英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

札幌か?東京か? 2020東京五輪・マラソン

2019-10-31 22:54:51 | スポーツ
いきなりの東京五輪・マラソンの開催地の変更だった。
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10月16日、IOC「札幌での開催を検討する」と発表、
10月17日、IOC・バッハ会長「(日本の)組織委員会との協議の結果、マラソンと競歩の会場を札幌に変更することに決めた」と述べた。
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理由は「選手たちの健康を守るためだ」(バッハ会長)
また「日本側(組織委員会)の同意を得ている」(バッハ会長・16日の談だったと思うが、いまひとつ曖昧で17日だったかも)
 この時点で、記事で書こうと思ったが、ズルズルと今日に至ってしまった(←いつものこと)が、今、この記事を書いているのだがこの時(17日ごろ)思ったこととほとんど変わっていないことを強調しておきたい。
 と言うのは、バッハ会長の主張の「選手の健康が第一」という論理は反論し難い正論だという風潮だったが、最近になって「コースを札幌に変更するのが正しいのか?」という疑問の声も上がってきており、それに乗っかって書いていると思われたくないからだ(←人間が小さいなあ)


1.コースを札幌に変更すべきか?
 札幌と言えどやはり暑く、フルマラソンのコンディションとしては厳しいことには変わりがないが、札幌は東京より気温が低く、マラソンのコンディションとしては札幌の方が良いというのは間違いない。
 1987年より8月下旬に北海道マラソンが開催されているという事実も「札幌に変更」論を後押しししている。東京都の準備する暑さ対策では効果が期待できないと考えざるを得ないここ最近の猛暑だったし。、
 「アスリートファースト」(小池知事もよく使用したように思う)の考えで、札幌にコース変更は妥当だという意見が多かった。

 しかし、運営側も選手側も東京の猛暑に対して、「過酷なコンディションを克服する」と決意・対策を練っていたのである。
 では、なぜ、開催まで1年を切ったこの時期に急遽変更したのか?
 ……ドーハの陸上世界選手権の女子マラソンでで、棄権者が続出したことがコース変更の動機と言う。

 出場した68人のうち完走したのは40人で、強豪のエチオピア勢の全員が棄権するなど4割を超える28人が途中棄権。優勝タイムの2時間32分43秒は、世界選手権史上最も遅いタイム。
 11位で完走した中野円花選手は「これまででいちばん過酷なレース」と。日本代表の武冨豊コーチは「こういうレースは二度と走らせたくない」と話していた。
 実際のコンディションは、男子マラソンが行われた頃は割と涼しかったが(川内優輝選手は逆に誤算だったと)、女子マラソンが実施された頃は、夜になっても気温が30度を超え、湿度も70%以上という暑さだった。


 この「気温30度、湿度70%以上」は、真夏の東京で早朝5時にスタートしたとしても、大いにあり得る気象条件である。ドーハのマラソンを見たバッハ会長が「東京でマラソンを実施するのは危険」と思ったのも無理はない。

 しかし、私は
「ドーハの状況⇒東京から札幌に変更」と即断するのには大いに疑問を感じている。

1.ドーハ世界選手権マラソンの考察
 陸上の世界選手権は大きな大会で、五輪に次いで重要と位置づけされる大会である。しかし、“世界選手権のマラソン”はどうかと言うと、そうとは言い切れない……と言うより、他の陸上種目に比べてレベルは低い。
 もちろん、トップレベルの選手が出場しない訳だはないが、夏の過酷なマラソンはダメージが大きいと敬遠する選書も多い。また、出場する選手も重要視せずに調整不足だったり、暑さ対策を怠る選手も多いようだ。
 そんなわけで、世界選手権におけるマラソンはややレベルが低いと言える。(余談にはなるが、世界選手権と言う冠の割にはやや低いレベルのマラソンにも関わらず、『8位以内に入賞した日本人選手の最上位を翌年の五輪の代表に内定する」という大甘な選考基準を設けたせいで、代表選考が迷走したこともあった)
 つまり、ドーハのマラソンもそういう状況で、実力の低い選手や調整不足や暑さ対策を怠った選手が多かった可能性がある
 もうひとつ考慮しなければならないのが、「真夜中(午前0時)開始のレースは体調の狂いを引き起こしたのでは?」とういこと。
 予め、睡眠や食事などの生活パターンを変えて準備するという対策は出来るが、それでも、人間の体内時計とのズレもあり、もしかしたら暑さに対処することより難しい可能性もある。暑さよりも軽視して準備を怠った選手もいるかもしれない。
 とにかく、暑さに加えてレース時間の異常さが棄権者続出を引き起こしたのではないだろうか?


