英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

鎌倉殿の13人 第4話「矢のゆくえ」

2022-01-31 17:46:53 | ドラマ・映画
 板東の田舎者に頭を下げるのを拒んだ頼朝(大泉洋)だったが、義時(小栗旬)に説得されて、
「よぉぉ来てくれた。これから言うこと誰にも言うな。わしが一番頼りにしているのは、実は、お前なのだ。力を貸してくれ。お前なしで、どうしてわしが戦に勝てる。どうか一緒に戦ってくれぇ」と、義時を唖然とさせる豹変ぶり。
「嘘も誠心誠意つけば、真になるのだ」
 不思議な説得力を持つ格言?だ……頼朝の座右の名か?
 今後も頼朝に振り回されるのを予見させるシーンだった。

 まあ、頼朝も、その誠心誠意の嘘を2度もつく羽目になってしまったが……

揺れる八重の心情
 義時は、八重の身を案じて、頼朝の決起をほのめかしたが、その情報を、父・伊東祐親(浅野和之)に伝える。
①政子(小池栄子)の幸せを壊したかった
②家(伊東家)が第一
③父に恩を売って、頼朝の除名を請う
 どの気持ちもあるのだろうが、①の気持ちが強いように思う


さらに……
 ……標的である目代・山木と憎き目代後見役・堤が屋敷の動向を探ってほしいという義時に対して、頼朝挙兵の情報も伝えてあることを教え、「私は伊東の娘なのですよ。父を裏切ることをするはずがない」と言い放つ。
 「頼朝が命を落としてもいいのか?」という問いかけに対しては、「父に助命を約束されている」と言うが、
 義時の言葉「祐親がそんな甘い人物ではない」に動揺する(父の非情さはよく知っている)……この時、八重は千鶴丸が殺害されたことは知らないのだろう(出家していると思っていた)。知っていたら、頼朝の助命は望みが薄いと思うはず。
 情報を漏らした罪の意識があるのだろうか?父に情報を伝えて頼朝助命を乞うたことを正当化するように、「北条も愚かな。助どのの口車に乗せられ、無謀な戦を始めるとは…」という捨て台詞的に言う。
 この言葉に義時は
「板東は平家に組みする奴らの思うがまま。飢饉が来れば、多くの民が死ぬ。だから我らは起つのです!」(ばば~ん!)

八重は白い布をまとわせた矢を北条家に向けて射る……《山木は屋敷に居り、戦の好機》を告げる
八重を決意させたものは?
①頼朝を死なせたくない
②義時の民を思う言葉に心が動いた

 ドラマの流れ的には②だが、両方…いや、①が主か。ただし、②が決断の後押しになったのは間違いない。それは、民を思う気持ちもあったろうが、義時の言葉は、父を裏切る大義となった。

 ところで……八重の夫・江間次郎(芹澤興人)が、八重を祭に誘ったのは、単にデートの誘いだったのか?
 最初は、八重の心を慮っての深い行動かと思ったが……あの表情は、恐る恐る、照れながらのデートの誘いのモノ(北条の行軍を見て、血相を変えていたし)
 八重から目代・山木の動向を尋ねられたことを、祐親に告げるのだろうか?

揺れ動く頼朝の言動
・軍勢300人どころか18人……頼朝でなくとも不安いっぱい
・誠心誠意の嘘をつく
・夢枕の法皇に慄く
・裏道をコソコソ進まず、大義の為の堂々たる行軍をせよ!
・果報は膝枕で寝て待つ

ともあれ、戦の矢は放たれた!


第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」
第3話「挙兵は慎重に」


【ストーリー】番組サイトより
治承4年(1180)8月、ついに挙兵を決断した源頼朝(大泉洋)の一党は、伊豆国の目代・山木兼隆を討って初戦を飾るべく戦支度いくさじたくを始める。しかし、頼朝の乳母子である山内首藤経俊(山口馬木也)に助力を断られるなど、強大な平家の威光の前に思うように兵が集まらない。強気な兄・宗時(片岡愛之助)とは対照的に、自身の浅慮を後悔する北条義時(小栗旬)。そんな中、対岸の江間館で暮らす八重(新垣結衣)が義時に声をかけ……

脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸
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新型コロナウイルス その132「“先手先手の対応”と言うが、後手後手に回っている」

