英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

将棋情勢2(2023王将リーグでの妄想)

2023-10-31 15:27:11 | 将棋
第4期ヒューリック杯白玲戦
 挑戦者の西山女流三冠が里見白玲を破り、四冠となった。
 これで、西山女流が白玲・女王・女流名人・女流王将、里見女流が清麗・女流王座・女流王位・倉敷藤花と4冠ずつ保持することになった。
 冠数は同じだが、序列1位は白玲なので西山四冠が序列1位となった。ちなみに、将棋連盟サイトのタイトル記載は、白玲・清麗・女王・女流王座・女流名人・女流王位・女流王将・倉敷藤花の順。西山四冠が1位、3位、5位、7位、里見四冠が2位、4位、6位、8位を保持。

 全棋士におけるタイトル序列は、竜王、名人、王位、叡王、王座、棋王、王将、棋聖の順。竜王と名人は別格で、タイトル保持数より竜王、名人の方が優先される(竜王が名人より優先)。
 女流タイトルが、そういう慣例(例えば白玲一冠>女流三冠)になっているのかは、(私は)分からない。今後、里見女流四冠が西山女流四冠の保持するタイトル(白玲以外)のタイトルを奪取し、西山女流が白玲を維持した状態で里見女流のタイトル数が上回ることになれば、はっきりする。最短では女王戦でその可能性が浮上する。現在、ベスト8まで決まっていて、準々決勝は、上田女流四段-北村女流二段、堀女流1級-伊藤女流四段、大島女流初段-里見女流四冠、松下女流初段-加藤桃女流四段の組み合わせとなっている。
 白玲戦の第7局(最終局)は、西山挑戦者の十字飛車の筋が炸裂し、西山女流が快勝。実戦では、里見白玲がその十字飛車を避けたものの、屈伏気味の手順を受け入れたため、勝負形に持ち込むことも出来なかった。素人見解だが、十字飛車を受け入れ、その代わり、十字に動いた飛車を捕獲する手で勝負したかった。銀をポロリと取られることになるが、その前に角銀交換になっていて、先手の飛車は角と刺し違えになる可能性大なので、“後手・飛車”対“先手・銀2枚”の2枚替えの駒損で済みそう。駒の振り替わりの後、後手は王手銀取りの駒損回復手段も残っている(それでも、先手が有利)
 里見ファンとしては残念な結果だったが、捲土重来を待ちたい。

羽生情勢
前回記事(10月28日)より、3局対局進行。
10月29日 NHK杯2回戦(収録済) 対豊島九段
10月30日 王将戦リーグ戦 4回戦   対渡辺九段
11月 2日 銀河戦(収録済)     対藤井銀河  ⇐10月28(土)に無料プレミア公開で公開された(現在も公開中?)
 一応、囲碁・将棋チャンネルの初回放送が11月2日なので、この記事では将棋内容や結果は書きません。

 NHK杯トーナメントの対豊島戦は難解な攻防を潜り抜け、勝勢に。しかし、最近の羽生九段は、勝勢になってからも安心できない。詰みがあったり、寄せに行けば勝ちという局面でも読み切れず、決めそこなうということが多々。ただし、今回は自玉が受けなしなので、豊島玉を詰ますしかないので、方針ははっきりしている。とは言え、秒読み。しかも、通常の1分将棋ではなく、30秒将棋だ。
 ………最後の最後までヒヤヒヤしたが、豊島九段がきれいに頭を下げ、投了。
 対豊島戦の勝利なので、ことのほか嬉しい。連敗を払拭する勝利だったが、よく考えると収録だった。収録日は9月25日とひと月以上前(NHK杯戦は対局後2か月後に放送ということもよくあった)。連敗前で復調の兆しでは全くない。
 それはともかく、NHK杯戦の3回戦の相手は……永瀬九段。《また、永瀬かよ!》(呼び捨て、御免)
 それにしても、《永瀬出現率、高くない??》、リーグ戦なので仕方がないが、王将リーグでも対局がある。
 永瀬九段だけでなく、豊島九段、藤井八冠、それに、渡辺九段、佐々木大七段らとの対局も多い気がする。今年度は対永瀬戦3局(1勝2敗)、対藤井戦2局(1敗1未確定)、対豊島戦3局(2勝1敗)、対渡辺戦2局(1勝1敗)、対佐々木戦2局(2敗)。藤井八冠と最近のタイトル保持者、タイトル挑戦者との対局が、今年度の7か月で12局(4勝7敗、1未確定)は多いのではないだろうか。豊島九段とは、今後叡王戦でも顔が合いそうだ。
 