2.コース変更、選手にとってはどうなのか?
 それは札幌の夏の方が東京の夏よりもマラソンのコンディションはいいに決まっている。
 しかし、2020年の五輪のマラソンは真夏の東京開催ま前々から決定しており(実際は急遽変更できるものだった)、「暑いから実力を発揮できない」と五輪出場を諦めるトップアスリートは少ないはずで、暑さに対して準備・練習してきたはずで、今さらの変更は、それが無駄になってしまうことになる。

 そもそも、ドーハの「棄権」が問題視されたが、棄権をそれほど問題視することなのだろうか?
 もちろん、棄権した時の状態が、健康に害を及ぼすもの、命が危うくなるほどのモノは駄目なのは当然。また、意識を失って倒れて頭部を強打するなどの危険性もある。
 暑いことは十分承知し、対策を取ってきても、棄権せざるを得なくなる事態は充分考えられる。しかし、五輪に参加するようなトップアスリートならば、体の変調を察知し、棄権、あるいはペースを落とすなどの対処が出来なければならない。
 運営側もランナーの状態を注視し、異常を察知したらドクターストップを掛けるなど対応すべきである。
「棄権」=「経歴に傷」というランナーもいるかもしれないが、「軽度の変調⇒棄権」は「勇気ある決断」と考えるべきだ。

 

3.マラソンコース変更の手順が大いに疑問
 五輪の諸項目の決定権はIOCにあると聞いているが、今回の変更については横暴さを感じる
 マラソンコースの変更という重大事項を、しかも今更、開催地の東京都に何の相談もなく決めてしまうのは、おかしい!
たとえ、開催地変更が正しい判断だったとしても。……思想や目的が正しくても、そのやり方が間違っていたら、その行為は間違いなのである。

 バッハ会長は日本側の同意を得たと言っているが、組織委員会の森会長が同意したことを言っているのだろう。
 エンブレム騒動、陸上競技場騒動、その他当初の見込み予算を大オーバーなど、多くの問題起こったにもかかわらず何の責任も取らない森会長……相変わらずの会長である。前の騒動の時に辞任させておけばよかったのに。
 それはともかく、東京都は遮熱性舗装(逆効果になるという指摘もある)などの暑さ対策で既に300億円を投じている。なのに、何の相談もなく変更決定とは!
 暑さ対策だけでなく、走路としてのコース整備、交通整備など警官や補助員の手配などがすべて無駄になってしまう。

 (札幌変更の決定を発表した時は、IOCと組織委員会は「札幌開催の費用も東京都が出す」と厚かましいことを言っていた)

 東京都だけでなく、急にマラソン開催を振られた札幌市も大変である。
 コースや人員の確保、宿泊施設の確保など早急に始めなければならない。同時期開催の多くの行事、イベントの開催も延期や中止も余儀なくされるだろう。
 今行われている“調整委員会”に札幌市が参加しないのも不思議である。

 IOCは「決定事項」と言い切っているが、はたしてどういう判断が下されるのだろうか?
 札幌開催が決定したら、都民はどんな反応をするのだろうか?(選手の健康が第一だからと、納得してしまうと思うが)




 これだけドタバタ劇を見ると、既に動いている東京五輪は仕方がないとしても、五輪はなくなった方が良いんじゃないかと思ってしまう。
 IOCは大会運営はせずにあれこれ言うだけで、五輪で収益を上げる。その収益の9割が放映権収入で、テレビ局の意向で五輪実施の日程などが左右される。
 この際、競技団体が五輪に参加せず、世界選手権を最高峰の大会として行って欲しいのだが、五輪なしでは競技の人気や競技人口が減ってしまうので不可能だろう。
 ならば、今のIOCを見限って、新たに五輪運営組織を作って、新五輪を開催して欲しいものである。
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【歳時メモ】 今年(2019年)のセイタカアワダチソウ

2019-10-31 14:11:29 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。

 セイタカアワダチソウは今秋は3回目の記事になります。(9月26日10月7日

 今日(10月31日)時点では、黄色が黒ずんで色あせているモノをあちこちで見かけ、≪ああ、セイタカアワダチソウも最盛期を過ぎ、余韻の時期に入ったんだなあ≫と晩秋の気配に少しさびしい気持ちになりました(私は冬が苦手です)
 ところで、ふと気づいたのですが、今咲いているセイタカアワダチソウは草丈が低いものばかりでした(今日、見た地域に限ります。他の地域は違う可能性もあります)。
………≪おかしいなあ…≫

 実は、9月26日の記事で「今年は豊作の予感」と書きました。実際、10月7日の時点でも順調に育っていて、同じ感触を持ちました。生育場所も広く、密集度も草丈も高かった。
 ところが、本日の状況(草丈が低い)。初秋の私の感触が間違いでなければ、今年のセイタカアワダチソウは、途中から尻すぼみになってしまったことになります。
 原因は……日照不足だと考えます。私の地域の、今週の日照時間は例年の同時期の6割前後だと、気象情報で述べていました。台風の被害はあまりなかったのですが、それでも天候は不順で雨の日が多かったです(気温は高めの日が多かった気がしますが)。

 台風被害の事を思うと、こんな些細なことは全くどうでもいいことだと思いますが、“メモ書き”と言うことでご容赦ください。

 
 
