の件を知った道長は、姉の狂言だと悟り、この件については内密にするよう告げ、倫子に一任する
⑤藤原実資(ロバート秋山)が帝に「伊周が道長と詮子に呪詛を掛けた」と捜査報告
➅伊周が「呪詛に関しては潔白だ」と道長に訴える
⑦道長は、伊周の妹の中宮・定子(高畑充希)を帝に引き合わせ、情に訴える
⑧帝の恩情により、伊周と隆家は地方に任官(左遷)に決まる
 ………呪詛・病床に伏せるのは詮子の狂言で、「倫子は口が軽い」という言葉などから、その意図《大事(おおごと)にせよ》を察した倫子が協力

 気になったのは、倫子が詮子の狂言に気づいたのはいつなのか?
 まず、倫子が大きな動きを見せたのが、「悪しき気が漂っておる。調べよ」と屋敷を調べさせた時。
 このシーン、私は《この時代の人は、そういう超常的な霊感を持っているのか。安倍晴明も幅を利かせているし》と感心したが、いや、霊的センスはなくとも、そういう呪詛的なモノを信じていたので、呪いを掛けられている可能性を感じたのかもしれない。とにかく、詮子の身を案じての行動だと思った。
 しかし、後々の事の運びを考えると、呪詛札自体も詮子が仕込んだ狂言だということを察し、詮子の考えを忖度して協力したと考えるのが妥当である。その行為は、道長の意に反しても、道長の政敵を排除しておきたかったのだろう。「詮子に協力」と書いたが、詮子の企みを利用したと考えた方が良いのかもしれない。

 倫子の心内を推察できるカット(シーン)が二つある。
 ②の場面の最後に、倫子が心配げに詮子を見やるが、その最後に、僅かに訝しさを示す表情をしていた。
 ④の直前、詮子が倫子の差し出す薬を拒んだ。その薬を女御に下げさせた時、ふと考え、詮子の方に顔を向けた。

   ……②でわずかに疑問を持ち、④で確信し行動に移したのだろう。詮子の言った「倫子は口が軽い」という言葉も確信の度を深めたのだろう。
 全く趣き違うが、熱闘風呂でのダチョウ倶楽部の上島さんの「押すなよ」というお約束コントを思い出してしまった。
 倫子たちが発見した呪詛札を見て、詮子が恐れ慄いていたが、これは視聴者用のフェイク。でも、ない方が良いような気がする。


【ストーリー】
 為時(岸谷五朗)が淡路守に任命され、惟規(高杉真宙)、いと(信川清順)も大喜び。しかしまひろ(吉高由里子)は、宋の言葉を解する父は越前守の方が適任だと考え…。
 一方内裏では、花山院(本郷奏多)の牛車に矢を放った一件で、一条天皇(塩野瑛久)が伊周(三浦翔平)と隆家(竜星涼)に厳しい処分を命じた。さらに、定子(高畑充希)は兄弟の不祥事により、内裏を出ることを命じられる。絶望のふちに立った定子は…

脚本:大石静
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体操五輪代表の選考について(あくまで私見)

2024-05-21 15:55:50 | スポーツ
みんな素晴らしい演技をしていた。皆に五輪に出てほしいと思った人は多かったことだろう。
《女子 最終結果》
1.宮田 笙子 217.162 ★内定
2.岸 里奈 215.526 ★内定
3.岡村 真 213.994 ★内定
4.中村 遥香 212.130 ★内定
5.杉原 愛子 210.359
6.畠田 千愛 209.295
7.相馬 生 208.862
8.山田 千遥 208.195
9.牛奥 小羽 204.993 ★内定
10.棟田 琳音 204.830


本当に僅差の代表選考だった。
以下は私なりに分析した結果である。


全日本2演技、NHK杯2演技の4演技の高得点3つのアベレージが評価点となる 
宮田笙子 跳馬  14.300  14.333  14.300  14.300  14.311①
     平行棒 13.600  13.700  13.766  13.733  13.733②
     平均台 13.600  13.633  13.266  13.300  13.511④
     床運動 13.466  13.166  11.733  12.966  13.199③

岸 里奈  跳馬  13.833  13.866  14.200  14.300  14.122②
     平行棒 13.566  13.666  13.566  13.766  13.666③
     平均台 13.833  13.433  12.766  12.733  13.344
     床運動 12.000  13.266  13.366  13.366  13.333②

岡村 真  跳馬  13.066  13.000  13.000  13.033  13.033
     平行棒 13.266  13.200  13.433  13.333  13.344④
     平均台 13.766  14.233  13.966  14.066  14.088②
     床運動 13.033  12.966  13.000  13.333  13.122④