 王将戦リーグの対渡辺九段は、相横歩取りの空中戦。互いの玉は中住まい。飛車は相振り飛車(向かい飛車)の配置。先手は8筋、後手は2筋を攻め突破を目指すという展開。中盤の形勢はやや羽生有利。羽生九段が7六に歩を設置している分だけ、勝ちやすいように思えた。
 終盤の入り口、渡辺九段が▲8三歩と銀取りに歩を打ち、後手陣突破を図った手が厳しい手に思われたが、羽生九段は構わず△2七角成。これが、▲8三歩を上回る厳しさで、はっきり後手の手勝ちとなり、その後短手数で渡辺九段が投了。
 珍しく、終盤のドキドキ感はなかった。うん、ドキドキなしの勝利は嬉しい。

 これで王将位挑戦決定リーグは10月30日現在
永瀬九段(ランク3位)  3勝0敗
近藤誠七段(ランク4位) 2勝1敗
菅井八段(ランク5位)  2勝1敗
羽生九段(ランク1位)  3勝2敗
豊島九段(ランク2位)  2勝2敗
佐々木勇八段(ランク5位)1勝3敗
渡辺九段(ランク5位)  0勝4敗

(リーグの現状の成績はこちら

 2敗の羽生九段、豊島九段も挑戦の可能性があるが、全勝もしくは1敗の3棋士が2敗以上になるのが条件なので、挑戦権争いは、永瀬九段、近藤誠七段、菅井八段に絞られたというのが妥当だろう。(尚、渡辺九段のリーグ陥落が確定した)
 ……とは書いたが、そのくらいであきらめる私ではない(私があきらめなくても、挑戦権には何の影響はないのだが)。次の2点に望みを託す。
・羽生九段が永瀬九段戦を残している
・王将リーグはA級順位戦より厳しいメンバーなので、誰もが五分の星を残すのは難しい


 現に多少調子を落とし気味とはいえ、あの渡辺九段が4戦全敗なのだから(昨年も1勝5敗でリーグを陥落している)、残りを近藤七段、菅井八段が3戦全勝で終えるのは難しい。
 ただし、ここまで3勝0敗永瀬九段は、残り2勝1敗でよい(羽生九段にとっては、永瀬九段が2敗してくれないとダメ)。そこで、羽生九段-永瀬九段戦が残っているのが大きい。この一戦に、羽生九段が勝利すれば、永瀬九段も残りを1勝1敗なら羽生九段が追い付くことができる。
 とはいえ、3棋士の内、1棋士でも3勝0敗や2勝1敗で切り抜けてしまうと、羽生九段の王将位挑戦は泡と消える。

 ……羽生九段の挑戦権獲得、または、プレーオフ進出は、悲観的に考えれば、厳しいが、楽観的に考えると、十分あり得る。まだ未消化の3回戦(実質4回戦)の菅井-佐々木勇戦で佐々木勇八段が勝つと、希望がやや大きくなる。
 5回戦の永瀬-近藤戦は、挑戦権争いの大きな一局。どちらかが必ず1敗することになるが、どちらかが1勝を上げ挑戦権に近づくことになり、羽生ファンにとっては、“痛し痒し”だ。でも、永瀬九段が勝つと挑戦権に大きく近づくので、近藤七段が勝った方がありがたいと考える。
 とにかく、陥落が決まってしまった渡辺九段と1勝3敗で挑戦の目はなくなってしまった佐々木勇八段には頑張っていただきたい(渡辺九段には近藤七段、佐々木八段には菅井八段、永瀬九段に黒星を付けてほしい)

 私の願望はさらに強くなり、次のような妄想を抱いてしまった。
 挑戦権やプレーオフが厳しい状況にもかかわらず……羽生九段の最終局・対永瀬戦に勝利すれば、他の勝敗具合によっては、羽生九段の単独1位の目もある!