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2019 杜の都 全日本大学女子駅伝

2019-10-30 16:23:52 | スポーツ
 名城大が3年連続4回目の優勝を果たした。盤石の強さだった。
 大東大は3年連続の2位、3位は立命館大。


 レースの内容、大会運営、中継などいろいろ感じることが多かった。

【レース経過など】(敬称は略させてください)
第1区6.6km
 中大の五島が1ランク以上の走力。他チームの選手は関係ないとばかりにハイペースで走る。吉村(大東大)、小林(名城大)、御﨑(立命)が追随したが、しばらくして小林と御﨑が離れ出し、吉村も徐々に遅れだした。
 大局的に考えると、中大は五島の走力は大きな武器だが、チーム全体としては上位を争う力はない。小林に追随した大東大、名城大、立命館はフィニッシュをトップ、あるいは上位で終えるかが目標なので、五島との差を気にする必要はなく、他の有力校に遅れを取らないことを第一に考えるべきだった。(もっと突き詰めれば、他チームとの位置関係にとらわれず、各走者が自分の実力を出し切ることがチームの総合タイムに繋がる)
 大東の吉村も3000m障害で日本選手権優勝者、五島についていくことに拘らなければ区間2位を見込めた。ハイペースで苦しくなり、よく粘ったが区間5位に沈んだ。よく粘ったと思うが、後続集団に追いつかれたときに、負けん気を発揮して、ペースを上げ2位を譲らない頑張りを発揮したが、この頑張りがプラスになったのかマイナスになったのかは微妙。後続集団に付いて一旦、走りを立て直す方が得策なのだが、無理をしたのが功を奏して区間タイムの向上につながった可能性もある。無理に頑張って終盤失速というパターンも多いが、吉村の場合、5位に落ちたもののそれほどの失速はなかった。
 大東大の場合、《常に目いっぱい走る》というのが信条のようで、いつも危なっかしさを感じるが、ほとんどの場合、最後まで走り切ることが多い(しかし、今レースの4区ではその信条が裏目に出てしまった)
 小林(名城大)も自己のペースで走れば、もっといい位置でタスキをつなげたはず。それでも良く粘り9位で、トップと1分差。1分差は中大との差なので、気にする必要はなく、大東大と差が9秒に留まったのが大きかった。
 御﨑(立命)は16位に沈んでしまった(トップとは1分34秒差)。チームはその後盛り返し3位まで浮上したが、それだけに1区の出遅れは惜しかった。基本的に順位よりタイム差が重要なのだが、16番目にタスキをもらうというのは焦りを感じてしまうはずだが、3位で終えたのは見事だ。
 区間2位は橋本(京産大)。おそらく、1区では吉村(大東大)と同等の実力者。五島のハイペースに惑わず想定ペースを守る冷静な走りだった。

第2区3.9Km
 高松ムセンビ(名城大)が一気にトップに立つ快走。実力者の高松が短い2区を走るのはややトリッキーな起用法。高松の調子が上がってこなかったのか、1区のハイペースによる波乱を視野に入れて、悪くても2区を上位で終える安全策だったのか分からないが、ここに高松を起用できるのはチームの層の厚さがあるからこそだ。
 2区を終えてトップの名城大は思惑通りの展開だが、高松は区間トップではあったが区間2位の西山(松山大)とは6秒差、区間3位の飛田(立命大)とは9秒差の僅差だった。また、チームとしても2位グループの日体大(赤堀・区間5位)と大東大(北脇・区間4位)とは7秒差の拙戦状態。やはり高松は完調ではなかったのか?
 1区で1位だった中大は13位に後退した。

第3区6.9Km
 鈴木(大東大)和田(名城大)が互角の走り。区間記録では鈴木がトップで和田が4秒差の2位。チームとしては名城大が3秒先んじてタスキをつないだ。
 3位は日体大だが、両チームとは1分30秒以上も離され、名城大と大東大のマッチレースの様相。

第4区4.8Km
 秋山(大東大)がすぐに追いつき、山本(名城大)と並走状態が続いたが、秋山が遅れだす。ストライドが伸びずピッチも上がらない。かなり差がつきそうな気配。
 1分の差で5区に入りそうだと観ていたが、中継点直前で秋山の走りが明らかにおかしい。力が入らないと言うか、周りの空気が水であるかのような動きのスローさだった。その変調さはさらに顕著になり、運営役員もそばに寄る(手を触れてしまうかヒヤヒヤだった。運営側の判断も難しい)前に進むのも困難になり尻餅をついてしまうほど。(過呼吸を起こしたとのこと)
 何とか、襷を渡すことができ良かったが、トップ名城大(山本・区間1位)とは2分16秒遅れの4位に後退。2位は松山大(2分05秒差)、3位は大阪学院大(2分12秒差)。

第5区9.2Km
 前回、前々回と関谷(大東大)に敗れていた加世田(名城大)が雪辱を果たした。2位は関谷(大東大)で4秒差、3位福嶋(城西大)9秒差、4位佐藤(立命館)21秒差、5位岡田(松山大)35秒差。
 大東大は2位に浮上3位は松山大。4位は立命館が6位から2つ順位を上げた。
 福嶋の区間3位の力走で城西大は15位から7位とシード圏内に浮上。

第6区6.7Km
 区間1位は三ツ木(城西大)で城西大は6位入賞
 2分20秒差で独走状態で襷を受けた名城大・荒井も区間2位の走りで、名城大は盤石の優勝
 大東大はまたも2位。(山賀は区間3位)。
 3区鈴木、5区関谷の実力者、1区の吉村は3000m障害が専門とはポテンシャルは高い。うまく歯車がかみ合えば名城大と激しいトップ争いができたかもしれない。私見だが、1区で大局的走りをし名城大ともう少し差をつけて優位に立てば、その後の展開も違っただろう。
 4位からひとつ順位を上げた立命館も3年連続の3位。これで立命館は17年連続表彰台(3位以上)、10回優勝。立命館も大東大と同じく1区が悔やまれる。そこから盛り返したチーム力は見事だった。