中村遥香 跳馬  13.000  12.933  12.900  12.900  12.944
     平行棒 13.800  13.666  13.800  13.900  13.833①
     平均台 13.933  14.100  13.333  13.300  13.789③
     床運動 13.233  12.466  12.833  12.033  12.844

牛奥小羽 跳馬  14.033  14.133  14.066  14.166  14.122②
     平行棒 11.466  12.666  12.666  12.566  12.633  
     平均台 12.566  11.533  12.400  12.300  12.422
     床運動 12.800  12.366  12.733  12.533  12.689

杉原愛子 跳馬  13.966  13.866  13.866  13.800  13.899④
     平行棒 12.966  12.766  11.733  11.066  12.488
     平均台 13.200  13.066  13.100  13.666  13.322
     床運動 13.300  13.366  13.266  13.366  13.344①

芦川うらら跳馬  12.800  12.866  12.500  12.466  12.722
     平行棒 10.800  11.800  11.866  11.800  11.822
     平均台 14.100  14.166  14.166  12.766  14.144①
     床運動 12.866  12.766  12.300  12.200  12.644
(得点は全日本予選、決勝、NHK杯1日目、2日目の順)    

跳馬      宮田 14.311 岸 14.122 牛奥 14.122 杉原 13.899 岡村 13.033
段違い平行棒  中村 13.833 宮田 13.733 岸 13.666 岡村 13.344
平均台     芦川 14.100 岡村 14.088 中村 13.789 宮田 13.511
床運動     杉原 13.344 岸 13.333 宮田 13.199 岡村 13.122


 パリ五輪本大会の団体は5人構成で、予選は4選手出場で得点上位3人を採用、決勝は3人出場で得点は3人すべて採用(ひとりもミスできない)。
 五輪代表は選考会(全日本+NHK杯)の個人総合上位4名がまず決定。もう一人は、チームへの貢献度で選ばれる。チーム貢献度というのは、《先に決定した4選手の不得意種目を補える》要素ということ。
 ただし、この貢献度は、五輪本番で予選通過と決勝での上位入賞(メダル獲得)のどちらを重要視するかで異なってくる。メダル獲得を目指しているようなので、決勝での貢献度を選考要素としたと考えられる。

★牛奥を5人目に選んだ場合跳馬を演技することになる。この場合、貢献度は跳馬得点アベレージ5位(4位杉原は牛奥を選んだ場合は不出場となるので対象外)の岡村との比較となる。
 牛奥 14.122-岡村 13.033=1.089
 牛奥の貢献点は1.089

★杉原を5人目に選んだ場合跳馬、床運動ともに、岡村との比較
 跳馬:杉原 13.899-岡村 13.033=0.866
 床運動:杉原 13.344-岡村 13.122=0..222
 0.866+0.222=1.088
 杉原の貢献点は1.088

★芦川を5人目に選んだ場合平均台における宮田との比較
 芦原 14.100-宮田 13.511=0.589
 芦川の貢献点は0.589


     牛奥と杉原の差は……何と!……0.001差

体操の得点は四捨五入なので、これはほぼ同点。
さらに、今回の評価点算出時も3で割った値を四捨五入しており、牛奥の跳馬のアベレージも四捨五入で切り上げを行っていた。
なので、貢献度は全くの同評価と考えて良い。

五輪団体予選は4選手出場となるので、起用に応用が利く杉原の方が貢献度が高そう。
さらに、経験豊富な杉原は精神的支柱となり得るので、杉原を選んだ方が良いと考える。
選手の怪我の可能性を考えると、杉原を選ぶべきだったのではないだろうか?
(あくまで私見です)

まあ、選考委員会ではもっと厳密なデータを算出して、決定したと思われるので、部外者で素人の私がとやかく言うことではないが。
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おそらく、300万人がグハッっと…

2024-05-14 21:05:27 | 将棋
300万人という数は適当です。
実際はもっと多いかも(←「そんなことねえよ」と突っ込むところです)

 難解な将棋をややリードし、着実にリードを広げていった中盤戦。
 夕方、羽生九段の残り時間は残り50分(持ち時間は4時間)、対する飯島八段は8分。優勢のうえ、残り時間もある。
 ここで41分を投入し▲7四銀!最善手、または最善手に近い手であろう。
 これで、残り時間は9分対8分と持ち時間の優位はなくなったが、勝ちを読み切ったのならそれでよい。

