goo blog サービス終了のお知らせ 

漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
http://kampo.no.coocan.jp/

家田荘子著「不妊赤ちゃんがほしい」体験集

2014-11-29 | 子宝・妊娠体質つくり
毎日、不妊漢方相談しているので正直いまさらとは思ったけど、読んで不妊の悩みを再認識させられました。
結婚した夫婦に、
「子供はまだ?」と質問する。「子供を産んで育てて一人前」
さらには二人目不妊にも「兄弟がいなきゃかわいそうでしょ」・・・
親兄弟親戚、会社、友人・・・あらゆる生活面で過敏に防衛線を張り、ストレスの中で悶々と苦しんでいる夫婦。もちろん世間体だけじゃなく、心底子供を育てたいと願っている夫婦もたくさんいる。子供だけほしいって人も・・・
そんな人たちへのインタビューが綴られています。


この本が出版されたのは5年前。当時10組に1組は不妊ということだったけど、今や5組に1組に近づきつつある現実。
日本の生活環境が昔と変わったせいなのか、それともそろそろ人類の寿命が近づいているのか。
日本ももう、いろんな夫婦の形があって当たり前という認識をせねばならない時期でしょう。

さて、
こうして不妊夫婦の割合が増えているにもかかわらず、依然として結婚年齢は下がらず一人目出産年齢は高い。
結婚しても数年遊び暮らしてそれに飽きたら子供つくる、なんて言ってる夫婦も少なくない。

そりゃ、勘弁してほしい。
不妊漢方相談している人たちの現実を知ってしまった焦りは炎となって燃え上がらんばかりですよ。

「いつが産み時か?」なんて勝手言っても生物学的な寿命はそう変わるわけではないし、好きでたまらないという恋愛感情も長く続くものでもなく友達とか空気みたいな存在になってしまったらそれだけでも妊娠率は落ちる。それに加えて世間からのこのストレス。
知らないうちに突然、底なし沼みたいな不妊の渦の中に投げ込まれるわけだ。

高度成長期に大きな夢を抱いた親に育てられ高学歴、高収入を目指した子供たち。
いまさら後悔しても遅いけど、人類の寿命としての性教育も子供のころからしなくちゃダメなんだろうね。

子供を産みたいと思うみなさん!
昔から言い伝えられている養生法とか漢方って、健康に生きるためにとても大切なことなので是非体づくりしてほしいです。高度生殖医療に埋没しすぎてボロボロにならないで。

そして、プレッシャーに押しつぶされそうというみなさん!
子供を産めばえらいってことないよね。人生皆同じじゃなく、すべての人にこの世を生きる大切な意味がある。

漢方の空間ファインエンドー薬局HP
女性のための漢方薬対策
肌トラブルの漢方薬対策

漢方家ファインエンドー薬局フェイスブック いいね!クリックどうぞよろしく