2022-01-28 15:32:59 | 時事
総理は“先手先手の対応”というが、どう見ても後手後手に回っている。
「言うが易し、行うが難し」で、私のようにあれこれ言うのは簡単だが、それでも言いたくなってしまう現状……


 コロナ病床の拡充、保健所人員の増強、コロナ禍における事業継続に向けたBCP(事業継続計画)の整備など、感染の第6波に備えた動きはあった。
 しかし…
・濃厚接触者の扱いにおけるドタバタ
・3回目のワクチン接種の前倒しなどのドタバタと接種の遅れ
・PCR検査や抗原検査の試薬や検査キットの不足
などなど、混乱極まる政府の対応


 その結果、
・一般疾病への医療力の低下……全体の医療従事者などの医療力はほとんど増えないのだから、コロナ対応を拡充すれば、一般医療力が低下するのは自明
・PCR検査なしで新型コロナ感染の有無を判断……風邪によく似た症状、肺にまでウイルスが侵攻しないなどのオミクロン株感染を見分けることができるのか?
・神奈川県では、28日から「自主療養」……《重症化リスクが低い人を対象に、手持ちの検査キットなどで陽性となった場合、医者も保健所も一切通さずに療養する新しいシステム》を開始

・民間の企業での“濃厚接触者”の認定は、各企業の判断に任せるという(ホームページに載っている基準で判断)

そもそも、オミクロン株の感染力を甘く見て、年末年始以降の人の動き(帰省や旅行、イベント)を静観した政府や都道府県の責任は重い。
既に、感染拡大の傾向が顕著(ほぼ感染爆発)になっていたにもかかわらず、「病床占有率が20%や35%になったら、まん延防止措置を要請する」などと、悠長なことを言っていた都知事や府知事も責任が重い。


社会機能を維持するには、少しでも早く感染拡大を押さえる施策をしなければならなかった。
確かに、《オミクロン株は重症化の危険性は低く、経済活動を抑制するのはどうか?》という考えも否定しにくい。

しかし、その結果、無症状者を含む感染者が増大し、それに伴い濃厚接触者数も爆発的に増大した。
ワクチンを打たない低年齢者に感染者が広がり、保育園、幼稚園、小学校、中学校などが、休園、休校になるなどして、仕事に行けない保護者が増えた。その中には、医療従事者やエッセンシャルワーカーも多数いて、医療や社会が回らなくなってきている。


……政府はコロナ病床の拡充し、コロナ病床の占有率さえ低ければ、何とかなると考えていたようだが、上述したような一般医療力への影響、無症状・軽症患者が膨大に増えた場合に検査試薬の不足や医療危機などの社会活動への影響をシミュレーションできずに、右往左往するだけ。
 尾身会長は「不織布マスクをするのが肝要」などと、今更なことを唱えているが、感染が広がった場合の様々な齟齬をシミュレーションして、試薬の確保や濃厚接触者の扱いの変更などを提言するのが、役目ではないだろうか?
 氏よりもっと有能な人が会長になっていたら、もう少しましな状況になっていたのではないだろうか?

 また、「国民の生命を守る」とか言っていた政府(政治家)だが、「議席を守る」のが第一では、先が暗い……
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相棒 season20 第13話「死者の結婚」

2022-01-27 20:32:55 | ドラマ・映画
面白かったが、もっと、面白くなったストーリーのような気がする…

冥婚絵……冥婚とは、未婚のまま亡くなった人の遺族が、弔いのため仮想の結婚式をあげる風習で、その婚礼姿を想像して描いたものが「冥婚絵」。
     幸せになるはずの未来を実現できずに亡くなってしまった人。せめて、想像の中だけでも婚礼を挙げ、幸せの姿を実現させようとした……切ない


ドラマ序盤で明かされた事実(光景)
・素足でよろめきながらも自宅と思われる玄関にたどり着き、両親に再会する娘(山本舞香)。監禁されていたが、逃げ出してきた模様
・似顔絵捜査官だった黒瀬(勝部演之)は、現在ボランティアで『冥婚絵』を描いており、数か月前、多岐川という夫婦からの依頼で、13年前に行方不明になったままの、未来という名の娘の冥婚絵を描いていた。最近になって、その絵とそっくりの若い女性が、多岐川家にいるのを見たので、その未希が保護されたかを、伊丹に確かめに来たという
・引きこもりの男性が刺殺される事件が発生。その現場から、なぜか問題の冥婚絵が見つかる。男は西條雅弘(横井翔二郎)で、同じピアノ教室に通っており、未来の失踪後、教室をやめている。
・特命係が未来の存在を確認しに行くと、冥婚絵そっくりの女性が多岐川家に居たが、従姉妹の遥香だと言う
(これらの事項から)
   