優勝 名城大学   2:04:34
2位 大東文化大学 2:07:05 02:31差
3位 立命館大学  2:07:37 03:03
4位 松山大学   2:07:45 03:11
5位 日本体育大学 2:08:40 04:06
6位 城西大学   2:09:09 04:35
7位 大阪学院大学 2:09:34 05:00
8位 関西大学   2:10:00 05:26
9位 大阪芸術大学 2:10:32 05:58 シード権に32秒及ばず



【中継で気になったこと】
2区での実況
 2区で「トップと1分差の9位でタスキをもらった高松が短い距離でトップに立った」というのは事実だが、「高松が1分差を一気に逆転しトップに立った」という実況は不正確だ。
 1分差があったのは1区で独走状態のトップに立った中央大学。その中央大学のランナーはこの第2区では振るわず、早々と、確か日体大にトップの座を明け渡していた。その後、間もなく高松も中大選手をかわした。“1分差を逆転”したのはこの時点で、実況の状況はアナウンサーが叫んだより前に実現しているのである。
 逆に、実況で「1分差を逆転」と叫んだのは日体大を追い抜いてトップに立った時で、中継点での日体大と名城大との差は14秒しかなく、この表現は不正確である

CMの挿入
 民間放送なのでCMが挿入されるのは仕方がない。
 『名探偵コナン』など30分枠番組だと正味は約24分(提供の字幕が流れるのをカウントするかどうかで時間は上下する)、1時間枠(54分枠)ドラマだと正味45~46分、2時間サスペンスだと1時間30分~1時間40分。およそ正味は8割、つまり2割がCMの時間ということになる。
 今回の中継では、少し走りを観た後、CM。で中継再開されたかと思うとまたCMという印象が強かった。
 そこで、この駅伝中継をカウントしてみると……
中継 1分31秒 CM 2分
中継 2分05秒 CM 2分
中継 7分58秒 CM 2分
中継 5分09秒 CM 2分10秒
中継 23分50秒 CM 2分
中継 3分33秒 CM 2分
中継 2分01秒 CM 2分
中継 14分10秒 CM 2分
中継 1分13秒 CM 2分
中継 14分27秒 CM 2分
中継 5分14秒 CM 2分
中継 1分28秒 CM 2分
中継 43分45秒 CM 4分15秒
    ――合計――
中継 126分24秒 CM 26分25秒
 (若干の誤差はあるかもしれない)
 放送枠が2時間35分(2時間30分と見るべきかも)なので、その2割は……155分×0.2=31分。実際は26分25秒だったので、CM時間は少なめだった……
 でも、中継の細切れは止めてほしい。

【運営に関すること】
 他の駅伝でも思うことだが、コース変更、区間変更はできるだけ避けてほしい。
 交通事情や環境保全などの止むを得ないこともあるかもしれないが、レースの面白さを増すために変更することは止めてほしい。そんな理由で、過去の大記録が参考記録扱いになるのは残念である。

【その他】
 この日はたくさんの大きな競技・大会が実施され、仕方がないかもしれないが、新聞記事(本文)が約150字だったのは悲しかった
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相棒 season18 第3話「少女」

2019-10-25 22:26:56 | ドラマ・映画
 脚本家の神森万里江氏は今話が相棒3作目。
 過去2作(season17「辞書の神様」「10億分の1」)では、人間ドラマに重点を置いているようで、サスペンスとしてはやや物足りないが、登場人物の心理を深く掘り下げ、丁寧にストーリーを構築していた。(「10億分の1」では、奇跡的過ぎる要素があり、視聴後引っ掛かりを感じたが)

 今話も島村(三浦誠己)が真犯人ではなかった(致命傷を与えていなかった)という捻りはあったが、事件を辿る単調な展開でサスペンス性は低かった。。まあこれは、島村と明菜(大島美優)の共鳴・共感を丁寧に描く為には仕方がないことかもしれない。
 サスペンス性は低かったが、明菜の行動から彼女の心理を読み解く推理は興味深く、人間ドラマとしては面白かった。



明菜……妹が亡くなった悲しみと、助けてやれなかったという後悔の念
島村……恋人を自殺に追いやった卑劣な奴らへの怒り、恋人を失った悲しみ

……悲しみの深淵でもがき苦しむふたり⇒行きつく先は自らの命を断つこと


 少女の行動の軌跡(犯人を恐れない、真犯人にも手向かった)を辿り、少女の悲しみや覚悟を推察する右京、冠城。
 特命係のふたりの尽力(大げさな表現かも、良い言葉が思いつかなかった)により、島村は殺人を犯していないことが明らかになり、明菜の母の心情を知ることが出来、大切な人の死を昇華させ前に進むことが出来たふたり。

 ≪単調なストーリーで、マイナス点の多いレビューになりそうだなあ≫という感触を逆転させる結末であった。
(明菜の葛藤が、若干、独りよがりな点もあったが)
(あまり楽しい思い出もなく短い生涯を終えてしまった妹はかわいそうだった)

 
【些細な疑問】
少女が死に場所を求めて出かけるのを察知し、玄関の外で待つ特命係のふたり……どれだけの時間、待ったのだろうか?


第1話第2話

【ストーリー】番組サイトより
猫が縁で知り合った少女が誘拐された
幼い命を救うため特命係が動き出す!