英の妄想リーグ戦(あくまでも私の妄想です) 赤字の勝敗は私の願望
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将棋情勢(羽生情勢……“嗚呼”の4倍にならなければ良いが…)2023年10月28日

2023-10-28 10:48:45 | 将棋
第36期竜王戦
 藤井竜王が勝ち、3勝0敗と防衛(八冠維持)まであと1勝となった。
 伊藤匠七段も研究と読みをフル稼働して、中盤過ぎまでは互角の戦いをしているが、徐々に引き離されてしまっている。
 藤井八冠はいつも強いが、今回は特に強いように感じる。スキがない。疑問手が少ない。
 年内のタイトル戦は竜王戦だけなので、年明けの王将戦と棋王戦のどちらかを失うとしても、2月初旬までは八冠保持できる。
 あり得ないと思うが、王将戦を4連敗して失冠するとしたら、昨期の第4局が2月9日なので、少なくともその辺りまでは八冠保持する見込み。(棋王戦五番勝負は第三局が3月5日)

第4期ヒューリック杯白玲戦
 第5局、第6局を里見白玲が連勝し、3勝3敗で第7局(最終局)に持ち込んだ。
 本日がその第7局。実力は互角、どちらが勝つかは全く分からない。
 振り駒で先手後手が決まるので、絞り込んだ研究もしにくい。これまでの二人の対局の積み重ねである程度、局面が想定できるであろう。ただし、自分の想定した局面に進むかは不明。
 でも、このふたりの場合、想定局面の一致率が高いように思うので、想定通りに進むかもしれない。(加藤桃子女流四段の場合、自分の研究手順に持ち込むのが非常に巧い。対局相手の将棋を精彩に研究して、手順を検討し想定手順を組み立てるのだろう)
 多少、互いにミス(疑問手)が出るとは思うが、自身2度目のミスを先に犯した方が負けると言っておこう。

羽生情勢
10月19日 順位戦B級1組 7回戦 山崎七段に敗れる
10月23日 王将戦リーグ戦 3回戦 豊島九段に敗れる
10月26日 王将戦リーグ戦 5回戦 菅井八段に敗れる(4回戦の対渡辺戦は10月30日予定)
 これで3連敗。順位戦は増田康七段戦に続いての連敗で順位戦成績は4勝3敗。昇級の可能性はまだまだあるが、例年の昇級ラインを考えると4敗までなので、ほぼ負けられなくなってしまった。
 また、王将戦もこれで2勝2敗。まだ挑戦の可能性はあるが、次局に負けると残留も黄色信号が灯る。

 で、今後の対局予定は……
10月29日 NHK杯2回戦(収録済) 対豊島九段
10月30日 王将戦リーグ戦 4回戦   対渡辺九段
11月 2日 棋聖戦二次予選      対中村太八段
11月 2日 銀河戦(収録済)     対藤井銀河
 尚、銀河戦・羽生-藤井戦は、『囲碁将棋プラス』で10月28日(土)13:00~、つまり今日の午後1時から、無料プレミア公開される模様。

 10月19日の順位戦山崎戦から対局ラッシュ。
 今後の4局も立て続けだ(2局は収録だが)。
 対戦メンバーも半端ない。
 収録の2局は、結果確定しているので応援しても意味がないが、それでも、かじりついて応援しよう。
 この2局はかなり勝ち目は低いが、せめて対渡辺、対中村戦には勝ってほしい。
 でないと、7連敗……
コメント (2)
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嗚呼

2023-10-26 20:31:10 | 将棋
嗚呼……

  ………嘆きの理由が分かった方は、放電日記通です。
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相棒 season22 第2話「無敵の人~特命係VS公安…巨悪への反撃」

2023-10-26 17:54:42 | ドラマ・映画
反転する真相が主題
①恋人を探していたのではなく、恋人のを追っていた
②鶴見(元?公安捜査員)の行動、その真意(正義)
③教団・微笑みの楽園の性質
 これらの反転とそれらを構築した脚本は大いに評価!
 ただし、その反転を成り立たせるために多少の無理があったようで、いくつかの疑問点もある。