《西條に監禁されていた未来が、西城を殺害して逃げ帰った。殺害を隠すため、従姉妹と偽った》と推察する……

ところが、真相は……
 ピアノ講師とその生徒の西城との情事を、未来が目撃してしまい、焦って追いかけた西城が、弾みで未来を階段から突き落としてしまった。
 二人は未来の死体を山中に隠した。ランドセルなどは西城がゴミ捨て場に遺棄した(手袋の片方だけは、西城が仏壇の引き出しにしまっていた)。そのゴミ捨て場に向かっていたところを、未来の母親に目撃された。
 末来の冥婚絵をネットで見つけ、罪の意識から自首しようとピアノ講師に話したが、犯罪やみだらな行為が発覚する阻止しようとしたピアノ講師に殺されてしまった。

………“フェイク”⇒“思いもよらぬ真相”へと巧妙に転回!

ドラマ終盤の焦点は、未来を名乗る女性の正体
 もしかしたら、
《山中に埋められた未来が息を吹き返し、記憶を失うなどしていた》
《海外にいるはずの従姉妹の遥香が帰国して未来の振りをした》
《冥婚絵に導かれた未来の幽霊だったという右京が喜びそうなオチ》
など考えられたが……
残念な未来の正体だった
 末来の父親が、偶然、街で冥婚絵の未来そっくりの女性・梶本彩菜を見かけ、未来の振りをするように依頼。末期がんの妻を思いやってのことだったという。
 妻は未来が本当の未来でないと分かったが、夫の優しさゆえの行為と知り、気づかない振りをしていた(彩菜談)
 実際、妻の容体は良好になった。

………なんだか、後出しジャンケンだなあ。(偶然、父親が彩菜を見かけたり、黒瀬も偶然、彩菜を多岐川家で見かけたというのも、不満)
 せめて、未来の冥婚絵をネットで見かけた彩菜が、作者の黒瀬を訪ねた。
 黒瀬は、事件当時、自分の思い込みから初動捜査を誤らせたと後悔して、真相を突き止めていたが、証拠が掴めない。そこへ彩菜が現れて……と言うのならと、勝手に想像。


元刑事の黒瀬について
 過去に逮捕した工藤が犯人と決めつけ、未来の母の証言を基に描いた似顔絵を工藤に似せて描いた。
 実際は、母親はランドセルを持っていた男を一瞬しか見ておらず、似顔絵に結び付けられる特徴は得られなかった。
 母親も、黒瀬の書いた似顔絵が目撃した男に似ていないかもしれないと自覚していた。

 思い込みから犯人と決めつけたこと。犯人の特徴らしき証言がなく、自分の思い込みで犯人だと思う男に似せて描いたこと。刑事失格である。
 今も犯人は工藤を犯人だと思っていた。冥婚絵を見た西條から犯行の告白を受けたというのに。
 横道に逸れるが、黒瀬を演じた勝部さんは、今回で3度目の出演。何といっても、プレシーズンの第1話、つまり、相棒の第1作目。この時も刑事で、非常に印象に残っている。

 今回の黒瀬はダメダメな刑事だったが、いい絵を描くなあ。(ドラマは違うが『ミステリと言う勿れ』の肖像画も魅力的だった)
 でも、娘の事件で、強引に似顔絵を描いた黒瀬に、冥婚絵を依頼するものなのか?

梶本彩菜について
・ぼったくりのガールズバーで働いていた(青木も被害者)
・未来の母親が発作で苦しんでいるとき、「お母さん」と叫んだり、でたらめの似顔絵を描いた黒瀬に激高したり、未来の母親の心情を理解していたり…結構、いい娘だった。
 でも、迷わずに黒瀬の自宅に押し掛けていたが、自宅の所在を知っていたのか?
 「どうして、でたらめの絵を描いたの?」と詰問したのに、聞かずに立ち去ったし…

久々のツンデレ伊丹を観られて、うれしかった

第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
第5話「光射す」
第6話「マイルール」
第7話「かわおとこ」
第8話「操り人形」
第9話「生まれ変わった男」
第10話「紅茶のおいしい喫茶店」
第11話「二人」
第11話「二人」【追記】
第12話「お宝探し」

 

【ストーリー】番組サイトより
伊丹の恩師が持ち込んだ不可解な事件
行方不明の少女が13年ぶりに帰宅!?