 ところが、その数手後、優位をふいにする悪手を指し、一気に形勢互角。
 先の長考の読み通り指し進めたのだが、その手順に読み抜けがあったと思われる。
 ▲7四銀(この手は最善手だった)に30分、更にその後、20分ほど読み直せば、間違えずに指し進めることができたであろう。

 それでも、まだ互角。しかし、この互角というのは、AIがはじき出す数値で、互いSに最善手を指した場合の形勢判断。
 人間の目からすると、飯島八段の指し手は分かりやすく、羽生九段は最善手を続けるのは難しそうだ。
 しかも、決めに行って決まらなかった……流れが悪すぎる。

 駄目かも……60%ほど負けを覚悟した。でも、飯島八段も残り時間は少ないので、羽生九段の強さを考えると、5分以上に勝てるかもと、気を取り直して観戦。
 その期待に応え、、残り時間の少ない中で、ほぼ最善手を指し続け、逆に飯島八段が間違え、勝勢に。
 それでも、将棋は一手の読み落としで簡単に逆転するので、気は抜けない。

 ……当然、羽生九段も気は抜かなかったが、自玉の頓死筋を見落とし、大逆転負け!

 グハッ!

 飛車を渡して必至を掛けたのが間違いで、飛車を渡したので、頓死してしまった。


 勝つことだけを考えれば、あそこで50分も考えずに時間を残しておくべきなのだろうが、あそこで勝ちを読み切る(最短の寄せを目指す)のが、羽生九段の羽生九段たる所以なのだろう。

 これで、王位への挑戦の道は閉ざされた。勝っていれば、4勝1敗で渡辺九段と並び、紅組優勝を掛けて戦うことになっていた。(それに勝つと、白組優勝者とプレーオフ。勝てば挑戦)
 まあ、あと2勝必要なので、今期はがなかったということで……
 リーグ残留ができて良かったと考えよう。(6人リーグで、上位2位までが残留)

 紅組は、最終局を前にして斎藤(慎)八段と佐々木(大)と藤本五段が3勝1敗で並んでいたが、
 斎藤八段が藤本五段との1敗決戦を勝利し、佐々木七段も佐藤(天)九段に敗れたので、斎藤八段が優勝。
 挑戦者決定戦は渡辺九段vs斎藤八段となった。
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岸辺露伴 ルーヴルへ行く(映画:2024年5月6日テレビ放送)

2024-05-11 17:11:35 | ドラマ・映画
 岸部露伴シリーズは 『ジョジョの奇妙な冒険』のスピンオフ作品。
 本編(『ジョジョの奇妙な冒険』)がジョジョたちとDIO一派の対決色が強い対して、露伴シリーズは奇譚(不思議な物語)的な色が強い。
 それは、露伴の特殊能力①《相手の経験や能力などを把握する》、②《相手の行動を制限や強制する》という攻撃的、破壊的性質が強くないことにも起因している。
 まあ、使いようによっては相当強力で便利な能力である。実際にも使用しているが「露伴に危害を与えることはできない」などと書き込むと、ほぼ安全になる。と言っても、露伴が好奇心探求心が旺盛なため、危険に近づきすぎて相当なピンチに陥ることが多い。
 漫画やアニメでは、劇的な展開が多い本編(ジョジョシリーズ)が適しているが、実写の場合は、露伴シリーズの方が、奇妙と現実が融合したストーリーを堪能することができる。
 この『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』も奇妙な出来事に伴う謎が明かされていき、面白かった。
露伴自体は、謎を解明するという意思はあるが、それほど強くなく、奇妙の裏に存在する真相を求める探求心・好奇心の方が強いようだが。

 ストーリーは、ひょんなことから(映画では冒頭部分で描かれていたが、説明が面倒なので、“ひょんなことから”ということにします)、「この世で最も黒く、邪悪な絵」の存在を思い出す。露伴の青年期に祖母の下宿で、同じ下宿人の奈々瀬という女性が語っていた最も黒い世界(絵・色)とはどういうモノなのか?……
 思い出すきっかけ(ひょんなこと)となったのが、モリス・ルグランの“黒い絵”(←タイトルはあやふや)。カタログかパンフレットでその絵を見て、青春の思い出が蘇ったようだ。
 オークションでその絵を落札したものの、強奪されてしまう。強盗犯は絵の裏をはがしたが、犯行の目当てのモノはなかったらしい。露伴は剥がされた部分に「これはルーヴルで見た黒。後悔」(フランス語)と書かれているのを見て、ルーヴルに行くことにした……

