漢方薬剤師の日々・自然の恵みと共に

漢方家ファインエンドー薬局(千葉県)
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黄連・コセリバオウレン(小芹葉黄連)房総のむらにて

2020-02-24 | 薬草・生薬

「黄連」といえば、黄連解毒湯、半夏瀉心湯、三黄瀉心湯など清熱目的の漢方薬に配合されている
三黄と呼ばれる黄芩、黄連、黄柏は、黄色い色素を有する
黄芩は肺大腸小腸脾胆に帰経し、黄連は心脾胃肝胆大腸、黄柏は腎胆膀胱に帰経する
つまり作用部位のイメージとして体の上、中、下でしょう。

さて、黄連の花が咲いているという情報を得て出かけてみた。
コセリバオウレン(小芹葉黄連)で染色の材料として植えられている。

何気に写真を撮り始めたら、いろんな花があることに気が付いてしまって、さあ大変。

真っ白で可憐な、写真でよくみかけるこれは雄花で雄株。花びらはどれ?ガクはどれ?

これは雌花の雌株かな

するとこれはおしべとめしべがある両性花で

で、これは雄花と両性花?

これはめしべの痕跡がある雄花

花の終わりかけ

で、種はこんな形

1センチにも満たない小さな花。日陰にあるので目を凝らさないと見逃す

おそらく、手前が両性花で、奥が雄花でその右となりが種。

詳しい方いらしたら、お教えくださいませ。