 ある日、伊丹(川原和久)のもとに、所轄時代に世話になった黒瀬という先輩刑事が訪ねてくる。現役時代、似顔絵捜査官だった黒瀬は、現在ボランティアで『冥婚絵』を描いているという。冥婚とは、未婚のまま亡くなった人の遺族が、弔いのため仮想の結婚式をあげる風習のこと。黒瀬は数か月前、多岐川という夫婦からの依頼で、13年前に行方不明になったままの、未来という名の娘の冥婚絵を描いたのだが、最近になって、その絵とそっくりの若い女性が、多岐川家にいるのを見たという。しかし、行方不明だった少女が保護されたという報告はなく、伊丹は取り合わなかったが、興味を持った右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は独自の捜査を開始する。
 そんな中、引きこもりの男性が刺殺される事件が発生。その現場から、なぜか問題の冥婚絵が見つかる。さらに、右京と亘が多岐川家を訪ねると、確かに絵と似た若い女性が、そこにいた。ただ、それは遥香(山本舞香)という親戚の娘で、未来の従姉妹だという。
 しかし、調べを進めると、思いも寄らない事実が判明して…!?

結びつく13年前の少女失踪と現代の殺人
解明の鍵は、元刑事が描いた冥婚絵!?
家族への思いが意外な真相をあぶり出す!


ゲスト:山本舞香

脚本:川﨑龍太
監督:権野元
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外れが続いた気象予報についての検証

2022-01-25 17:26:30 | 気象
 昨年のクリスマスから、雪主体の寒い日が続いた。
 元々、冬の日本海側は雪の日が多く、クリスマス寒波や年末寒波、正月寒波は珍しくはないが、今季は降雪(積雪)は例年より多め、寒さは一段階寒い。

 ずっと続いた寒気の南下も先週金曜日で一段落し、金曜日に出された土曜日(22日)の予報は
「4℃とそれほど気温は上がらないが、ほぼ一日晴れて、日差しの暖かさが感じられる
というモノだった。
 しかし、実際の日照時間はゼロ(降雪はなく1日中曇り)、最高気温は3.2℃だった。最高気温は外れたとは言えない(的中の範囲か?)が、天気(日照時間)は大外れだった。北日本の方々に笑われるが、福井で最高気温(日中の気温)が3℃というのは、かなり寒い。期待外れだった。

 そして、土曜日時点の日曜日の予想最高気温は6℃実際の最高気温は2.8℃。土曜日より寒かった。ちなみに、予想最低気温は-3℃で、実際の最低気温は-1.5℃だった。


 ついでに、週間天気予報も検証してみた。
 予想気温は対象日の3日前の週間予報で出された予想最高、最低気温。例えば23日の予想最高気温の8℃は、その3日前の20日の週間予報のモノ。

        20日  21日  22日  23日   24日  25日
予想最高気温   2   3    5    8    9    9
実際の最高気温 2.5  3.4    3.2   2.8   6.8   6.7(午後5時現在)
予想最低気温  -2  -1   -4   -3    0   -2
実際の最低気温 0.1  -0.5  -0.5  -1.5  -0.7  -2.8(午後5時現在)

 当然ながら、誤差は大きくなる。
 22日の予報の天気は晴れと実際の曇天の外れ、予想最低気温と実際の気温との乖離具合も大きい。
 また、23日の予想最高気温の外れ具合も大きい。
 あと、25日の予想最低気温は上記では-2℃となっているが、23日~24日正午までの予報では-5℃となっていた。
 24日、25日も9℃まで上がると期待していたのだが……
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鎌倉殿の13人 第3話「挙兵は慎重に」

2022-01-24 21:23:54 | ドラマ・映画
頼朝の叔父・行家(杉本哲太)が後白河法皇(西田敏行)の御子・以仁王(木村昴)の令旨を持参
しかし、挙兵せず
《理由》
➀以仁王に加担した源 頼政(品川徹)が主戦では、人が集まらず敗ける(表向きの理由)
②檄文を大仰に触れ回るのでは、決起が露見してしまい敗ける(時政の妻・りくの見立て)
③清盛は高齢。いずれ寿命が尽きるのを待てば良い
④頼政の下では面白くない。自分が主戦とならなければ、意味がない(頼朝の本心、政子も見抜いていた)