 先にも書いたように、謎や不可解さが後半・終盤に明かされていくミステリー的面白さと、奇妙な世界、ストーリーに浸れ、満足な出来だった。
 露伴と泉京香(担当編集者)のキャラと二人のやり取りも面白かった。


ここからは【ネタバレ要素】を含みます。
 この泉京香……
 厄介ごとを招いたり、自ら厄介ごとに飛び込んだりする。深く考えず行動し、露伴が巻き込まれるパターンもある。
 しかし、持って生まれた運と芯の強さで、それらを撥ね返したり、逃れたりしている。(露伴に助けられることも多い)
 相当、危険な目に遭っているはずだが、そういったことに無頓着。あるいは無自覚。
 今回は、呪いの絵の影響を受けずに済んでいる。
 露伴を敬いながらも、割と対等な口を利いている。

謎が解けていった(融けていった)と書いたが、不明な点もある。
①呪いの絵を描いた山村仁左右衛門の絵は、その呪いの絵を除いてすべて処分されたという。ルーヴル美術館かその関係者が、その絵の存在をどうして知ったのだろうか?
②露伴の祖母が絵を所蔵していたが、呪いを受けなかったのだろうか?
③仁左右衛門の絵を見て触発されたルグランが描いた絵から浮き出た黒の顔料によって強盗犯は変死した。優れた贋作師は呪いも再現したのだろうか?
④仁左右衛門の妻が彼の怨念を昇華させるために奈々瀬として現れたと考えられるが、露伴の青年期に現れた時には、絵の存在を示唆しただけで、絵に対しては具体的には何もしなかった。
 「この世で最も黒く、邪悪な絵」と語っていたので、やはり、仁左右衛門の妻と考えるのが妥当か?
 ただし、露伴が彼女にヘブンズドアが使用できた(露伴は当時の悲劇を知った)。ヘブンズドアは死人には使えないはず。
 となると、仁左右衛門の妻の霊が奈々瀬の身体を借りて蘇ったのだろうか?
⑤(疑問点ではないけれど)呪いの具現化が、本人だけでなく祖先の過去に因果に及ぶという設定は、少し強引。


【ストーリー】(番組サイトより)
 特殊な能力を持つ漫画家の岸辺露伴は、青年時代に淡い思いを抱いた女性からこの世で「最も黒い絵」の 話を聞く。それは、最も黒く、そしてこの世で最も邪悪な絵だった。
 時は経ち、新作執筆の過程で、その絵がルーヴル美術館に所蔵されていることを知った露伴は、取材とかつての慕情のためにフランスを訪れる。しかし、不思議なことに美術館の職員すら「黒い絵」の存在を知らなかったが、データベースでヒットした保管場所は、今はもう使われていないはずの地下にある「Z-13 倉庫」だった。 そこで露伴は「黒い絵」が引き起こす恐ろしい出来事に対峙することとなる..…

監督 渡辺一貴
脚本 小林靖子
原作 荒木飛呂彦
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霊験お初(2024年5月4日)

2024-05-09 10:17:12 | ドラマ・映画
 原作は未読。
 犯行動機……というか、悪霊の怨念があまりにもひどい。怨念なので、そういうモノなのかもしれないが……

 下手人(げしゅにん)……聞き慣れた言葉だが、漢字で書くとピンとこない。特に、私は将棋が趣味なので、上級者を表す“上手(うわて)”に対する“下手(したて)”と読んでしまう。相撲好きならまわしを掴む“上手(うわて)”、“下手(したて)”と読んでしまうのではないだろうか。“下手”=“へた”とも読むなあ。
 その下手人だが、主人公のお初たちより100年前、生類憐みの令(5代将軍徳川綱吉が発布した殺生禁断の令。1685年以後しばしば発令。特に犬を大切にし、犯す者は厳罰に処した。綱吉の死後、廃止)が発令されていた頃の浪人(元・侍)の内藤安之介。
 子どもが犬に襲われているのを見かねて、助けるため犬を斬ってしまった。そのため、士官を解かれ浪人に身をやつし、《自分は正しいことをしたのに、こんな不遇な目に遭った。世の中が悪い》と、心が廃れていった。
 心が壊れ、辻斬りを行う。赤穂浪士を警戒した吉良家に用心棒の話があったが、剣技の試験で、血気が過ぎて、相手を滅多打ちにしてしまい、士官ならず。更に心が壊れ、辻斬りで憂さを晴らす。挙句、こんな間違った世の中では、《家族も地獄だ》と思い込み、その地獄から解放しようと、妻、子どもふたりを斬殺。その士官試験に居合わせた、安之介を心配した吉田沢衛門兼貞が駆けつけ、安之介を斬った。(もっと早く駆けつけろよ!)