 脚本家が見せかけた表面の事実とその裏にあるモノをカムフラージュしていたので、ややこしくて分かりにくい(これからレビューを書くのに苦労しそう……)。

①恋人を探していたのではなく、恋人のを追っていた
1年前の爆破事件の裏にあるモノ
……実行犯は教団信者・平井翔だが、共犯者(主導者)がいたが、捜査していた公安はこの情報を無視。翔の単独犯と結論、終結。
 爆破現場となったレストランのオーナシェフとその爆破で死亡した客の恋人が共犯者(主導者)を目撃していた。
 その恋人が上原阿佐子だった。阿佐子は首謀者(恋人の仇)を見つけ出すため、右京たちにはその首謀者を阿佐子の恋人であるように見せかけ、恋人(実は仇)を探させた。
 《牧村克実(本名・鶴見)は教団を調べていた》というのも、阿佐子による偽情報。どうりで、どの出版社も牧村のことを知らなかったはずだ。
 右京は、鶴見が使用していたと思われる2つの部屋の様子が、別人のように感じ、鶴見に関する真相を推測した。
【ちょっとした疑問点】
 通常の右京なら、捜査対象の被害者周辺を調べるのに、今回はほぼスルー。→阿佐子の真意を隠すため
 
②鶴見(元公安捜査員)の行動、その真意(正義) 
犯人がクソ過ぎ
 鶴見(公安捜査官)は教団へ潜入捜査。
 けれども、テロなど悪事を働く様子はない。そこで……

1.1年前のレストラン爆破事件
 そこで、爆破テロをでっちあげた。
 《爆破の被害者の命・生活など、国家に比べれば塵ぐらいのモノ》と懺悔の心はなし

 しかし、翔が「教団の指示だった」という供述をせずに、逮捕時に自ら建物から投身してしまい、教団摘発には至らなかった。
 レストラン爆破に関しては、“最小の被害で済んだ”と言い切る

2.平井蓮、殺害
 弟の翔の死の真相を探っていた蓮を爆弾テロ犯に仕立て上げ、殺害

3.社美彌子、銃撃事件
 教団信者に襲撃を指令(←ちょっと、あやふや)

4.教団のテロ、でっちあげ
 大量の拳銃を教団に持ち込み、鶴見の上司(ボス)の公安部長・御法川が教団を強制捜査して、拳銃を押収。テロ集団として、“微笑みの楽園”を摘発、逮捕。

③教団・微笑みの楽園の性質
気の毒な“微笑みの楽園”
 前身の“神の国”は凶悪なテロ集団であったが、改心し“微笑みの楽園”として宗教活動に励んでいた模様。
 それが、鶴見によってぶち壊されてしまった。テロ集団の濡れ衣を着せられて、逮捕……気の毒。
 教団幹部の坪内が、余裕で笑みを浮かべて応対していて、少し不気味だったが、やましいところがなかった故の、余裕の表情だったのか……

【気になる疑問】
 第1話で、鶴見がボイラー室のようなところで、写真のようなものを見ていた。裏から少し透けて見えたのが、男女が二人並んで写っているように見えたが、何の写真だったのだろうか?

【大いなる疑問】
 この教団摘発の顛末はどうなったのか?
 公安トップの御法川が罷免されたが、それだけで済むのだろうか?
 鶴見が自殺してしまったので裏工作は惚けられるかもしれないが、あれだけ大々的に拳銃押収、教団幹部らを逮捕してしまったというのに……
 鶴見の自殺も本当に自殺だったのかという疑惑もあるが、今回登場した公安メンバーは、御法川以外はキャラが立っていないので、実行キャラがいない。
 (拳銃を売りさばいた暴力団幹部が《教団に売った》と供述したと伝えるのに、廊下を猛スピードで疾走した御法川の部下はいたが)


今seasonのラスボスは社美彌子?
「トップの罷免だけ(実際はトカゲのしっぽ切りに過ぎない)
隠蔽と捏造を知りながら黙認していた衣笠副総監はじめ上まで追求すべき事案だ」(右京)
「警察組織を改革するには、私自身が中枢に立つ必要がある」(美彌子)
「副総監に歌詞を作っておいた方が得と判断したのでしょうが、
 人の命に次はない あの爆破で亡くなった人たちは戻ってこない」(右京)
「真相は闇の中 はもう飽き飽きだ
 あなたがやらないのなら、我々がやる」(右京)

(細かいやり取りや言い回しは省略)

 season(シリーズ)を追うごとに、徐々に黒くなってきた美彌子だが、ついに闇落ちか…
 自分の命が狙われた(結構、重傷)というのに、それも含めて、今回の公安の件で、副総監を脅す。神経が太いというか……