・静観を決めたものの、都からの2通の文(以仁王優勢、謀反は失敗)に踊らされる様は面白かった
・謀反失敗に報に、「挙兵しなくて、良うございましたね」と言う政子に対し、頼政の無念を慮って諫める頼朝だったが、口元が緩んでいた

「厄介な婿殿を貰っちまったなあ」(by 時政)
新目代・平兼隆の部下に挨拶、貢物の野菜をぶち付けられ、顔に擦り付けられる

八重(新垣結衣)の悲しみ
 川向こうで、頼朝と政子の一家団欒の様子を見せつけられる八重、見せつける政子

結局、挙兵!←いろいろな条件が重なった
①「令旨を受け取った者すべて討伐される」by 三善康信(小林 隆)➡動かざるを得ないと思った
②文覚(市川猿之助)が持参した胡散臭い義朝の髑髏
③政子の説得
④義時の勝利の目算
⑤頼朝の夢枕に法皇が現れ、助けを求める
⑥大義名分……三浦義澄(佐藤B作)に渡された法皇の使者から密命(勅旨)

 追い返される文覚が投げ捨てた髑髏を宗時が拾って渡そうとしたが、「いい、他にもまだあるから」と言って立ち去る文覚…笑えた
小林 隆さんは《人が良くてそそっかしい》役が多いような気がする。

何だかんだで、決起、挙兵か!?


第1話「大いなる小競り合い」
第2話「佐殿の腹」


【ストーリー】番組サイトより
治承4年(1180)4月、源頼朝(大泉洋)と引き離された八重(新垣結衣)は伊東祐親(浅野和之)の家人・江間次郎(芹澤興人)の元へ嫁がされていた。対岸の江間館を見つめる北条義時(小栗旬)。そんな折、頼朝の叔父・行家(杉本哲太)が北条館を訪ねてくる。怪しがる政子(小池栄子)。しぶしぶ対面する頼朝だが、行家は平清盛(松平健)へ反旗を翻した後白河法皇(西田敏行)の御子・以仁王(木村昴)の令旨りょうじを携えていた……

脚本:三谷幸喜
演出:吉田照幸
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女流棋士考 その4「トーナメントにおける抽選の偏り③ その他の棋戦」

2022-01-24 18:04:26 | 将棋
その3「トーナメントにおける抽選の偏り② 女流名人戦予選トーナメント」
その2「トーナメントにおける抽選の偏り① 清麗戦予選トーナメント」
その1「女流棋士独断ランキング」

 清麗戦(「その2」の記事)、女流名人戦(「その3」)の他の棋戦でも、偏りを感じることがある。
第11期リコー杯女流王座戦(今期・2021年)挑戦者決定トーナメントトーナメント表
 里見女流四冠(当時)がトーナメントを勝ち上がり、西山女流王座に挑戦し奪取したが、その勝ち上がりが、いささか険しい道だった記憶がある。
 改めて確認すると、1回戦…渡部女流三段、2回戦…上田女流四段、準決勝…加藤桃女流三段、決定戦…伊藤女流三段。やはり、強力メンバーだった。
 まあ、挑戦者決定トーナメントに進出する棋士はそれ相応の実力を備えているはず。なので、「その1」で独断でランク分けしたAランクの10棋士(タイトル保持者を除く実質9棋士)に加え、B1ランク棋士がトーナメント入りするのが順当で、当たりがきついのは当然かもしれない。
 それにしても、当たりが強いなあと感じるので、一応、検証してみよう。

《里見ゾーン》
1回戦は、加藤桃女流三段加藤圭女流二段、山田久女流四段ー中澤女流初段、室谷女流三段上田女流四段渡部女流三段里見女流四冠(里見、西山はSランクとして紫太字、青太字はAランク、青字はB1ランク)
 Sランクを3点、Aランク2点、B1ランク1点とすると、合計12点
 
《伊藤ゾーン》
1回戦は、伊藤女流三段ー加藤結女流初段、中村真女流三段ー脇田女流初段、塚田女流初段ー山口恵女流二段、小高女流初段ー山根女流二段
 合計6点

 里見ゾーンの合計点は伊藤ゾーンの2倍。
 やはり、抽選にムラがあるが、有り得る範囲かもしれない。「その2」「その3」で取り上げた清麗戦、女流名人戦はもっと極端だが、人為的なものはないので、抽選の女神が気まぐれだったのだろう。