 益子(田中隆三)から飼い猫の捜索を依頼された右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、郊外の一角で無事に猫を保護。
 後日、益子と連れ立って、保護に協力してくれた小学生・明菜(大島美優)に礼を言うためマンションを訪れる。すると、隣室で殺人事件が起き、偶然居合わせた明菜が連れ去られてしまったことが分かる。容疑者は、島村(三浦誠己)という警備員の男。動機は、恋人を卑劣な手段で自死に追い込んだ被害者男性への恨みと推察された。
 右京と亘は、島村が明菜に危害を加えるのではないかと捜査に乗り出す。すると、島村の恋人の自死をめぐって、意外な事実が浮かび上がってきて…!?

恋人の恨みを晴らした殺人犯が少女を人質に!?
いっぽう、少女には誰にも言えない秘密が…
殺意の先にある予想だにしない真実とは?


ゲスト:大島美優 三浦誠己

脚本:神森万里江
監督:権野元
コメント (2)
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相棒 season18 第2話「アレスの進撃~最終決戦」

2019-10-22 17:05:37 | ドラマ・映画
《ここ数年、疲弊を感じさせる脚本家の輿水氏》
《前後編モノは構成のバランスがとりにくく、冗長なストーリーになりがち》
という不安要素があったが、頑張った方ではないだろうか
←思いっきり上から目線…お許しを



1.浦島太郎になぞらえたストーリー(評価して良いのか、若干、躊躇するが)
・冒頭の少年たちの“乙姫たちはテロリスト”……乙姫がテロの主犯で連続殺人鬼でもあった
・右京の竜宮城体験……薬物“ロシアンルーレット”を盛られ、トリップ
・玉手箱……ロシアからの贈り物は開けたら臨界状態になるプルトニウム製の玉手箱(爆弾)だった
   話がそれるが、「なぞらえる」は「準える」と書くことを初めて知った

2.意外な?連続殺人の犯人
 「“素手でほぼ一撃で殺害”という手口から犯人は岩田(船越英一郎)しかいない」と思われるが、そんな単純なストーリーではないと相棒ファンなら思うところ。
 となると、冒頭の「乙姫たちはテロリスト」、岩田の回想シーン(娘がアスレチック場での遊具を巧みにこなす)から、真犯人が誰かの想像は容易い。岩田の回想シーンはもう少し終盤の方が良かった。

★marumoriさんが提示した後編のポイントについて
〇「信頼と友好の館」の、甘村井の目的は?
……私の記憶が曖昧になってきてはっきり言えないのですが、思想や目的については語られなかった
〇洞爺湖で行われる「防衛技術振興協会シンポジウム」や片山雛子の計画している“武器輸出”との関連は?
……玉手箱で脅して、難民の援助資金を得ようとした
 武器製造や売買を阻止を諦めて、資金で妥協。
 チャーチルやヒトラーを例に出した《戦争は必要悪》という理屈は説得力を感じなかった
 「気〇がいに刃物」「馬○に核兵器」は勘弁してほしい
 
〇岩田父娘の過去は?
……岩田がミナ(北香那)に殺人格闘術を教え、さらに自分たち親子がアレス的な殺戮者の性質があることを語っていたが、ミナが父を毛嫌いした因は語られなかったように思う。岩田が言うには、人を殺害したことはなかったらしいし。

〇甘村井や若者たちを殺害したのは、本当に岩田なのか?
……上述の通りでした


 さて、前記事で「スマートフォンを海に流して、右京の関係者に居場所を知らせるのは無理がありすぎる」とか、今回「真犯人は見当がついてしまう」「戦争は必要悪はどうかと思う」などとケチを付けたが、今回の話で一番疑問に感じたのが、『連続殺人の動機が弱すぎる」こと。
 そもそも、「信頼と友好の館」の思想、目的、活動がはっきりしないし、ロシアの武器密輸もおかしな点が多かった。モールス信号でやり取りできるほど接近できるのなら(自衛隊に見つからないのか?)、アザラシ死骸を利用する必要はないだろう。不確実だし。見返りの金はどうしたのだろうか?
 アザラシの死骸は大量に見つかったはずで、他の武器はなかったのだろうか?

 で、一番の問題は殺戮の動機……「怖気づいたから」らしいが、それだけで殺すの?(まあ、だから“アレス”なのだろうが……)
 フェイクの犯人の岩田がいるとは言え、連続殺人のリスクは大きいぞ。それに、パトロンの甘村井(団時朗)は必要なのでは?



【不必要な?突っ込み】
・よくよく考えると、最初の岩田親子と冠城の遭遇シーン(岩田がサキを連れ出そうとしたシーン)で、冠城がそれを妨害しなければ連続殺人は起こらなかったのでは?
・ラストシーン近くで、特命のふたりがもっと真剣に探して岩田を見つければ、ミナは死ぬことはなかった


第1話

【ストーリー】番組サイトより
連続殺人の舞台と化した最果ての島…
元レンジャーの魔手が迫り、特命係は未曾有の危機と対峙する!


 右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、連続殺人の容疑が掛かった岩田(船越英一郎)を囮に、事件に関する情報を集めるため“信頼と友好の館”内部を捜索することに。すると、ミナ(北香那)らメンバーの部屋から、片山雛子(木村佳乃)がとある協会の顧問に就任したことを伝える週刊フォトスを見つける。
 その意味を推理する中、2人は、館のメンバーが利用していた漁師小屋で、海上の船から発せられているモールス信号を目撃。解読の結果、それがロシア語を意味しているのではないかと考えた亘は、社美彌子(仲間由紀恵)に解読を頼むことに。
 さらに、特命係を追って天礼島に上陸した捜査一課の伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)が合流。連続殺人の背景が徐々に明らかになっていく中、事態が急変する。ミナを連れ戻すため強引な手段に出ている岩田が、警察に保護されている館のメンバーの前に再び姿を現し…!?