 発端は気の毒だったが、その後は非道すぎる。
 辻斬りの被害者たち、安之介の家族、100年後乗り移り、関係ない子供を殺害。乗り移られた者は殺人者となってしまった。


 お初や古沢右京之介、六蔵の活躍より、最後の悲劇は回避でき、何となくほんわかした雰囲気で終了したが、理不尽に殺された者たちの不憫さを振り返ることはなかった。
 そこまで強い怨念なら、死後、綱吉かその関係者を祟れよ!

【細かい疑問、突っ込み】
・ドラマ冒頭、武家屋敷の火事に巻き込まれた時、黒い影の少女に導かれ、逃げまどう人々を率いて無事、屋敷から脱出した。その場面を南町奉行根岸肥前守を目撃、お初の霊力?を見込んで奇談怪談の収集を依頼する運びとなったが、なぜ、根岸肥前守の方に逃げなかったのか?なぜ、根岸肥前守はお初を助けようとしなかったのか?お初が逃げた方向が安全だったのなら、根岸肥前守がいた方は、危険だったのではないだろうか?無事、助かったのだから、どちらに逃げてもよかったのでは?あの黒い影の少女は誰?火事現場にお偉いさんが現場にいるものなのだろうか?
・吉田沢衛門兼貞は赤穂浪士で吉良家を内偵に来ていた。兼貞は試験の場で安之介と偶々、見掛けただけで全く縁は無し。実際に安之介を斬ったとはいえ、100年後も内藤家を心配するモノなのだろうか?
・“死人憑き”の設定だったが、2人目、3人目は生きる気力が薄くなったとはいえ、生きている人間に憑りついていた


【ストーリー】(番組サイトより)
 日本橋通町一膳飯屋“姉妹屋”の看板娘・お初(上白石萌音)は、岡っ引きの兄・六蔵(満島真之介)、ともに店を営む義姉・およし(野波麻帆)と3人暮らし。ある日、宴会の仕出しを頼まれ、とある武家屋敷に赴いたところ、火事に巻き込まれてしまう。荒れ狂う炎に飲み込まれそうになったとき、お初は突然、無数の黒い影に取り囲まれる。それは炎に焼かれて命を落とした人々の残留思念で、お初はあやうく道連れにされかけるが、黒い影の少女が逃げ道を示してくれたおかげで、逃げまどう人々を率いて無事、屋敷から脱出することができた。こんな不思議な体験は初めてのことで、お初は戸惑う。
 翌日、姉妹屋に年配の武家が訪ねて来る。彼は南町奉行根岸肥前守(坂東彌十郎)と名乗り、お初に奇談怪談の収集を手伝ってほしいと頼む。実は、肥前守はかねてから不可思議な出来事を書き記しており、前日の火事の現場で偶然、お初を目撃。お初には不思議な力“霊験”があることを見抜いたという。
 肥前守はさっそく“死人憑き”について調べてほしいとお初に依頼する。最近、深川で死んだはずの男が息を吹き返すという不可思議な出来事があったらしい。お初は肥前守からサポート役にと遣わされた与力見習いの古沢右京之介(京本大我)とともに死人憑き事件を調べはじめるが、右京之介はどこか頼りなく、お初はあきれてしまう。やがて“死人憑き”によると思われる、殺人事件が発生して…!?
 そんな中、肥前守のもとに不気味な情報が舞い込む。赤穂藩主・浅野内匠頭が切腹した屋敷の庭にある岩が夜ごと震える…という奇怪な現象が起きているというのだ。肥前守とともに現場に赴き、鳴動する岩に触れたお初。その瞬間、お初の目の前には100年前、白装束の浅野内匠頭が切腹する場面が広がり――。殺人事件と“死人憑き”、『忠臣蔵』と“震える岩”、2つの“謎”は大きくうねりながら、やがて思いもよらぬ結びつきを見せて…!?

脚本: 浜田秀哉
制作: テレビ朝日 東映
【原作】宮部みゆき『霊験お初捕物控』……新人物往来社『別冊歴史読本』特別増刊の雑誌『時代小説』1992年冬号と1993年春号に「百年目の仇討ち始末」の題名で発表され、1993年9月30日に『震える岩 霊験お初捕物控』に改題されて、新人物往来社から単行本が刊行された[1]。1997年9月に講談社文庫版が発売された。
(ウィキペディアより)
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