 とは言え、気まぐれが多いような気がする(もちろん、順当に強豪が散らばった棋戦も少なくない)。
 これまでも、そういう偏りを何度も観たような気がするが、ここ2,3年の組み合わせを検証する根性はない。参考までに、今期ではなく昨期(第28期)の倉敷藤花戦の挑戦者決定トーナメントのリンクを張っておきます。
 左上ゾーン(8名のうち、渡部、山根、加藤桃、千葉、鈴木、加藤圭)と左下ゾーン(甲斐、清水、中村真、塚田、上田)にランク棋士が犇(ひし)めいている。右の山は31名中、Aランクは伊藤女流三段、B1ランクも3名のみ。
 左の山を勝ち抜いたのが石本女流初段で、対戦相手は村田女流二段、北尾女流二段、香川女流三段、渡部女流三段、甲斐女流五段。対する右の山は中井女流六段が勝ち上がった。長沢女流四段、貞升女流初段、水町女流1級、ステチェンスカ女流1級、野原アマ。(段位や称号は当時のモノ)

 抽選の偏りは、今回で終わり。次は…「乱造気味の女流棋士」の予定ですが、気が重いです。(「女流棋士の濫造?➀」に改題)
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女流棋士考 その3「トーナメントにおける抽選の偏り② 女流名人戦予選トーナメント」

2022-01-22 09:32:48 | 将棋
その2「トーナメントにおける抽選の偏り① 清麗戦予選トーナメント」
その1「女流棋士独断ランキング」

 清麗戦予選(「その2」の記事)の他にも、抽選の偏りを感じることがある。
第49期女流名人戦予選(2021年12月~)トーナメント表
第1組の有力棋士(紫+太字…Sランク、青字+太字…ランクA、青字…ランクB1、記載順はトーナメント表の順)
 山根女流二段、上田女流四段、岩根女流三段、清水女流七段、渡部愛女流三段 他に注目棋士として野原女流初段
合計ポイント…7点
 2回戦で山根ー上田(上田勝利)、清水ー渡部戦(渡部勝利)が実現。準決勝は上田ー岩根、野原ー渡部 戦

第2組の有力棋士(紫+太字…Sランク、青字+太字…ランクA、青字…ランクB1、記載順はトーナメント表の順)
 塚田女流初段、甲斐女流五段西山女流二冠、中井女流六段、
合計ポイント…7点
 2回戦で塚田ー甲斐(塚田勝利)、西山ー中井戦が実現。

第3組の有力棋士(紫+太字…Sランク、青字+太字…ランクA、青字…ランクB1、記載順はトーナメント表の順)
 中村真女流三段 他に注目棋士として準決勝は上田ー岩根、野原ー山口恵女流二段、本田女流三段
合計ポイント…1点
 準決勝は武富女流初段ー佐々木女流2級、山口恵ー中村真 戦

第4組の有力棋士(紫+太字…Sランク、青字+太字…ランクA、青字…ランクB1、記載順はトーナメント表の順)
 千葉女流四段、室谷女流三段
合計ポイント…2点
 準決勝は千葉ー船戸女流三段、大島女流1級ー北村女流初段 戦

1、2組は険しい山で、3、4組はなだらかな山だ
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相棒 season20 第12話「お宝探し」

2022-01-20 16:20:45 | ドラマ・映画
第1話「復活~口封じの死」
第2話「復活~死者の反撃」
第3話「復活~最終決戦」
第4話「贈る言葉」
第5話「光射す」
第6話「マイルール」
第7話「かわおとこ」
第8話「操り人形」
第9話「生まれ変わった男」
第10話「紅茶のおいしい喫茶店」
第11話「二人」
第11話「二人」【追記】