事件の背景に見え隠れする巨大権力の影
ロシアから送られたメッセージには危険な秘密が!

極北の地を舞台に、特命係vs最強連続殺人犯の最終決戦が始まる!!


ゲスト:船越英一郎 木村佳乃 北香那 団時朗

脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
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しばらくお待ちください

2019-10-17 21:11:31 | 日記
 台風15号による被害は甚大で、……言葉では表現できないですが、多くの人が、悲しい思い、大変な思いをされています。
 東日本大震災、熊本震災、昨年の西日本豪雨、台風21号(大阪直撃)、今年の台風15号、19号……その他震災、豪雨、噴火など災害が多数起こっています。

 復旧、復興が少しでも早く進み、そして災害に遭われた方々の傷が癒えるよう願っていますが、願うだけでほとんど何もできずにいます。
 被災地でボランティア活動をされている方は本当に偉いと思います。

 ≪日々の生活(生計を立てるための仕事)に追われて、被災地に赴く時間もないし、たとえ行けても、役に立つだけの体力も技術も知識もないから≫と尤もな理屈を構築しています。でも、ボランティア(支援)されている方は、≪何とかしたい!≫という強い気持ちで行動を起こしているのだと思います。
 その一方で、≪災害で困っている人は世界各地にごまんといる。その人たちすべてを助けに行けるのか?無理だろう≫と、詭弁的な言い訳を考えたりもしています。

 で、結局、≪義捐金を寄せたり、機会があれば被災地の作物を買うなど、出来る範囲の行動をして、あとは普通に過ごすのが良いのだろう≫という納得じみた気持ちに辿りつかせています。

 でも、私も流石に年をとったのか?あれこれケチをつけるドラマレビューを書いたり、将棋やスポーツであれこれ感想を書くという意欲が、上記の葛藤を上回るに至っていません。
 あ!今回の記事(文章)ですが、他の皆様(日常生活を送っている方々、ドラマレビューなどを書いているブロガーさん、ラグビー日本代表の決勝トーナメント進出に喜ぶファン)を批判しているわけではありません。あくまでも、私自身の気持ちです。
 わざわざ記事にするのも偽善めいているような気もしますが、marumoriさんのコメントを放置しており、申し訳ない気持ちもあり、記事が滞っている理由を説明しておきたい気持ちもあります(もしかしたら記事が止まっていて、心配している奇特な方もいるかもしれません)。
 書くことで気持ちを整理できますし。

 そんなわけで、もう少しお待ちください。
 (仕事は普通にこなし、昨日も王将戦の豊島名人対羽生九段戦も観戦応援しました)
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相棒 season18 第1話「アレスの進撃」

2019-10-10 17:58:44 | ドラマ・映画
初回は“馴染みの顔”(レギュラー陣)の顔見せも一つの楽しみだが、その中に、月本幸子(鈴木杏樹)と大木刑事(志水正義)がいないのが淋しい…

 番組サイトのストーリー紹介で、木村佳乃さんがゲスト扱いとなっていたので、単なる顔見せではなく、武器(兵器)取引云々が今回の連続殺人と関わりがあるのだろう。
 第1被害者の甘村井(団時朗)が主催する財団・“信頼と友好の館”は、日本とロシアの交流を目的らしいが、施設の割には若者が数名いるだけで、事務や調理師など職員が見当たらない。活動しているのか怪しく、岩田(船越英一郎)が疑うのも無理もない。
 若者たちの素性も思想も明かされず、アザラシの惨殺とどういう関連があるのかも不明(兵器開発と関係がある?)。

 で、消息を絶った右京のスマートフォンが秋田に流れついたことから、潮流を計算し、北海道付近に浮かぶ“天礼島”に出向いた冠城(反町隆史)と財団のメンバーのミナ(北香那)の父・岩田(船越英一郎)が財団に接触したことで、事態が動き始め、連続殺人が発生した。
 当の右京は“ロシアンルーレット”なる違法ドラックモドキを盛られ、ラリッて一週間の竜宮城体験をするという“体たらく”(笑)
 おかげで、右京が正気に返るまで、訳の分からない状態がずっと続き、最近の『相棒』に漂う“じれったさ”が充満してしまった


 『相棒』における前後編モノはじれったさが強く、2回に亘ってじれったさを我慢させられた割にはその真相も大したことがなく不満が大きい(この傾向は『相棒』に限らない)。
 そう言えば、昨年の初回も前編後編モノで、上記のような不満が多かった。
 今回は、連続殺人発生と事態が動いたので昨年よりマシだが、脚本が輿水泰弘氏なので不安である(昨年の初回SPも輿水氏)



【細かな感想】
・スマートフォンの漂着位置と海流から“天礼島”に当たりを付けるのは都合良過ぎ
・殺害の手口が素手で一撃(羽交い絞めで首の骨を折る)ということから、犯人は岩田しかいないようだが、“相棒的”にはそうではないはず。
 となると、連続殺人犯の正体や犯行手口が気になる


【ストーリー】番組サイトより
行方不明の右京 手掛かりは北海道の離島に!?
元レンジャーの怒りが恐るべき連続殺人の幕開けを告げる!