【その他の感想、疑問】
・公安部に噓をついた捜一トリオは大丈夫?
・第2話冒頭の右京と甲斐峯秋のやり取りは、巧い状況説明(第1話の経緯)だった
・御法川の「うがぁぁっ」の半狂乱は面白かった
・御法川への右京の激高……いつもよりプルプルが長かった


第1話「無敵の人〜特命係VS公安…失踪に潜む罠」(初回拡大SP)

【ストーリー】番組サイトより
危険な宗教団体と警察に繋がりが!?
カギを握る元公安の男の秘密とは


 阿佐子 (栗山千明)が捜している失踪中の婚約者は偽名を使っていて、実は鶴見征一(市川知宏)という公安部の捜査員だったことが判明する。
 鶴見は3年前、自ら志願して『微笑みの楽園』という宗教団体に潜入。しかし、その後、『微笑みの楽園』側に取り込まれ、懲戒免職になったという。公安部長は、保身のため、それを隠蔽していた。美彌子(仲間由紀恵)が銃撃されたのは、その一件を掘り返そうとしたためと思われた。
 公安と『微笑みの楽園』をめぐる一連の出来事に、ただならぬ闇があると感じた右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、カギを握る鶴見の捜索を続行。すると、潜入捜査員として様々な肩書きを使い分けていたと思われる鶴見に、驚くべき秘密があることが見えてくる。

一連の事件の首謀者は元公安の刑事!?
背後では警察サイドの大物たちが暗躍
右京を頼った女性にも命の危機が……
特命係が絡まり合った事件の真相に迫る!


ゲスト:栗山千明 市川知宏 田中美央 俊藤光利 伊東孝明

脚本:神森万里江
監督:橋本一
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備忘録

2023-10-25 21:43:33 | 日記
書こうと思っていて書けていない記事、または、書きかけの記事
・プリンセス駅伝
・王将リーグ:羽生九段-豊島九段戦
・120万円の壁
・相棒レビュー(予定)
・ライドシェア
・政府の経済対策(所得税減税)、金利政策、賃上げ、働き方改革は逆効果(以前も書いたけれど)
   ……円安、物価上昇、人手不足、不公平

 他にもあったような気がしますが、思い出せません。(思い出したら、書き足します)
 上記の項目も、書いておかないと忘れていきそう(それだけ、事件などが多い)
 

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こういう情報って、報道する必要があるの?

2023-10-23 20:52:50 | 時事
・これまでの調べによると、“レンタカーは栃木県のナンバーで、事件発覚の数日前に1週間以上使う予定で借りられていた”ということだが、その後の捜査関係者への取材で、“容疑者本人が宇都宮市内で借りられていたこと”が、新たにわかった
・レンタカーはその後、都内や埼玉県などを移動していたということ
・容疑者が宇都宮市に土地勘があったという情報はなく、警察は栃木県で借りた背景やその前後の足取りを調べるとともに、女子生徒との接点の解明を進めている

 上記は、今日(10月23日)の『おはよう日本』で報道された、捜査情報だ。

栃木レンタカー死体遺棄殺人事件……
 痛ましい事件で、まだまだこれから未来のある女性(女子高生)の未来が絶たれたこと。痛み・苦しみや死の恐怖を思うと、いたたまれない。
 また、家族などの悲しみも海より深い……


 でも……上記の情報って、関係者にとっては有用・必要だが、報道する必要があるの?
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スカタンの手……2023王将リーグ 羽生九段-豊島九段

2023-10-23 18:19:27 | 将棋
2023王将リーグ、2連勝の羽生九段と1勝1敗の豊島九段の対戦。

 羽生九段が勝つと3連勝となり、挑戦権に大いに近づく。
 途中まで羽生九段が優勢で、一時は勝勢に近い形勢になった。
 ……しかし、そこから、羽生九段が変調。疑問手が続き、互角に。
 優勢→互角にした▲6五香(銀取り)はかなりの疑問手

 互角でも、まだこれからという局面。
 「将棋は優勢の時間が長い方が勝ちやすい」という。
 解説の横山七段によると、「ずっと不利だと、形勢が良くなっても気がつかない。悪いと思っていると、良くなっても、正しく大局観が働かず、間違える」のだという。
 なるほどである。

 羽生勝ちを期待して観ていた……しかし………
 銀取りに打ったのに、銀を取らずに▲2四角??