 右京のユーチューブもどきの活動やそれを食い入るように見る捜査一課など、楽しめたが、面白かったかというと疑問。

【ポイント・感想・疑問点】
・宝探しに加わった元刑事の安岡(小宮孝泰)の行動の真意を追求するのがメインだったが、ユアライバー活動のドタバタが多く、捜査の進展感が乏しかった。
・埋蔵金採掘現場に不動産会社会長・東堂(目黒祐樹)の息子の嫁・沙耶香が埋められたのではなく、沙耶香が手を切りたがっていた男を弾みで殺害してしまい藤堂の指示で埋めたというのが真相(←結構あるパターンなのでは)
・旅館で働いていた沙耶香のマスク・眼鏡姿が不自然だったため、正体に気づいた視聴者は多かったのではないだろうか?
・道楽じみた埋蔵金発掘で会社の金を浪費していいのかな(大学も協力)? 役員からは批判を受けていたようだが。(発掘を辞めた理由。会長の噓かも)
・成果の上がりそうもない事業(発掘)に使われた社員が気の毒(出世も望めそうもない)
・あの発掘場所は、会社の所有?だとしたら、埋蔵金ハンター「ここ掘れワンワン」の活動は違法?
・生配信の時の字幕、どうやったのだろうか?
・藤堂が真相を知った安岡を殺害した。捜一トリオが示した証拠が、《殺害時刻ごろにタクシーで現場付近に降りた》ということだけ。ちょっと逮捕する(自白する)証拠としては弱すぎ。
・沙耶香が振り回した灰皿がヒモ男に直撃。それにしても、クリティカルヒット!
・元刑事なのに会長に殴られた挙句、殺害されてしまった安岡、弱すぎ
・安岡役の小宮孝泰さん、『相棒』には3度目の出演。落語家役は印象的だった。
・会長役の目黒さんは2度目の出演
 
【ストーリー】番組サイトより
元刑事殺害の動機は20兆円の徳川埋蔵金!?
特命係が個人プレイで因縁解明に乗り出す


 元刑事の安岡(小宮孝泰)が、自宅で撲殺されているのが発見された。捜査一課は、刑事時代に逆恨みされた可能性も視野に捜査を始める。
 しかし、右京(水谷豊)と亘(反町隆史)は、安岡が埋蔵金探しの動画をサイトに投稿していたことに注目。事件との繋がりを疑う。手掛かりを求めて発掘現場の赤城山を訪れた右京は、安岡の宝探し仲間である新井(山本龍二)と接触。作業を手伝うという名目で周辺を探り始める。
 いっぽう、東京に残って背後関係を調べていた亘は、気になる情報を掴む。安岡と新井が発掘していた現場は、すでに不動産会社を営む東堂(目黒祐樹)という男が、大金をつぎ込んで探し回った場所だという。さらに、安岡が警備員として働いていたのは、東堂の会社だったことが判明。
 しかし、東堂に確かめると、「面識はなかった」と語る。不可解な繋がりに疑念を抱いた亘が、さらに調べると、東堂の長男の妻が3年前に行方不明になっていて、その直後に突然、東堂が発掘中止の指示を出していたことが分かる。

埋蔵金ハンターに加わった右京の狙いは?
単独行動の亘が掴んだ情報に謎を解く鍵が
興味本位のお宝探しが意外な事件をあぶり出す!


ゲスト:イッセー尾形 小宮孝泰 目黒祐樹

脚本:斉藤陽子
監督:権野元
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新型コロナウイルス その131「“人流抑制より人数制限”(尾身会長)って?」

2022-01-20 11:06:03 | 時事
「いわゆる人流抑制ではなく、人数制限が1つのキーワードになる。特に、感染リスクが高いとわかっている場面での人数制限は、みんなで努力していくことも求められる」
と尾身会長は述べていたが……

 目新し気な言い回しをしていたが、感染拡大防止の効果としては、“人流抑制”>“人数制限”ではないだろうか?
 「感染リスクが高いとわかっている場面での人数制限」などと言っていたが、“感染リスクが高い”場面を少しでも減らすことが肝要であろう。
(オミクロン株の無症状、軽症具合を考えると、どこまで制限すべきかは難しいが)

 感染者が出てしまった保育園によると「マスクや消毒はもちろん、アクリル板、黙食など、あらゆる感染予防策を採ったが、感染者を出してしまった」と言う。
 なので、そんな政府の緩やかな対策で、感染拡大防止の効果があるとは思えない。


 会食人数を8人から4人に制限を強くしても、店全体の収容人数は変わらないのなら、感染リスクはほとんど低下しないように思うのだが


 東京都は
《認証店では3日以内のPCR検査か、1日以内の抗原検査で、会食参加者全員の陰性が確認できれば、5人以上の会食も可能とする》
としているが……

・《3日以内のPCR検査》……3日前に検査したと言っても、その翌日以降(会食の2日前以降)に感染している可能性がある
・抗原検査の信用性は高くないので、それを根拠にするのは疑問


つまり、政府や都は本気で感染防止のための制限をする気はないのだろう
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女流棋士考 その2「トーナメントにおける抽選の偏り① 清麗戦予選トーナメント」