 右京(水谷豊)が突然、消息を絶って1週間。亘(反町隆史)は、何者かによって海に流された右京のスマートフォンが秋田に流れついたことから、潮流を計算し、北海道付近に浮かぶ“天礼島”にあたりをつける。
 すると亘は、島に渡って早々、男が若い女性を連れ去ろうとしている現場に遭遇。何とか拉致を防ぐが、男は姿を消してしまう。聞くと、事なきを得た女性・ミナ(北香那)は“信頼と友好の館”という日本とロシアの交流を目的とした財団のメンバーで、男は岩田(船越英一郎)というミナの父親。自衛隊の元レンジャーである岩田は、甘村井(団時朗)という男が主催するその財団を怪しみ、ミナを連れ戻しに来たのだという。
 思わぬ騒動に巻き込まれた亘は、岩田の存在を気に掛けながらも、右京の捜索を続行。島の海岸にアザラシの死骸が頻繁に流れ着いている事案を耳にし、右京もその不可解な一件を調べに来ていたことが分かる。そんな中、館である遺体が発見され、それをきっかけに思いも寄らない連続殺人が幕を開ける。

行方不明になった右京に命の危機が迫る!
そして、父娘の衝突が惨劇の呼び水に!?

最果ての島を舞台に、それぞれの思惑が交錯する!!


ゲスト:船越英一郎 木村佳乃 北香那 団時朗

脚本:輿水泰弘
監督:橋本一
コメント (2)
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直近1年のタイトル実績(活躍度)ランキング

2019-10-09 14:00:25 | 将棋
 以前、年度ごとの「活躍度ランキング」というものを作っていましたが、今回はそれとは別です。(「活躍度ランキング」も作りたいと思っていますが…)

 現在、2019年10月9日ですが、直近1年間(2018年10月頃~2019年10月初旬)をランキング期間。
 タイトル戦としては王将リーグ、竜王戦7番勝負(2018挑戦者決定トーナメントは対象外で今期のトーナメントを対象とする)~王座戦決着まで。


(便宜上、1位~4位で表示、段位等は省略。トーナメント表やリーグ表を掲示するのは大変なもので…)
≪直近より遡って表示≫
竜王戦 挑戦権:豊島 次点:木村 ベスト4:渡辺、永瀬   〇広瀬-羽生(前年度)
王座戦 挑戦権:永瀬 次点:豊島 ベスト4:羽生、佐藤天  ○永瀬-斉藤
王位戦 挑戦権:木村 次点:羽生 ベスト4:永瀬、菅井   ○木村-豊島 (永瀬、菅井は紅白リーグで同率決戦敗退)
棋聖戦 挑戦権:渡辺 次点:郷田 ベスト4:久保、菅井   ○渡辺-豊島
叡王戦 挑戦権:永瀬 次点:菅井 ベスト4:渡辺、郷田   ○永瀬-高見
名人戦 挑戦権:豊島 次点:羽生 3位広瀬 4位糸谷    ○豊島-佐藤天
(各組昇級者 渡辺、木村、千田、永瀬、近藤誠、杉本、及川、佐藤和、石井)
棋王戦 挑戦権:広瀬 次点:佐藤天 ベスト4:黒沢、三浦  ○渡辺-広瀬
王将戦 挑戦権:渡辺 次点:糸谷 3位広瀬 4位豊島    ○渡辺-久保


【ポイント算出基準】
・タイトル挑戦…4点、次点…2点、3位4位…1点、タイトル奪取(防衛)はプラス2点
・順位戦昇級者には1点
・タイトルの軽重は無し
・各タイトル棋戦で《どれだけ勝ち上がっているか》を重視したポイント換算



ベスト10(同点8位が3棋士)
8位 郷田九段 3点
  棋聖戦次点、叡王戦ベスト4  今年度成績 8勝 9敗、勝率0.471
8位 佐藤天九段 3点
  棋王戦次点、王座戦ベスト4  今年度成績 9勝13敗、勝率0.409
8位 糸谷八段 3点
  王将次点、A級4位      今年度成績 6勝 5敗、勝率0.545
7位 菅井七段 4点
  叡王戦次点、王位戦ベスト4、棋聖戦ベスト4  今年度成績 14勝11敗、勝率0.560
6位 羽生九段 5点
  A級2位、王位戦次点、王座戦ベスト4  今年度成績 17勝10敗、勝率0.630

5位 広瀬竜王 8点
  竜王奪取、棋王挑戦、A級3位、王将3位  今年度成績 8勝 2敗、勝率0.800
4位 木村王位 9点
  王位奪取、竜王次点、A級へ昇級  今年度成績 16勝13敗、勝率0.552
3位 豊島名人 13点
  名人奪取、竜王挑戦権獲得、王座戦次点、王将4位  今年度成績 25勝12敗、勝率0.676
2位 永瀬叡王・王座 15点
  叡王奪取、王座奪取、竜王ベスト4、王位ベスト4、B1へ昇級  今年度成績 20勝10敗、勝率0.667
1位 渡辺棋王・王将・棋聖 17点
  王将奪取、棋聖奪取、棋王防衛、竜王ベスト4、叡王ベスト4、A級へ昇級  今年度成績 18勝4敗、勝率0.818


 郷田九段は健在ぶりを示す。流石である。
 菅井八段もあと一歩でタイトル戦登場を逃がしているが、実力があることを示している。
 羽生九段は「衰えたか?」と言われているが、冷静に見ると一流の成績。
 広瀬竜王は意外な上位。活躍が昨年度というのがそのイメージの要因だが、今年度も8勝2敗と高勝率(でも対局数が少ないなあ)。