 《銀は慌てて取らなくても》と、(銀取りの筋を残しながら)飛車取りに▲2四角!
 でも、この一着は……“スカタンの手”だった。
 当然、飛車は逃げずに△5七歩成。先手玉の近くの歩成には手を抜けず、▲同銀。
 この手が利いたことにより、一番いいタイミングで△5七飛成が入る。つまり、飛車取りに打った角が、完全に空を切ることになる。
 さらに、△5七歩成で後手の3四の角筋も通り、△8九角成。先手玉の足元に馬を作られてしまった。

一気に敗勢に転落……


 ……嗚呼…………
(気力が復活すれば、図面も載せます)
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NTT西日本の個人情報流出の件

2023-10-23 11:40:17 | 時事
NTT西日本の個人情報漏洩の件は酷い
・約900万件という大量情報
・子会社の派遣社員が故意に流出(名簿業者に売却)
・10年間という長期
・NTT西日本の情報管理が杜撰(情報閲覧などをできる社員が多数、USBメモリーで情報のやり取りがフリー 等)
・1年前に情報流出の疑いを指摘されていた

 『羽鳥慎一モーニングショー 』によると、1年前に山田養蜂場が取引先(顧客?)から「情報が洩れているのでは?」という指摘を受け、山田養蜂場が警察とNTT西日本に相談(指摘)したという。
 しかし、その時は漏洩の事実を確認できず、放置。1年後にようやく発覚。
 情報流出の指摘を受けた時、流出の事実を確認できなかったとしても、せめて、情報管理を厳しく改善すべきだった。
 それでなくても、三菱UFJ証券顧客情報売却(2009年)やベネッセ個人情報流出(2013~2014年)や神奈川県庁HDD転売(2019年)など多数発生しているというのに。


 これだけ大量の個人情報を故意に金を得るため流出させたのだから、子会社の派遣社員の個人情報を公開してほしいものだ
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終盤、覇気が感じられなかった(2023年度B級1組 山崎八段-羽生九段)

2023-10-22 10:44:34 | 将棋
2023年度B級1組7回戦 山崎八段-羽生九段は山崎八段の勝利(10月19日)。
羽生九段は、対増田康宏七段戦に続いての連敗。4勝3敗となった。まだまだ、A級復帰の可能性はあるが、もう負けられなくなった。(あと1敗しても可能性はあるが……)

 中盤辺りは、優勢に持ち込めそうな将棋だったが、中盤の終わりに先手の桂頭を攻めて△7六歩と突いたため、▲7五香と打たれる空間を作ってしまい、それが痛打となってしまい、形勢を損ねた。
 それでも、不利と言ってもまだまだ難解な局面が続いた。

 しかし、終盤は淡白な指し手が続き、簡単に土俵を割ってしまった。
 気になったのは、時間の使い方。
 78手目は夕食休憩の後、対局再開直後の手で、この手の消費時間は13分(ほとんど夕休前の考慮時間)。
 この時点の通算の考慮時間は3時間38分で残り2時間18分。山崎八段も2時間22分とほぼ同じ。
 ここからの一手ごとの考慮時間(単位は分、0は1分未満、上段:山崎、下段:羽生)は……
6 2 0 5 32 0 0 6 0 5 0 12 26 0 0 6 1 0 0 6 3 1 0 0 4 0 0 0 0
0 0 0 0 6 0 4 1 2 0 0 2 0 10 0 9 6 1 0 0 0 0 10 0 0 0 0 0 0
 互いに大長考はなく、やや長考と言える20~40分の考慮が山崎八段に2回あるだけで、速い進行。羽生九段は10分2回、9分が1回あるだけ。
 相当難解な指し手の押し引きがあり、やや不利な羽生九段はもう少し考えてもいいはず。
 103手目に26分考慮した山崎八段は、残り時間が38分となっていた。
 108手目の局面、先手の6六の歩で羽生九段の6五の銀には当たりが掛かっている(次に取られるという状態)。
 ここで△7六歩と銀取りに打つ手の方が良かったが、9分の考慮で△7四銀と引いた。それでも、まだ、挽回の余地がある形勢だったが、この後は淡白な紛れの少ない手順で投了。
 山崎八段の眠っていた8八の角に▲6六角と飛車取りに飛び出され、最後は▲7五角と羽生玉にとどめを刺されてしまうという羽生ファンにとっては悔しい手順。
 山崎八段の残り時間が40分を切っており、まだ難解でその残り時間では勝ち切るのは大変で、逆転の可能性があったが、淡白な羽生九段の指し手であった。