2022-01-19 17:03:11 | 将棋
 「その1」で独断と偏見で、女流棋士のランク分けをした。
 ランク分けした大きな動機として、《女流棋士のトーナメントに偏り》を感じることが多いことがある。
 もちろん、抽選の結果なので、文句を言うべきことではない。ただ、どのくらい偏りがあるか、検証してみたかった。……ただ、それだけ。

【清麗戦予選トーナメント】
第1ゾーン(トーナメントを8人の山に分け、上から第1ゾーン、第2ゾーン…とする。里見、西山はSランクとして紫太字、青太字はAランク、青字はB1ランク)
里見女流五冠室谷女流三段、渡辺弥女流初段ー塚田女流初段
西山女流二冠ー安食女流初段、加藤圭女流二段ー島井女流二段

有力棋士……里見女流五冠、西山女流二冠、加藤圭女流二段、室谷女流三段、塚田女流初段
 マイナビなどの本戦トーナメントのベスト8のメンバーと言っても良い豪華さだ。しかも、1回戦から里見-室谷が対戦(里見勝利)。
 「その1」でランク分けしたAランク棋士を2点(里見、西山の両棋士だけ3点)、B1棋士を2点としする。
合計ポイントは10点
 里見女流五冠、西山女流二冠が充当に勝ち上がり3回戦で激突することになった。

第2ゾーン
甲斐女流五段千葉女流四段、藤井女流初段ー上川女流二段、
室田女流二段ー村田女流二段、武富女流初段ー渡部女流三段

有力棋士……甲斐女流五段、渡部女流三段、千葉女流四段 
合計ポイントは5点
 3回戦は甲斐ー渡部で、甲斐女流五段の勝利。

第3ゾーン
北尾女流二段ー里見咲女流初段、中村桃女流二段ー頼本女流初段、
中倉女流二段ー上田女流四段、飯野女流初段ー田中女流2級

有力棋士……上田女流五段
合計ポイントは2点
 3回戦は頼本ー上田で、上田女流五段の勝利

第4ゾーン
中澤女流初段ー野原女流初段、石本女流二段ー石高女流二段、
小高女流初段ー山根女流二段、山口絵女流1級ー中井女流六段

有力棋士……山根女流二段、中井女流六段
合計ポイントは3点
 3回戦は野原ー山根で、山根女流二段の勝利

第5ゾーン
香川女流四段ー高浜女流1級、山口仁女流2級ー伊奈川女流二段、
長沢女流四段ー和田は女流1級、岩根女流三段ー山田女流四段

有力棋士……香川女流四段、岩根女流三段
合計ポイントは3点
 3回戦は香川ー岩根で、香川女流四段の勝利

第6ゾーン
中村真女流三段ー北村女流初段、山口恵女流二段ー清水女流七段
和田あ女流初段ー加藤結女流初段、水町女流初段ー脇田女流初段

有力棋士……清水女流七段、中村真女流三段
合計ポイントは2点
 3回戦は山口恵ー水町で、山口恵女流二段の勝利
 山口女流二段は、清水女流七段、中村真女流三段を破っての四回戦進出。前回記事で、山口恵女流二段の名を挙げようかと思ったが、見送ってしまった。女流王座戦、倉敷藤花戦でも準決勝に進出しており、今年度17勝8敗と勝ち星を重ねている(前記事で追記します)

第7ゾーン
長谷川女流二段ー堀女流1級、竹部女流四段ー相川女流初段、
本田女流三段ー斎田女流五段、船戸女流三段ー矢内女流五段

有力棋士……なし(強いて挙げると本田女流三段)
合計ポイントは0点
 3回戦は堀ー本田で、本田女流三段の勝利

第8ゾーン
藤田女流二段ー伊藤女流三段、貞升女流二段ー内山女流2級、
礒谷女流初段ー大島女流1級、山口稀女流1級ー鈴木女流三段

有力棋士……伊藤女流三段、鈴木女流三段
合計ポイントは3点
 3回戦は伊藤ー鈴木で、伊藤女流三段の勝利


 第1ゾーンは鬼の山! 第2ゾーンも厳しい山。
 他のゾーンは、有力棋士は1~2名と緩やか。特に、第7ゾーンは緩すぎる。
 抽選の悪戯とは言え、極端すぎる。
 このような現象は、清麗戦だけでなく、他の棋戦でも時々見られる。
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