 トップ4の活躍ぶりは抜きんでている。
 木村王位はついに開花!王位奪取だけでなく竜王戦や順位戦でも好成績。豊島名人との10番勝負(王位、竜王位挑戦者決定戦)を5勝5敗の五分は見事!
 豊島名人の実力は疑う余地なし。この1年の実績も特級だが、棋聖、王位と連続失冠は残念
 永瀬叡王・王座はその実績も当然評価されるが、将棋を観戦していると「永瀬二冠に勝つのは本当に大変だなあ」と思う
 渡辺三冠はここ数年の低迷が嘘のような強さ。竜王九連覇の頃より一段レベルが上の強さだ。


 今年度後半戦は、広瀬竜王vs豊島名人の“竜王名人対決”、最強メンバーの王将リーグ、渡辺三冠の順位戦無敗街道爆走中など注目点が多く、楽しみである。
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監察医 朝顔  特別編 〜夏の終わり、そして〜

2019-10-09 12:32:33 | ドラマ・映画
 原作がそうなのか、脚本家などの制作サイドがそうなのかは分からないが……
≪朝顔周辺の人間ドラマを描きたかったんだろうなあ≫という印象が強く残った

 それがテーマであることは否定はしないというより、評価できる内容だった。
 しかし、“特別編”と銘打つなら、それに値するだけの“掘り下げ”が欲しかった。“総集編”の域を全く出ていない内容だった。

 新たなシーンは少なかった。その新たなシーンも本編収録したが、収めきれなかったシーンと思われるものが多かった。
 丸屋(杉本哲太)と伊東(三宅弘城)のコントもハチャメチャで、ふたりは過去のエピソードを挿入するための小道具と化していた。

 今回の高齢者の遺体の死因解明も、過去のエピソードの導入でしかなかったように感じた。

 『科捜研の女』的に突っ込めば衣服、靴底の土などの遺留物、胃の内容物(たぶん残っていなかったと思われるが)、遺体付近の防犯カメラや聞き込みなどの検証シーンは皆無で、監察医に頼り過ぎ!
 解剖にしても、再解剖で骨髄の造血機能の不全が発見され、ネグレクトに遭っていた可能性を指摘したが、遺体の様子から栄養失調の所見はできたはず。栄養失調、造血不全なのに、血液検査で異常はなかったのだろうか?

 結局、いつもの如く、ネグレクトを指摘した後は、置き去りにされてしまった………


 朝顔と桑原(風間俊介)の初対面シーンも、ただ同情して涙を流すのではなく、ネグレクトに遭っていた兄妹のその後のケアをしていたなどの桑原の良いところも見せないと駄目なのでは?

第1話第2話第6話第7話第8話第10話最終話


【ストーリー】番組サイトより
 朝顔(上野樹里)は平(時任三郎)、桑原(風間俊介)、娘のつぐみ(加藤柚凪)とともに、震災以来、行くことができなくなっていた母・里子(石田ひかり)の生まれ故郷を訪れて祖父の嶋田浩之(柄本明)とも再会し、新たな1歩を踏み出す。

 そんな朝顔が、ある日、興雲大学法医学教室に出勤すると光子(志田未来)、高橋(中尾明慶)、熊田(田川隼嗣)、丸屋(杉本哲太)、絵美(平岩紙)、藤堂(板尾創路)らがミーティングの準備をしていた。
 この日、運ばれてきたのは推定70歳から80歳の高齢者の遺体で、外傷もなく、身元につながる物は一切身につけていなかった。また、指紋を調べても何も出ず、歯も1本もない状態だった。山倉(戸次重幸)、森本(森本慎太郎)、江梨花(坂ノ上茜)ら野毛山署強行犯係は、少しでも遺体について何か分かるよう、解剖に一縷の望みをかけていた。
 主任教授の茶子(山口智子)が不在のため、朝顔と藤堂が解剖にあたった。あまりにも手がかりの無い遺体を前に、朝顔が思い出したのはあの事件だった……。

 果たして、朝顔たちは遺体の身元を究明できるのか?そして、遺体に秘められた悲しすぎる真実とは?さらに、朝顔と桑原が出会うこととなった、事件とは?

原作:(作)香川まさひと (画)木村直巳 (監修)佐藤喜宣
脚本: 根本ノンジ 
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【歳時メモ】 セイタカアワダチソウ、彼岸花などなど……

2019-10-07 18:05:31 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。

前回記事より10日ほどしか経っておらず、しかも夏のような日が多く、秋の歩みは遅いのですが、それでも、秋の色が濃くなりつつあります。
(個人的には、「前記事から10日以上も過ぎてしまっていたのか!」という時の足の速さに驚いています)

 コスモスは変わらず最盛期。
 蕎麦も折り返し地点を過ぎつつあります。
 セイタカアワダチソウも黄色をさらに加え、存在を示し始めました。

(10月6日撮影)
 まだ完全に黄色を完成させていませんが、至る所で黄色を誇示し始めています。

 花水木の葉も、赤みを帯びた街路樹が目立ち始めました。
 銀杏の葉も緑素を抜き始め、若干黄色くなりつつあります。

 彼岸花は「今年は開花が遅い」という声をあちらこちらで聞きました。

(10月3日撮影)
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