 体調が悪かったのだろうか?
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葬送のフリーレン

2023-10-20 18:17:39 | アニメ
コミックスは既刊11巻ですでに累計発行部数1100万部を突破し、そして2021年には「マンガ大賞2021」大賞、
「第25回手塚治虫文化賞」の新生賞を受賞するなど、漫画ファンの間で旋風を起こしている。
そんな「葬送のフリーレン」が、いよいよファン待望のTVアニメ化!


 ……というような『金曜ロードショー』のテレビコマーシャルに釣られ、取りあえず、録画、視聴……
…冒頭は、魔王を倒した勇者一行(4人)の凱旋シーン。
 10年の戦いと旅を終え、いろいろ思い出話をする一行。……《そうか、場面が暗転して、冒険初頭から始まるのか!》と思ったら、違った。
 50年後にエーラ彗星(半世紀彗星)を見ようと約束をして、別れる。……《ああ、そうか、別れた後、新たな魔王出現(または、魔王が復活)して、再び、集結して戦いの旅が始まる》のかと思ったら、違った。

 魔法使いのフリーレンの旅のシーンがいくつかあった後、王都に戻ってきた。
 出迎える老人……えっ?この老人が勇者ヒンメル?
 本当に50年経った。


 フリーレンはエルフ。エルフは長命で、1000年はゆうに生きられる。なので、50年経っても全くと言っていいほど、容姿の変化はなし。
 フリーレンにとっては、50年など《ほんのひと時》という感覚。
 長寿のせいか、エルフという種の特徴なのか、フリーレンの個性なのか、あまり心を動かさず、淡々と物事を処理していく。
 ……例えるなら……ちょっと古くて申し訳ないが、『スタートレック』のミスター・スポックのようだ。スポックも、感情の動きは小さく、たとえ感情が揺れても、それを抑えて無表情に振る舞う。
 合理的、論理的に行動する……
 フリーレンとスポックの特性が完全に合致するとは思わないが、フリーレンを見て、スポックを思い出してしまった。耳も尖っているし。

 ストーリーは、「ヒンメルの葬儀でフリーレンは自分がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。その悲しみに困惑したフリーレンは、人間を知るためと魔法収集のために旅に出る」(ウィキペディアより)というもの。
 まず、勇者一行のひとり、僧侶のハイターを尋ねる。ハイターは「穏やかで明るい性格だが、お酒が大好きな生臭坊主。大酒飲みであったにも関わらず、ヒンメルの死後も20年以上に渡り生き続けるなど人間としてはかなりの長寿を保った。但し、晩年は体調を崩したこともあって酒を絶った模様」(ウィキペディアより)
 ハイターは戦災孤児のフェルンを引き取り、育てたが、自身が先が長くないことを悟り、フリーレンに託した。何だかんだあったが、フリーレンはフェルンを弟子として旅に同行させる……
 さらに、勇者一行のひとり、戦士アイゼンから彼の弟子のシュタルクを任される。何だかんだあって同行……

 フリーレンの旅の目的地は、ヒンメルたちと倒した魔王の地。ヒンメルたちとの旅の足跡をたどりながら、人間(ヒンメルたち)を知っていくという物語のようだ。

 で、金曜ロードショーで2時間、第4話までを一挙放送。
 全然知らないアニメを2時間……私の場合、1時間ちょっとで、集中力が切れてしまうのだが(相棒2時間SPでも、休憩を入れる)、この『葬送のフリーレン』はあっと言う間に観てしまった。
 《5時間ぶっ続けでも、かまわないかなあ》
 何時間も一気にアニメを観たいと思ったのは、『銀河英雄伝説』ぐらいかな。

 いえ、『葬送のフリーレン』より面白いと思ったアニメはたくさんある。でも、疲れる……

 今後も楽しみだ。
 
コメント (2)
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