漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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黒豆ごはん(薬膳、食育)

2006-02-22 | 薬膳・食育
お正月を過ぎると、すっかり忘れられてしまう黒豆。
先日スーパーに行ったら、正月の売れ残りなのか安売りされていました。
これは、使わにゃ損。

黒豆は、「まめに働くように」という願いをこめるだけでなく、腎を補い、腰痛、視力減退、むくみなどによい、血行促進効果もあるといわれます。
(活血、利尿、解毒、滋養)
大豆サポニンや不飽和脂肪酸はコレステロール値を下げる効果があるそうです。

【腎の話題】
成長・老化・生殖系
物忘れと脳の老化
体の穴に現れる『腎虚』の症状

黒豆ごはん
このご飯はとても簡単、そしてお腹いっぱいになります。

【材料】4人分
黒豆     0.5カップ
米      1.5カップ
シメジ    1パック
桜エビ(乾燥)大さじ2
しょうゆ   大さじ1.5
酒      大さじ1
塩      少々

【作り方】
米をといでザルにあけ、水気を切っておく
黒豆は乾いた布で拭いてから鍋やフライパンにいれ、全部の黒豆の皮に裂け目が入り香ばしくなるまで中火でから炒りする
炊飯器に米と炒った黒豆を入れ、水2カップを加えて30分ほど置く
桜エビ、酒、醤油、塩を加えてざっと混ぜ、シメジも加えて炊き上げる

豆尽くしでいくなら、青菜を散らした熱々のお味噌汁、そして精をつけるなら、寒いときが旬の白子のお吸い物などを添えてどうぞ。

黒豆を炒って使うところがミソ。
長時間水に浸していないのにちょうど良い硬さに仕上がります。
素材の食感が楽しい。
干しエビのサクサク、シメジのこりこり、黒豆のもっちり感
この組み合わせが絶妙です。
そして香り。
エビ、シメジ、黒豆の香ばしさのハーモニー。
なんだが、眉唾ものの料理番組みたいな表現になってしまいましたが、一度お試しあれ。

黒豆汁がいいと聞いて、以前飲んだことがあります。
砂糖を入れないほうが良いとかで、黒豆を煮て味をつける前の煮汁を飲みましたが、とても飲めたものではありませんでした。
この黒豆ごはんなら煮汁も全部食べられるので、お勧めです。


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